ホンダは新型アコードのフルモデルチェンジを行い日本モデルは2020年2月21日から販売を開始する。10代目アコードはどの様な車なのか競合他社としてレクサス新型「ES300h」とトヨタ新型「カムリ」を比較してみた。
10代目 ホンダ 新型アコードについて
10代目アコードはすでにフルモデルチェンジを果たしている新型シビックに採用されたプラットフォーム新グローバルスモールプラットフォームを採用し、旧型モデルに比べサイズを縮小する。幅広く・低くしたワイド&ローとなりホイールベースを55mm延長、全幅も広くし、全長を短縮、全高を低くした。ホイールベース拡大により室内空間は拡大。
ヘッドライトには、9連フルLEDライトを採用、LEDウィンカー(流れない)を採用されているのでアコードにも搭載されるだろう。上級グレードには19インチタイヤを採用。 これにより、旧型よりもスタイリッシュなモデルとなった。リアシートはレッグスペースをクラストップレベル、次世代ACEACE(Advanced Compatibility Engineering)ボディー、超高強度鋼、高機能接着剤をより適用した仕様とし、車重を旧型から約50~80kg軽量化。サスペンションは、アコードで初採用のアダプティブダンパーシステムを組み合わせ、フロントにストラット、リアにコンパクトなマルチリンクを採用し安定感と乗り心地向上を果たした。
7インチのヘッドアップディスプレイ、ワイヤレス携帯端末充電器、NFC(近距離無線通信規格)、車内4G LTE Wi-Fiを搭載。
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ホンダ 新型 アコード ハイブリッド 10代目 フルモデルチェンジ 日本2020年2月発売
ホンダ 新型アコードVSトヨタ 新型カムリハイブリッドについて
新型カムリは9代目となるが、丸6年でのフルモデルチェンジとなる。旧型モデルは、2015年12月9日に発売が開始され、新型プリウス 50系の技術を多用に使用する。その後マイナーチェンジ (一部改良)を行い日本で2018年8月1日に発売した。TNGAに基づく「GA-Kプラットフォーム」採用。Toyota Safety Sense を全車標準搭載。「XSE」モデルのフロントデザインを新設定。
カムリってどんな車?
カムリはトヨタがカローラと共にトヨタ自動車の屋台骨を支える世界戦略車でもある。1980年国内専用モデル「セリカ カムリ」(FR車)として誕生し、1982年には、FFレイアウトを採用した現在の車名「カムリ」として一新し、グローバルに販売を開始した。カムリはこれまで、「トヨタのグローバルミッドサイズセダン」として、米国15年連続乗用車販売台数No.1獲得をはじめ、100カ国以上の国や地域で販売し、累計1,800万台超えを達成している。先代カムリは8代目で2011年9月5日から日本での販売を開始。
ホンダ 新型アコードVS トヨタ カムリ サイズ
サイズは全てにおいて「アコード」「カムリ」は、ほぼ同様のサイズ感となっている。
スペック | ホンダ 新型アコード | トヨタ カムリ |
---|---|---|
全長 | 4,900mm | 4,885〜4,910mm |
全幅 | 1,860mm | 1,840mm |
全高 | 1,450mm | 1,445mm |
ホイールベース | 2,830mm | 2,825mm |
ホンダ 新型アコードVS トヨタ カムリ エンジン 燃費 価格 比較
日本においては「アコード」の2.0Lエンジンの方が税金面などを考えてみると維持費が安く済ませることができる。燃費に差がないので。
スペック | 新型アコード | トヨタ カムリ |
---|---|---|
エンジン | 2.0L 直4DOHC エンジン+ 2モーター (i-MMD) | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 107kW(145ps)/ 6,200rpm | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 175Nm(129 lb-ft)/ 3,500rpm | 22.5kgm(221Nm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター 最高出力 | 135kW(183ps) | 88kw(120ps) |
モーター 最大トルク | 315Nm(232lb-ft) | 202Nm(20.6kgm) |
システム出力 | 215ps(158kW) | 211ps(155kw) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段変速機 |
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF) |
JC08モード 燃費 | 33.0km/L | 33.4km/L |
価格 | 465万円 | 329万8,320円〜 434万1,600円 |
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トヨタ 新型 カムリ ハイブリッド マイナーチェンジ (一部改良) 日本 2018年8月1日発売
ホンダ 新型アコード VS LEXUS 新型 ES300hについて
エクステリアはLEXUSのスピンドルグリルは、鋭利に折り返すフレームと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、ESのシャープなノーズを強調する形状と、小型の3眼LEDヘッドランプは端整かつ鋭い表情。デジタルアウターミラーを量産車に世界初採用。(価格261,000円)TNGAプラットフォームに加え、防安全パッケージLexus Safety System +も採用。
LEXUS ESってどんな車なの?
LEXUS ESは1989年から販売し25年間という歴史のある車種でレクサスブランドスタート時に「LS 400」と同時に発売された車である。これまでに販売台数は170万台と素晴らしい実績がある車である。2代目から4代目までに相当するモデルがトヨタブランド(カローラ店)にて「トヨタ・ウィンダム」として販売されていたが、5代目以降は北米、中東、中国、韓国、台湾などの地域でのみの販売となっていた。日本ではレクサスのセダンは「LS」「GS」「IS」「HS」のラインナップがあり、「GS」と同様、「LS」と「IS」の間に位置する中級モデルである。
ホンダ 新型アコード VS LEXUS ES300h サイズ比較
サイズは全てにおいて「アコード」「ES300h」は、ほぼ同様のサイズ感となっている。
スペック | 新型アコード | LEXUS ES300h |
---|---|---|
全長 | 4,900mm | 4,975mm |
全幅 | 1,860mm | 1,865mm |
全高 | 1,450mm | 1,445mm |
ホイールベース | 2,830mm | 2,870mm |
新型アコード VS LEXUS ES300h ハイブリッド比較
日本においては「アコード」の2.0Lエンジンの方が税金面などを考えてみると維持費が安く済ませることができる。燃費に差がないので。
スペック | 新型アコード | LEXUS ES300h |
---|---|---|
エンジン | 2.0L 直4DOHC エンジン+ 2モーター (i-MMD) | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 107kW(145ps)/ 6,200rpm | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 175Nm(129 lb-ft)/ 3,500rpm | 22.5kgm(221Nm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター 最高出力 | 135kW(183ps) | 88kw(120ps) |
モーター 最大トルク | 315Nm(232lb-ft) | 202Nm(20.6kgm) |
システム出力 | 215ps(158kW) | 211ps(155kw) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段変速機 |
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF) |
JC08モード 燃費 | 33.0km/L | 23.4km/L |
価格 | 465万円 | 580万円〜 698万円 |
LEXUS ES300hの情報はこちら
レクサス 新型 LEXUS ES シリーズ ES300h フルモデルチェンジ FF高級セダン 日本 2018年10月24日発売
ホンダ 新型アコード VS LEXUS ES VS トヨタ カムリ装備の違いについて
デジタルアウターミラー
新型 ES300hにはデジタルアウターミラーを量産車に世界初採用。(価格261,000円)車両のフロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示。カメラ部を雨滴が付着しにくい形状としたほか、ディスプレイを室内に搭載することで、天候の影響を受けにくい優れた視認性を確保している。アコード、カムリには非搭載である。
スイングバルブショックアブソーバー
新型 ES300hにはダンパー新開発「スイングバルブショックアブソーバー」世界初採用。アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮することで、応答性が良く上質な乗り心地を実現。
ホンダ 新型アコード VS LEXUS ES VS トヨタ カムリ 安全装備の違いについて
LEXUS ESは安全装備では最も優れている。新型アコードとトヨタ カムリでは新型アコードの方が優れている。
装備 | LEXUS ES | トヨタ カムリ | ホンダ アコード |
---|---|---|---|
システム | 次世代 Lexus Safety System+ | Toyota Safety Sense | Honda SENSING |
方式 | 単眼カメラ+ ミリ波レーダー | 単眼カメラ+ ミリ波レーダー | 単眼カメラ+ ミリ波レーダー |
オートマチック ハイビーム | ◯ | ◯ | ◯ |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車 | ◯ 昼間歩行者 | ◯ 昼間歩行者 |
レーントレーシング アシスト | ◯ | × | ◯ |
レーン ディパーチャー アラート | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
ロードサインアシスト | ◯ 最高速度 はみ出し通行禁止 車両進入禁止 | × | ◯ 最高速度 はみ出し通行禁止 車両進入禁止 一時停止 |
レーダークルーズ コントロール | ◯ | ◯ | ◯ |
先行車発進告知 | ◯ | × | ◯ |
ホンダ 新型アコード VS LEXUS ES VS トヨタ カムリ スペック比較の感想
LEXUS ES とトヨタ カムリはボディサイズは一回りESの方が大きい。ハイブリッドモデルを比較してまず思うことが、仕様は同じ、しかし車両重量の関係でJC08モード燃費で10km/L違いがある。更にカムリの価格設定が非常に安い!ベースグレードで比較すると約251万円の差額がある。しかし、ESは最新装備や乗り心地の面では軍配があがり、「LEXUS」を乗っているというラグジュアリー感覚は特別なものだ。
ホンダの新型アコードとトヨタのカムリは燃費はほぼ同様であるが、アコードには2.0L直4DOHC エンジンを採用しており、エンジン自体の最高出力は少ないが、モーター「2モーター (i-MMD)」出力は高く作られており、2.5Lのハイブリッドと出力面で差はない、日本においては税金面で安く押させることができアコードの方がお得な印象がありそうだ。更に予防安全技術においてもアコードが多くの安全技術を採用している。
ホンダ 新型 アコード フルモデルチェンジ 実車 デザインや大きさはどうなんだ?
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/23813120.html
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/25508839.html
ホンダニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2017/4170717.html
レクサス ES
トヨタ カムリ
新型アコード