今回は令和5年(2023年)時点でおすすめの海外メーカーのセダン車種をランキング形式でお伝えします。現時点で販売可能なモデルとでお伝えします。新モデルまたはフルモデルチェンジを積極的に行われている。購入検討される人や違う車種に乗り換えを検討している方は是非比較を見て車種を決めるときの参考にして頂けたら幸いです。今回は販売台数、燃費、リセールバリューなどトータル的におすすめできる車種を順位でお伝えします。
セダンの定義とは?
セダンは、エンジン、乗客、貨物の各コンパートメントを備えた3ボックス構成、4ドアの乗用車である。ボンネット、キャビン、トランクルームが独立して分かれているのが特徴で、安定した走行と快適な乗り心地が魅力である。また、セダンは一般的にスポーティなデザインや高級感を持つことが多く、ビジネスや公式な場での使用にも適している。近年は燃費性能や安全性能の向上により再び注目を集めている。
メルセデス・ベンツ Eクラス
メルセデスベンツは「Eクラス」のフルモデルチェンジを行い2024年モデルを2023年4月26日(現地時間)に発表した。日本モデルも2023年度中「Sクラス」に次ぐブランドの上級モデルで、視覚的には、全体的な表面仕上げだけでなく、フラッシュドアハンドルやテールライト間のトランクリッドを横切る強い水平のクロムトリムラインなどの詳細で、Sクラスに近いデザインとなる。
インテリアのダッシュボード、ゲージクラスター、インフォテインメント画面に関しては、EVモデルの「EQE」および 「EQS」のいとこに多くの共通点がある。Eクラスには、自立型デジタル計器ディスプレイと、ダッシュボードに統合されたMBUXメディア画面が標準装備されています。ただし、そのダッシュ スクリーンはオプションで拡張して、グローブボックスの上にパッセンジャーディスプレイを含める。
メルセデス・ベンツ Cクラス
メルセデス・ベンツは新型「Cクラス」の7年ぶりのフルモデルチェンジを行い日本モデルを2021年発売する。2021年5月25日から先行予約をスタート。2021年2月23日14時(現地時間)にオンラインで世界初公開した。新型「Cクラス」はほとんどすべての点でより大きくなっていました。ホイールベースは1インチ(2.54 cm)大きくなり、後部座席の乗客はさらに0.8インチ(2 cm)の足元スペースを確保できます。後部座席のヘッドルームは0.6インチ(1.5 cm)増加し、前席の乗客の場合、肘の部屋と肩の部屋は約1インチ(2.54 cm)のバンプになる。
全長4,680mm、全幅1,860mm、全高1,747mmです。旧型モデルより2.5インチ(6.35 cm)長く、幅は0.4インチ(1 cm)です。新しいCクラスが古い車よりも少ないと登録する唯一の指標は、ルーフラインが0.4インチ(1.0 cm)低い高さです。VDA認定によると、荷物容量は17.9 cu-ftのままで、前世代のCクラスと同じ。
新型「Cクラス」は新モデル世代として、メーカー初の電動化シリーズ。追加のハイライトとして、新しいSクラスに続く新しいCクラスには、第2世代のMBUX(メルセデスベンツユーザーエクスペリエンス)も装備さ。これにより、客室はさらにデジタル化され、インテリジェントになる。12.3インチ高解像度ディスプレイが標準装備。
「C300」はメルセデスのM254ガソリンエンジンを搭載。2.0L 4気筒ターボチャージャー付き、統合されたスタータージェネレーター(ISG)を備えた「C300」をマイルドハイブリッドにする48Vアーキテクチャーを組み込んでいる。限られた期間で、最大20 hp(20.2 PS)および148 lb-ft(200 Nm)のトルクのブーストが可能です。マイルドハイブリッドシステムにより、C300はエンジンを完全にオフにして滑空し、減速からエネルギーを回収する。トランスミッションは9G Tronic(9速AT)を搭載。C300のエンジンは、新しいツインスクロールターボチャージャーの配置を特徴としており、これはおそらくラグを少なくする。
BMW 3シリーズ
BMWは、新型「3シリーズ」のセダン / ツーリングのマイナーチェンジを行い、日本モデルを2022年9月20日発表し発売を開始した。エクステリア・デザインは、最新のBMW デザイン言語により、印象的なアップデートが行なわれている。新しいデザインのヘッドライトとBMWキドニーグリルを採用。デイタイム・ランニング・ライト機能を有する最新のLEDヘッドライトは、よりシャープな印象を与え、ダブル・バー採用のBMW 伝統のキドニー・グリル、フロント・エプロンのワイド化により、よりパワフルなデザインとなっている。リア・デザインにおいては、リア・コンビネーション・ライトを、より細く水平なラインとし、テール・パイプ径を90mm または100mm とすることで、パワフルな印象を与えている。
新型BMW 3 シリーズのインテリア・デザインにおいては、12.3インチのメーター・パネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させた最新の湾曲した「BMW カーブド・ディスプレイ」の採用により、優れた視認性と高い操作性を実現している。トランスミッションのシフト・レバーを廃止し、BMW 特有のiDrive コントローラー回りはすっきりとし、モダンな印象を与えている。なお、シフト・レバーの廃止に伴い、パドル・シフトは全てのモデルに標準装備。
アウディ A4
アウディは新型「A4 」の大幅改良を行い日本モデルを2020年10月7日発売した。エクステリアデザインを大幅に刷新。ドアパネルに至るまで改良を加え、全モデルでブリスターフェンダーを備え全幅を5mm拡大するなど、フルモデルチェンジに匹敵する変更を行った。Audi A4 / A4 Avantでは、新たなグレード構成としてbaseをはじめ、advanced / S lineの3種類を設定。インテリアでは最新のインフォテインメントシステムMIB3を初採用、センタースクリーンはタッチパネル式となり操作性の向上を図るとともに、よりシンプルでクリーンなコックピットデザインを実現。歩行者検知機能付アウディプレセンスシティや、渋滞追従支援機能付アダプティブクルーズコントロール。
「A4 」「A4 Avant」は、2種類の2.0L直列4 気筒直噴ターボエンジンを搭載。35 TFSIでは110kW(150ps)、45 TFSIは183kW(249ps)の最高出力を発揮。ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を採用。7速Sトロニックを組み合わせ。
ボルボ S60
ボルボは、セダン「S60」の改良を日本では2020年11月26日発売した。今回のS60のパワートレーン一新により、ボルボの国内販売モデルは全て電動化された。
「S60」は従来の「T4」「T5」パワートレーンに代わり、新たに48Vハイブリッドパワートレーン「B4」「B5」を採用、プラグインハイブリッドモデル「Recharge Plug-in hybrid T6」と併せ全て電動化された。「CleanZone – アドバンスト・エア・クオリティ・システム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付)」が採用されました。車内から微粒子状物質を除去することでPM 2.5粒子を最大95%車外排出することが可能。180km/hの最高速度制限とケア・キー(搭載されるキー2本のうち1本がケア・キーとなります)を導入した。
先進の安全・運転支援機能「対向車対応機能」や「歩行者・サイクリスト検知機能」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」などを備える「City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム)」「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」「ステアリングアシスト付BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」「ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避機能)」「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」などを全車に標準装備。
約90%ものパーツが新設計された新世代パワートレーンDrive-E (ドライブイー)の 第3世代となる4気筒2L ガソリンエンジンを搭載、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電、エンジンの始動や動力補助を行うハイブリッドシステムを搭載。S60に設定しているRecharge Plug-in hybrid T6 AWDは、ボルボの中大型車向けプラットフォームSPAをベースとするプラグインハイブリッドモデル。2.0L 4気筒スーパーチャージャー付き直噴ターボエンジン 最高出力186kW(253ps)最大トルク350Nm(35.7kgm)を発生する。Drive-E と240Nmを発揮する電気モーターをリアに配置。ベストな走行バランスを追求した「Hybridモード」をはじめ、電動モーターだけで駆動する「Pureモード」ではEV走行のみによるゼロエミッション走行が可能で、プラグインレンジは48.2kmとなっています。また、エンジンとモーター2つのパワーソースを最大限に活用する「Powerモード」も選択することが可能。
まとめ
セダンは現在の国内の販売台数が低迷しており、名車であるトヨタ「カムリ」は国内販売を終了するとアナウンスされている。しかし、乗り心地の良さや、大きさの割に運転がしやすいことや前後の衝突に強いことを考えると決して候補に入れないのはもったいないです。購入の際には様々な用途に応じてセダンを検討することも考えるべきである。