スズキは「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」の一部仕様変更を行い2021年12月3日発表し12月24日に発売する。更にホンダは「N-BOX」の一部改良を行い2021年12月16日発表し、12月17日に発売する。どちらも2021年12月に商品改良を行う。人気の2車種はどの様な違いがあるのか徹底比較してみました。
2021年10月現在の軽自動車ランキング
軽自動車では1位はスズキ ワゴンRで8,808台で首位となった。2位が日産 ルークス 9,708台 で3位 ホンダ N-BOX 7,442台、4位 スズキスペーシア 6,319台がとなった。軽自動車のランキングでは常連のランクインである。
順位 | メーカー | 車名 | 販売台数 |
---|---|---|---|
1 | スズキ | ワゴンR | 8,808 |
2 | 日産 | ルークス | 8,696 |
3 | ホンダ | N-BOX | 7,442 |
4 | スズキ | スペーシア |
6,319 |
5 | スズキ | ハスラー | 5,416 |
6 | 日産 | デイズ | 5,035 |
7 | ダイハツ | タフト | 4,926 |
8 | ダイハツ | タント | 4,771 |
9 | ダイハツ | ミラ | 4,520 |
10 | ホンダ | N-WGN | 4,396 |
新型スペーシアと新型N-BOX ボディサイズ比較
サイズ | 新型スペーシア | 新型N-BOX |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,800mm | 1,790~1,815mm |
ホイールベース | 2,460mm | 2,520mm |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
サイズは軽自動車の規格制限もあるのでどちらも差がない。しかし、若干ではあるがホイールベースは新型N-BOXの方が長いので安定性や乗り心地で有利となる可能性があるだろう。
新型スペーシアと新型N-BOX その他スペックを比較
N-BOXとスペーシアのスライドドアを比較するとN-BOXは、開口幅640mm、スペーシアは、600mm。室内高はN-BOXは1,400mm、スペーシアは1,410mmである。室内高は10mmの差なのであまりないが、スライドドアの会計幅がスペーシアが40mm開くのが狭いため乗り降りはN-BOXの方が優位性がある。更にN-BOXには「ハンズフリースライドドア」をオプション設定しており利便性でもN-BOXに優位性がある。
新型スペーシア | 新型N-BOX | |
---|---|---|
開口幅 | 600mm | 640mm |
室内高 | 1,410mm | 1,400mm |
新型スペーシアと新型N-BOX NAエンジン比較
スペック | 新型スペーシア | 新型N-BOX |
---|---|---|
エンジン | 660cc直列3気筒 DOHC+モーター | 658cc 直列3気筒 DOHC i-VTEC エンジン |
最高出力 | 38kW(52ps)/ 6,500rpm | 43kW(58ps)/ 7,300rpm |
最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/ 4,000rpm | 65Nm(6.6kgm)/ 4,800rpm |
モーター 最大出力 | 2.3kW(3.1ps)/ 1,000rpm | - |
モーター 最大トルク | 50Nm(5.1kgm)/ 100rpm | - |
トランス ミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD | 2WD(FF) 4WD |
JC08モード燃費 | 26.4〜 28.2km/L | 25.4km/L〜 27.0km/L |
WLTCモード燃費 | 20.2km/L~ 22.2km/L | 19.8km/L〜 21.2km/L |
価格 | 133万3,800円〜 173万2,320円 | 138万5,640円~ 174万9600円 |
NAモデルのスペック比較をすると、マイルドハイブリッドを採用しているスペーシアの方が燃費がいい。更に、モーターアシストがあるためトルクも高くなる。更にベースグレードの価格差はスペーシアの方が安い。
新型スペーシアと新型N-BOX ターボエンジン比較
スペック | 新型スペーシア | 新型N-BOX |
---|---|---|
エンジン | 660cc直列3気筒 DOHCターボ +モーター | 658cc 直列3気筒 DOHC i-VTEC エンジン |
最高出力 | 47kW(64ps)/ 6,000rpm | 47kW(64PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 98Nm(10.0kgm)/ 3,000rpm | 104Nm(10.6kgm)/ 2,600rpm |
モーター 最大出力 | 2.3kW(3.1ps)/ 1,000rpm | - |
モーター 最大トルク | 50Nm(5.1kgm)/ 100rpm | - |
トランス ミッション | CVT | CVT (7スピードモード付き) +パドルシフト |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD | 2WD(FF) 4WD |
JC08モード燃費 | 24.0km/L〜 25.6km/L | 23.4km/L〜 25.6km/L |
WLTCモード燃費 | 19.2km/L~ 19.8km/L | 19.0km/L〜 20.2km/L |
価格 | 1,695,600円〜 1,813,320円 | 169万8,840円~ 202万6,080円 |
ターボモデルを比較するとやはり、マイルドハイブリッドを採用しているスペーシアの方が燃費がいい。更に、モーターアシストがあるためトルクも高くなる。
新型スペーシアと新型N-BOX 安全装備 比較
システム 装備 | 新型スペーシア | 新型N-BOX |
---|---|---|
CMBS | ◯ (昼・夜間 歩行者 自転車) | ◯ (昼・夜間 歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
アダプティブ クルーズコントロール(ACC) [全車速追従機能付] | ◯ (約0km/h~) | ◯ (約0km/h~) |
LKAS | ◯ | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ | ◯ |
パーキングセンサーシステム | ◯ | ◯ |
全方位モニター | ◯ | × |
電動パーキングブレーキ& ブレーキホールド | × | ○ |
安全装備はどちらも優れている。2021年12月改良の「N-BOX」は 「電動パーキングブレーキ」「ホールドブレーキ」を採用することで「渋滞追走機能付アダプティブクルーズコントロール(全車速追走機能付き)」となった。新型「スペーシア」は残念ながら2021年の改良までに 「電動パーキングブレーキ」「ホールドブレーキ」を採用しておらず、その関係でアダプティブクルーズコントロール 停止状態を保てるのは約2秒という制限が付いてしまう。安全装備などの機能面では「N-BOX」に軍配があがる。
新型スペーシアと新型N-BOXスペック比較の感想
スペックなどトータル的に見て、室内空間を重視するならN-BOX、燃費を極限まで気にする方はスペーシアといったところだろう。あとはエクステリアやインテリアの好き好きでしか判断できないかもしれない。
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