トヨタは「ライズ」をベースにした「ライズベース」を2024年頃に発売する。2022年12月12日に日本の特許庁に「RAIZE SPACE(ライズベース)」申請(商願2022-141247)した。トヨタはインドネシアで新型「ヤリスクロス(YARIS CROSS)」を2023年5月15日(現地時間)発表した。デザインは「RAV4」や「ハイランダー」に似ていることから日本でも販売すれば人気車種になることは間違いない。しかし、衝撃的なのは現在、欧州、日本、オーストラリアで販売されている「ヤリスクロス」とはなんと無関係であることだ。ベースはライズをベースにしており「ライズ スペース」がしっくりくる。
日本モデルのライズとヤリスクロス ボディサイズ 比較
日本モデルのヤリスクロスはヤリスをベースとし、専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。ヤリスと比べ全長は+240mm、全幅は+70mm、全高は+90mm拡大している。最低地上高は+30mmとした。インドネシアのヤリスクロス(ライズスペース)は比較すると一回り大きいのがわかる。
スペック | ライズ (日本モデル) | ヤリスクロス (日本モデル) | ヤリスクロス (インドネシア) |
---|---|---|---|
全長 | 3,995mm | 4,180mm | 4,310mm |
全幅 | 1,695mm | 1,765mm | 1,770mm |
全高 | 1,620mm | 1,590mm | 1,615mm |
ホイールベース | 2,525mm | 2,550mm | 2,620mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
日本モデルのライズとヤリスクロス エンジン 比較
日本モデルもインドネシアモデルも「ヤリスクロス」には新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」モデルの新しく小型化されたTHSⅡを採用。E-Four(4WD)モデルも採用。
スペック | ライズ (日本モデル) | ヤリスクロス (日本モデル) | ヤリスクロス (インドネシア) |
---|---|---|---|
エンジン | 1.2L 直列3気筒 エンジン +モーター | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 | 直3 1.5L+ モーター |
最高出力 | 60kW(82ps)/ 5,600rpm | 67kW(91ps)/ 5,500rpm | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
最大トルク | 105Nm(10.7kgfm)/ 3,200-5,200rpm | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
モーター 最高出力 | 78kW (106ps) | フロント: 59kW(80ps) リヤ: 3.9kW(5.3ps) | フロント:59kW (80ps) |
モーター 最大トルク | 170Nm (17.4kgm) | フロント: 141Nm(14.4kgm) リア: 52Nm(5.3kgm) | フロント:141Nm (14.4kgm) |
トランス ミッション | e-SMART HYBRID システム | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD | 2WD 4WD (E-Four) | 2WD |
WLTCモード燃費 | 28.0km/L | 30.8km/L(2WD) 28.7km/L(4WD) | -km/L |
価格(10%) | 2,163,000円~ 2,328,000円 | 2,284,000円~ 2,815,000円 | -円 |
過去トヨタが発売した「スペース」は?
トヨタ「ピクシススペース」2014年(平成26年) 4月発売モデルトヨタ初の軽乗用車「ピクシススペース(PIXIS SPACE)」。ダイハツのムーヴコンテのOEM供給を受けて誕生。
ピクシススペース の名前の由来は?
- ピクシス – 「いたずら好きな小妖精」を意味する英語のpixieからの造語。
- スペース – トールワゴンの形状に由来。
まとめ
日本モデルの「ヤリスクロス」や「ライズ」とプラットフォームやエンジンを共有している面が多くやはりデザインの良さから日本で「ライズスペース」として販売すれば話題となることは間違いない。それにしてもトヨタの商品力の高さに本当に驚くばかりだ。
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