トヨタのフラッグシップSUV、ランドクルーザー300は、その高い人気ゆえに納期が長期化していることで知られています。この記事では、ランドクルーザー300の販売台数と生産台数、そして納期長期化の背景について詳しく解説します。
ランドクルーザー300の販売台数
ランドクルーザー300は、2021年8月の発売以降、世界中で高い人気を誇り、販売台数を伸ばしています。
日本国内においても、発売当初から受注が殺到し、2022年1月には納車4年待ち・その2022年7月には注文の受付を停止とアナウンスされるほどに長期化。
世界全体での販売台数は、公式には発表されていませんが、海外市場でも高い人気を誇っていることから、日本国内の販売台数を大きく上回ると推測されます。
ランドクルーザー300の生産台数
ランドクルーザー300の生産台数は、公式には公表されていません。
しかし、複数の情報源によると、日本国内向けは月産約1,000台程度とされています。
世界全体での生産台数も明らかにされていませんが、海外市場での需要も考慮すると、日本国内向けの生産台数を大幅に上回る可能性があります。
2023年 販売台数
2023年1年間の販売台数はなんと、20,160台と発売から2年目の車種とは思えない販売台数となっています。
年月 | ランドクルーザー300 |
---|---|
2023年1月 | 990台 |
2023年2月 | 1,220台 |
2023年3月 | 1,890台 |
2023年4月 | 1,490台 |
2023年5月 | 1,670台 |
2023年6月 | 2,200台 |
2023年7月 | 2,260台 |
2023年8月 | 1,810台 |
2023年9月 | 2,250台 |
2023年10月 | 1,420台 |
2023年11月 | 1,650台 |
2023年12月 | 1,310台 |
合計 | 20,160台 |
2024年 販売台数
年月 | ランドクルーザー300 |
---|---|
2024年1月 | 1,890台 |
2024年2月 | 960台 |
2024年3月 | 1,230台 |
2024年4月 | 1,040台 |
2024年5月 | 990台 |
2024年6月 | 1,060台 |
合計 | 7,170台 |
現行モデルのランドクルーザー300は2021年に発表された月間目標販売台数は600台となっています。しかし、現在の生産台数はおおよそ1,000台前後になっている様子です。
納期長期化の背景
ランドクルーザー300の納期が長期化している主な要因は、以下の3つが挙げられます。
- 世界的な半導体不足: 近年、世界的な半導体不足の影響により、自動車業界全体で生産に遅れが生じています。ランドクルーザー300も例外ではなく、半導体不足の影響を受けて生産台数が制限されています。
- 高い人気と受注: ランドクルーザー300は、その高い人気ゆえに、発売当初から受注が殺到しました。この受注残を解消するためには、ある程度の時間を要します。
- 複雑なサプライチェーン: ランドクルーザー300は、世界各地から部品を調達して生産されています。そのため、サプライチェーンの混乱や遅延が、生産に影響を与える可能性があります。
納期短縮に向けた取り組み
トヨタは、ランドクルーザー300の納期短縮に向けて、以下の取り組みを行っています。
- 半導体不足への対応: 半導体メーカーとの連携強化や代替部品の調達など、半導体不足の影響を最小限に抑えるための対策を講じています。
- 生産体制の強化: 生産ラインの増設や効率化など、生産能力の向上に取り組んでいます。
これらの取り組みによって、納期は徐々に短縮される見込みですが、世界的な半導体不足の影響が続く限り、完全な解消には至らない可能性があります。
編集部から一言
ランドクルーザー300は、世界中で高い人気を誇るトヨタのフラッグシップSUVです。しかし、世界的な半導体不足や高い人気による受注残の影響で、納期が長期化しています。トヨタは、納期短縮に向けてさまざまな取り組みを行っており、今後の動向が注目されます。