マツダはフラッグシップSUVとなる新型「CX-80」を2024年6月頃に発表、10月頃に発売する。「CX-8」後継として期待される。最近では日本各地でテスト走行が目撃されており、市販化が近づいている。一体「CX-80」はどのようなモデルなのか今わかっていることをすべてまとめました。購入時の参考にして頂けたら幸いです。
SNSでの新型「CX-80」目撃情報!
今回目撃された「CX-80」のテストカーは、カモフラージュされているが、おおよそのデザインからエクステリア全体的に「CX-60」とほぼ同じ様なデザインであり、目撃した人からも「CX-60」よりも少し長い気がしたとコメントが出ていた。
また、別の人からもSNSの投稿で目撃情報が入った。CX-60よりも更にグリルが縦長に大きくなっているようなも見える。「CX-60」よりもホイールベースと全長が延長されていることで高級感が更に出ている様に感じられる。どちらも動画があるので見てください。
※投稿の許可を頂いています。
マツダ 新型 CX-80 について
- 新開発の「FRプラットフォーム」を採用。
- 最新のエクステリアデザインを採用。
- インテリアはメーターパネルを「12.3インチフル液晶メーター(TFTカラー)」と「12.3インチのセンターディスプレイ」を採用。
- 3列シート6人~7人乗りモデルをラインナップ。
- プラグインハイブリッドシステム2.5 L 直列4気筒エンジン「e-SKYACTIV PHEV」を搭載。
- 3.3L 直列6気筒ディーゼルエンジン+「電動化技術M HYBRID BOOST (48V マイルドハイブリッド)」を組み合わせを搭載。
- 安全システム「MAZDA CO-PILOT (コ・パイロット)1.0」を採用。
2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を2021年10月7日発表。ラージ商品群の道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本には、2列シートの 「CX-60」 、3列シートの 「CX-80」 を、一方、より大きなサイズや存在感が求められる北米などの市場には、ワイドボディ2列シートの 「CX-70」 、3列シートの 「CX-90」 を展開し、ミッドサイズクロスオーバーSUVのラインアップを拡充させる。
「CX-80」 では最新のエクステリアデザインを採用、インテリアデザインも今までにないデザインを採用。新開発の「FRプラットフォーム」を採用。既存の「CX-8」よりもプレミアムな3列シートSUVとなる。最新安全システムに「i-ACTIVSENSE」はもちろんだが、更にに「MAZDA CO-PILOT (コ・パイロット)1.0」を採用。エンジンは「SKYACTIV-X 3.0L直列6気筒エンジン+48V M Hybrid」を搭載する。
マツダ 新型 CX-80 エクステリア デザイン について
- マツダ最新のブランドデザインを採用
- CX-60、CX-8よりもボディサイズは大型化する。
エクステリアは既に発売する「CX-60」そして、海外でのみ発売されている「CX-90」と同様のデザインを採用する可能性が高い。と言ってもこの「CX-60」「CX-90」写真を並べてみても差がないのがわかる。
つまり「CX-80」もほぼ同様のデザインと言ってまず間違いないだろう。ちなみに最近「CX-70」も海外で公開されたが、多少フロントバンパーのデザインに違いがあるが雰囲気は当然同じと言ってよかった。特徴的なヘッドライト、グリルデザインは共通のデザインだ。
これで「CX-80」のみ違いますというのは今までのマツダの流れをみてもありえない。このデザインのクロスオーバーSUVでありながら7人乗りというのはミニバンに乗りたくないユーザーにとっては非常に魅力的な車種となる。
「CX-8」と「CX-80」ボディサイズ比較
CX-5よりもワイド&ローとなり全長+200mm、全幅+50mm、全高-15mm、ホイールベース+170mmの差がある。CX-8と比較すると全長-155mm、全幅+50mm、全高-55mm、ホイールベース-60mmと全幅以外は一回り小さいのでちょうど中間サイズといっていいサイズ感である。CX-60は後輪駆動であるためCX-5よりも最小回転半径を-0.1mとしている。
スペック | CX-5 | CX-60 | CX-8 | CX-80 (予想) |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,545mm | 4,745mm | 4,900mm | 4,950mm |
全幅 | 1,840mm | 1,890mm | 1,840mm | 1,890mm |
全高 | 1,690mm | 1,675mm | 1,730mm | 1,700mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,870mm | 2,930mm | 2,950mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 6名~8名 | 7名 |
最少回転半径 | 5.5m | 5.4m | 5.8m | 5.7m |
「CX-80」は「CX-8」よりも全長が長く全体的に少しサイズが大きいモデルとしゆとりある室内空間を確保していると思い割れる。
「CX-80」は日本市場ではフラッグシップ
マツダが発表した画像を見ても「JAPANESE MARKET」に「CX-5」は残っているが「CX-8」は消されて「CX-60」「CX-80」と記載されており、「CX-8」は販売終了。2桁シリーズはプレミアムなモデルとして扱われることになりそうだ。日本モデルのマツダ車としては最高級SUVという扱いとなるだろう。
マツダ 新型 CX-80 インテリアについて
- 最新の12.3インチフル液晶(TFTカラー)デジタルメーター、12.3インチのインフォテインメントシステムを採用
- インストルメントパネルの周りのステッチに「MUSUBU(ムスブ)」を採用。
- 国産SUV車では貴重な3列シートを採用
- ドライビングポジションなどを自動調整する「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」を採用
インテリアは「CX-60」同様にメーターパネルを「12.3インチフル液晶メーター(TFTカラー)」マツダコネクトは最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」「12.3インチのセンターディスプレイ」そしてフロントガラスにを搭載。メープルウッド、ナッパレザー、織物の和織物、クロームのディテールなど、ライバルとの差別化を図った上質な素材を使用。インストルメントパネルの周りのステッチのインスピレーションとなったテキスタイルをバインドする技術である「MUSUBU(ムスブ)」を採用。
メーターパネルを液晶化し、マツダコネクトは最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」TFT 8.8インチor10.25インチのセンターディスプレイのインフォテインメントシステムが搭載。「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応となる。「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」は運転中の操作は危険だとし、タッチパネルは非搭載で全てはコマンダーコントロールで操作で行う。車載通信機を標準設定。コネクティッドサービスとスマートフォンアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」の連動が可能。
インテリアも既に発売する「CX-60」そして、海外でのみ発売されている「CX-90」と同様のデザインを採用する可能性が高い。と言ってもこの「CX-60」「CX-90」写真を並べてみても差がないのがわかる。
「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」では、ドライバーモニタリング用カメラでドライバーの目を検出して身長や体格を推測し、シートやステアリング、ヘッドアップディスプレイ、ドアミラーを自動調整。顔認識を使用することでドライビングポジション、オーディオやエアコンなどの設定情報を車両に保存し、ドライバーにあわせ素早く設定を復元。
マツダ 新型 CX-80 次世代の先進安全技術「i-ACTIVSENSE」全車に標準搭載
- 安全システムに「コ・パイロットコンセプト」を採用。
「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」技術を標準装備。眠りを検知し警告する「ドライバー・モニタリング」追従走行機能とステアリングアシスト機能「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」搭載。アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間歩行者検知機能を追加。TJA(交通渋滞アシスト)FCTA(フロント・クロス・トラフィック・アラート)DM(ドライバーモニタリング)TSR(交通標識認識システム)など最新の機能を採用。更に「MAZDA CO-PILOT CONCEPT(コ・パイロットコンセプト)」を採用する。
「MAZDA CO-PILOT CONCEPT(コ・パイロットコンセプト)」は「ドライバー異常時対応システム(DEA)/ドライバー・モニタリング(DM)」を採用し、常にドライバーの状態を見守り、一般道から高速道まで 幅広いシーンで機能することで、ドライバーが原因となる事故の削減、被害軽減に貢献します。 ドライバーや同乗者だけでなく、ドライバーを送り出す家族や周囲の人々への安心をも提供できると考えています。
マツダ 新型 CX-80 パワートレインについて
- プラグインハイブリッドシステム 2.5 L 直列4気筒 エンジン+モーター「e-SKYACTIV PHEV」を搭載。
- 3.3L 直列6気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」を搭載。
- トルクコンバーターを使用しない独自開発8速ATを搭載。
- 電子制御多板クラッチを使用した4WDシステムを採用。
クラスが下の「CX-60」には今回PHEVモデルをラインナップすると既に発表しているが、当然3列シート仕様の「CX-80」にも搭載される。エンジンは「CX-80 PHEV」プラグインハイブリッドシステム2.5 L 直列4気筒エンジン「e-SKYACTIV PHEV」とその性能を最適化することを目的とした電気モーターは最高出力100kW、17.8kWhの大容量バッテリーを組み合わせたパワートレインの恩恵を受け、トータル最高出力241kW(327hp)、トータル最大トルク500Nmを獲得。非常に優れたパフォーマンスを発揮。直列6気筒ディーゼルエンジンに「電動化技術M HYBRID BOOST (48V マイルドハイブリッド)」を組み合わせ、アクセルを踏み込んだ瞬間から感じられる人馬一体の走りの進化と燃費性能向上を実現した「e-SKYACTIV D」、排気量アップによる高出力化とクリーンな排ガス性能を同時に実現した直列6気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」設定。これらのエンジンにダイレクト感と伝達効率に優れる新開発のトルコンレス8速ATを組み合わせ、優れた環境性能とお客様の期待に応える走りの両立を追求しました。また、これらの高出力化と環境性能を両立するパワーユニットを、縦置きに配置するプラットフォームと組み合わせる。
スペック | SKYACTIV-G 2.5 | SKYACTIV-D |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒DOHC 2.5L 直噴 エンジン | 直列4気筒DOHC 3.3L デーゼルターボ |
最高出力 | 138kW(188ps)/ 6,000rpm | 170kW(231ps)/ 4,000~4,200rpm |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/ 3,000rpm | 500Nm(51.0kgm)/ 1,500rpm~3,000rpm |
トランス ミッション | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
スペック | e-SKYACTIV-D | SKYACTIV-G 2.5 PHEV |
---|---|---|
エンジン | 直列6気筒DOHC 3.3L デーゼルターボ 48Vマイルドハイブリッド (M HYBRID BOOST) | 直列4気筒DOHC 2.5L 直噴 エンジン +モーター |
最高出力 | 186kW(254ps)/ 3,750rpm | 140kW(191ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 550Nm(56.1kgm)/ 1,500rpm~2,400rpm | 261Nm(26.6kgm) |
モーター 最高出力 | 17ps | 175ps |
モーター 最大トルク | 15.6kgm | 27.5kgm |
システム 最高出力 | – | 241kW(323ps) |
システム 最大トルク | – | 500Nm(51.0kgm) |
トランス ミッション | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 6名・7名 | 6名・7名 |
マツダ 新型「CX-80」と同様に3列シートSUVモデルは?
大型3列シートSUVモデルはとても少なく、「日産 エクストレイル」「トヨタ ランドクルーザー250」「トヨタ ランドクルーザー300」「レクサス LX600」「メルセデスベンツ EQS」「ジープ グランドチェロキーL」「プジョー 5008」がある。マツダの「CX-80」は二列目に「ベンチシート」「センターコンソール」「キャプテンシート」と幅広い選択肢と使い勝手を兼ね備えているため使い勝手がいい。更に価格も手ごろなところもおすすめできる点となるだろう。
更に3列シートを採用する車種はどれもアウトドア志向の強いモデルが多く、その中ではマツダは都市型SUVといったデザインであるため購入層もまた異なるだろう。
まとめ
今回の「CX-80」は「CX-60」に続くラージ商品群第二弾であるが、日本市場でも需要のある3列シート7人乗りを採用したモデルであり、数少ないため市場でも注目度が高い。更に既に「CX-8」よりも豪華で先進的であることから既存の「CX-8」ユーザーや7人乗りを探している他メーカーを乗っている人が「CX-80」を求める可能性が高いだろう。しかし、「CX-8」と比べると価格上昇は間違いないため、お得感から「CX-8」を購入していた人からすると「CX-80」は高いと感じるはずだ。更に最大の懸念点はボディサイズが大きくなるため特に全幅が1,890mmとかなり日本車としては大きいため気になる人が多くいるかもしれない。最新モデルがやっぱりいい人は是非「CX-80」の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
マツダ