「RX」は「レクサス」が販売するクロスオーバーSUVである。
レクサス RXシリーズについて
初代 MCU10L型
1997年に発表。1998年3月発売。「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルを開拓した先駆的モデルであり、後に世界中のメーカーから数多くの追随モデルが発売されることとなった。日本国内のみ「トヨタ・ハリアー」の名称で販売。
2代目 GSU3W型
2003年モデルチェンジ。V型6気筒 3.3Lエンジン(3MZ-FE型)を搭載し「RX330」の名称であったが、後に新開発の3.5Lエンジン(2GR-FE)へ置き換え、名称も「RX350」に変更された。先代同様、AWDモデルとFFモデルの両方が設定。
3代目 GYL1W型
2007年の東京モーターショーにて3代目RXのコンセプトカーである「LF-Xh」が発表され、2007年11月19日にLAオートショーにて正式発表された。日本市場でも「レクサス・RX」として販売される。日本国内では2009年(平成21年)1月19日に発表、RX350は同日より販売開始、ハイブリッドモデルのRX450hは2009年4月に発売。2009年9月25日、ハイブリッドモデルのRX450hにFF仕様を追加設定。2009年10月29日発売。2012年4月12日マイナーチェンジ。2013年7月25日に一部改良し8月1日販売開始。2014年7月10日、特別仕様車「Radiant Aero Style」を発表、2014年8月4日販売開始。
4代目 GYL2W型
4代目となる新型RXシリーズは2015年10月22日に発売。「RX450h」「RX350」(日本未発売)のエンジンだが、旧型に搭載されている物を新化させた。
3.5LV型6気筒DOHCのアトキンソンサイクルエンジンと高トルクモーター内蔵のトランスミッションを組み合わせとそのハイブリッドモデル (3.5LV型6気筒DOHC+モーター)エンジンの最高出力は310psだ。更にスポーティバージョンである「F SPORT」も登場すると発表されている。「RX450h」のJC08モード燃費は18.2〜18.8km/Lとなる。そして、2015年4月20日に上海モーターショー2015で発表された「RX200t」新型エンジン 直4 2.0L直噴ターボが新たに搭載。ツインスクロールターボチャージャー、可変角を拡大したDual VVT-iWを使しエンジンの最高出力が238ps(170kW)もあるのでまずRXでも問題のない走りとなる。新型RXでは全車標準装備で予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を採用。「RX200t」のJC08モード燃費は12.1km/Lとなる。
2017年9月14日に新型NXのマイナーチェンジを行ったが同様の変更が行われRX200tの2Lターボエンジン搭載車をグレードモデル「RX300」とする。
2017年12月7日にRX450h version Lグレードをベースに3列化をした「RX450h L」をラインナップする。電動格納式のサードシートを採用。18インチアルミホイールをよりメタリックな塗装としたほか、セキュリティ機能を強化。
レクサスは新型RXシリーズのマイナーチェンジを行い2019年8月29日発売した。エクステリアのデザイン変更を行い、フロントとリアバンパーのデザイン変更。LEDヘッドライトのデザイン変更。(三眼フルLEDヘッドランプ+LED シーケンシャルターンシグナルランプ フロント&リヤ)テールランプのフルLED化 意匠変更フォグランプやガーニッシュデザイン変更。世界初の「ブレードスキャン®式 アダプティブハイビームシステム(AHS)」を(RX450h L “version L” “F SPORT” 標準)搭載。「“F SPORT”」にはボディの前後に「パフォーマンスダンパー」をショックアブソーバーに「フリクションコントロールダンパー」を採用した。
スピンドルグリルにはL字モチーフのブロックメッシュパターンを採用。高級感をよりアップさせた。
インテリアにはRX450h Lに6人乗りバージョンを採用、2列目シートは独立したキャプテンシートをオプション採用する。
サードシートを前後スライド可能となった。12.3インチのタッチワイドディスプレイのタッチディスプレイ化や「SmartDeviceLink」と「Apple CarPlay」と「Android Auto」両方をサポート、USBソケットの増設、スマートフォン収納箇所の追加、タッチパッド式のリモートタッチを採用。
「ハンズフリーパワーバックドア」 (挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)は全車標準装備、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで自動でオープン&クローズが可能。パドルシフト全車標準装備。
スポット溶接の打点増加、構造用接着剤の接着面拡大によってボディ剛性を強化。ショックアブソーバーに「フリクション・コントロール・デバイス」が追加し、路面からの微小な入力で発生する高周波振動を低減する「フリクションコントロールダンパー」を採用。「アクティブコーナリングアシスト(ACA)」採用。
NXの一部改良と同様に「アクティブコーナリングアシスト(ACA)」の標準装備。予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を進化した第2世代の次世代Lexus Safety System +を標準装備する。現在、第1世代のLexus Safety System +に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指す。
2020年7月22日一部改良。安全装備が充実化され、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)やブラインドスポットモニターを全車に標準装備されたほか、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)をフロントセンターコンソールとラゲージルームにも追加設定された。
2021年6月4日LEXUSが所属契約を締結しているプロゴルファーの松山英樹選手のメジャー初制覇を記念した特別限定車"HIDEKI MATSUYAMA EDITION"の設定を発表した。
2021年11月5日特別仕様車「Black Tourer」・「Elegant Tourer」が発売された。いずれの仕様車もRX300"version L"、RX450h"version L"がベースとなっており、2モデル共通で、外観はフロントロアバンパーとリアバンパーロアガーニッシュ(RX300のみ)を専用ブラック塗装に変更し、内装には専用ライトグレーステッチが採用されている。ボディカラーも2モデル共通で、「ソニッククォーツ」「ソニックチタニウム」「グラファイトブラックガラスフレーク」の3色を設定。
5代目 ALA10/ALH10型
2022年11月18日、日本仕様車の5代目へのフルモデルチェンジを発表し、同日より発売された。
2023年7月27日日本仕様車に「RX350h」が追加発表・発売され、同時に一部改良も行われた。「RX350h」は「RX450h+」同様、"version L"のみの設定となる。
レクサス 5代目 新型 RX スペックについて
新型 RX350
スペック | RX350 |
---|---|
エンジン | 2.4L直噴ターボエンジン |
最高出力 | 205kW(279PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 430Nm(43.8kgmf)/ 1,700-3,600rpm |
トランスミッション | Direct Shift-8AT |
駆動方式 | AWD |
燃料種類 | プレミアムガソリン |
WLTCモード燃費 | 11.8km/L(2WD) 11.2km/L(4WD) |
新型 RX500h
スペック | RX500h |
---|---|
エンジン | 2.4L直噴ターボエンジン+ ハイブリッドシステム |
最高出力 | 202kW(275PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 460Nm(46.9kgmf)/ 2,000-3,000rpm |
フロントモーター 最高出力 | 64kw(87ps) |
フロントモーター 最大トルク | 292Nm(29.8kgm) |
リアモーター 最高出力 | 76kw(103ps) |
リアモーター 最大トルク | 169Nm(17.2kgm) |
トランスミッション | 電気 式無段変速機 |
駆動方式 | AWD |
WLTCモード燃費 | 14.4km/L(4WD) |
新型 RX450h+
スペック | RX450h+ |
---|---|
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 135kW(185PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 228Nm(23.2kgmf)/ 3,600-3,700rpm |
フロントモーター 最高出力 | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 270Nm |
リアモーター 最高出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | 225kW(306ps) |
トランスミッション | 電気式 無段変速機 |
駆動方式 | AWD |
WLTCモード燃費 | 18.8km/L(4WD) |
新型 RX350h
スペック | RX350h |
---|---|
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン+モーター D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 140kW(190PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 243Nm(24.8kgmf)/ 4,300-4,500rpm |
フロントモーター 最高出力 | 88kw(120ps) |
フロントモーター 最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
リアモーター 最高出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム最大出力 | E-Four:163kW(222ps) 2WD:160kW(218ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) |
WLTCモード燃費 | 19.9km/L~22.2km/L |
レクサス 5代目 新型 RX 価格グレードについて
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
RX350 “version L” | 2.4L直噴ターボ エンジン (T24A-FTS) | Direct Shift- 8AT | 2WD | 6,640,000円 |
RX350 “version L” | 2.4L直噴ターボ エンジン (T24A-FTS) | Direct Shift- 8AT | AWD | 7,050,000円 |
RX350 “F SPORT” | 2.4L直噴ターボ エンジン (T24A-FTS) | Direct Shift- 8AT | AWD | 14,500,000円 |
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
RX450h+ | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター (A25A-FXS) | 電気式 無段変速機 | AWD | 8,710,000円 |
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
RX500h “F SPORT Performance” | 2.4L直噴ターボエンジン+ ハイブリッドシステム (T24A-FTS) | Direct Shift 6AT | AWD | 9,000,000円 |
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レクサス NX