マツダは新型「CX-30」を日本では2019年9月20日発表し予約受注開始。10月24日に発売する。現在発売される同等クラス競合車種との比較を行ってみた。コンパクトクロスオーバーSUVと日本車のホンダ「ヴェゼル」トヨタ「C-HR」と比較してみた。
新型 CX-30について
新世代商品として初の二桁シリーズとなる「CX-30」はCX-3とCX-5の中間サイズである 。ベースは新型「MAZDA3」となる。デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用。 車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用している。全方位で洗練されたダイナミック性能を実現。
マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と世界初となる「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」採用した次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を採用。
インテリアはメーターパネルを液晶化し、マツダコネクトは最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」TFT 8.8インチのインフォテインメントシステムが搭載。「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応となる。「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」は運転中の操作は危険だとし、タッチパネルは非搭載で全てはコマンダーコントロールで操作で行う。車載通信機を標準設定。コネクティッドサービスとスマートフォンアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」の連動が可能。
よりスポーティとなった新型CX-30には、新世代4WDシステム、「i-ACTIV AWD」を搭載する。電子制御で駆動力を積極的にコントロールし、走破性能と燃費性能を高次元で両立。 多くのセンサーがドライバーの意図と走行状況を正確に検知し必要な後輪トルクを瞬時に演算・指令、不要な後輪トルクの伝達を抑え、ほぼ2WD状態で走行を可能にする。
「i-ACTIVSENSE」技術を標準装備する。眠りを検知し警告する「ドライバー・モニタリング」追従走行機能とステアリングアシスト機能「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」搭載。
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間歩行者検知機能を追加。TJA(交通渋滞アシスト)FCTA(フロント・クロス・トラフィック・アラート)DM(ドライバーモニタリング)TSR(交通標識認識システム)など最新の機能を採用。
新型CX-30の情報はこちらへ
マツダ CX-30 VS ホンダ 新型 ヴェゼル について
ホンダは新型ヴェゼルのマイナーチェンジを行い2018年2月15日発表、16日に発売。エクステリアの変更が行われフロントのバンパーやグリルのデザインを変更。インラインタイプのLEDヘッドライトの形状を変更フロントグリルと一体化したデザインに変更する。 一部グレードにはLEDアクティブコーナリングライトを採用。LEDウィンカーを採用。(LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー) ではない。)カムチェーンの摩擦低減などによってガソリンモデルをJC08モード燃費20.6km/Lから21.2km/LにUPした。
先進運転支援システム Honda SENSING(ホンダ センシング)全モデル標準装備。残念ながらマイナーチェンジした新型オデッセイに搭載されたACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能(0km/h~約100km/hで作動)を追加されない。
ホンダは新型ヴェゼルにターボモデルを追加し2019年1月31日に発売した。1.5L i-VTECターボ搭載モデル「VEZEL TOURING・Honda SENSING」2.4Lエンジン並みのトルクによる力強くスムーズな加速と、優れた燃費性能、高い静粛性を実現、スペックは172psとパワーもトルクも素晴らしい。JC08モード燃費17.6km/Lとなる。通常モデルのヴェゼルに比べボディの剛性を向上、専用仕様のパフォーマンスダンパー、ヴェゼル初となるアジャイルハンドリングアシストを採用。
ヴェゼルの情報はこちら
ホンダ 新型 ヴェゼル ターボモデル追加 2019年1月31日発売
ホンダ 新型 ヴェゼル マイナーチェンジ フロントフェイス変更など 2018年2月15日発表 16日発売
マツダ CX-30 VS ホンダ 新型 ヴェゼル ボディサイズ比較
スペック | 新型ヴェゼル | 新型CX-30 |
---|---|---|
全長 | 4,330mm | 4,395mm |
全幅 | 1,770mm | 1,795mm |
全高 | 1,605mm | 1,540mm |
ホイールベース | 2,610mm | 2,655mm |
マツダ CX-30 VS ホンダ 新型 ヴェゼル ターボモデル比較
スペック | 新型ヴェゼル | 新型CX-30 |
---|---|---|
エンジン | 1.5L直4気筒 DOHC i-VTEC ターボエンジン |
1.8L 直4気筒デーゼル |
最高出力 | 127kW(172ps)/ 5500rpm | 85kW(116ps)/ 4,000rpm |
最大トルク | 220Nm(22.4kgm)/ 1700-5500rpm |
270Nm(27.5kgm)/ |
トランスミッション | CVT | 6速AT |
駆動方式 | 2WD | 2WD/4WD |
JC08モード燃費 | 17.6km/L | - |
WLCTモード燃費 | - | 19.2km/L(2WD) 18.4km/L(4WD) |
価格 | 2,903,040円 | 2,887,500円 3,305,500円 |
マツダ CX-30 VS トヨタ 新型 C-HR について
フロントバンパー、リアバンパーの形状の変更。ヘッドライドの形状を変更し「3眼LEDヘッドライト」を採用。Gグレード以上からリアウィンカーの形状を変更し「シーケンシャルウインカー(流れるウィンカー)」を採用。1.2L 直列4気筒 DOHC 直噴ターボに6MTを組み合わせる。ハイブリッドモデルでは新型プリウス同様に全てのグレードでリチウムイオンバッテリーを採用。今までグレードにより搭載されていた、「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」を標準装備。「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」後退時の死角を検知し、注意を喚起。を全車標標準装備。 全車で「セーフティ・サポートカーS(ワイド)」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
新型C-HRの情報はこちら
トヨタ 新型 C-HR (CHR) マイナーチェンジ 2019年10月発売
マツダ CX-30 VS トヨタ 新型 C-HR ボディサイズ比較
スペック | 新型C-HR | 新型CX-30 |
---|---|---|
全長 | 4,350mm | 4,395mm |
全幅 | 1,795mm | 1,795mm |
全高 | 1,555mm | 1,540mm |
ホイールベース | 2,640mm | 2,655mm |
マツダ CX-30 VS トヨタ 新型 C-HR ターボモデル比較
スペック | 新型C-HR | 新型CX-30 |
---|---|---|
エンジン | 1.2L 直列4気筒 DOHC 直噴ターボ |
1.8L 直4気筒デーゼル |
最高出力 | 85kW(116ps)/ 5,200-5,600rpm | 85kW(116ps)/ 4,000rpm |
最大トルク | 185Nm(18.9kgm)/ 1,500-4,000rpm |
270Nm(27.5kgm)/ |
トランスミッション | CVT/6MT | 6速AT |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
JC08モード燃費 | 16.4km/L(2WD) 15.4km/L(4WD) | 19.2km/L(2WD) 18.4km/L(4WD) |
価格 | 2,605,200円~ 2,799,600円 | 2,887,500円〜 3,305,500円 |
最後に一言
いかがですか?新型CX-30のライバル車たちは各社の特色を活かした魅力的なモデルであることは間違いない。各社のターボモデルでの比較をしたがヴェゼルが他社と比較して最高出力127kW(172ps)と他を圧倒するスペックである。ただしターボモデルとしてはCX-30がディーゼルエンジンのためトルクと一番燃費がいい。MTを選択したい場合はC-HRとなる。CX-30には眠りを検知し警告する「ドライバー・モニタリング」追従走行機能とステアリングアシスト機能「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」の先進のシステムを採用しており、渋滞時でのアシストによりストレスや疲労軽減できるのはCX-30である。参考にして頂けたら幸いです。
ホンダ ヴェゼル
トヨタ C-HR
マツダ CX-3