トヨタ 4代目 ハリアー オーナーとして半年乗った感想と評価

toyota harrier

トヨタの4代目新型「ハリアー」のオーナーである筆者はハイブリッド車(2WD)モデルを購入した。購入をして丁度、半年となったのでこの時点での感想をまとめてみました。一般的に「ハイブリッド」モデルで求める点は実燃費が果たしてどれぐらいなのか?気になる人も多いだろう。実際に3500kmを超えてきたので実燃費について公開していく。

目次

4代目新型「ハリアー」ハイブリッドモデル 実燃費は?

実際に3,500km乗っておよそ、高速走行30%、一般道走行70%といったところだろう。ハイブリッドは走りかだしを気をつけたりハイブリッド特有の走り方をすることで燃費を上げることが可能だが今回は何も考えず普通に走行している。

実燃費は16.7km/Lとなった。カタログ値はハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:22.3km/Lなのでそこまで差がないと言える。夏から冬でクーラーと冷房を何も考えず使っているが素晴らしい結果となった。

余談にはなるが筆者は4代目「プリウス」2WD 前期のオーナーでもあったが、実燃費は23.0km/Lであった。カタログ値はJC08モード燃費37.2km/Lだったので差がありがっかりした。(乗り方により差がでる。)つまり自分の走り方ではプリウスと差が5.4km/Lしかない。これは驚異的に燃費がいいことがわかる。

旧型ハリアー ハイブリッドで元が取れるまで

燃費と価格を考えたときに非常に悩ましい問題となった。両方のグレード「G」で比較した場合、ガソリンモデルは3,410,000円、ハイブリッドモデルは4,000,000円と590,000円の差額となる。更にハイブリッド車は約157,900円(環境性能割 約95,400円+ 自動車重量税約30,000円+グリーン化特例 約32,500円(翌年度))の減税が受けられるので約430,000円の差額となる。

ここでガソリンの計算となるが約430,000円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。現実的に上記記載の実燃費を元に計算すると。

ガソリン車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:15.4km/L(13.0km/L)ハイブリッド車(2WD)の燃費はWLCTモード燃費:22.3km/L(17.0km/L)で計算。
ガソリン価格 1L 130円の場合 
ガソリンモデル 10,000km=100,000円
ハイブリッド車 10,000km=76,470円

10,000km走って23,530円しか差がでないので100,000km走っても235,300円しか差がでず。約200,000km乗らないと差が埋まらないことに・・・通常5年ほどで新車を手放す可能性が高いかもしくは100,000kmと考えてもハイブリッド車を選ぶと-264,700円となる。ハイブリッド車だからと言って安易に選ぶことができない。更に、「ハリアー」の場合エクステリアデザインにハイブリッドとの差がなくドヤ顔できる訳でもない。

快適性について

今までは金額的な話をしてきたが、快適性の話もしたい。「直列4気筒2.0L直噴エンジン+Direct Shift-CVT」モデルは金額面では申し分ないが、快適な面で言うとそうでもない。筆者は、3代目ハリアーや4代目RAV4のガソリン 2.0Lに乗った経験があるが非常に走り出しが遅いと言う感想だ。車重に対してトルクが足りない、Direct Shift-CVTで改善されたとしても遅いと感じるはずだ。「直列4気筒 2.5L直噴エンジン+モーター」はトヨタお得意のハイブリッドシステムであり、走り出しはモーターのみで走行することになるがトルクはモーターの得意分野でありとてもいい走り出しが期待できる。更に海外モデルの「ヴェンザ」はこのハイブリッドエンジン仕様のみを採用。海外でも通用する走りを可能にしていることを証明している。更に、「レーダークルーズコントロール」を使用時では電気制御とハイブリッドの相性がいいので違いが出る可能性が高い。快適性能では「ハイブリッド車」をおすすめする。

新型旧型の比較して思うこと

「TNGA-Kプラットフォーム」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用し、ボディ剛性を高めた、更に最大熱効率40%以上を実現したエンジン直列4気筒 2.0L 直噴エンジン搭載 「Dynamic Force Engine」が搭載したことで今までのハリアーよりもワンランク上の上質で快適な走りが可能となった。新型ではハイブリッド仕様には2WD車を設定し選択肢を拡張した。4WD必要ない人も今までいたので価格を抑えてハイブリッド車に乗りたい人にはとてもいいことだろう。

エクステリアで「S」「G」で比較すると「フロントやリヤのメッキ加工」や「LEDデイライト」など、見た目や細かな便利な機能を含めると「G」を選択したい。

次世代のToyota Safety Senseは今までのToyota Safety Senseに比べ、検知する精度や項目が増えたことで安全技術として格段に向上している。予防&快適装備も充実させた事で、更に圧倒的にドライバーの負荷を軽減される。旧型が時代遅れではないがこの3年あまりでの進化がそのまま反映されることになる。旧型からの乗り換えも視野に十分入るだろう。

グレード「S」「G」「G “Leather Package”」「Z」「Z “Leather Package”」に加えハイブリッド車・ガソリン車からの選択なので非常に悩むことになる。ハイブリッド車とガソリン車ならガソリン車の方がトータルコストが安い。快適な走行を求めるならハイブリッドも選択肢に入れるべきだ。

インテリアは「パワーバックドア」や「イルミネーテッドエントリーシステム」「パワーバックドア」「デジタルインナーミラー」などの高級車だよねやっぱりハリアーはといった機能が標準で装備されており好き付きではあるがやっぱり「G」を選択したい。先進技術や安全装備も何かと欠けているのは嫌なのでやっぱり「G」を選択したい。300万円以上の車に30万円の差であるのであれば「G」を選択して問題ないですよ本当に。

インテリアも旧型も高級感があるが、更に「12.3インチのタッチスクリーン」「JBLプレミアムサウンド」や「ヘッドアップディスプレイ」を採用することで先進性や快適性がアップしている。どのグレードも価格は30万円ほどアップするが納得の装備だけに価格上昇は当然と言えそうだ。

更にフルモデルチェンジした装備をより実感したい人は「12.3インチT-Connect SDナビゲーションシステム」や「ハンズフリーパワーバックドア」「カラーヘッドアップディスプレイ」を搭載している「Z」をおすすめしたい。

結論、新型ハリアーで一番おすすめは「ハイブリッド車」「Z」である!!余裕があるなら「ハイブリッド車」「Z “Leather Package” 」を考えて商談に望んでもらいたい。

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4代目 新型 ハリアー スペック

スペック 新型ハリアー 
全長 4,740mm
全幅 1,855mm
全高 1,660mm
ホイール
ベース
2,690mm
エンジン 2.5L 直列4気筒
直噴エンジン
「Dynamic
Force Engine」
+モーター
2.0L 直列4気筒
直噴エンジン
「Dynamic
Force Engine」
最高出力 131kW(178ps)/
5,700rpm
126kW(171ps)/
6,600rpm
最大トルク 221Nm(22.5kgm)/
3,600-5,200rpm
207Nm(21.1kgf・m)/
4,800rpm
フロント
モーター
最高出力
88kw(120ps)
フロント
モーター
最大トルク
202Nm(20.6kgm)
リア
モーター
最高出力
40kW(54ps)
リア
モーター
最大トルク
121Nm(12.3kgfm)
システム
最高出力
160kW
(218ps)
163kW
(222ps)
トランス
ミッション
電気式
無段階変速機
Direct Shift-
CVT
駆動方式 2WD E-Four
(4WD)
2WD 4WD
車両重量 1,710kg 1,770kg 1,620kg 1,680kg
最小
回転半径
5.5m~5.7m
JC08モード
燃費
26.4~27.4km/L 26.3km/L
WLCTモード
燃費
22.3km/L 21.6km/L 15.4km/L 14.7km/L
タイヤサイズ 225/55R19
235/55R18
225/65R17
乗車定員 5名
価格 3,580,000円〜
4,820,000円
3,800,000円〜
5,040,000円
2,990,000円〜
4,230,000円
3,190,000円〜
4,430,000円

トヨタ 新型 ハリアー 4代目 フルモデルチェンジ TNGA採用 2020年6月17日発売

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トヨタニュースリリース

https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32186273.html

トヨタ

https://toyota.jp/

トヨタ ハリアー

https://toyota.jp/harrier/

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