トヨタは40系となる新型「アルファード」「ヴェルファイア」の一部改良を行い2024年9月頃に発売する。「アルファード」「ヴェルファイア」などを製造している「トヨタ車体」は、2023年10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトを中心に開催する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」「VELLFIRE Spacious Lounge CONCEPT(ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト)」を世界初公開した。
VELLFIRE Spacious Lounge CONCEPT(参考出展車・世界初出展)
「VELLFIRE Spacious Lounge CONCEP(ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト)」は、4席だけの大空間で快適に過ごしていただけるおもてなし装備・機能を備えた、最上級ミニバン。ショーファーからレジャーユースまで幅広いニーズに対応。
- 座り⼼地を追求した専用のリヤシート、⾜元は7人乗りに⽐べ約500mm広いスペースを確保。鞄が置ける
フロアトレイや冷蔵庫も設置 - 多忙なビジネスマンの移動中、⾞内で執務や WEB 会議も快適にできるテーブルや各部に電源を装備。
- 前席との間には間仕切りカーテンを設定しプライバシーを確保
- リヤシートのヘッドレストにはスピーカーを内蔵、移動時間を臨場感溢れる⾳楽で⼼から寛げる時間に
- 専用絨毯で、スイートルームのような高級感あふれる大空間を創出
- ラゲージには専用のハンガーバーを装備し、移動先に合わせた着替えも可能
VELLFIRE Spacious Lounge CONCEPT 見て乗った感想
外装は変化がほぼないが、ベースとなる車両はまだ発売されていない「PHEV」モデルをベースとしていた。
インテリアに乗り込んでみると、後部座席は専用デザインを採用しており、サイドに専用アームレストが採用されていた。
人乗りに⽐べ約500mm広いスペースはほぼ部屋と言ってもいいほどの室内空間となっていた。レクサスは、新型「LM」の国内仕様を2023年10月19日発表、2023年12月下旬頃に発売。「LM」とほぼ同様の室内空間となるが、細かな仕様の違いやブランドの違いを考えて「LM」ほどを求めないひとは選択肢として2列4人乗りの「ヴェルファイア」は求められるかもしれない。予想としては「ヴェルファイア PHEV」が導入される2024年の一部改良時に新グレードとしてランナップされる可能性が高いだろう。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→なんと2000万円! レクサス 新型「LM」フラッグシップMPV 2023年10月19日国内モデル発表 2023年12月下旬頃の発売
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→トヨタ 新型「アルファード」「ヴェルファイア」一部改良 PHEVモデル 追加 2024年6月頃発売
トヨタ 新型「ヴェルファイア」 PHEVモデル について
40系となる新型「アルファード」「ヴェルファイア」は「RAV4」「ハリアー」「NX」同様のTNGA(Toyota New Global Architecture)新開発「GA-Kプラットフォーム」を採用。「2.5L 直列4気筒 直噴エンジン(Dynamic Force Engine)+ハイブリッドシステム」を採用していることも他の車種とも共通している。この共通点を考えてもPHEVモデル同様のプラグインハイブリッドシステムを採用する可能性が高い。
新開発のプラグインハイブリッドシステム“THSⅡ Plug-in”を搭載「直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ)」に大容量リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン 電力量 8.8kWh)と強力なモーターを追加したモデルとなる。システム出力は302HP(225kW / 306PS)となる、ハイブリッドモデルを83HP(62kW / 84PS)上回る。ここからのスペックは予想になるが、EV走行のみの航続距離はWLTCモード燃費約90km/L。ハイブリッド燃費WLTCは約17.5km/L。加速性能は0-100km/h加速7.0秒。航続距離は1,100kmと予想する。
大容量のバッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも使えるハリアーPHEV。車内に設置されたコンセントによる車内での使用に加え、付属されるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、100Vの外部給電用コンセントに。合計1500Wまで対応。
スペック | ヴェルファイア PHEV |
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全長 | 4,995mm |
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,935mm |
ホイールベース | 3,000mm |
最高出力 | 130kW(177ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 219Nm(22.3kgfm)/ 3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 270Nm(27.5kgfm) |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:225kW(306ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー 18.1kWh |
駆動方式 | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 7名 |
WLTCモード燃費 | 17.5㎞/L |
EV航続距離 | 約90km/L |
予想価格 | 約8,200,000円 |
新型 「アルファード」「ヴェルファイア」 について思うこと
日本市場において「アルファード」「ヴェルファイア」という存在であり販売力の高い車種である。今回はトヨタとして正常進化を果たし、インテリアを変更したり、パワートレーンを追加することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実や最新装備により頼れる一台となる。
ヴェルファイア