自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)は2025年4月4日、2025年3月の乗用車車名別販売台数と軽四輪車通称名別新車販売速報を発表しました。全販売台数ではホンダ N-BOXが23,627台で首位となりました。
2025年3月度の登録新車販売台数ランキング
乗用車部門:
- トヨタ「ヤリス」が首位。
- トヨタ車が上位を多数占める。
- トヨタ「カローラ」、「シエンタ」が上位にランクイン。
軽自動車部門:
- ホンダ「N-BOX」が首位。
- スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」が続く。
- 各社の人気車種が上位を争う。
全体:
- 2024年度、最新の自動車販売台数ランキング。
- 乗用車、軽自動車それぞれのTOP10を発表。
乗用車ランキング
ハイブリッド車の存在感: ランキング上位には「ヤリス」「カローラ」「シエンタ」「アクア」「プリウス」といったハイブリッド設定のある車種が多く見られます。
トヨタ ヤリスが首位: コンパクトカーの代表格「ヤリス」が僅差で「カローラ」を抑え、トップに輝きました。燃費性能の良さや運転のしやすさが支持されています。
トヨタ勢がトップ3独占&7車種ランクイン: ヤリス、カローラ、シエンタと続き、トップ10のうち7車種をトヨタが占める圧倒的な強さを見せています。特に「シエンタ」「アクア」「ノア」「アルファード」は前年比で大きく販売台数を伸ばしており、モデルチェンジや改良の効果が現れていると考えられます。
ミニバンの人気: トヨタの「シエンタ」「ノア」「アルファード」、ホンダの「フリード」、日産の「セレナ」と、多くのミニバンがランクインしており、ファミリー層からの根強い人気がうかがえます。
乗用車ベスト10
順位 | メーカー | 車種 | 販売台数 | 前年同月比 |
---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ | ヤリス | 16,483台 | 93.2% |
2位 | トヨタ | カローラ | 16,353台 | 86.8% |
3位 | トヨタ | シエンタ | 12,644台 | 139.2% |
4位 | ホンダ | フリード | 11,107台 | 116.5% |
5位 | 日産 | ノート | 10,011台 | 78.6% |
6位 | トヨタ | プリウス | 9,744台 | 86.1% |
7位 | トヨタ | アクア | 9,527台 | 196.5% |
8位 | 日産 | セレナ | 9,497台 | 100.1% |
9位 | トヨタ | ノア | 8,496台 | 113.9% |
10位 | トヨタ | アルファード | 8,230台 | 127.3% |
軽自動車ランキング
軽自動車部門では、ホンダの「N-BOX」が堂々の1位に輝きました。2位にはスズキの「スペーシア」、3位にはダイハツの「タント」が続いています。軽自動車部門では、各社の人気車種が上位を争う形となりました。
ホンダ N-BOXが圧倒的首位: 広い室内空間と使い勝手の良さで絶大な人気を誇る「N-BOX」が、2万台を超える販売台数で他を大きく引き離しトップを維持。前年比でも増加しており、その人気は盤石です。
スーパーハイトワゴンが上位を占める: 2位「スペーシア」、3位「タント」、6位「ルークス」と、N-BOXと同様のスーパーハイトワゴンタイプが上位にランクインしており、軽自動車市場におけるこのカテゴリーの人気が高いことがわかります。
ダイハツ勢の前年比大幅増: 「タント」「ムーヴ」「タフト」が前年同月比で驚異的な伸び率を示しています。(※具体的な要因についてはデータからは判断できませんが、販売活動の状況等が影響している可能性があります。)
個性派モデルも健闘: SUVテイストの「ハスラー」や「タフト」、三菱の「デリカミニ/eK」などもランクインしており、多様なニーズに応えるモデルが支持されています。
軽自動車ベスト10
順位 | メーカー | 車種 | 販売台数 | 前年同月比 |
---|---|---|---|---|
1位 | ホンダ | N-BOX | 23,627台 | 116.0% |
2位 | スズキ | スペーシア | 16,463台 | 92.1% |
3位 | ダイハツ | タント | 12,012台 | 1223.2% |
4位 | ダイハツ | ムーヴ | 9,579台 | 1429.7% |
5位 | スズキ | ハスラー | 8,379台 | 78.9% |
6位 | 日産 | ルークス | 8,360台 | 93.9% |
7位 | スズキ | ワゴンR | 6,753台 | 69.2% |
8位 | ダイハツ | ミラ | 5,877台 | 192.1% |
9位 | ダイハツ | タフト | 5,745台 | 1069.8% |
10位 | 三菱自動車 | デリカミニ/eK | 5,421台 | 66.3% |
編集部から一言
今回のランキングでは、乗用車市場におけるトヨタの強さと、軽自動車市場におけるホンダ N-BOXの圧倒的な人気が改めて示されました。また、ハイブリッド車やミニバン、軽スーパーハイトワゴンといったカテゴリーが引き続き市場を牽引していることがわかります。
前年同月比を見ると、大きく販売台数を伸ばしている車種もあれば、減少している車種もあり、市場の動向が活発であることがうかがえます。
これから新車の購入を検討されている方は、ぜひこの最新販売台数ランキングを参考に、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つけてみてください。