トヨタは3代目となる新型「プリウスPHEV」のフルモデルチェンジを行いを2023年3月15日に発売する。旧型モデルは2017年2月15日発売を開始しており丸6年でのフルモデルチェンジとなるだろう。
新型 プリウス PHEV 3代目 予想について
今や伝統的となった、ワンモーションスタイルの5ドアハッチバックのボディ形状を採用し、第2世代「TNGA(Toyota New Global Architecture)」プラットフォームを採用、さらなる低重心化。上位グレードでは19インチ大径タイヤの採用。第5世代ハイブリッドシステム、直列4気筒DOHC 2.0L エンジン「M20A-FXS」 にモーターを組み合わせたリダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッドのプラグインハイブリッドをトヨタ初採用。
昼間自転車・夜間歩行者検知可能な次世代「Toyota Safety Sense」を採用する。トヨタの中でも先進的な技術をいち早く導入するプリウスは、今回の新型プリウスとなり旧型までの「ハイブリッド」、「PHEV(プラグインハイブリッド)」に加え「EV」モデルをラインナップする。(発売時期は異なる。)
新型 プリウス PHEV 3代目 エクステリア について
フルモデルチェンジにより遂にDRL(デイタイムランニングライト)「シグネチャーランプ」を採用ヘッドライト標準で「Bi-BeamLEDヘッドライト+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ」「LEDフォグランプ」が採用する可能性が高い。
新型 プリウス PHEV 3代目 インテリア について
インテリアは「センターメーター」を廃止、正面にデジタルメーター採用、新型「MIRAI」や新型「クラウン」「ハリアー」などトヨタ車の流れとしてインパネ周りとしてはエアコンの吹き出し口を変更しナビの位置を上にすることによりより使い勝手のいい仕様に変更する可能性が高い。更に、「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用する。「デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) 」 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。更に録画機能を備える。
新型 プリウス PHEV 3代目 搭載エンジン
3代目「プリウスPHEV」と比べ、フロントモーター リアモーター が大幅に強化され、直4 DOHC 2.0L+モーター(リダクション機構付きシリーズパラレルプラグインハイブリッド)にはより出力の高いエンジンとモーターを採用し走りと燃費に貢献している。低燃費を維持しつつ、164kW(223PS)ものシステム最高出力を達成。PHEVならではの力強い加速性能は0-100km/h加速で6.7秒をマーク。EV走行距離は、従来型に比べ50%以上向上。日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるよう、バッテリー性能を向上した。
スペック | 新型プリウスPHEV |
---|---|
全長 | 4,605mm |
全幅 | 1,780mm |
全高 | 1,440mm |
ホイールベース | 2,750mm |
エンジン | 直4 DOHC 2.0L+ モーター (リダクション機構付き シリーズパラレル ハイブリッド) |
最高出力 | 112kW(152ps) |
最大トルク | Nm(kgm) |
フロントモーター 最大出力 | 83kW (113PS) |
フロントモーター 最大トルク | 185Nm(18.9kgfm) |
リアモーター 最大出力 | 30kW(41PS) |
リアモーター 最大トルク | 4Nm (8.6kgfm) |
システム出力 | 164kW(223PS) |
WLTCモード 燃費 | 35.4km/L |
価格 | -円 |
新型 プリウス PHEV 3代目 次世代Toyota Safety Senseについて
第2世代の「次世代 Toyota Safety Sense」全車標準搭載する。昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。プリクラッシュセーフティに昼間の自転車の運転者や夜間の歩行者の検知機能を追加した。ミリ波レーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保。衝突回避支援型PCS、LDA、AHBの3種類の予防安全機能に加え、PCSに歩行者検知機能を付加。対歩行者の衝突回避支援/被害軽減を可能にするとともに、レーダークルーズコントロールも装備する。
最新の「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」に対応、「交差点での検知」「低速時加速抑制機能」「緊急時操舵回避支援機能」にも対応。歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)ミリ波レーダーとカメラを用いて前方の車両や歩行者を検出し、警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を図る。自動ブレーキは、歩行者に対しては10~80km/hの速度域で作動し、例えば、歩行者との速度差が30km/hの場合には、約30km/h減速し、衝突回避を支援。また、車両に対しては、10km/h~最高速の幅広い速度域で作動し、例えば、停止車両に対し自車の速度が40km/hの場合には約40km/hの減速が可能。更に「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」を追加。
- 低速時、自車直前の歩行者や自転車運転者、車両を検知し加速を抑制する低速時加速抑制機能。
- 交差点右折時の対向直進車、ならびに右左折時の対向方向から横断してきた歩行者も検知可能。
- 緊急時のドライバー回避操舵をきっかけに操舵をアシストする緊急時操舵回避支援機能。
ロードサインアシスト(RSA)検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
オートマチックハイビーム(AHB)カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
レーダークルーズコントロール先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA)レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense Pに初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
プロアクティブドライビングアシスト「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポート、ドライバーの安心につなげる。さらに先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減することにより、一般道などのシーンでドライバーの運転に寄り添い優しくサポートする機能。
アドバンスドセーフティ
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ静止)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
先行車発進告知機能信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式)急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
ドライバー異常時対応システムレーントレーシングアシスト[LTA]制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促す、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援。
デジタルインナーミラー車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。
Advanced Parkリモート機能付き画面表示や音声・ブザー音による操作案内および、ハンドル、シフトポジション、アクセルとブレーキ操作を行うことにより、画面上で確認した目標駐車位置付近への後退駐車や縦列駐車からの出庫のアシスト。更に専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。
パノラミックビューモニター(360°モニター) クルマの斜め後ろや真横など、目が届きにくい箇所も確認できるため、いち早く障害物に気が付くことができる。
ブラインドスポットモニター(BSM) 隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯。
安心降車アシスト(SEA) 降車時、ブラインドスポットモニター[BSM]のセンサーを活用し、後方からの自転車を含む接近車両などを検知。開放後のドア、もしくは降車した乗員と衝突する可能性があるとシステムが判断した場合、ドアミラー内のインジケーターを点灯させ注意を促す。
リヤクロストラフィックオートブレーキ 後退時の死角を検知し、注意を喚起。衝突の危険性がある場合は自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減をサポートします。
リモートスタート(アプリ)MyTOYOTAアプリからエンジンスタート・エアコン起動が可能になる新しいオプションサービス。
第2世代の次世代Toyota Safety Sense 機能比較
システム装備 | 4代目 プリウス |
5代目 新型プリウス |
|
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ |
◯ 昼間歩行者 |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車・自動二輪車 |
プロアクティブ ドライビングアシスト |
– | ◯ | |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
|
アダプティブ ハイビームシステム |
◯ | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) |
◯ | ◯ | |
レーント レーシングアシスト |
– | ◯ | |
ロードサインアシスト 交通標識読取 |
– | ◯ | |
先行車発進告知 | – | ◯ | |
予防 安全 装備 |
ブラインドスポット モニター |
◯ | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー |
◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック |
◯ | ◯ | |
Advanced Park リモート機能付き |
– | ◯ | |
安心降車アシスト(SEA) | – | ◯ | |
ドライバー異常時 対応システム |
– | ◯ | |
ヒルスタート アシストコントロール |
◯ | ◯ | |
パノラミックビュー モニター |
– | ◯ | |
快適 装備 |
快適温熱シート+ シートベンチレーション |
◯ | ◯ |
ステアリングヒーター | – | ◯ | |
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) |
– | ◯ | |
ITS Connect | ◯ | ◯ | |
電動パーキングブレーキ &ホールド |
– | ◯ | |
パワーシート | ◯ | ◯ | |
ハンズフリー パワーバックドア |
– | ◯ | |
ヘッドアップ ディスプレイ |
◯ | ◯ | |
デジタルキー | – | ◯ | |
ナビレス | ◯ | – | |
トヨタ ディスプレイ オーディオ |
– | ◯ ※ベースグレード Xを除く |
|
車載通信機(DCM) | – | ◯ |
トヨタ 第2世代版 Toyota Safety Senseを2018年より導入 比較 変更点
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
トヨタ プリウスPHV 世代
初代 ZVW35
プリウスPHVはZVW30型 プリウスをベースとしたプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVのリースが開始され、2012年1月30日には市販も開始された。
2代目 ZVW52
トヨタは新型の2代目プリウスPHV(プラグインハイブリッド)のフルモデルチェンジを2016年10月26日に発売する予定だったが延期し2017年2月15日に日本発売を開始した。2代目プリウスPHVはプリウス 4代目は2015年12月9日フルモデルチェンジ。
プリウスPHVについて
プリウスPHVはコンセントから差込プラグを用いて直接バッテリーに充電できるハイブリッドカー言わば「充電プリウス」である。旧型モデルのプリウスPHVは30系プリウスをベースに作られている。旧型はEVモードで走行した場合、満充電でのEV走行距離は26.4㎞である。
先進的でエモーショナルな外形デザイン フロント 透明アクリル樹脂を採用した大型グリルと4眼LEDヘッドランプが未来を見据えるシャープな顔つきで先進感を表現。ヘッドランプは、先行車のテールランプや対向車のヘッドランプで車両を認識し、照射範囲を左右16個のLEDで細やかに制御するアダプティブハイビームシステムを採用。リヤ バックドアガラスに採用した二つの膨らみを持つダブルバブルウインドゥ、一本の赤いラインでつないだハイマウントストップランプとリヤコンビネーションランプなど、一目でプリウスPHVと印象づけるデザインを採用。バックドアには、個性ある造形と軽量化を可能にしたTOYOTAブランド初となるCFRPを採用。サイド 延長したリヤオーバーハングを活かし、伸びやかで疾走感のあるシルエットを実現。
プリウス PHV スペック
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用ハイブリッドシステムも小型化された、最新のTHSⅡに変更となる。エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させ旧型のリチュウムイオンバッテリーの容量を4.4kWhから8.8kWhに増やすことで満充電でのEV走行距離は26.4㎞から68.2kmの走行が可能になり2倍近い走行が可能になる。更に、ガソリンでの走行になる通常走行のハイブリッドモードでも通常の旧型プリウスとほぼ同様(L除く)JC08モード燃費37.2km/Lとなる。(初代プリウスPHVはJC08モード燃費は31.6km/L)プラグインハイブリッドのJC08モード燃費61km/Lから69.0km/L。また、EV走行のみの最高時速が旧型モデルは100km/hであるが、新型プリウスPHVはEV最高時速135km/Lを出すことができる!!家庭用電源からの充電(200V/16A、100V/6A)に加え、充電ステーションでの急速充電にも対応。急速充電時には、充電量80%まで約20分での充電が可能。フル充電は200V/16A:2時間20分 100V/6A:14時間。
スペック | 新型プリウスPHV |
---|---|
全長 | 4,645mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.8L + モーター×2(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/ 3,600rpm |
第1フロント モーター最大出力 | 53kW(72ps) |
第1フロント モーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) |
第2モーター 最大出力 | 31ps/4.1kgm |
システム出力 | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 電気式 無段変速機 |
リチウム イオンバッテリー 電力量 | 8.8kWh |
EV航続可能距離 | 68.2km |
EV走行最高時速 | 135km/h |
セル容量 | 25Ah |
セル個数 | 95個 |
駆動方式 | 2WD(FF)/ E-Four(4WD) |
乗車定員 | 4名 |
JC08モード燃費 | 37.2km/L |
WLTCモード燃費 | – |
価格 | 3,313,000円~ 4,392,000円 |
トヨタはプリウスPHVのマイナーチェンジ(一部改良)を行い2019年5月9日に発売する。バッテリーの小型化により、4人乗りから5人乗りに変更となる。更に安全装備の強化、細かなデザイン変更を行う。価格:317万8,440円〜426万6,000万円。新型プリウスはマイナーチェンジを行い2018年12月17日発売このモデルをベースにする。
新型プリウスPHVのマイナーチェンジ インテリアについて
バッテリーの小型化により、4人乗りから5人乗りに変更となる。内装色:クールグレー、ブラック、に更に新色を追加。インテリは室内灯にLEDを採用。
インテリアのカラーをハンドル、シフトレバー、センターコンソールトレイセット周りのホワイト塗装となっているが、ブラック塗装に変更。置くだけ充電をオプション設定。スペース拡大。シートヒータースイッチの位置を変更しセンターコンソールトレイに配置し使い勝手を向上。上級グレードにシートベンチレーション機能追加。11.6インチ大型ディスプレイをグレード「ナビパッケージ」以外はオーディオレスに変更。専用通信機DCMを全車に標準搭載。
新型プリウスPHVのマイナーチェンジ 安全装備について
「Toyota Safety Sense 」を全車標準搭載し、ベースグレードの価格改定も行われる。「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」をSを除く全車(Sにメーカーオプション)に標準装備。 「セーフティ・サポートカーS(ワイド)」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」後退時の死角を検知し、注意を喚起。を採用。「ナビパッケージ」グレードにはカメラを使って360度見渡せる「パノラミックビューモニター(PVM)」。Aグレード以上に「アダプティブハイビームアシスト(AHS)」を標準装備。
Toyota Safety Senseの主な特長
Toyota Safety Sense 全車標準搭載する。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。トヨタセーフティセンスのプリクラッシュブレーキでは、歩行者との相対速度が約30km/h以内の場合に衝突回避を支援し、車両の場合だと10km/h~80km/hと幅広い速度域で作動する。
衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。ドライバーが衝突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動。また、仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。
レーンディパーチャーアラート(LDA)(ステアリング制御機能付)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。車線逸脱を回避しやすいようにドライバーのステアリング操作をサポートします。
アダプティブハイビームアシスト(AHS) LEDの点灯・消灯を細やかに制御することで、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるシステムです。ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保。
レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付)先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。 トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
予防安全装備
シンプルインテリジェントパーキングアシスト(超音波センサーを使って周囲の障害物を検出し、駐車スペースを判断。駐車したいスペースの前で停車し、スイッチを押すだけで、適切な後退開始位置への誘導と後退駐車のためのステアリング操作のみ自動でアシストします。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
ドライブスタートコントロール シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与。
ブラインドスポットモニター(BSM)隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯。
リヤクロストラフィックアラート(RCTA)後退時の死角を検知し、注意を喚起。
トヨタ コネクテッド (IoT) T-Connect DCMパッケージ搭載
トヨタは2002年から車載通信機DCMを実用化。2011年にトヨタスマートセンター、クラウドを構築している。新型プリウスPHVに搭載されたシステムを搭載。T-Connect SDナビゲーションシステムとDCMが装備され初年度無料クルマ見守り、マップオンデマンド、エージェント、オペレーターサービスが可能。専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを基本利用料3年間無料で提供。
マップオンデマンド(3年間無料)新しい道路情報を自動更新してくれる。
エージェント(音声対話サービス)話しかけるだけでエージェントが目的地を探してくれる。
エージェント(先読み情報案内サービス)行き先を予測して役立つ情報を教えてくれる。
LINEマイカーアカウント LINEを通じて、ナビの目的地登録*1や天気・距離・所要時間・給油要否・出発時間の確認。
オペレーターサービス 24時間365日、専用オペレーターがナビ操作を行う。
マイカーSecurity[アラーム通知/車両の位置追跡・警備員の派遣/エンジン始動通知/カーファインダー(停車位置確認)/うっかり通知/リモート確認] 車両盗難・車上荒らしなどがあった時や、ドアロックの閉め忘れなどがあった時、さらに自車の位置を確認したい時、メールやスマートフォンを通じて適切な対応が行えます。
ヘルプネット(ワンタッチタイプ)【車内専用ボタン付】 突然の事故や急病時に、専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速な緊急車両の手配を行います。
リモートメンテナンスサービス [eケア(走行アドバイス)]警告灯点灯時に、お客様から販売店にお問い合わせされた場合、またはトヨタ販売店からお客様にご連絡する場合に、クルマから発信される情報を基に適切なアドバイスが可能です。[eケア(ヘルスチェックレポート)]クルマのバッテリーの状態、警告灯点灯状態などについて、T-Connectスマホアプリで確認できます。またトヨタ販売店からは、クルマから発信される情報をもとに最適なメンテナンスのアドバイスが可能です。[マイカーカスタマイズ]車両カスタマイズ項目の一部分を、T-Connectスマホアプリより遠隔で設定可能です。
新型プリウスPHV マイナーチェンジ その他 変更点
普通充電(100V/6A、200V/16A)が全車標準装備。急速充電インレットに外部給電機能は全車メーカーオプション。
クルマに蓄えた電気を住宅に供給する仕組み「V2H(ブイツーエイチ)」も備えた。別売りのV2H機器と接続すること車両の駆動用バッテリーに蓄えた電気を家庭用電力として利用できる。
新型プリウスと新型プリウスPHV比較
スペック | 新型プリウス | 新型プリウスPHV |
---|---|---|
全長 | 4,575mm | 4,645mm |
全幅 | 1,760mm | |
全高 | 1,470mm | |
ホイールベース | 2,700mm | |
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.8L +モーター(THSⅡ) |
直列4気筒 DOHC 1.8L + モーター×2(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm | |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm | |
第1フロント モーター最大出力 |
53kW(72ps) | |
第1フロント モーター最大トルク |
163Nm(16.6kgm) | |
第2モーター 最大出力 |
– | 31ps/4.1kgm |
システム出力 | 120ps | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
リチウムイオン バッテリー 電力量 |
745.9Wh | 8.8kWh |
駆動方式 | 2WD(FF)/E-Four(4WD) | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
JC08モード燃費 | 37.2〜39.0km/L | 37.2km/L |
EV走行距離 | – | 68.2km |
価格 | 251万8,560円〜 347万8,680円 |
317万8,440円〜 426万6,000万円 |
新型 プリウスPHV 価格 グレード
グレード | 価格 |
---|---|
S | 3,178,440円 |
S“セーフティパッケージ” | 3,285,360円 |
S“ナビパッケージ” | 3,661,200円 |
A | 3,502,440円 |
A“ナビパッケージ” | 3,926,880円 |
A プレミアム | 3,814,560円 |
A プレミアム“ナビパッケージ” | 4,266,000円 |
グレード | 価格 |
---|---|
S“ナビパッケージ・GR SPORT” | 4,105,800円 |
“GR SPORT” | 3,628,440円 |
プリウスPHVのエコカー減税について
通常のプリウスの場合には購入時に「A“ツーリングセレクション”場合」自動車所得税75,100円+自動車重量税22,500円+グリーン化特例(翌年の自動車税)29,500円=約127,100円の減税を受けることが可能だ。
プリウスPHVの場合には購入時に「A“レザーパッケージ”場合」自動車所得税101,600円+自動車重量税30,000円+グリーン化特例(翌年の自動車税)29,500円+CEV補助金 200,000円=約361,100円の減税を受けることが可能だ。
自動車所得税は当然車体価格が高い分が優遇されるが、簡単に考えるならプリウスPHVを買うと国から補助金 200,000円が出ると考えるのが良いだろう。価格差はあるが補助金がでることで多少は価格差が埋まると考えていい。
新型プリウスPHVについて思うこと。
日常生活では1回の走行距離が50kmを超えない人はガソリンを全く使わないことになり、EV車として購入する人も多くなりそうだ。つまり、ライバルとなる車は日産のリーフやPHEVのアウトランダーがあたると思われるが、価格帯やサイズなどで見てもかなりの販売力が見込める1台となりそうだ。更に、マイナーチェンジにより4人乗りから5人乗り仕様となり今まで4人乗りだと不安という理由でプリウスへの購入へ切り替えていた人もプリウスPHVを選択することができ販売台数を伸ばすことができそうだ。
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/25674138.html
トヨタ プリウス
トヨタ