日産は「フェアレディZ」のフルモデルチェンジを行い日本モデルは2021年12月に発表、発売する。13年でのフルモデルチェンジとなる。旧型モデル(旧型)と新型とはどの様な進化を遂げたのか順番に比較してみた。
新型 フェアレディZ について
「フェアレディZ」のフルモデルチェンジをはエクステリア、インテリアデザインを変更。新しいステアリングホイール、インフォテインメントディスプレイ用のタッチスクリーンディスプレイ。計器クラスターは新しく、完全にデジタル化され、以前よりも多くのカスタマイズオプションを提供する。パワートレインは新開発3リッターV6ツインターボエンジン(VR30DDTTエンジン)は、最高出力400hp(405PS)、最大トルク350lb-ft(475Nm)/5,600rpmを発生。6速マニュアルトランスミッション(MT)か、新開発の9速ATを選択。専用の黄色いブレーキキャリパー(Zロゴ付)、ブロンズカラーのアルミホイール、黄色がアクセントの本革シートと、黄色のステッチをインテリアの随所に採用。
新型と旧型 フェアレディZ エクステリア比較
新型「Z」のデザインテーマは「伝統と最新技術の融合」、ロングフードや低重心のリアスタンス、初代モデル(S30型)をはじめとする歴代「Z」へのオマージュを込めたシルエットに仕上げている。フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせている。四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承、内側の楕円形のフィンはリアコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティーさとエレガントさを兼ね備えたデザインが表現。ボディサイズは全長 4,379mm (+119mm)、全幅 1,844mm (-1mm)、全高 1,316mm (+1mm)、ホイールベース 2,550mm (0mm)とした。
新型 フェアレディZ エクステリア
旧型フェアレディZ エクステリア
新型と旧型 シビック インテリア比較
インテリアデザインは、新しいステアリングホイール、インフォテインメントディスプレイ用のタッチスクリーンディスプレイ。計器クラスターは新しく、完全にデジタル化。
新型 フェアレディZ インテリア
旧型 フェアレディZ インテリア
新型と旧型 フェアレディZ エンジン 比較
エンジンは 3.7Lからダウンサイジングして3.0Lツインターボとダウンサイズしながらも最高出力は大幅な69psアップを果たしている。組み合わせるトランスミッションもATモデルは新開発の9速AT を組み合わせている。
スペック | 旧型フェアレディZ | 新型 フェアレディZ |
---|---|---|
全長 | 4,260mm | 4,379mm |
全幅 | 1,845mm | 1,844mm |
全高 | 1,315mm | 1,316mm |
ホイールベース | 2,550mm | 2,550mm |
エンジン | 3.7L V型6気筒 エンジン | 3.0L V型6気筒 ツインターボ |
最高出力 | 247kW(336PS)/ 7000rpm | 400hp(405PS) |
最大トルク | 365Nm(37.2kgm)/ 5200rpm | 350lb-ft(475Nm) / 5,600rpm |
トランスミッション | 7AT/6MT | 9AT / 6MT |
WLTCモード燃費 | 8.8km/L- 8.5km/L | -km/L |
駆動方式 | 2WD(FR) | 2WD(FR) |
まとめ
新型フェアレディZは今回かなりの期待度で発売されるが、その期待に答える出来栄えであることは間違えなさそうだ。特に旧モデルよりもスポーツ感と現在のトレンドを多く取り入れているところは現在のユーザーやこれから車を購入を検討している人に対して大きなインパクトをあえたることになりそうだ。フェアレディZのライバル車となるのはトヨタ新型「スープラ」とBMW 新型「Z4」がライバルとなるだろう。各社ともに、スポーツカーへの開発コストがキーワードになっておりスポーツカー市場への挑戦は自動車メーカーのイメージアップにもつながる一方で売れる車種とはなりずらい。しかし、最近では多くのスポーツカーが復活を果たしており新型「フェアレディZ」も話題となることは間違えなさそうだ。