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【2026年モデル】新型 日産 リーフ の残念な9つの欠点を 徹底解説購入前に知っておくべきポイント

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2025年10月にフルモデルチェンジを遂げた新型日産リーフ。EVのパイオニアとして14年ぶりに生まれ変わった本モデルは、航続距離702kmを実現し、SUVスタイルへと大変身を遂げました。しかし、実際に試乗したユーザーや専門家からは、いくつかの「残念な欠点」も指摘されています。

本記事では、新型リーフの購入を検討している方に向けて、メリットだけでなく、実際のオーナーが気になっている欠点を徹底解説します。

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目次

新型リーフとは?基本スペックをおさらい

まず、新型リーフの基本情報を確認しましょう。

ボディサイズと価格帯

2026-Nissan-Leaf
2026 Nissan Leaf
  • 全長: 4,360mm(先代比-120mm)
  • 全幅: 1,810mm
  • 全高: 1,550-1,565mm
  • 価格: 518万8,700円〜651万3,100円(AUTECH含む)
  • バッテリー: 55kWh(B5)、78kWh(B7)の2種類
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パワートレインとスペック

  • B5グレード: 177ps/35.2kgm、航続距離490km(WLTC)
  • B7グレード: 218ps/36.2kgm、航続距離最大702km(WLTC)
  • 充電性能: 150kW急速充電で15分充電→約250-300km走行可能
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新型リーフの残念な欠点9選

欠点1:シートベンチレーション機能がない

2026 Nissan Leaf
2026 Nissan Leaf

最上級グレードの「B7 G」(599万9,400円)でも、シートベンチレーション(座面送風機能)が装備されていません。シートヒーターは全グレードに標準装備されていますが、日本の蒸し暑い夏を考えると、この価格帯でシートベンチレーションがないのは大きなマイナスポイントです。

近年、国産車でも400万円台のモデルに標準装備されることが増えているシートベンチレーション。競合するテスラ モデル3やヒョンデ IONIQ 5には装備されているため、装備面での見劣りを感じます。

欠点2:Google Mapナビは高速道路のパネル表示がない

2026-Nissan-Leaf
2026 Nissan Leaf

新型リーフは14.3インチの大型デュアルディスプレイを採用し、Google Mapを標準搭載しています。しかし、Google Mapでは高速道路のジャンクションやサービスエリアのパネル表示(立体的な分岐案内)が表示されません

これはホンダの新型アコードなど、Google Mapを採用した他の国産車でも指摘されている問題点です。日本の複雑な高速道路網を走行する際、従来の国産ナビのような詳細な分岐案内がないと、初めての道では不安を感じるドライバーも多いでしょう。

対策: Apple CarPlayやAndroid Autoでサードパーティアプリ(Yahoo!カーナビ、Googleマップアプリなど)を使用する方法がありますが、標準ナビでの対応が望まれます。

欠点3:充電規格がCHAdeMOのみ(日本仕様)

2022 Tesla Supercharger Network
NACS(テスラのスーパーチャージャー規格)

北米仕様ではNACS(テスラのスーパーチャージャー規格)に対応していますが、日本仕様は従来通りCHAdeMO規格のみの対応となっています。

この問題点は以下の通りです:

  • 充電器の老朽化: 国内のCHAdeMO充電器の中には、液晶画面が故障したまま放置されているものや、出力が低下している設備も存在します
  • 150kW対応の充電器が少ない: 新型リーフは150kW急速充電に対応していますが、実際に150kW出力可能な充電器は限られています
  • 充電時間が延びる可能性: 出力が50kW程度の充電器では、30分充電しても80-100km程度しか走行距離が回復しないケースもあります

一方、テスラのスーパーチャージャーネットワークは全国に拡大しており、安定した充電体験が可能です。日本でもNACS対応を望む声が多く聞かれます。

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欠点4:4WD(四輪駆動)の設定がない

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2026 Nissan Leaf

新型リーフはフロントモーターによる前輪駆動(FF)のみで、四輪駆動モデルの設定がありません。

これにより、以下のようなシーンで不利になります:

  • 雪道や凍結路面での走行安定性: 冬季の峠道や積雪地域での走行
  • 発進時のトラクション: 218馬力のハイパワーを路面に伝える際、FFでは駆動力ロスが発生しやすい
  • 高速走行時の安定性: 高速域でのレーンチェンジ時などに4WDと比較して安定性が劣る

競合のテスラ モデル3やトヨタ bZ4Xには4WDモデルが存在するため、選択肢の幅で見劣りします。

欠点5:ワンペダルドライブが完全停止まで対応していない

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2026 Nissan Leaf

新型リーフには「e-Pedal Step」というワンペダルドライブ機能がありますが、完全停止まではサポートしていません。アクセルオフで時速8-10km程度まで減速すると、そこからは惰性走行に切り替わります。

テスラやBYDなどの競合EVでは、アクセルオフで完全停止→停止保持まで対応しているモデルが主流となっており、利便性で差があります。

朗報: 新型リーフには「インテリジェントディスタンスコントロール」という新機能が搭載され、クルーズコントロール未使用時でも前方車両への追従と完全停止をサポートします。この機能により、ワンペダル非対応のデメリットはある程度カバーされています。

欠点6:先代より全長が短くなったことによる居住性への影響

2026 Nissan Leaf
2026 Nissan Leaf

新型リーフは先代と比較して全長が120mm短縮されています。これはデザイン性と空力性能を高めるための設計ですが、以下の懸念点があります:

  • 後席足元空間: ホイールベースも10mm短縮されており、後席の足元空間が犠牲になっている可能性
  • ラゲッジスペース: トランク容量は420Lと標準的ですが、ファストバックスタイルのため、背の高い荷物の積載性は先代のハッチバックスタイルより劣る

実際の居住性については、試乗や実車確認で後席の快適性を確かめることをお勧めします。

欠点7:プロパイロット2.0がオプション設定

2026 Nissan Leaf
2026 Nissan Leaf

最大の魅力の一つであるプロパイロット2.0は、最上級グレード「B7 G」にオプション設定となっています。

プロパイロット2.0の主な機能:

  • 高速道路での手放し運転対応(全車速対応)
  • 制限速度+10km/hまでの自動追従
  • アイズオン(視線監視)システム

この先進運転支援システムは、テスラのオートパイロットに匹敵する性能を持ちますが、オプション価格が公表されていないため、総額が600万円を大きく超える可能性があります。

注意点: プロパイロット2.0装着車は車高が15mm高くなり(1,565mm)、一部の立体駐車場のローフ制限(1,550mm)に入らなくなります。

欠点8:デザインの好みが分かれる(アリアとの差別化不足)

NISSAN ARIYA 2026
NISSAN ARIYA 2026

新型リーフはSUVスタイルへと大きく変貌を遂げましたが、上位モデルのアリアとデザインの差別化が不十分という指摘があります。

ネット上の声:

  • 「リーフとアリアの区別がつかない」
  • 「フロントマスクが似すぎていて、高級感の差が感じられない」
  • 「先代リーフの個性的なデザインの方が好きだった」

一方で、「スタイリッシュでかっこいい」「ミニアリアのようで好み」という肯定的な意見もあり、デザインの評価は人それぞれです。

欠点9:B5グレードの発売時期が2026年2月と遅い

価格を抑えたエントリーグレード「B5」(55kWhバッテリー、490km航続)の発売は2026年2月予定となっており、2025年10月の発売時には上位グレードのB7しか選択できません。

このため、以下の問題が発生します:

  • 初期購入者は高額なB7グレードしか選べない(518万円〜)
  • 予算500万円以下で購入したい層は数ヶ月待つ必要がある
  • 競合のbZ4XやIONIQ 5と価格比較がしにくい

EV購入を検討している層には、コストパフォーマンスを重視する方も多いため、エントリーモデルの設定が遅れることは大きなマイナスです。

競合車種との比較

車種航続距離(WLTC)価格帯充電規格4WD設定
新型リーフ490-702km518-651万円CHAdeMOなし
トヨタ bZ4X559-567km550-650万円CHAdeMOあり
テスラ モデル3627-715km(EPA換算)539-781万円NACS/CHAdeMOあり(AWD)
ヒョンデ IONIQ 5470-610km539-781万円CHAdeMO/CCSあり

新型リーフはどんな人におすすめ?

おすすめできる人

  • 日産車のデザインやブランドが好きな方
  • 航続距離の長いEVを探している方(年間数回の長距離ドライブをする)
  • 高速道路での手放し運転(プロパイロット2.0)に魅力を感じる方
  • 静粛性と乗り心地を重視する方
  • 国産EVの安心感を求める方

慎重に検討すべき人

  • シートベンチレーションが必須の方
  • 積雪地域在住で4WDが必要な方
  • 予算500万円以下でEVを探している方(B5グレード待ちが必要)
  • 高速道路のナビ案内を重視する方
  • テスラのスーパーチャージャーネットワークを利用したい方

まとめ:新型リーフの残念な欠点と購入の判断基準

新型日産リーフは、14年ぶりのフルモデルチェンジで大きく進化したEVです。航続距離702km、優れた静粛性、先進的なインテリアなど、多くの魅力を持つモデルとなりました。

しかし同時に、以下のような残念な欠点も存在します:

  1. シートベンチレーション非装備
  2. Google Mapの高速道路パネル表示なし
  3. CHAdeMOのみ対応(日本仕様)
  4. 4WD設定なし
  5. ワンペダル完全停止非対応
  6. 先代より短くなった全長
  7. プロパイロット2.0がオプション
  8. デザインの賛否両論
  9. B5グレードの発売遅れ

これらの欠点を理解した上で、自分のライフスタイルや使用環境に合っているかを慎重に判断することが重要です。

購入前のチェックポイント:

  • 実車で後席の居住性とラゲッジスペースを確認
  • 自宅周辺の急速充電器の出力と設置状況を調査
  • プロパイロット2.0のオプション価格と総額を確認
  • 競合車種(bZ4X、IONIQ 5、テスラ モデル3)との試乗比較

新型リーフは、欠点を理解し納得した上で購入すれば、満足度の高いEVとなるでしょう。2026年2月のB5グレード発売も含め、今後の動向に注目です。

関連記事:

日産 リーフ

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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