トヨタは新型「ヤリス クロス」を日本では2020年8月31日に発売する。競合車種となるだろう日産は新型コンパクトSUV 「キックス」を日本にて2020年6月30日発売。スペックを元に競合比較してみた。
新型 ヤリス クロス 仕様について
新型ヤリスをベースとし、専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。ヤリスと比べ全長は+240mm、全幅は+70mm、全高は+90mm拡大している。最低地上高は+30mmとした。
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用。
新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」モデルの新しく小型化されたTHSⅡを採用。E-Four(4WD)モデルも採用。4WD専用リアサスペンションを新開発しダブルウィッシュボーン式。ガソリン車も同様のエンジンに発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」を採用する。 先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
新型「ヤリス クロス」に「電動パーキングブレーキ&ホールド」「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用し、リアシートは「3分割式(4:2:4)リアシート」「ハンズフリーパワーバックドア」を採用する。ハイブリッドモデルに「アクセサリー コンセント」AC100V 1500Wのコンセントを追加することができる。
マルチテレインセレクト オフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を、3つのモード(MUD & SAND / NORMAL /ROCK & DIRT)から選択できるシステムを採用。
新型「ヤリス 」ベースであるが装備は「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用していたり「ハンズフリーパワーバックドア」を「アダプティブハイビームアシスト」採用しており使い勝手は変わってくる。
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トヨタ 新型 ヤリス クロス 追加 クロスオーバー スタイル 2020年9月発売
日産 新型 キックス について
新型「セレナ」同様に大型Vモーショングリル「ダブルVモーショングリル」を採用しブーメラン型ヘッドライト、ユニークなフローティングルーフ、力強いボディ形状といった、ニッサンデザインの特徴を多く取り入れています。更に、横長のLEDフォグランプを搭載し、ヘッドランプは、特徴的なブーメラン形状をより際立たせる繊細な造りとした。
LEDヘッドランプとBoomerang LEDシグネチャーターンライト、LEDデイタイムランニングライト、フォローミーホームヘッドライト、LEDリアコンビネーションライトが組み込まれている。ボディカラーは、モノトーン9色、ツートーン4色からなる全13種類の豊富なカラーバリエーションを用意。
インテリアのデザインは新型マイクラ(日本名:マーチ)とほぼ共通デザインとなる。新しいインストルメントパネル、インフォテインメントスクリーン、ステアリングホイール、シートに対応するために作成されました。スタイリッシュな総合的なインフォテインメントシステムを内蔵する中央に取り付けられた7.0インチフルカラーディスプレイが支配。「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。
運転支援技術「プロパイロット」を全車標準装備。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」を採用。
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日産 新型 キックス コンパクトSUV 日本 2020年6月24日発売
トヨタ 新型 ヤリスクロス VS 日産 新型 キックス ボディサイズ比較
キックスの方が大きく、全長+110mm、全幅+5mm、全高+20mmとなる。ヤリスクロスは、ホイールベース+30mmとなっている。
スペック | 新型ヤリスクロス | 新型キックス |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | 4,290mm |
全幅 | 1,765mm | 1,760mm |
全高 | 1,590mm | 1,610mm |
ホイールベース | 2,650mm | 2,620mm |
トヨタ 新型 ヤリスクロス VS 日産 キックス ハイブリッドモデル比較
スペック | 新型ヤリスクロス | 新型キックス |
---|---|---|
エンジン | 直3 1.5L+モーター M15A-FXE型 | 1.2L 直列3気筒 DOHC +モーター(e-POWER) |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm | 60kW(82PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
103Nm(10.5kgm)/ |
モーター 最高出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
95kW(129PS)/ |
モーター 最大トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
260Nm(26.5kgm)/ |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | エクストロニックCVT (無段変速機) |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) | 2WD(FF) |
WLTCモード 燃費 | 33.0~32.4km/L(2WD) 27.2km/L(4WD) | 21.6km/L |
価格(10%) | 2,284,000円〜 2,815,000円 | 2,759,900円〜 2.869,900円 |
最後に一言
新型キックスはe-POWERを搭載しWLTCモード燃費21.6km/Lと素晴らしい燃費を兼ね備えている、ヤリスクロスがWLTCモード燃費33.0~32.4km/Lに軍配があがる。価格面でもヤリスクロスの方がスタートは安い。
e-POWERは「ヤリスクロス」のハイブリッドシステムとは違い電気モーターのみを駆動動力としており充電いらずの電気自動車であり「ノート」や「セレナ」でも実績と人気のあるパワートレインである。デザインは好き好きがあるのでなんとも言えないが「ヤリスクロス」のライバル車種となることは間違いなさそうだ。
トヨタ C-HR
トヨタ ヤリスクロス