トヨタは新型「アーバンクルーザー」を2020年12月に発売する。世界的に人気のクロスオーバーSUV市場に新たにC-HRよりも小さいセグメントを発売する。トヨタでは通称「A-SUV」と言われている。日本の特許庁に「URBAN CRUISER(アーバンクルーザー)」を2018年8月29日に商標出願している。
新型アーバンクルーザーについて
「URBAN CRUISER(アーバンクルーザー)」はコンパクト、クロスオーバーモデルである。設計および開発・生産はダイハツ工業が行い、プラットフォームは「DNGAプラットフォーム」を採用。新型タントに続く「DNGA」第2弾となる。トヨタの先進技術といえば、「Toyota Safety Sense」であるが、新型タント/ タントカスタムに搭載された先進技術「次世代スマートアシスト」を採用する。ディスプレイオーディオやカーナビゲーションとスマートフォンを接続するサービス「ダイハツコネクト」を採用。C-HRと比較すると一回り小さいモデルとなる。
アーバンクルーザー C-HR との比較について
サイズ | C-HR | アーバンクルーザー 予想 |
---|---|---|
全長 | 4,360mm | 3,980mm |
全幅 | 1,795mm | 1,695mm |
全高 | 1,550-1,565mm | 1,600mm |
ホイールベース | 2,640mm | 2,500mm |
新型アーバンクルーザー 先進技術「次世代スマートアシスト」標準搭載
「スマートアシストⅢ」同様に2つのカメラを装備。更に「全車速追従機能付ACC」(上位グレードのみオプション)などの機能を追加した「次世代スマートアシスト」を搭載する。ステレオカメラを採用、歩行者対応や従来より作動速度域を拡大。「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
車体前後各二つのコーナーセンサー装備 さらに進化した「次世代スマートアシスト」が、運転中の「ヒヤッ」とするシーンで事故の回避を図り、あなたの安全運転を支援します。 ソナーセンサーに加え、ドライバーの視界や頭上空間を妨げない、世界最小ステレオカメラを新搭載。 歩行者や先行車、障害物などの様々な情報を的確に捉え、運転者に注意を促したり、緊急ブレーキを作動させます。
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能 ①衝突警報(対車両、対歩行者) 走行中に前方の車両や歩行者をカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
②一次ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突の危険があるとシステムが判断した場合、自動的に弱いブレーキ(一次ブレーキ)をかけ、運転者に衝突回避を促します。
③被害軽減ブレーキアシスト(対車両、対歩行者) 一次ブレーキ機能が作動している時にドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ制動力を高めます。
④緊急ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキ(二次ブレーキ)で減速。衝突を回避したり、被害を軽減します。
車線逸脱抑制制御機能 走行中、ウインカーなしで車線からはみ出しそうになると、ブザー音とメーター内表示でドライバーに警告し、操作を促す。更に車線内に戻すようステアリン グ操作をアシスト。
先行車発進お知らせ機能 停止時に先行車が発進したことに気づかず、発進しなかった場合にブザー音とメーター内表示でお知らせ。
AT誤発進抑制制御機能+ブレーキ制御付誤発進抑制機能 ①前方誤発進抑制制御機能 ステレオカメラにより、前方4m以内に車両や壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。②後方誤発進抑制制御機能 リアバンパーに内蔵されたソナーセンサーにより、後方2~3m以内に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。更にブレーキ制御を付加した。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができます。
アダプティブドライビングビーム ハイビームで走行中に、対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光。
標識認識機能 進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ。
新型アーバンクルーザー 先進技術「スマートアシストプラス」
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車 まで制御。
レーンキープコントロール 車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト。
駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」 左右のカメ ラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。
サイドビューランプ 夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させること で、ステアリングを切った方向を明るく照射。
「スマートアシストⅡ」「スマートアシストⅢ」「次世代スマートアシスト」の違いについて
機能システム | スマートアシスト Ⅱ |
スマートアシスト Ⅲ |
次世代 スマートアシスト |
|
---|---|---|---|---|
方式 | レーザーレーダー +単眼カメラ |
ステレオカメラ | ステレオカメラ | |
自動ブレーキ 歩行者 |
– 警告のみ (50km/h以下) |
◯ |
◯ (50km/h以下) |
|
自動ブレーキ 衝突回避 |
◯ |
◯ |
◯ (30km/h以下) |
|
自動ブレーキ 被害軽減 |
◯ |
◯ |
◯ (80km/h以下・ 対歩行者 50km/h以下) |
|
誤発進抑制 前方/後方 |
◯ | ◯ (ブレーキ制御) |
||
車線逸脱警報 | ◯ | |||
先行者発進 お知らせ |
◯ | |||
オートハイビーム orアダプティブ ハイビームシステム |
– | ◯ | ◯ | |
標識認識機能 | – | – | ◯ | |
コーナーセンサー | – | – | ◯ | |
スマート アシスト プラス |
レーン キープ コントロール |
– | – | ◯ |
全車速 追従機能付 ACC |
– | – | ◯ | |
スマート パノラマ パーキング |
– | – | ◯ | |
パノラマ モニター |
– | – | ◯ | |
サイド ビュー ランプ |
– | – | ◯ |
新型アーバンクルーザー ダイハツコネクト搭載
「ダイハツコネクト」では、クルマとスマートフォンを連携させることで、手軽にコネクトサービスを提供可能。ダイハツコネクトアプリを インストールすることで、もしもの時の安全・安心を提供する「つないでサポート」、クルマとドライバ ーを見守る「見えるドライブ」、クルマの状況をスマートフォンから確認できる「見えるマイカー」、クルマのメンテナンス管理をサポートする「つないでケア」の4つのサポートを使用可能となる。
ダイハツ 「ダイハツコネクト」クルマとスマホを連携させるコネクトサービスを提供
新型アーバンクルーザー スペック予想
スペック | 新型アーバンクルーザー | |
---|---|---|
全長 | 3,980mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | 1,600mm | |
ホイールベース | 2,500mm | |
エンジン | 1.0L 直3気筒 エンジン |
1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
最高出力 | 51kW(69ps)/ 6,000rpm |
72kW(98ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 92Nm(9.4kgfm)/ 4,400rpm |
140Nm(14.3㎏m)/ 2,400-4,000rpm |
トランスミッション | CVT | |
JC08モード燃費 | 22.0km/L | 20km/L |
価格 | – | – |
アーバンクルーザーってなに?
アーバンクルーザーは日本で2016年まで販売されていた「ist」の海外名である。「ist」はヴィッツをベースに、大径のタイヤとクロスオーバーSUV風の5ドアハッチバックボディを被せたクロスオーバーコンパクトカーである。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
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