トヨタは新型「ヤリス クロス」を日本では2020年8月31日に発売する。競合車種となるだろうトヨタの「C-HR」は一部改良を行い2020年8月4日に発売する。スペックを元に競合比較してみた。
新型 ヤリス クロス 仕様について
新型ヤリスをベースとし、専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。ヤリスと比べ全長は+240mm、全幅は+70mm、全高は+90mm拡大している。最低地上高は+30mmとした。
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用。
新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」モデルの新しく小型化されたTHSⅡを採用。E-Four(4WD)モデルも採用。4WD専用リアサスペンションを新開発しダブルウィッシュボーン式。ガソリン車も同様のエンジンに発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」を採用する。 先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
新型「ヤリス クロス」に「電動パーキングブレーキ&ホールド」「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用し、リアシートは「3分割式(4:2:4)リアシート」「ハンズフリーパワーバックドア」を採用する。ハイブリッドモデルに「アクセサリー コンセント」AC100V 1500Wのコンセントを追加することができる。
マルチテレインセレクト オフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を、3つのモード(MUD & SAND / NORMAL /ROCK & DIRT)から選択できるシステムを採用。
新型「ヤリス 」ベースであるが装備は「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用していたり「ハンズフリーパワーバックドア」を「アダプティブハイビームアシスト」採用しており使い勝手は変わってくる。
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トヨタ 新型 ヤリスクロス VS トヨタ 新型 C-HR について
2019年10月18日には「C-HR」のマイナーチェンジを行いフロントバンパー、リアバンパーの形状の変更。ヘッドライドの形状を変更し「LEDヘッドライト」を標準採用。Gグレード以上からリアウィンカーの形状を変更し「シーケンシャルウインカー(流れるウィンカー)」を採用。1.2L 直列4気筒 DOHC 直噴ターボに6MTを組み合わせる。ハイブリッドモデルでは新型プリウス同様に全てのグレードでリチウムイオンバッテリーを採用。今までグレードにより搭載されていた、「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」後退時の死角を検知し、注意を喚起。をオプション装備。「セーフティ・サポートカーS(ワイド)」(サポカーS〈ワイド〉対象車となる。2020年8月4日には次世代「Toyota Safety Sense」を搭載し安全性が強化される。
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トヨタ 新型 ヤリスクロス VS トヨタ 新型 C-HR ボディサイズ比較
C-HRの方が大きく、全長+205mm、全幅+30mmとなる。ヤリスクロスは全高が+40mm、ホイールベース+10mmとなっている。C-HRの場合だと全幅が気になる人もいるだろう。
スペック | 新型ヤリスクロス | 新型C-HR |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | 4,385mm |
全幅 | 1,765mm | 1,795mm |
全高 | 1,590mm | 1,550mm |
ホイールベース | 2,650mm | 2,640mm |
トヨタ 新型 ヤリスクロス VS トヨタ 新型 C-HR ハイブリッドモデル比較
スペック | 新型ヤリスクロス | 新型C-HR |
---|---|---|
エンジン | 直3 1.5L+モーター M15A-FXE型 | 1.8L 直列4気筒 DOHC +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm | 72kw(98ps)/ 5,200rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
142Nm(14.5kgm)/ |
モーター 最高出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
53kw(72ps) |
モーター 最大トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
163Nm(16.6kgm) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) | 2WD(FF) |
WLTCモード 燃費 | 31.0km/L(2WD) 28.0km/L(4WD) | 25.8km/L |
価格(10%) | 2,284,000円〜 2,815,000円 | 2,730,000円〜 3,095,000円 |
トヨタ 新型 ヤリスクロス VS トヨタ 新型 C-HR 安全装備比較
システム装備 | 新型 ヤリスクロス |
新型 C-HR |
|
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense |
衝突回避支援型 プリクラッシュセーフティ |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 |
|
アダプティブ ハイビームシステム |
◯ | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) |
◯ | ◯ | |
先行車発進通知 | ◯ | ◯ | |
予防安全 装備 |
ブラインド スポットモニター |
◯ | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー |
◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック アラート |
◯ | ◯ | |
シンプルインテリジェント パーキングアシスト |
◯ | ◯ | |
ドライブスタート コントロール |
◯ | ◯ | |
ヒルスタートアシスト コントロール |
◯ | ◯ | |
高度駐車支援システム 「Advanced Park」 |
◯ | – | |
パノラミックビュー モニター |
◯ | ◯ | |
快適 装備 |
快適温熱シート +シートベンチレーション |
– | ◯ |
デジタル インナーミラー |
– | ◯ | |
自動防眩 インナーミラー |
◯ | ◯ | |
ITS Connect | ◯ | ◯ | |
パワーシート | – | ◯ | |
ディスプレイオーディオレス | ◯ | ◯ | |
車載通信機(DCM) | ◯ | ◯ |
最後に一言
新型ヤリスクロスは WLTCモード燃費31km/Lと素晴らしい燃費を兼ね備えている、C-HRがWLTCモード燃費25.8km/LとWLCTモード燃費ではヤリスクロスに軍配があがる。価格は約20~40万円本体代が安い。しかしサイズと共に装備ではC-HRに軍配があがる。デザインは好き好きがあるのでなんとも言えないが「C-HR」のライバル車種となることは間違いなさそうだ。
トヨタ C-HR
トヨタ ヤリスクロス