一般社団法人 日本カー・オブ・ザ・イヤーは「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会」が主催する「日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017」発表を行う上で今年のノミネート車34台の中から10ベストカーが選出され、2016年12月9日に発表された。
ノミネート車は、2015年11月1日から2016年10月31日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれている乗用車が対象となります。一次選考により上位10車を日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考の候補車としてノミネートします。日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017はスバル(富士重工業)「インプレッサ スポーツ/G4」が、インポートカー・オブ・ザ・イヤーはアウディ「A4シリーズ」がイノベーション部門章は日産自動車 「セレナ」が日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞はホンダ技研工業 「NSX」が獲得した。以下が発表された点数と受賞理由である。
2016 – 2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表
1位 スバル インプレッサスポーツ/G4 (富士重工業株式会社)420点
2位 トヨタ プリウス (トヨタ自動車株式会社)371点
3位 アウディ A4シリーズ(Sedan/Avant/allroad quattro (アウディ ジャパン株式会社)149点
4位 ボルボ XC90 (ボルボ・カー・ジャパン株式会社)145点
5位 メルセデス・ベンツ Eクラス (メルセデス・ベンツ日本株式会社)114点
6位 アバルト 124スパイダー (FCAジャパン株式会社) 107点
7位 ジャガー F-PACE (ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社)106点
8位 ホンダ フリード/フリード+(本田技研工業株式会社)41点
9位 ニッサン セレナ (日産自動車株式会社)11点
9位 BMW M2クーペ (ビー・エム・ダブリュー株式会社)11点
日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017
スバル(富士重工業)「インプレッサ スポーツ/G4」
授賞理由
新開発のスバルグローバルプラットフォームなどにより質の高い走行性能を持つとともに、国産車初の歩行者保護エアバッグ、運転支援システムのアイサイトをはじめとする多くの安全装備を標準装着するなど世界トップレベルの安全性能も実現したことは見事。さらに200万円を切る手頃な価格からラインナップしたことも高く評価した。
インポートカー・オブ・ザ・イヤー
アウディ「A4シリーズ」
授賞理由
アウディの中核モデルとして役割を十二分に果たす全体的な完成度の高さを持っている。ラインナップが豊富で、さらに運転支援システムやコネクティビティ、インフォテイメントシステムなどは最新のものを装備していることも評価した。また、クオリティの高い走行フィールを実現していることにも好印象を受けた。
イノベーション部門賞
日産自動車 「セレナ」
授賞理由
比較的手頃な価格により量販されるミニバンにおいて、安全につながる運転支援システム「プロパイロット」を搭載したことは、交通事故のない社会を実現するための一歩として大いに評価できる。また、デュアルバックドアやハンズフリースライドドアなどの装備についてもイノベーティブであると判断した。
エモーショナル部門賞
ビー・エム・ダブリュー株式会社 「BMW M2クーペ 」
授賞理由
コンパクトなFRスポーツモデルとして極めて完成度が高く、ドライビングが楽しいことが大きな魅力である。レスポンスがよくリニアに吹け上がる3リッター直6DOHCエンジンの回転フィールは滑らかで素晴らしく、ステアフィールも絶妙、BMWの「駆けぬける歓び」が100%実現していることを高く評価した。
スモールモビリティ部門賞
ダイハツ 「ムーブキャンバス」
授賞理由
セミトールボーイでスライドドアを採用するということで、新しい軽自動車ワゴン像を提案した点を評価した。さらに内外装のデザインやカラーリングもユニークで非常に魅力的であるし、走行性能についても満足できるレベルだ」。軽自動車の未来へ向けた可能性を広げたという点においても高い評価をした。
日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞
ホンダ技研工業 「NSX」
授賞理由
運動性能に優れたハイブリッドスーパースポーツカーとして高い完成度を見せた。日本が得意とするハイブリッド技術で未来のスポーツカー像を提案したことは意義深い。年間販売予定が日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート基準の500台に満たない100台なため特別賞として記録に留めるべきと判断した。
日本カー・オブ・ザ・イヤー