日産は、注文受付を一時停止していた「エクストレイル」は、世界的な原材料費や物流費などの高騰を鑑み、下表の通り価格を改定し、2023年4月10日より注文受付を再開した。また、特装車においても価格を改定し発売。
日産 新型 エクストレイル 価格改定
グレード | エンジン | 乗車 定員 | 駆動 方式 | 旧価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
S | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター | 5人乗り | 2WD | 3,198,800円 | 3,510,100円 |
X | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター | 5人乗り | 2WD | 3,499,100円 | 3,748,800円 |
G | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター | 5人乗り | 2WD | 4,298,800円 | 4,448,400円 |
S e-4ORCE | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター+ MM48モーター | 5人乗り | 4WD | 3,479,300円 | 3,759,800円 |
X e-4ORCE | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター+ MM48モーター | 5人乗り | 4WD | 3,799,400円 | 4,049,100円 |
X e-4ORCE | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター+ MM48モーター | 7人乗り | 4WD | 3,930,300円 | 4,180,000円 |
G e-4ORCE | 1.5L 直列3気筒 DOHC ターボ+ BM46モーター+ MM48モーター | 5人乗り | 4WD | 4,499,000円 | 4,748,700円 |
モデル | エンジン | 乗車 定員 | 旧価格 (10%) | 新価格 (10%) |
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AUTECH | 直列3気筒DOHC 1.5 Lターボ +BM46モーター | 5人乗り | 4,205,300円 | 4,488,000円 |
AUTECH Advanced Package | 直列3気筒DOHC 1.5 Lターボ +BM46モーター | 5人乗り | 4,846,600円 | 5,029,200円 |
AUTECH e-4ORCE | 直列3気筒DOHC 1.5 Lターボ +BM46モーター+MM48モーター | 5人乗り | 4,467,100円 | 4,749,800円 |
AUTECH e-4ORCE Advanced Package | 直列3気筒DOHC 1.5 Lターボ +BM46モーター+MM48モーター | 5人乗り | 5,046,800円 | 5,329,500円 |
AUTECH e-4ORCE | 直列3気筒DOHC 1.5 Lターボ +BM46モーター+MM48モーター | 7人乗り | 4,598,000円 | 4,880,700円 |
日産 新型 エクストレイル 共通の変更点
エクステリアは新世代のデザイン・新しい「日産エンブレム」を採用。
インテリアはデジタル液晶メーターに12.3インチのフル液晶デジタルメーター、9インチタッチスクリーンディスプレイを採用し一新する。
ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family)」を採用する。
次世代の「e-POWER」搭載しエンジンは「1.5L 3気筒ガソリンエンジンターボ(VC)」4WDモデルには最新電動技術「e-4ORCE」を採用。
運転支援システム「プロパイロット」を採用。
日産 新型 エクストレイル エクステリア 新旧比較
ボディサイズはコンパクトになり30mm短く、20mm低い、全長4660mm、全幅1840mm、全高1720mmとし、広い室内長はそのままに全長をコンパクト化したこと、さらに最小回転半径を0.2m減の5.4mとする。ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)」を採用。エクステリアデザイン変更、前後バンパーデザイン変更。スプリットヘッドライトに上部に取り付けられたLEDデイタイムランニングライトが付いている大きなダブル「Vモーショングリル」が特徴的。
日産 新型 エクストレイル インテリア 新旧比較
インテリアには新しいステアリングホイール、デジタル液晶メーターに7インチディスプレイ、12.3インチのフル液晶デジタルメーターを設定。「10.8インチのカラーヘッドアップディスプレイ」を採用した。大きい最新インフォテインメントシステム採用。インパネの上面にソフトパットを使用し高級感を高めた。「NissanConnectインフォテインメントシステム」は、「Apple CarPlay」「Android Auto」対応した8インチまたは9インチタッチスクリーンディスプレイを採用。センターコンソールにテレイン設定用の小さなシフターノブとロータリーセレクターや電動パーキングブレーキ&ホールドを採用。2列5人乗りまたは3列7人乗りをラインナップする。
日産 新型 エクストレイル エンジン 比較
エンジンラインナップを比較すると、新型「エクストレイル」は新開発のモーターとインバーターを刷新することで力強さ・なめらかさ・静かさを進化させた第2世代「e-POWER」を搭載。電力を発電するエンジンは、日産が世界で初めて量産化に成功した圧縮比を8~14まで自在に可変させる可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」を採用、e-POWER用にチューニングされたVCターボエンジンの採用により出力を大幅に向上、エンジンの回転数を抑えることで燃費にも貢献している。
新型 エクストレイル エンジン ラインナップ
新開発した第2世代「e-POWER」を搭載。他のエンジンは採用されていない。
旧型 エクストレイル エンジン ラインナップ
先代の「エクストレイル」は「2L 直列4気筒 DOHCエンジン」と「2L 直列4気筒 DOHC エンジン+モーター」を採用する。
スペック | 先代エクストレイル ハイブリットモデル | 新型エクストレイル e-POWER+e-4ORCE |
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全長 | 4,690mm | 4,660mm |
全幅 | 1,820mm | 1,840mm |
全高 | 1,730mm | 1,725mm |
ホイールベース | 2,705mm | 2,705mm |
エンジン | 2L 直列4気筒 DOHC エンジン +モーター | 直列3気筒DOHC 1.5 L VCターボ +モーター 型式:EM57 型式MM48型 |
フロント モーター最高出力 | 30kW(41ps) | 150kW/4,501-7,422rpm |
フロント モーター最大トルク | 160Nm(16.3kgm) | 330Nm/0-3505rpm |
リア モーター最高出力 | – | 100kW/4,897-9,504rpm |
リア モーター最大トルク | – | 195Nm/0-4,897rpm |
最高出力 | 108kW(147ps)/ 6,000rpm | 106kW/ 4,400-5,000rpm |
最大トルク | 207Nm(21.1kgm)/ 4,400rpm | 250Nm/ 2,400-4,000rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 7名 | 5名 7名 |
WLCTモード燃費 | - | 18.3km/L~ 18.4km/L |
JC08モード燃費 | 20.0km/L〜 20.8km/L | - |
安全装備比較
先代モデルよりも機能を高めた「 360° セーフティアシスト」は、7種類の先進運転支援システムで構成される。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームアシスト」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」を採用。
システム | 先代エクストレイル | 新型エクストレイル |
---|---|---|
インテリジェント エマージェンシーブレーキ | ◯ | ◯ |
インテリジェント FCW (前方衝突予測警報) | ◯ | ◯ |
アダプティブ ハイビームアシスト/ ハイビームアシスト | ◯ | ◯ |
後退時車両検知警報 RCTA | ◯ | ◯ |
インテリジェントLI /LDW (車線逸脱警報) | ◯ | ◯ |
インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)+ BSW(後側方車両検知警報) | ◯ | ◯ |
標識検知機能 | ◯ 進入禁止標識検知 | ◯ 進入禁止標識検知 最高速度標識検知 一時停止標識検知 |
踏み間違い衝突防止アシスト | ◯ | ◯ |
インテリジェント DA (ふらつき警報) | – | ◯ |
インテリジェント アラウンドビューモニター (移動物 検知機能付) | ◯ | ◯ |
新型 エクストレイル について思うこと
日産にとって「エクストレイル」は日本市場においてコンパクトSUVという存在であり販売力の高い車種である。今回は日産として正常進化を果たし、エクステリア、インテリア、更にエンジンまで全てを一新することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実やインテリアの最新装備により頼れる一台となる。日産車で売れている車種を見ても必ず「e-POWER」モデルがラインナップされており、「ノート」「ノートオーラ」「セレナ」「キックス」などであるが今回は新型「e-POWER」を搭載することで今までにない商品価値が付く。更にインフォメーションディスプレイやフル液晶デジタルメーターなど現代車として流行りを全て取り入れており乗って最新車種に乗っていると実感できるだろう。
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日産ニュースリリース
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-eeb3fca6e4d3baab92962a71650490a1-220720-01-j
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-59fdaa4ff6320fc49d0908ab722aad61-230410-01-j
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