日産は新型エルグランドのフルモデルチェンジを2024年8月に行う。 今回のエルグランドE53型にはe-POWERモデル(ハイブリッド)もラインナップされる予定だ。 3代目E52型 2010年8月18日から販売を開始。発売から丸13年が経つことになる。
新型 エルグランドについて
4代目となる新型エルグランドは、ライバル車種のアルファード ヴェルファイアに勝つためにも ハイブリッド化が第一である。そこで日産の現在の最新技術をフルに取り込んだモデルとして 2016年11月2日に発売した新型ノートに搭載されたe-POWERを搭載する。これにより、既にアルファード、ヴェルファイアにあるハイブリッドの燃費を超えることが期待できる。
新型 エルグランド 全方位運転支援システム 「360°セーフティアシスト」標準搭載
「 360° セーフティアシスト」は、7種類の先進運転支援システムで構成される。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」を採用。
日産 360° セーフティアシスト 全方位運転支援システム とは?搭載車について

新型 エルグランド プロパイロット(パイロットドライブ 2.0)搭載
更に、2016年8月24日に発売した新型セレナに搭載された自動運転技術プロパイロット(パイロットドライブ 1.0)を更に進化させたプロパイロット(パイロットドライブ 2.0)搭載となる。新型スカイラインのマイナーチェンジを行い2019年9月発売から「プロパイロット 2.0」を搭載する。車両に搭載したカメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データ(HDマップ)を組み合わせて使用することで車両の周囲360度の情報と道路上の正確な位置を把握。あわせて、高速道路上で周囲の車両の複雑な動きをリアルタイムで把握する。また、ドライバーモニターカメラを装備しており、ドライバーが前方を注視しているか常に監視する。

ナビゲーションシステムで目的地を設定、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行を開始。ルート走行を開始すると追い越しや分岐なども含めてシステムがルート上にある高速道路の出口までの走行を支援し、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて同一車線内でハンズオフが可能となり、ドライバーの運転操作を幅広く支援します。また、ナビゲーションと周囲360度のセンシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切な開始タイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案。ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで、車線変更支援を開始。
- Piloted Drive 1.0 高速道路の単一のレーンを自律的に走行することが出来るのみである。
- Piloted Drive 2.0 2018年にはレーンチェンジや道路上の危険を判断しての回避も出来るようになる。
- Piloted Drive 3.0 2020年には市街の交差点を安全にナビゲート出来るようなるそうだ。
- Piloted Drive 4.0 無人運転を可能にする完全自動運転だ。
日産 新型 スカイライン マイナーチェンジ プロパイロット 2.0搭載 2019年9月発売

e-POWERとは
レンジエクステンダーEVシステム「Pure Drive e-Power」EV(電気自動車)+レンジエクステンダー付き(発電用エンジン)を採用、エンジンの発電と回生ブレーキの発電でバッテリーに充電を行うシステムだ。日産リーフで培ったEV(電気自動車)の技術を前面に押し出したシステムである。
Range Extender:航続距離延長装置
レンジエクステンダーとは、電気自動車(EV)に発電専用のエンジンを搭載することにより、航続距離を延ばすための装置。 ハイブリッドカーがエンジンとモーターを使い分けながら走行するのに対して、レンジエクステンダーEVで車両の駆動に用いるのはモーターのみ。エンジンはあくまでもバッテリーを充電するためのみに使われる。
EVでは航続距離が最大のネックといわれていますが、これを補完する技術として注目を集めている。搭載するバッテリーの容量をある程度まで抑えられるため車内スペースが確保できたり、 バッテリーにかかるコストを抑えられるというメリットもある。
e-POWERシステム
新型ノート e-POWERやこれから発売される、新型セレナ e-POWERとは違うエンジン、モーターを採用。最高出力200psを発生する強力なモーターを採用するを組み合わせることでスポーツカー並に走りを楽しめる。
スペック | エルグランド e-POWER |
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エンジン | 発電専用2.0L直4エンジン+ モーター型式:EM57 |
モーター最高出力 | 200ps/ 3008〜10000rpm |
モーター最大トルク | 254N・m(25.9kgf・m)/ 0〜3008rpm |
JC08モード燃費 | 25km/L |
e-POWER技術は今後
新型ジューク e-POWER、新型キューブ後継など次々に採用される予定だ。



ライバル車種について
ライバル車種となるのはもちろん、トヨタのアルファード、ヴェルファイアであるが、2018年1月にマイナーチェンジを行い Toyota Safety Sense Pを搭載し予防安全技術を向上させる。 新型エルグランドに搭載されるプロパイロットと比較するとレーンチェンジや道路上の危険を判断しての回避する自動運転技術と燃費向上が期待できるe-POWERを搭載することで販売力が現状に比べ各段に上がり販売台数が格段に増えることが期待できそうだ。
矢沢永吉さんの「やっちゃえ NISSAN」がぴったりですね!今後の日産の動きに注目していきたいと思います。新CMでは、「ニッサン インテリジェント モビリティ」に取り組むとあり、「ぶっちぎれ NISSAN」もピッタリですね。
エルグランドについて
初代E50型は1997年5月19日 から販売を開始。 モーター系(ローレル販売会社)が「キャラバン・エルグランド」(CARAVAN ELGRAND)プリンス系(スカイライン販売会社)が「ホーミー・エルグランド」(HOMY ELGRAND)と車名が分けられてミニバンタイプとして登場した。
2代目 E51型は2002年5月21日から販売を開始。国産乗用車の中ではロングセラーモデルとなる。 3台目E52型からのFF化が最大の壁となった事から開発が難航し時間がかかってしまった。
3代目E52型 2010年8月18日から販売を開始。 北米向けのクエストや、プレサージュとの統合により、駆動方式がFRからDプラットフォームを用いたFFと4WD(オールモード4X4)になることで低床化と全高の抑制が図られ、車内が広くなり、乗り心地が向上した。

旧型エルグランド
今後、新しい情報が入り次第お伝え致します。
日産エルグランド