トヨタ RAV4 とハリアー 試乗 感想 レビュー 徹底比較

現在は旧型ハリアーオーナーである筆者が新型RAV4に300km走行して違いについて検証してみた。RAV4とハリアーは同じトヨタ車であるがクロスオーバーSUVというジャンルにおいてライバル関係になる車です。この2台を、価格、デザイン、エンジン性能、人気などで比較した。今から購入を考えるあなたならどちらを選びますか?

目次

RAV4とハリアーのエクステリア デザイン比較

RAV4は2.0Lガソリン車のグレード「Adventure」ハリアーは2.0Lガソリン車グレード「PREMIUM」を比較する。RAV4のエクステリアの印象は力ず良い印象のある角ばったデザインである。トヨタのSUVらしいデザインと言っていいだろう。ハリアーは丸みのあるデザインで高級感を出したデザインとなる。

RAV4

ハリアー

新型 RAV4とハリアー ボディサイズ比較

ハリアーが1,835mm、に対してRAV4が1,855mmであるため街乗りで不安があったがどちらに乗っても大きさの違いは感じなかった。RAV4の方が視界がよく運転のし易さがある。

サイズ新型 RAV4ハリアー
全長4,600mm4,725mm
全幅1,855mm1,835mm
全高1,690mm1,690mm
ホイールベース2,690mm2,660mm
乗車定員5名5名

RAV4とハリアーのインテリア デザイン比較

RAV4

ハリアー

新型 RAV4と新型ハリアーガソリンモデル比較

同じ2.0Lエンジンを搭載しているがRAV4は新型エンジンと新型CVT(Direct Shift-CVT)により走り出しではやはり差が出ておりRAV4の方がスムーズな加速が可能である。

RAV4

ハリアー

スペック新型 RAV4ハリアー
エンジン直列4気筒2.0L
直噴ガソリンエンジン
直列4気筒2.0L
ガソリンエンジン
最高出力126kW(171ps)/
6,600rpm
112kw(152ps)/
6,100rpm
最大トルク207Nm(21.1kgf・m)/
4,800rpm

193Nm(19.7kgm)/
3,800rpm

トランスミッションDirect Shift-CVTSuper CVT-i
(自動無段階変速機)
駆動方式2WD(FF)/4WD2WD(FF)/4WD
JC08モード燃費18.0km/L14.8〜16.0km/L
WLTPモード燃費15.2km/L~
15.8km/L
価格260万8,200円〜
334万8,000円
2,949,480円〜
4,324,320円

新型 RAV4とハリアー装備の違いについて

トヨタの中での位置付けはRAV4はハリアーより格下でありハリアーは高級SUVというカテゴリーである。そのため、新型RAV4よりもいくつか機能が優れているまたは装備が付いている部分があるので紹介したい。

システム 装備新型
RAV4
新型
ハリアー
ブラインドスポットモニター×
インテリジェントクリアランスソナー
リヤクロストラフィックオートブレーキ×
先行車発進警告機能×
レーントレーシングアシスト×
交通標識読取×
昼間自転車・夜間歩行者検知×
パワーバックドア
ハンズフリーパワードア×
デジタルインナーミラー×
電動パーキングブレーキ&ホールド
快適温熱シート+シートベンチレーション
シートヒーター×
ステアリングヒーター×
パワーシート
アイドリングストップ×
電動チルト&テレスコピックステアリング×
運転席シートポジションメモリー×
アダプティブハイビームシステム×
パノラミックビューモニター×
車載通信機(DCM)×

実際にクルーズコントロールを両車使用してみると、やはりRAV4の方が精度の高さとレーントレーシングアシストによりハンドル操作をサポートしてくれるのでより快適であった。

ハリアーにはある装備

1.LEDシーケンシャルターンランプ

旧型ハリアーには高級SUVとして流行りのLEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)が装備されている。(ヘッドライトのみ グレード PREMIUM以上に標準装備)

harrier
3連LEDヘッドライト、LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)

2.アダプティブハイビームシステム 

旧型ハリアーにはLEDの点灯・消灯を細やかに制御することで、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるシステムです。ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保。(グレード PREMIUM以上に標準装備)

3.パノラミックビューモニター

旧型ハリアーには装備可能。4つのカメラの映像を高速処理し、上空から車両を見下ろしたようなつなぎ目のない映像を表示。駐車時や発進時などにおいて運転席からは確認しづらい周囲の状況をリアルタイムに見晴らせ、低速時の運転をアシストするシステム。

4.快適温熱シート&シートベンチレーション

旧型ハリアーには運転席、助手席に暑い日には風を通しシートの熱を逃し、寒い日には座席を快適な温度に温めるシステム。(PROGRESS “Metal and Leather Package”、PREMIUM “Metal and Leather Package”に標準装備)新型RAV4には一部グレードのみ採用の様です。

5.アイドリングストップ

アイドリングストップは、停止した際に、一定の条件を満たすと自動的にエンジンが停止する仕組み。街乗りなどを多く使用する場合には燃費向上が見込めます。

新型RAV4 にはある装備

1.ブラインドスポットモニター

こちらは新型RAV4に搭載されていますが、旧型ハリアーにはついていません。運転者による車線変更時の判断を支援するシステム。 レーダーセンサーにより、隣の車線のドアミラーに映らない領域(死角領域)を併走する車両を検知し、ドアミラーのインジケーターによって車両の存在を知らせてくれる。

toyota-rav4-hybrid
新型 RAV4 インテリア

2.運転席シートポジションメモリー

こちらは新型RAV4に搭載されていますが、旧型ハリアーにはついていません。家族などで複数人が運転する場合があるとシートポジションがそれぞれ異なるので、毎度ポジションを手動で変更することなく、セットしたポジションにボタン一つで動く優れた機能である。

3.シートヒーター

こちらは新型RAV4に搭載されていますが、旧型ハリアーにはついていません。ハリアー には「快適温熱シート&シートベンチレーション」の選択は可能であるが、通常のシートヒーターの選択ができないのでできてもいいと思います。冬場はシートが暖かくなるので普通の暖房に+して使うと快適です。

4.ハンズフリーパワードア

こちらは新型RAV4に搭載されていますが、旧型ハリアーにはついていません。荷物を持って両手が塞がっている場合などにリモコンキーを携帯していれば、足をかざすだけでドアを開けることができる。

新型 RAV4とハリアースペック比較の感想

新型RAV4とハリアーはボディサイズはほぼ同じである。ハイブリッドモデル、ガソリンモデルを比較してまず思うことが、新型RAV4の価格設定が非常に安い!ベースグレードで比較すると約34万円前後の差額がある。燃費比較をすると流石は新型エンジンを搭載しているだけあり、RAV4は燃費面でもより安くなる。トータルコストを考えると新型RAV4の方がお得となりそうだ。

しかしRAV4はドアを閉めた時や色々なパーツで高級感とはほど遠いむしろコストカットされているポイントをいくつか見受けられる。その辺りも考えた上で購入を検討すべきではある。

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