レクサスは初のBEV(バッテリー電気自動車)専用車種「RZ450e」の日本モデルを2023年3月30日発売する。最初に発売される500台は、発売記念の特別仕様車「RZ450e“First Edition”」とし、価格は940万円。「あれ?まだ発売してないんだ。」と思った方もいるかもしれないが、確かに2022年4月20日世界初公開してから丸1年後の発売となる。トヨタの「bZ4X」と同様、サブスクリプション「KINTO」専売ではなく一般販売もされる。当初は2022年12月頃と言われていたが遅れている様子だ。2021年12月2日に 「LEXUS RZ」 のティザー画像と動画を発表した。「RZ450e」は2020年8月6日に日本の特許庁に更新申請(商願2020-97469)している。2020年8月7日(現地時間)に米国特許商標庁(USPTO)に商標を申請(90099987)している。
レクサス 新型 RZ について
レクサスの「RZ」は電気自動車(EV)であり、特許庁にも申請され型式は 「RZ450e」 となる。「RZ450e」の「e」はレクサス初のEVモデル「UX300e」と同様に電気自動車を表している。すでに発表されているトヨタの「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」と「SOLTERRA(ソルテラ)」をベースにしたLEXUS最初のe-TNGA BEV専用プラットフォームを採用する。エクステリアはLEXUS独自のデザインを採用し新世代モデル「NX」から始まった運動性能や機能に寄与するデザインを追求し、相応しい力強さと存在感、さらに洗練さを兼ね備えたプロポーションを実現する。
現在の、トヨタ会長である豊田章男氏と新社長である佐藤恒治氏でのテスト走行シーンが公開されているがとても良い表情で走っているシーンがとても印象深い、さらにEVならではの加速と走行性能に期待ができることは間違いないだろう。
レクサス 新型 RZ プラットフォーム について
電動化技術がもたらすLEXUSらしいクルマをデザイン、走行性能で体現し、BEVを軸とするブランドへの変革の起点となるモデル。BEV専用プラットフォーム(e-TNGA)採用、バッテリーやモーターの最適配置による理想的な慣性諸元や、軽量かつ高剛性なボディの実現により、車両の基本性能を大幅に進化。ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御とステアバイワイヤシステム採用。直感的で簡便な操作を実現した「ダイヤル式シフト」をレクサス初採用した。
e-TNGAの考え方に基づくBEV専用プラットフォームを採用
トヨタ、SUBARUで共同開発したe-TNGA BEV専用プラットフォームを採用。BEV (バッテリー電気自動車) ならではの要件を盛り込み、低重心・高剛性化したプラットフォームにより、BEVだからという以前に、一台のクルマとして魅力のある、滑らかで意のままになる走行性能と、本格SUVとしての走破性を追求。
従来車から乗り換えても、安心して安全にお乗りいただける性能に拘り抜き、実用上、特に冬場の航続距離の確保や、世界トップレベルの電池容量維持率(10年後90%)を目標とし、安心して長く使えるBEVを目指した。
主要骨格部位にホットスタンプ材、高張力鋼板を用いた軽量・高剛性なボディ構造を採用。モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化したe-Axleを採用。充電機能と電力分配機能を集約したElectricity Supply Unit(ESU)を採用。AWD技術「DIRECT4」を採用。WLTCモード航続距離494kmを実現した。
レクサス 新型 RZ エクステリアについて
エクステリアはフロントデザインは次世代のレクサスデザインを採用し、スピンドルグリルは新型「NXシリーズ」同様のヘッドライト内に入ったデザインを採用、内燃機関の冷却などの必要がないBEVの機能的な進化や更なる空力性能向上を目指し、「スピンドルボディ」という塊感のあるボディと一体となった造形とした。ボディサイズは全長4,805mm、全幅1,895mm、全高1,635mm、ホイールベース2,850mmとした。
アルミホイールは18インチもしくは20インチの3種類のデザインを採用する。
新型「NX」「bZ4X」「RZ」と比較したボディサイズの違い
トヨタ 新型「bZ4X」 はレクサス新型「NX」とボディサイズは同じぐらいのサイズではあるがホイールベースが160mmも長くなっている。ホイールベースが伸びていることにより広い室内空間を実現する。「RZ450e」は他のモデルよりも全長と全幅が大きくそれでいて全高が低く設定されており、大きく低く見える印象だ。
サイズ | 新型NX | 新型bZ4X | 新型RZ450e |
---|---|---|---|
全長 | 4,660mm | 4,690mm | 4,805mm |
全幅 | 1,865mm | 1,860mm | 1,895mm |
全高 | 1,640mm | 1,650mm | 1,635mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,850mm | 2,850mm |
最小回転 半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m |
レクサス 新型 RZ インテリアについて
インテリアでは新型「NX」に採用される「インストルメントクラスター」や14インチ大型「ディスプレイオーディオ」とほぼ同じモノが採用され、走りの楽しさを最大化させるコックピットや居心地の良い室内を彩るドアパネルに派手なパターンのアンビエントイルミネーションとインテリアカラーを採用。更に、通常のステアリングホイールに加えヨーク型ステアリングホイールを採用している。LEXUSのDNAである静粛性の高い空間と音作りの両立させた。開放的な空間づくりに寄与するパノラマルーフや、LEXUS初採用の輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムが、快適な室内空間を提供。
レクサス 新型 RZ 安全装備「Lexus Safety System+」
ダイナミック レーダー クルーズ コントロールなどの高度な ADAS を備えたLexus Safety System+ 3.0 スイートが含まれる。
レクサス 新型 RZ450e スペックについて
「RZ450e」のスペックはフロントで201hp (150kW/204PS)、リアで107 (80kW/109PS) を生成するデュアル電気モーターが標準装備、合計で309hp (230kW/313PS) と435Nm (321lb-ft) のトルク。出力は、215hp (160 kW/218PS) および 309 Nm (228lb-ft) のデュアルモーター、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。 0-100km/h加速5.6秒。リチウムイオンバッテリー71.4 kWh。最高速度は160km/hにかなり制限されている。
レクサス 新型 RZ300e どんなモデルか?
「RZ300e」のスペックは「RZ450e」よりもスペックが下のモデルであることは間違えない。一番可能性が高いのは「UX300e」と同様に2WDモデルとなる可能性が高い。スペックはフロントで201hp (150kW / 204PS)を生成する電気モーター。リチウムイオンバッテリー71.4kWh。最高速度は160km/hにかなり制限されるなど共通部分はあるだろう。価格は「RZ450e」よりも安くなるため購入者の選択しが増えることになるだろう。トヨタは新型BEV(バッテリEV)「bZ」シリーズを2021年12月14日公開した。なんと今回はトヨタとレクサス合わせ一気に16車種のバッテリーEVを発表した。2030年までに30車種とするとしている。
トヨタ 新型「bZ4X」について
トヨタは新EVシリーズとなる新型BEV(バッテリー電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の詳細を2021年10年29日発表した。 2021年11月19日(現地時間)から11月28日開催させる「ロサンゼルスモーターショー2021」にて公開する。2022年半ばに全米のディーラーで販売される。
e-TNGAの考え方に基づくBEV専用プラットフォーム(トヨタ初)を採用
トヨタ、SUBARUで共同開発したe-TNGA BEV専用プラットフォームを採用。BEV (バッテリー電気自動車) ならではの要件を盛り込み、低重心・高剛性化したプラットフォームにより、BEVだからという以前に、一台のクルマとして魅力のある、滑らかで意のままになる走行性能と、本格SUVとしての走破性を追求しました。
トヨタ 新型「bZ4X」 エクステリア
「Hi-Tech and Emotion」というデザインテーマのもと、BEVの先進感とクルマ本来の美しさを融合した造形にチャレンジし、先進的なスリークさと、SUVらしい力強さを両立したスタイリングを目指しまた。ボディサイズは、全長4690mm、全幅1,860mm、全高1,650mm、ホイールベースは2690mm。薄型大容量電池パックを床下・平置きで配置。
新型「RAV4」「ハリアー」と比較したボディサイズの違い
トヨタ 新型「bZ4X」 は新型「RAV4」「ハリアー」などとボディサイズは同じぐらいのサイズではあるがホイールベースが160mmも長くなっている。ホイールベースが伸びていることにより広い室内空間を実現する。
サイズ | 新型RAV4 | 新型ハリアー | 新型bZ4X |
---|---|---|---|
全長 | 4,600mm | 4,740mm | 4,690mm |
全幅 | 1,855mm | 1,855mm | 1,860mm |
全高 | 1,690mm | 1,660mm | 1,650mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm | 2,850mm |
最小回転 半径 | 5.5m~5.7m | 5.6m〜5.7m | 5.7m |
最新のインフォテインメントシステム
マルチメディアシステムはクラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。通常のナビゲーション機能に加え、移動支援、充電施設表示、航続可能エリア表示等、BEV専用の機能にも対応。音声認識機能によりワイパーやエアコンなども動作可能。
ミッションやプロペラシャフトがないため後部座席の床はほぼフルフラットな状態となる。そのため後部座席はより広い室内空間が確保できている。
最新の予防安全性能 最新のToyota Safety Senseを採用
bZ4Xでは、進化したToyota Safety Senseを採用。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加。高度運転支援技術アドバンスト パーク[Toyota Teammate Advanced Park](リモート機能付き)を採用。
トヨタ 新型「bZ4X」スペックについて
スペック | bZ4X |
---|---|
全長 | 4,690mm |
全幅 | 1,860mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,850mm |
モーター | 交流同期電動機 |
フロント最大出力 | 150kW(2WD) 80KW(4WD) |
リア最大出力 | 80KW(4WD) |
システム最大出力 | 150kW(2WD) 160KW(4WD) |
駆動用バッテリー | リチウムイオン71.4kWh |
駆動方式 | 前輪駆動方式 四輪駆動方式 |
乗客定員 | 5名 |
最小回転半径 | 5.7mm |