日産は新型エルグランドのフルモデルチェンジを2025年頃に発売すると予想されます。 このエルグランドE53型では、e-POWERモデルとBEV(バッテリー電気自動車)モデルがラインナップされる予定です。 現行モデルの3代目E52型は2010年8月18日に販売が開始され、販売から丸15年が経過しています。
日産 新型 エルグランド について
新型エルグランドは、4代目として登場し、ライバル車種のアルファードとヴェルファイアに勝つためにハイブリッド化が最優先です。そのため、日産の最新技術をフルに取り込んだモデルとして、新型ノートや新型セレナに搭載されたe-POWERが採用されます。これにより、アルファードとヴェルファイアに搭載されているハイブリッドの燃費を超える、近づくことが期待されます。
- 最新のエクステリアデザイン、インテリアデザインをフルモデルチェンジにより一新。
- 新しい「日産エンブレム」を採用。
- ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family)」を採用する。
- 次世代の「e-POWER」搭載しエンジンは「2.0L 直列3気筒 ガソリンエンジン」を採用。
- 「12.3インチフル液晶デジタルメーター」「9インチまたは12.3インチ タッチスクリーンディスプレイNISSAN CONNECT」を搭載。
- 運転支援システム「プロパイロット2.0」を新たに設定する。
日産 新型 エルグランド フルモデルチェンジ エクステリアについて
- 日産の最新のデザイン言語を採用
- 新しい「日産エンブレム」を採用。
- 横長のシグネチャーLEDランプ
- リアは流行の横一文字リアLEDテールランプを採用。
日産の最新のデザイン言語を取り入れ、エルグランドのイメージを一新しました。ユニークなフローティングルーフや力強いボディ形状など、ニッサンデザインの特徴が多く盛り込まれています。さらに、横長のシグネチャーLEDランプが装備され、ヘッドランプはブーメラン形状をより際立たせる繊細な造りとなっています。リアには流行の横一文字リアLEDテールランプが採用されています。
次期エルグランド 外観デザインが公開
日産が2024年3月25日に開催した新経営計画「The Arc」説明会にて今後発売すると見られる複数の新型車のシルエットを動画にて公開しました。その中の大型ミニバンのシルエットが確認できました。
つまり、日産の計画が正しければ今後3年間に発売されるということになる。
日産 新型 エルグランド フルモデルチェンジ インテリア について
- 二つ並んだ12.3インチのディスプレイを採用
- Amazonが提供する音声サービス「Amazon Alexa」搭載
- 先代モデルよりも広い室内空間を確保
インテリアのデザインは、新しいインストルメントパネル、インフォテインメントスクリーン、ステアリングホイール、およびシートに対応するように作られています。メーターには、デジタル液晶メーターの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」と12.3インチのフル液晶デジタルメーターが採用されています。中央には、スタイリッシュな総合的なインフォテインメントシステム「NISSAN CONNECT」が内蔵された、「9インチまたは12.3インチフルカラーディスプレイ(オプション)」が配置されています。「電動パーキングブレーキ&ホールド」も採用されています。
日産 新型 エルグランド 全方位運転支援システム 「360°セーフティアシスト」標準搭載
- 全方位運転支援システム 「360°セーフティアシスト」を搭載。
- 運転支援システム「プロパイロット2.0」を採用
「360°セーフティアシスト」は、7種類の先進運転支援システムから成り立っています。「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームアシスト」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」が採用されています。
日産 360° セーフティアシスト 全方位運転支援システム とは?搭載車について
日産 新型 エルグランド プロパイロット(パイロットドライブ 2.0)搭載
プロパイロット(パイロットドライブ 2.0)が搭載されます。このシステムでは、車両に搭載されたカメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データ(HDマップ)を組み合わせて使用し、車両の周囲360度の情報と道路上の正確な位置を把握します。特に高速道路上では、周囲の複雑な車両の動きをリアルタイムで把握します。さらに、ドライバーモニターカメラを装備しており、ドライバーが前方を注視しているかを常に監視します。
ナビゲーションシステムで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行が開始されます。このシステムでは、ルート上にある高速道路の出口までの走行を支援し、ドライバーが前方に注意している限り、同一車線内でハンズオフが可能となります。さらに、ナビゲーションと周囲360度のセンシング情報に基づいて、車線変更の適切な開始タイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案します。ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで、車線変更支援が開始されます。
e-POWERとは
レンジエクステンダーEVシステム「Pure Drive e-Power」は、EV(電気自動車)にレンジエクステンダー付きの発電用エンジンを搭載し、エンジンの発電と回生ブレーキの発電でバッテリーに充電を行うシステムです。このシステムは、日産リーフで培ったEVの技術を活かしたもので、EVの航続距離を延ばすための装置として注目されています。
Range Extender:航続距離延長装置
レンジエクステンダーは、電気自動車(EV)に発電専用のエンジンを搭載することで、航続距離を延ばす装置です。通常のハイブリッドカーとは異なり、レンジエクステンダーEVでは車両の駆動にはモーターのみを使用し、エンジンはバッテリーを充電するためにのみ使用されます。
この技術は、EVの航続距離が課題とされる中で、その補完策として注目されています。バッテリーの容量を抑えることで車内スペースを確保し、またバッテリーにかかるコストを削減するメリットもあります。
e-POWERシステム
新型ノート e-POWERや新型セレナ e-POWERとは異なるエンジンとモーターを採用し、最高出力200psを発生する強力なモーターを搭載することで、スポーツカー並みの走りを楽しむことができます。
スペック | エルグランド e-POWER |
---|---|
エンジン | 発電専用2.0L直4エンジン+ モーター型式:EM57 |
モーター最高出力 | 200ps/ 3008〜10000rpm |
モーター最大トルク | 254N・m(25.9kgf・m)/ 0〜3008rpm |
WLTCモード燃費 | 約16km/L |
ライバル車種について
ライバル車種であるトヨタのアルファードとヴェルファイアは、2023年6月21日にフルモデルチェンジを行いました。新型モデルは好調な販売を記録しており、競合車種が不在とさえ言われるほどです。しかし、新型エルグランドに搭載されるプロパイロットとe-POWERは、レーンチェンジや危険回避などの自動運転技術と燃費向上が期待できます。そのため、これらの要素が組み合わさることで、現行モデルよりも販売力が飛躍的に向上し、販売台数が増加することが期待されます。
編集部から一言
トヨタのアルファードとヴェルファイアの新型モデルが好調な販売を続ける中、日産の新型エルグランドが注目を集めています。この新型エルグランドは、プロパイロットやe-POWERやEVなどの革新的な技術を採用し、自動運転や燃費の向上に注力しています。競争が激しい市場で、日産が果敢に新しい技術を取り入れる姿勢は素晴らしいですね。これからの日産の動向に期待が高まります。発売が楽しみですね!
エルグランドについて
- 初代E50型は1997年5月19日 から販売を開始。 モーター系(ローレル販売会社)が「キャラバン・エルグランド」(CARAVAN ELGRAND)プリンス系(スカイライン販売会社)が「ホーミー・エルグランド」(HOMY ELGRAND)と車名が分けられてミニバンタイプとして登場した。
- 2代目 E51型は2002年5月21日から販売を開始。国産乗用車の中ではロングセラーモデルとなる。 3台目E52型からのFF化が最大の壁となった事から開発が難航し時間がかかってしまった。
- 3代目E52型 2010年8月18日から販売を開始。 北米向けのクエストや、プレサージュとの統合により、駆動方式がFRからDプラットフォームを用いたFFと4WD(オールモード4X4)になることで低床化と全高の抑制が図られ、車内が広くなり、乗り心地が向上した。
旧型エルグランド
今後、新しい情報が入り次第お伝え致します。
日産エルグランド