トヨタは新型「クラウン」を2022年7月15日に世界初公開する。13時30分よりオンライン配信により発表される。今回2022年7月11日に新たにティーザー画像と動画が公開されたがデザインの基本は「ハリアー」に近いことがよくわかるが、「クラウン」と名乗るだけあり当然「ハリアー」を超えてくることになるがどの様な仕様なのかまとめてみた。
16代目 新型は話題となるデザインで発売
新型クラウンは今までの王道セダンではなく、リアをクーペ化したSUVの様な新しいデザインを採用。フロント部分は横一文字になったデイライト付き4眼LEDヘッドライトを採用する。鋭く、横一文字に光る「リアコンビネーションランプ&LEDハイマウントストップランプ」を採用し存在感を付与。「クラウン」エンブレムは継続採用。ボディカラーに今どきなツートンルーフ・カラーを採用する。TNGA(Toyota New Global Architecture)「TNGA-Kプラットフォーム」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用。これによりホイールベースを2,850mmとし先代2,920mmから-70mmとした。
一番驚いたのが駆動方式は「FF」ベース、全車ハイブリッドシステムを搭載とのこと。確かに、未来のセダンモデルをイメージした「bZ SDN」はリアはクーペのようなデザインとフロントデザインもそれに近しいデザインである。「CROSSOVER EV」も近い。
インテリアは「ディスプレイオーディオ」を一体化させたインパネデザインを採用する。メーターには「12.3インチ大型フル液晶デジタルメーター」を採用。エンジンには新開発した「2.4L直噴ターボエンジン+ハイブリッドシステム」を採用。電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。
右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知対象となる。高度運転支援技術「Toyota Teammate」共に走るというトヨタ自動車独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発した最新の高度運転支援技術を、MIRAIにも採用。ディープラーニングを中心としたAI技術も取り入れ、運転中に遭遇しうる様々な状況を予測し、対応することを支援。「Advanced Park」などを採用する。
王道セダンではなくリアをクーペ化したSUVの様な新しいデザインを採用。
FFベース「TNGAプラットフォーム」を採用。
新開発した「2.4L直噴ターボエンジン+ハイブリッドシステム」を採用。
メーターには「12.3インチ大型フル液晶デジタルメーター」を採用。
最新の「Toyota Safety Sense」を採用。
新型 クラウン フルモデルチェンジ スペック について
スペック | 新型クラウン 2.4 ターボ ハイブリッド | 新型クラウン 2.5 ハイブリッド |
---|---|---|
全長 | 4,930mm | 4,930mm |
全幅 | 1,840mm | 1,840mm |
全高 | 1,540mm | 1,540mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
エンジン | 直列4気筒 2.4L 直噴ターボエンジンD-4ST +モーター(THSⅡ) | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 200kW(272ps)/ 6,000rpm | 130kW(177ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 460Nm(46.9kgm)/ 2,000-3,000rpm | 219Nm/3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 61kw(82.9ps) | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 292Nm(29.8kgm) | 270Nm |
リアモーター 最大出力 | 59kW(80.2ps) | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 169Nm(17.2kgm) | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:257kW(349PS) | E-Four:163kw(222ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー 5Ah | リチウムイオン バッテリー 5Ah |
駆動方式 | 4WD (E-Four Advanced) | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
車両重量 | -kg | -kg |
WLTCモード燃費 | 20.0km/L | 21.2㎞/L |
16代目 新型 クラウン について思うこと
トヨタにとって「クラウン」は特別な存在であり、いつまでも続いてほしい車種である。「クラウン」ブランドも同様に復活を狙った新たなモデルとして今までにない進化を果たすことになるが、高級ラインでの復活はすこし険しい道のりが予想される。新たな世代を取り入れるためにもFRからFFは昔の人からすると「クラウン」はFRだろという人もいるかもしれないが40代、30代の人は慣れ親しんだFF車からFR車に乗ることに気持抵抗を感じることもあるだろう。更に昔ながらのセダンスタイルは昔の人に比べ親しみもかっこいいという感覚よりも古臭い、親父くさいなどという印象が強く、やはり「SUVクーペスタイル」とすることで高級な印象とデザインの印象を変えることで40代、30代の人に乗ってもらいたいという意欲を感じる。トヨタは今まで高級SUVとして「ハリアー」をラインナップしているが、購入したオーナーとして思うことはもっと高級感あるモデルがあってもいいと感じていた。この新型「クラウン」は確かにアリだと感じる部分が多かった。色々話してきたが、今回の新型「クラウン」は7月に発売した瞬間に話題となることは間違なく、見慣れないデザインに驚く人も多いのは間違ないだろう。あと一ヶ月余りの発売が楽しみである。
クラウン