スズキは軽自動車規格の2人乗りオープンスポーツ「カプチーノ」のフルモデルチェンジを行い2024年に発売する。カプチーノは1998年に生産・販売終了となっており、25年ぶり待望のフルモデルチェンジを果たすこととなる。スズキは20年ぶりにフルモデルチェンジを果たしている新型「ジムニー」「ジムニーシエラ」が予想を上回る大ヒットを果たしておりカプチーノにも期待されている。



カプチーノが何故復活するのか?
カプチーノは1991年10月 から1998年10月までスズキが販売していた軽自動車のFRオープンスポーツカーである。最近、軽自動車スポーツカーは各社で販売が開始され注目を集めている。1998年10月、バブル崩壊に伴うスペシャルティカー市場の低迷と軽自動車の規格変更による車種再編に伴い生産・販売終了したカプチーノ。

他社も同様にホンダ、ビートも終了したが、2013年10月23日「第43回東京モーターショー2013」(2013年11月20日~12月1日、東京ビッグサイト)において、軽オープンスポーツカーのコンセプトモデル「Honda S660 CONCEPT」を出展する。その後ビート後継モデルとして「S660」を2015年4月2日に販売が開始。
ダイハツコペンも2012年に一度、販売終了となるも、2014年に復活を果たし2代目となり好調な販売となっている。軽自動車ではないが、日本カーオブザイヤー2015に輝いた、「マツダ ロードスター」もオープンタイプのスポーツカーである。近年では数多くのオープンスポーツカーが復活を遂げておりスズキもライバル達に負けじと新型「カプチーノ」の開発をスタートさせる。



新型 カプチーノ について
スズキは近年はスポーツタイプの車を作ってきていなかったが、2015年12月24日発売した新型「アルトワークス」はマニュアルトランスミッション5MTを採用し、レカロシートをはじめとしたスポーツタイプが発売された。実は、先代のカプチーノも「アルト」や「アルトワークス」のエンジンを採用しており、流れとしてはバッチリである。搭載されるエンジンはつまりR06Aのインタークーラーターボで直3DOHC 660cc インタークーラーターボを採用する。その他、多数アルトワークスに装備されている物が多数採用されるだろう。基本シャーシなどはアルトを流用する。

新型 カプチーノ 仕様について
軽量衝撃吸収ボディー TECT<テクト>
KYB製ショックアブソーバーなどを装備。
165/55R15 ラジアル高性能タイヤ POTENZAが採用される。
レーダーブレーキサポート[衝突被害軽減ブレーキ]
誤発進抑制機能
エマージェンシーストップシグナル
ESP(R)[車両走行安定補助システム]を標準装備にする。
など
新型 カプチーノ スペックについて
スペック | 新型カプチーノ |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,195mm |
ホイールベース | 2,460mm |
エンジン | 直3DOHC 660cc インタークーラーターボ |
最大出力 | 64ps/6,000rpm |
最大トルク | 10.2kgm/3,200rpm |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
トランスミッション | 5MTまたは5AGS |
JC08モード燃費 | 25.0km/L |
価格 | 190〜220万円 |
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
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