ダイハツの新型「トール」が初のフルモデルチェンジを行い、2027年に発売されると予想されます。5ナンバーサイズのコンパクトカーで、広々とした車内が人気です。手頃な価格帯もあり、長く支持されています。現行モデルは2016年11月に登場しましたが、発売から8年目が経過し、元々は2023年末か2024年にフルモデルチェンジされる予定でした。しかし、2023年12月に起きたダイハツ工業の不正問題の影響で、その計画は遅れているようです。それにより、2025年になる見通しでした。しかし、新車開発プロジェクトを大きく修正、2027年6月以降になると日刊自動車新聞が報じています。約11年の歳月を経てどのような進化を遂げるのか、楽しみですね。
新型トール フルモデルチェンジ について
エクステリアでは、デザインを刷新しつつもキープコンセプトを保ち、フロントバンパーはより際立ったデザインになります。大型のラジエーターグリルや、DRL(デイタイムランニングライト)である「シグネチャーランプ」を採用する見込みです。インテリアも全面的に刷新され、インパネのデザインが変更され、使い勝手が向上し、収納スペースも増加する見込みです。また、「10.5インチスマホ連動ディスプレイオーディオ」を採用し、「SmartDeviceLink」や「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応したアプリをディスプレイ上で操作できるようになります。「電動パーキングブレーキ」と「オートブレーキホールド」も採用されます。
カーナビゲーションとスマートフォンの連携サービス「ダイハツコネクト」や、プラットフォームにはダイハツの「DNGAプラットフォーム」が採用されます。さらに、ハイブリッドシステムには「e-SMART HYBRID」が採用され、先進技術として「次世代スマートアシスト」が導入されます。
- 最新のエクステリアデザインを採用。
- インテリアデザイン一新
- 9インチスマホ連動ディスプレイオーディオ
- 「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」を採用。
- ダイハツの「DNGAプラットフォーム」を採用。
- 先進技術「次世代スマートアシスト」を採用
- 「e-SMART HYBRID」 システムのハイブリッドモデルをラインナップ。
新型トール エクステリア フルモデルチェンジ について
基本てきなコンセプトは同様と考えられます。5ナンバーサイズに収めたトールワゴン型となるのでボディサイズは約全長3,730mm(+30mm)、全幅1,670mm(+25mm)、全高1,735mm(+0mm)、ホイールベース2,520mm(+30mm)と予想しています。これにより、ホイールベースと全長、全幅を多少広げたことでより室内空間を確保できるはずです。また、フロントバンパーはより強調されたデザインとなり、大型ラジエーターグリルや、DRL(デイタイムランニングライト)である「シグネチャーランプ」を採用されればデザインも一新されてより人気車種になる可能性もあります。
新型 トール フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアも一新、「10.5インチスマホ連動ディスプレイオーディオ」を採用。「SmartDeviceLink」と「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能。カーナビゲーションとスマートフォンを接続するサービス「ダイハツコネクト」を採用。
新型 トール ハイブリッド 「e-SMART HYBRID」 システム について
2021年11月1日に発売された「ロッキー ハイブリッド」同様に、 ハイブリッドシステムは「e-SMART HYBRID」を採用。「e-SMART HYBRID」 システムは新開発の「1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)+モーター」で構成されており、エンジンは発電専用。 その電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用。小さな排気量でシンプルな構造とコンパクトなサイズを実現。低・中速走行に強く、街乗りでの使用頻度が高い小さなクルマに適したハイブリッドシステム。WLCTモード燃費27.0km/L(2WD)と驚異的な燃費となります 。
発電用エンジンには 1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)最高出力 60kW(82ps)/5,600rpm、105Nm(10.7kgfm)/3,200-5,200rpmを採用。駆動用モーターは最高出力78kW(106ps)、最大トルク170Nm(17.4kgm)を発揮する。トルクがモーターの特徴を生かした走りが可能だ。アクセル操作のみで車速をコントロール可能。加減速を繰り返す街中や下り坂などで、アクセルからブレーキへの踏みかえ頻度が減り、ドライバーの負担を軽減しつつ軽快な走りを実現する「スマートペダル(S-PDL)」採用しています。このエンジンを搭載したことで予想では WLCTモード燃費27.0km/Lほどではないかと予想されます。
トール 先進技術「次世代スマートアシスト」標準搭載
「スマートアシスト」は2つのカメラを装備。更に「全車速追従機能付ACC」「レーンキープアシスト」などの機能を追加した「次世代スマートアシスト」を搭載する。ステレオカメラを採用、歩行者対応や従来より作動速度域を拡大。「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。)
車体前後各二つのコーナーセンサー装備 さらに進化した「次世代スマートアシスト」が、運転中の「ヒヤッ」とするシーンで事故の回避を図り、あなたの安全運転を支援します。 ソナーセンサーに加え、ドライバーの視界や頭上空間を妨げない、世界最小ステレオカメラを新搭載。 歩行者や先行車、障害物などの様々な情報を的確に捉え、運転者に注意を促したり、緊急ブレーキを作動させます。
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能 ①衝突警報(対車両、対歩行者) 走行中に前方の車両や歩行者をカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
②一次ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突の危険があるとシステムが判断した場合、自動的に弱いブレーキ(一次ブレーキ)をかけ、運転者に衝突回避を促します。
③被害軽減ブレーキアシスト(対車両、対歩行者) 一次ブレーキ機能が作動している時にドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ制動力を高めます。
④緊急ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキ(二次ブレーキ)で減速。衝突を回避したり、被害を軽減します。
車線逸脱抑制制御機能 走行中、ウインカーなしで車線からはみ出しそうになると、ブザー音とメーター内表示でドライバーに警告し、操作を促す。更に車線内に戻すようステアリン グ操作をアシスト。
先行車発進お知らせ機能 停止時に先行車が発進したことに気づかず、発進しなかった場合にブザー音とメーター内表示でお知らせ。
AT誤発進抑制制御機能+ブレーキ制御付誤発進抑制機能 ①前方誤発進抑制制御機能 ステレオカメラにより、前方4m以内に車両や壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。②後方誤発進抑制制御機能 リアバンパーに内蔵されたソナーセンサーにより、後方2~3m以内に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。更にブレーキ制御を付加した。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができます。
アダプティブドライビングビーム ハイビームで走行中に、対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光。
標識認識機能 進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ。
トール 先進技術「スマートアシストプラス」オプション搭載
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車 まで制御。
レーンキープコントロール 車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト。
駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」左右のカメ ラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。
サイドビューランプ 夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させること で、ステアリングを切った方向を明るく照射。
スマートアシスト比較
機能システム | スマートアシスト Ⅱ | スマートアシスト Ⅲ | 次世代 スマートアシスト | |
---|---|---|---|---|
方式 | レーザーレーダー +単眼カメラ | ステレオカメラ | ステレオカメラ | |
自動ブレーキ 歩行者 | – 警告のみ (50km/h以下) | ◯ | ◯ (50km/h以下) | |
自動ブレーキ 衝突回避 | ◯ | ◯ | ◯ (30km/h以下) | |
自動ブレーキ 被害軽減 | ◯ | ◯ | ◯ (80km/h以下・ 対歩行者 50km/h以下) | |
誤発進抑制 前方/後方 | ◯ | ◯ (ブレーキ制御) | ||
車線逸脱警報 | ◯ | |||
先行者発進 お知らせ | ◯ | |||
オートハイビーム orアダプティブ ハイビームシステム | – | ◯ | ◯ | |
標識認識機能 | – | – | ◯ | |
コーナーセンサー | – | – | ◯ | |
スマート アシスト プラス | レーン キープ コントロール | – | – | ◯ |
全車速 追従機能付 ACC | – | – | ◯ | |
スマート パノラマ パーキング | – | – | ◯ | |
パノラマ モニター | – | – | ◯ | |
サイド ビュー ランプ | – | – | ◯ |
新型 トール スペック 予想について
1.2L 直列3気筒 直噴エンジン+モーター「e-SMART HYBRID」を新たに採用。1.0L 直3気筒ターボエンジンを廃止し、1.2L 直列3気筒エンジンに変更する。
スペック | 新型 トール ハイブリッド | 新型 トール |
---|---|---|
全長 | 3,700〜3,705mm | |
全幅 | 1,670mm | |
全高 | 1,735mm | |
ホイールベース | 2,490mm | |
エンジン | 1.2L 直列3気筒 直噴 エンジン +モーター | 1.2L 直列3気筒 エンジン |
最高出力 | 60kW(82ps)/ 5,600rpm | 64kW(87ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 105Nm(10.7kgfm)/ 3,200-5,200rpm | 113Nm(11.5kgfm)/ 4,500rpm |
モーター 最大出力 | 78kW(106ps) | – |
モーター 最大 トルク | 170Nm(17.4kgm) | – |
トランス ミッション | e-SMART HYBRID システム | CVT |
駆動方式 | 2WD/4WD | |
最小回転半径 | 4.7~4.6m | |
タイヤサイズ | 195/60R17 | |
駆動方式 | 2WD | 2WD |
WLCTモード燃費 | 約27.0km/L | 約16.8km/L |
発売日について
- 発売日が延び2027年6月以降の発売
当初は2023年末から2024年頃にフルモデルチェンジされると言われていましたが、ダイハツの検査不正問題やリコール、部品不足などの影響で実際の発売日が遅れる見込みです。2023年7月3日に発売を予定されていた軽自動車「ムーブ」のフルモデルチェンジも、予定より1年以上遅れて2025年4月頃の発売を目指しています。そのため、トールの新車開発プロジェクトを大きく修正、2027年6月以降になると日刊自動車新聞が報じています。考慮すると、2027年6月以降に発売されると見込まれます。トヨタにOEM供給している「ルーミー」も同じタイミングでフルモデルチェンジされることが予想されます。
新型 トール フルモデルチェンジに対する Q&A
- トールのフルモデルチェンジはいつ予定?
-
当初、2024年秋頃にフルモデルチェンジが予想されていましたが、ダイハツの不正問題の影響を受け、2027年6月以降にずれ込む見込みです。 正確な時期はまだ発表されていませんが、2027年内の登場が期待されています。
- 次期型トールはどのような変化が予想される?
-
次期型トールは、内外装のデザイン、パワートレイン、安全性能など、多岐にわたる進化が予想されます。
- フルモデルチェンジ後のトールの燃費性能は向上するか?
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ハイブリッドモデルの追加により、大幅な燃費向上が期待されます。
- 次期型トールの外観デザインはどのような方向性になる?
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詳細はまだ不明ですが、よりスタイリッシュで洗練されたデザインになることが予想されます。
最近のトヨタ車のデザイントレンドを踏襲し、シャープなラインや立体的な造形が取り入れられるかもしれません。 - フルモデルチェンジ後のトールの価格帯は予想される?
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現行モデルの価格帯は155万円~210万円程度ですが、次期型ではハイブリッドモデルの追加や安全装備の充実などにより、若干価格が上昇する可能性があります。
- 次期型トールはハイブリッド車として登場するのか?
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現時点では公式発表はありませんが、ハイブリッドモデルの追加は有力視されています。
ダイハツのe-SMART HYBRIDシステムが搭載される可能性が高いでしょう。 - 次期型トールのリアスライドドアは改良される予定か?
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詳細は不明ですが、使い勝手や静粛性の向上が期待されます。
電動スライドドアの採用や、開口部の拡大など、さらなる利便性の向上が予想されます。 - トールのフルモデルチェンジによって内装にどのような変化が期待される?
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内装デザインは、より上質で洗練されたものになることが予想されます。
また、収納スペースの拡大や、シートアレンジのバリエーション増加など、実用性の向上も期待されます。 - フルモデルチェンジ後のトールはより快適な乗り心地を提供するのか?
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プラットフォームの刷新やサスペンションの改良により、乗り心地の向上が期待されます。
静粛性も向上し、より快適なドライブを楽しめるようになるでしょう。
編集部から一言
現行モデルの「トール」はよくできている商品で売れる要素が沢山詰まった商品だと思います。今回のフルモデルチェンジを行うことで「DNGAプラットフォーム」の導入や「e-SMART HYBRID」の採用、先進装備の搭載などが期待されています。これにより、新型トールは燃費性能や安全性能に優れ、多くのユーザーにとってより、魅力的な車となることでしょう。ただし、ダイハツでの検査不正問題などにより、実際の発売日が遅れる可能性もありますので、最新情報に注意を払っていくことが重要です。今後、新しい情報が入り次第お伝えしていきます。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
ダイハツ