オーストラリアのトヨタは、カーボンニュートラルな未来に向けて舵を切っており、ガソリン車とハイブリッド車の両方がラインナップされている「RAV4」など5車種でガソリン車の販売を終了すると発表しました。これにより、オーストラリアでは9車種がハイブリッド専用車種となります。
全9車種で ガソリン車の販売を終了
セダンの「カローラ」と「カムリ」、および「カローラクロス」「RAV4」「クルーガー」がハイブリッド専用車となりました。これにより、すでにハイブリッド専用車である「ヤリスハッチバック」「ヤリスクロス」「カローラハッチバック」「C-HR」のラインナップに加わり、全9車種となります。
このハイブリッド車へのシフトは、顧客の強い需要に応じたものと考えられていますが、一部では単にマーケティングの成功によるものだと見る声もあります。トヨタは、2025年までにハイブリッド電気自動車(HEV)とバッテリー電気自動車(BEV)がオーストラリアでの販売の半分以上を占めると予測しています。
マーケティングおよびフランチャイズ事業担当副社長のショーン・ハンリー氏は、「当社のHEVシェアは昨年、過去最高の33.5%に達し、今年最初の5か月間で46.6%に急上昇し、5月には48.9%を記録しました。今年これまでのところ、当社のHEVの総販売台数は昨年の同時期に比べて2倍以上の46,821台となり、すべてのモデルが引き続き強い需要を集めています」と述べました。
オーストラリア トヨタ ニュースリリース
https://www.toyota.com.au/news/toyota-moves-to-100-percent-hybrid-on-popular-cars-and-suvs