トヨタは2017年9月19日にGRスポーツシリーズを正式発表する。2017年9月19日13:00より記者発表会が行われた。2017年1月20日から開幕したWRCに参戦した「Yaris WRC」がデビューし 「G’s」ブランドから新しいブランド「GR」へ移行する。
GRシリーズにラインナップされる車種
プリウスPHV GR SPORT 2017年9月19日発売
ハリアー GR SPORT 2017年9月19日発売
ヴォクシー / ノア GR SPORT 2017年9月19日発売
マーク X SPORT 2017年9月19日発売
アクア GR SPORT 2017年9月19日発売
86 GR 2017年11月21日発売
アクア GR SPORT2017年11月21日発売
プリウスα GRスポーツ 2017年11月21日発売
ヴィッツ GR GRMN2 2018年4月発売
TOYOTA GAZOO Racing 公式動画
GRシリーズについて
ニュースリリースより
「GR」は、「もっといいクルマづくり」を目指すGAZOO Racing Companyが、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ)や、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズ。モデル体系としては、エンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」を頂点に、GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルの「GR」、ミニバンなどにも設定し、気軽にスポーツドライブを楽しめる「GR SPORT」を設定する。また、カスタマイズを楽しめるアフターパーツ「GR PARTS」も設定。走りの機能を追求するパーツとして、将来的には機能系アイテムも導入する計画である。
新型 プリウス /プリウス PHV GR について
この新型プリウスにGAZOO Racingのテストドライバーがトータルチューニングを施しかなりのスポーツ走行が可能なモデルとなりそうだ。
新型プリウス PHV GR SPORT 主要装備
走るための機能をストイックに追求した水平/垂直の「Functional MATRIX」グリル
ホワイト塗装+GRロゴ入りのブレーキキャリパー
専用エンブレム(全車 : 前後、サイド)
専用スポーティシート(GRロゴ入り)
ドアトリム、フロントシート等にスポーティさを演出した専用加飾やシルバーステッチ
GR専用スタートスイッチ(HVはパワースイッチ)
専用チューニングサスペンション
ブレース追加
専用タコメーター(GRロゴ付)
シフトノブ(スモークブラック加飾)
アルミペダル
小径ステアリングホイール
正に、トヨタ社長 豊田章男氏が掲げる企業スローガン「FUN TO DRIVE, AGAIN.」となる1台となりそうだ。
新型プリウス PHV GR スポーツ スペック
新型プリウス PHV GR スポーツは通常モデルとスペックに変更はない。
スペック | 新型プリウスPHV GRスポーツ |
---|---|
全長 | 4,685mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.8L + モーター×2(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
第1フロントモーター最大出力 | 53kW(72ps) |
第1フロントモーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) |
第2モーター最大出力 | 31ps/4.1kgm |
システム出力 | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
リチウムイオンバッテリー 電力量 | 8.8kWh |
EV航続可能距離 | 68.2km |
EV走行最高時速 | 135km/h |
セル容量 | 25Ah |
セル個数 | 95個 |
駆動方式 | 2WD(FF)/E-Four(4WD) |
乗車定員 | 4名 |
JC08モード燃費 | 37.2km/L |
WLTCモード燃費 | – |
価格 | 371万1,960円〜411万6,960円 |
新型 ハリアー GRスポーツ PREMIUMについて
新型 ハリアー GRスポーツはマイナーチェンジモデルをベースにG`sモデルの流れを引き継いだモデルだ。2017年1月20日から開幕したWRCに参戦した「Yaris WRC」がデビューし 「G’s」ブランドから新しいブランド「GR」へ移行する。
ELEGANCE(2WD/4WDガソリン車、4WDターボ車)をベースにしている。
スペック | 新型ハリアー GR SPORT | |
---|---|---|
全長 | 4,770mm | |
全幅 | 1,835mm | |
全高 | 1,655mm | |
ホイールベース | 2,660mm | |
モデル | ガソリンモデル | ターボモデル |
エンジン | 直列4気筒DOHC 2.0Lエンジン |
直列4気筒DOHC 2.0Lインタークラー付き ターボ |
最高出力 | 111kw(151ps)/ 6,100rpm |
170kw(231ps)/ 5,200-5,600rpm |
最大トルク | 193Nm(19.7kgm)/ 3,800rpm |
350Nm(35.7kgm)/ 1,650-4,000rpm |
トランスミッション | Super CVT-i (自動無段階変速機) |
6AT(6 Super ECT ) |
駆動方式 | 2WD/4WD | |
バッテリー | – | – |
JC08モード燃費 | – | – |
価格 | 3,398,760円〜 3,593,160円 |
3,996,000円 |
ホワイト塗装+GRロゴ入りのブレーキキャリパー
専用エンブレム(全車 : 前後、サイド)
専用スポーティシート(GRロゴ入り)
ドアトリム、フロントシート等にスポーティさを演出した専用加飾やシルバーステッチ
GR専用スタートスイッチ
専用チューニングサスペンション
スポット打点追加+ブレース追加
専用メーター(GRロゴ付)
専用マフラー
カーボン調加飾(ドアスイッチベースなど)
小径ステアリングホイール
新型プリウスに搭載された先進技術「Toyota Safety Sense P」を採用する。
新型 ノア ヴォクシー GRスポーツについて
新型 ノア ヴォクシー GRはマイナーチェンジモデルをベースにG`sモデルの流れを引き継いだモデルだ。
2017年1月20日から開幕したWRCに参戦した「Yaris WRC」がデビューし
「G’s」ブランドから新しいブランド「GR」へ移行する。
先進技術のToyota Safety Sense C搭載
Toyota Safety Sense Cの主な特長
レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。
衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)
レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。ドライバーが衝突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動。また、仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。
レーンディパーチャーアラート(LDA)
カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
オートマチックハイビーム(AHB)
カメラによって対向車のヘッドランプ、または先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えることで、他の車両のドライバーの眩惑を低減するとともに、夜間の前方視界確保を支援。
スペック | 新型ノア ヴォクシー GR |
---|---|
全長 | 4,795mm |
全幅 | 1,735mm |
全高 | 1,810mm |
ホイールベース | 2,850mm |
エンジン | 2L 直列4気筒DOHC エンジン |
最高出力 | 152ps/6,100rpm |
最大トルク | 19.7ps/3,800rpm |
トランスミッション | Super CVT-i(自動無段変速機/ 7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付) |
駆動方式 | 2WD(FF) |
価格 | 325万7,280円 |
新型 86 GRについて
トヨタ直系チューニングブランド「GRMN」が「86 GRMN」を制作したことから同様のカスタマイズとなるだろう。
更に、新型86をベースに開発されており、リヤピラーのスポット打点増し打ちによるボディ剛性の強化に加え、サスペンションなど足回りの改良を実施し、操舵応答性と乗り心地を両立しており、より走りが楽しめそうだ。
エクステリア
カーボン(CFRP)製(ボンネット(エンジン冷却タンク付き))ルーフ、トランク、
リアウイング(アルミステイ、GRロゴ入り)、樹脂リアウインドウ(曇り防止熱線入り、プライバシー仕様)
フロントアンダースポイラー、バンパーサイドフィン、サイドステップ、
冷却エアアウトレット付エアロフィンサイドガーニッシュ、GRエンブレム(フロント)
GRMNエンブレム(リア)、ディフューザー付リアバンパー
インテリア
イタリア製アルカンターラ表皮(専用レカロ製シート、ステアリング(小径化、新グリップ形状))
シフトノブ、パーキングブレーキレバー、メーターフード、インテリアパネル
GRMNロゴ入り専用(メーターパネル、スタートスイッチ、フロアマット)赤色専用シートベルト
機能部品
エンジン(低フリクション、軽量化)、可変インテークマニホールド、
フローティング大径フロントブーレーキローター(アルミ製ディスクベル、ドリルホール)
圧損エアクリーナー、等長エキゾーストマ二ホールド、切替バルブ付マフラー
トランスミッションクロスレシオ化、デフ化変更、
トルセン製 高トルクバイアスレシオLSD、中空ドライブシャフト
リアモノブロック対向4Potキャリバ(GRMNロゴ入り)、大径リアブレーキローター
Rays製、軽量ホイール(専用デザイン GRMNロゴ入りセンターオーナメント)
ブリジストン ポテンザRE-71R(F 215/40R17 R 235/40R17)(専用スペック)
ボディーブレース追加
スペック | 新型 86 GR |
---|---|
全長 | 4,290mm |
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,310mm |
ホイールベース | 2,570mm |
エンジン | 水平対向4気筒 直噴DOHC FA20 |
最高出力 | 152kW(207PS)/7,000rpm |
最大トルク | 212Nm(21.6kgm)/6,400~6,800rpm |
トランスミッション | 6MT |
駆動方式 | 2WD(FR) |
価格 | 496万8,000円 |
新型アクア GRスポーツについて
トヨタは新型アクアのマイナーチェンジモデルをベースにしており多少の燃費の向上が行われる。エクステリアの変更も行われ、エアロなどの変更が行われイメージを一新する。
スペック | 新型アクア GR SPORT |
---|---|
全長 | 4,070mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,440〜1,455mm |
ホイールベース | 2,550mm |
エンジン | 1.5L 直4 DOHC+モーター |
最高出力 | 54kW(74ps)/ 4,800rpm |
最大トルク | 111Nm(11.3kgm)/ 3600~4,400rpm |
モーター最高出力 | 45kW(61ps) |
モーター最大トルク | 169Nm(17.2kgm) |
JC08モード燃費 | – |
価格 | 233万2,800円 〜253万8,000円 |
新型プリウスα GRスポーツについて
プリウスα G`s同様に旧型プリウスα S“ツーリングセレクション”(5人乗り/7人乗り)をベースにGR仕様にしたモデルとなる。
GR専用装備
ホワイト塗装+GRロゴ入りのブレーキキャリパー
専用エンブレム(全車 : 前後、サイド)
専用スポーティシート(GRロゴ入り)
ドアトリム、フロントシート等にスポーティさを演出した専用加飾やシルバーステッチ
GR専用パワースイッチ
専用チューニングサスペンション
ブレース追加
専用タコメーター(GRロゴ付)
アルミペダル
ステッチなど、内装専用加飾
小径ステアリングホイール
スペック | 新型 プリウスα GR SPORT |
---|---|
全長 | 4,665mm |
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,560mm |
ホイールベース | 2,780mm |
エンジン | 1.8L 直列4気筒DOHC +モーター |
最高出力 | 73kW(99ps)/ 5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/ 4,000rpm |
モーター 最高出力 | 82ps |
モーター 最大トルク | 21.1kgm |
トランスミッション | 電気式無段階変速機 |
JC08モード燃費 | – |
価格 | 3,351,240円〜3,556,440円 |
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/detail/18634585/
TOYOTA GAZOO Racing ニュースリリース
https://toyotagazooracing.com/jp/pressrelease/2017/0919-01.html
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