マツダは新型CX-3のフルモデルチェンジを行い2024年に発売する。旧型は2015年から販売を開始しており丸9年でのフルモデルチェンジとなりそうだ。
2019年3月5日~3月17日開催されるジュネーブモーターショー 2019にて3月5日13時~13時15分(現地時間)より新世代商品第2弾となる新型SUVを世界初公開する。新型CX-3とな。新型CX-4という噂もあるが、2016年6月に中国でのみ発売開始をしておりこのタイミングでモデルチェンジはありえない。

2代目 新型CX-3 フルモデルチェンジについて
旧型モデルのCX-3はデミオをベースにSKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用したモデルだ。1クラス上となる中国専用車種CX-4はCX-5のプラットフォームを採用したクーペタイプのSUVとなっている。日本ではCX-5が上のクラスとなるがボデーサイズを見ても明らかな差がある。更に世界的にみてもCX-3はコンパクトなサイズであり販売力がそこまであるとは言えないのが現状である。そこで、フルモデルチェンジを行うタイミングでデミオベースからアクセラベースに変更し大型化する。新型アクセラベースとなり数多くの技術を採用される。

2代目 新型CX-3 新技術を多数採用
マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用。車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用。全方位で洗練されたダイナミック性能を実現。
マツダは既に2015年3月期の決算説明会資料にSKYACTIVを進化させた次期SKYACTIVといえる「SKYACTIV GEN2」を、次期中期計画「構造改革ステージ2」の期間中である2016~2018年度に発売する車両に搭載する方針を示した。
SKYACTIV GEN2では、「究極の燃焼技術と電動化技術を組み合わせ、劇的に燃費を性能を改善」し、2008年比で約50%の向上を目指す。SKYACTIV GEN1との比較であれば、約15%の燃費向上を果たすことになる。
次世代エンジン「SKYACTIV-X」
ガソリンと空気の混合気をピストンの圧縮によって自己着火させる燃焼技術(圧縮着火、Compression Ignition(CI))を世界で初めて実用化。マツダ独自の燃焼方式「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition)」(火花点火制御圧縮着火)によって、従来ガソリンエンジンにおける圧縮着火(CI)の実用化で課題となっていた、圧縮着火(CI)の成立範囲を拡大することで、火花点火と圧縮着火(CI)のシームレスな切り替えを実現。
特長
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの特長を融合した、新しいマツダ独自の内燃機関であり、優れた環境性能と出力・動力性能を妥協なく両立。圧縮着火(CI)によるこれまでにないエンジンレスポンスの良さと、燃費改善目的で装備したエア供給機能を活用し、旧型の「SKYACTIV-G」に比べて全域で10%以上、最大30%におよぶ大幅なトルク向上を実現。
圧縮着火(CI)で可能となるスーパーリーン燃焼によって、エンジン単体の燃費率は旧型の「SKYACTIV-G」と比べて最大で20~30%程度改善。2008年時点の同一排気量の当社ガソリンエンジンから、35~45%の改善。
最新の「SKYACTIV-D」と同等以上の燃費率を実現。
低燃費率領域が極めて広いエンジン特性によるギア比選定の自由度の大幅拡大により、走りと燃費を高次元で両立。



2代目 新型CX-3 エクステリアについて
エクステリアはデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用しより顔つきがシャープなデザインになる。新型アテンザ、新型CX-5や新型CX-8と同様のフロントデザインになるだろう。

新型CX-5

新型CX-8

新型アテンザ
新型 CX-3 インテリアについて
インテリアは新型MAZDA3同様にメーターパネルを液晶化し、マツダコネクトは最新の「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」TFT 8.8インチのインフォテインメントシステムが搭載「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応となる。「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」はタッチパネルは非搭載で全てはコマンダーコントロールで操作で行う。USB12V接続を装備。





次世代の先進安全技術「i-ACTIVSENSE」全車に標準搭載
「i-ACTIVSENSE」技術を標準装備する。更にアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間歩行者検知機能を追加。TJA(交通渋滞アシスト)FCTA(フロント・クロス・トラフィック・アラート)DM(ドライバーモニタリング)TSR(交通標識認識システム)など最新の機能を採用。
i-ACTIVSENSEは、ミリ波レーダーやカメラなどの検知デバイスを用いたマツダの先進安全技術の総称です。事故が避けづらい状況での衝突回避・被害軽減を図るプリクラッシュセーフティ技術に加え、認知支援を行いドライバーの安全運転をサポートするアクティブセーフティ技術で構成されています。
車両周囲の危険認知と安全運転をサポートする先進安全技術も、新たに全機種に標準装備。
ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
交通標識認識システム(TSR)
フロント・クロス・トラフィック・アラート(FCTA)
リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)(AT車のみ)
リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能あり
AT誤発進抑制制御[前進時](AT車のみ)
先進ライト
ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)
アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)車線逸脱警報システム(LDWS)
交通渋滞アシスト(TJA)
レーンキープアシスト(LAS)
ドライバーモニタリング(DM)
新型 CX-3 エンジンについて
エンジン名 | SKYACTIV-X | SKYACTIV-G 2.0 | SKYACTIV-G 1.5 |
エンジン | 2.0L 直4気筒 エンジン | 2.0L 直列4気筒 エンジン | 1.5L 直4気筒 エンジン |
最高出力 |
133kW/181ps | 114kW(155PS)/ 6,000rpm | 82kW(111ps) / 6,000rpm |
最大トルク | 222Nm | 196Nm(20.0kgm)/ 4,000rpm | 144Nm(14.7kgm)/ 3,500rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD | 2WD/4WD |
ミッション | 6AT | 6速AT /6速MT | 6速AT /6速MT |
WLTCモード燃費 | – | – | – |
スペック | 新型CX-3 ディーゼル車 |
---|---|
エンジン名 |
SKYACTIV-D 1.8 |
エンジン | 1.8L 直4気筒デーゼルエンジン |
最高出力 | 85kW(116ps)/4,000rpm |
最大トルク | 270Nm(27.5kgm)/2,600rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD |
ミッション | 6AT/6MT |
WLTCモード燃費 | – |
CX-3について
2015年2月27日に販売開始。「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した新世代車種の第5弾として投入され、クロスオーバーSUVではCX-5に次いでの採用となる。
エンジンは1.5Lディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」と2.0Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」の2種類が用意されるが、日本仕様車では「SKYACTIV-D 1.5」のみの設定。日本国内で乗用車として販売されている唯一のディーゼルエンジン専用車種となる。
2015年12月24日に商品改良を行い、エンジンのノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を全車に標準装備。ダンパーやスタビライザーの構造、電動パワーステアリング特性を緻密にチューニング。
操縦安定性を向上させながらも、より上質な乗り心地も追求しました。
加えて、新たに「DE精密過給制御」という、軽負荷領域でのアクセル操作に対してクルマがリニアに反応するよう緻密なエンジン制御を設定。
2016年10月14日 商品改良モデル及び特別仕様車「XD Noble Brown」を発表。今回の改良により、新型アクセラに搭載した「G ベクタリング コントロール 」「アダプティブ・LED・ヘッドライト」採用した。
2015年から発売を開始したCX-3は毎年、一部改良を行なってきたが丸3年目で正式なマイナーチェンジを行い2018年6月発売、エクステリアデザイン、インテリアデザインの変更が行われる。
インパネのデザイン、センターコンソールのデザイン変更。電動パーキングブレーキ、前後にアームレストを採用。
新型CX-5やCX-8に搭載された、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」にマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付]を装備。360度ビューモニター追加。
SKYACTIV-D 1.8 1.8L 直4気筒DOHC直噴ターボエンジン 最高出力:116ps 最大トルク:27.5kgmを搭載する。
SKYACTIV-G 2.0 2.0L 直4気筒DOHCガソリンエンジンを改良しトルクが向上、フリクションの低減により燃費性能や静粛性も向上する。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
日刊工業新聞
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00471490
マツダニュースリリース
https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2017/201710/171010b.html
https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2019/201902/190205a.html
https://www2.mazda.co.jp/motorshow/2017/
CX-3
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/
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