スズキはインドにて電気自動車(EV)コンセプトモデル「eVX」を2023年1月11日世界初公開した。2025年までに市販化を計画。日本においても2023年10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて公開された。2023年現在、開発を進めテスト走行も始まっており、スパイショットも撮影されている。
スズキ 新型 「eVX」 電気自動車 コンセプトモデル について
「eVX」はスズキのEV世界戦略車第一弾のコンセプトモデルとなる。インド・デリー近郊で開催されている「Auto Expo 2023」のインド子会社マルチ・スズキ・インディア社のブースで世界初公開した。
スズキ 新型 「eVX」 電気自動車 エクステリア について
「グランドビターラ」をはじめ、「SX4 S-CROSS」といったSUVモデルを世界各国で展開。EVモデルである「eVX」においても、スズキのDNAである本格四輪駆動車の力強さと、最新のEVとしての先進性を融合し、一目でスズキのSUVとわかるエクステリアに仕上げました。また、スズキの四輪駆動テクノロジーを更に進化させ、スズキのSUVに相応しい本格的な走行性能を目指している。「eVX」コンセプトのボディサイズは、全長4,300mm、全幅1,800mm、全高1,600mmとした。「SX4 S-CROSS」とまったく同じ長さで、「ビターラ」より125mm長く、「グランドビターラ」より45mm短い。バッテリーの容量が60kWhで、インドのMIDCサイクルに基づいて測定した完全電動航続距離が550kmである。






フロントにはV字型のLEDヘッドライトがあり、スズキのエンブレムの上に完全に覆われた透明なグリルが接続され、彫刻されたバンパーにはスキッド プレートもあり、その周囲は大量のプラスチック クラッディングで囲まれています。ボクシーなホイールアーチの周囲にも同様の処理が施され、未来的なエアロスタイルのアルミホイールを強調。





引き締まったフェンダー、フレームレスドア、フラッシュドアハンドルが特徴的。ミラーに代わるカメラと同様に、製品版ではおそらくトーンダウンされるでしょう。ルーフとAピラーはバイトーンの外観のために黒で塗装され、ボディ下部の微妙な緑の色合いとブロンズのアクセントが組み合わされていえう。後部のハイマウント全幅 LED テールライトは 3D グラフィックスを備え、テールゲートとともに開いているように見えます。大型のリアスポイラーとF1スタイルのブレーキライトを備えたスキッドプレートもありる。













スズキ 新型 「eVX」 電気自動車 インテリア について
インテリアでは新世代インフォテインメントシステムを採用し、コネクティッド技術SUZUKI connect(スズキコネクト)搭載する。







スズキ 新型「eVX」 電気自動車 「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を搭載
「eVX」には最新の安全装備「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を採用。衝突被害軽減ブレーキに、ミリ波レーダー、単眼カメラ、超音波センサーの3種類のセンサーを採用。新たに、検知対象として、車両、歩行者に加えて自転車や自動二輪車に対応。交差点での右折、左折の出会い頭時の車両、歩行者なども検知してさまざまな衝突回避、軽減を図る。
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて スズキのEV世界戦略車第一弾「eVX」を公開
実際に近くで「eVX」を見た感想としてはボディが肉厚感があり、力強さを感じた。フロントとリアに薄型のLEDヘッドライトやリアテールライトがとても現代車種らしい印象を与えていた。今までのスズキ車ではないテイストのデザインであり非常に好印象でした。日本で発売されれば人気車種になる可能性もありそうだ。




新型「eXV」と「エスクード」 ボディサイズ比較
新型「eXV」と「エスクード」とのボディサイズを比較すると全長が「eXV」の方が長いが+125mmとなり一回り大きい。
スペック | 新型「eXV」 | 「エスクード」 | 差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,300mm | 4,175mm | +125mm |
全幅 | 1,800mm | 1,775mm | +25mm |
全高 | 1,600mm | 1,610mm | -10mm |
スズキ 2030年度までに日本市場にEV6モデル展開
スズキは、「2030年度に向けた成長戦略説明会」を2023年1月26日発表。4輪車のBEV(バッテリ電気自動車)投入計画を公表した。日本市場にて、6つのEVの発売を発表。2023年度よりBEVを投入、未知の軽自動車のシルエットが2回表示され、おそらくほぼ同じ外観の乗用車とパネルバンのボディスタイルを暗示。軽自動車はあと2台あり、そのうちの1台はスズキ ハスラーの電動バージョン。もう1台はエブリィの後継車となる可能性があるが、スペーシアやワゴンRの後継車となる可能性もある。最後に、日本のEVラインナップには、フロンクスのゼロエミッションバリアントと量産対応のeVXも含まれている。

▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→スズキ 「ワゴンR EV」「ハスラー EV」をはじめ2030年度までに日本市場にEV6モデル展開
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→ついに「スズキ」「ダイハツ」「トヨタ」3社共同開発で新型バッテリEV商用軽バン 2023年度内導入
スズキ ニュースリリース
https://www.suzuki.co.jp/ir/library/forinvestor/pdf/bsgs_fy2030.pdf
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2023/0111/
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