三菱自動車の軽自動車SUV「パジェロミニ」がフルモデルチェンジされ、2026年に発売されると予想されています。このモデルは1994年にデビューし、2012年に生産が終了しましたが、14年ぶりに復活することになります。 新型パジェロミニは、三菱の最新技術とデザインを惜しみなく投入した意欲作。今回は、新型パジェロミニの魅力を余すことなくお伝えします。
三菱 新型パジェロミニ:進化のポイント
エクステリア
- 三菱の最新デザイン言語「ダイナミックシールド」を採用
- 力強さと洗練さを兼ね備えたスタイル
- フロントグリルの大型化
- LEDヘッドライトの採用
- 軽自動車規格ギリギリまで拡大されたボディサイズ
- 4ドア化による後席へのアクセス向上
インテリア
- 上質感を重視したデザイン
- 最新のタッチスクリーンディスプレイを採用
- スマートフォンとの連携強化
- 広々とした室内空間
パワートレイン
- 新開発の直列3気筒660ccエンジン「BR06」
- 自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類
- マイルドハイブリッドシステムの採用
- CVTの採用
- FFと4WDの駆動方式
安全装備
- 自動運転技術「MI-PILOT(マイパイロット)」
- アラウンドビューモニター
- サイド/カーテンエアバッグ
その他
- 価格:170万円~(予想)
- 発売日:2026年(予定)
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ エクステリア について
新型パジェロミニのデザインは、三菱の最新デザイン言語「ダイナミックシールド」をベースに、力強さと洗練さを兼ね備えたスタイルに生まれ変わりました。フロントグリルは大型化され、存在感を増しています。また、ヘッドライトにはLEDが採用され、先進的な印象を与えます。
ボディサイズは軽自動車規格ギリギリまで拡大され、室内空間の広さも確保。従来の2ドアから4ドアに変更されたことで、後席へのアクセスも格段に向上しました。
パジェロミニの予想CG画像のデザインでは三菱のダイナミックシールドと4ドアタイプであることが予想されています。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアは、上質感を重視したデザインとなっています。インフォテイメントシステムには最新のタッチスクリーンディスプレイが採用され、スマートフォンとの連携も強化されました。
広くなった室内空間は、乗員全員が快適に過ごせるよう設計されています。後席の居住性も大幅に向上し、ファミリーユースにも最適です。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ 安全装備 について
新型「パジェロミニ」は、安全装備も充実しており、日産の自動運転技術「プロパイロット」の三菱版である高速道路での同一車線運転支援機能「マイパイロット」が搭載されています。これは、全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロール(LCC)と車線維持支援機能(LKA)を組み合わせたものです。また、運転支援機能「e-Assist」も採用されています。高速道路での運転をサポートしてくれるだけでなく、一般道でも安全運転を支援する機能が充実しています。さらに、車両を上空から見るように360度確認できるアラウンドビューモニターや、サイド/カーテンエアバッグなど、安全性能を高める装備が充実しています。
「e-Assist」には、以下の8つの機能が含まれます。
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM、歩行者検知付)
- 踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)
- オートマチックハイビーム(AHB)
- 標識認識システム(TSR)
- 先行車発進通知(LCDN)
- 車線逸脱警報システム(LDW)&車線逸脱防止支援機能(LDP)
- ふらつき警報(LDA)
- 前方衝突予測警報(PFCW)
さらに、移動物検知機能付きのマルチアラウンドビューモニターも搭載しています。ラゲッジスペースに荷物が多くて後方が見えにくい場合や、夜間・雨天時には、リアカメラの映像をルームミラー上に映し出すデジタルルームミラーが便利です(グレードにより標準装備またはメーカーオプション)。
また、車両の安定性を高めるアクティブスタビリティコントロール(ASC)や、対向車や先行車にハイビームを照射しないように照射範囲を調整するアダプティブLEDヘッドライト(ALH)も採用されています(ALHは一部グレードにメーカーオプション)。
エアバッグは、運転席と助手席、サイド、カーテン、運転席ニーの合計7つが装備されています。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ 予想 スペック について
このため、他社の車と比べてもWLTCモードでの燃費が非常に良好です。
新型パジェロミニには、新開発の直列3気筒660ccエンジン「BR06」が搭載されます。自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類が用意され、いずれも、ライバルの「ジムニー」にはないマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで、優れた燃費性能と力強い走りを両立しています。トランスミッションはCVTを採用し、スムーズな加速と低燃費を実現。駆動方式はFFと4WDが用意され、路面状況に合わせて選択可能です。
スペック | パジェロミニ ターボ車 | パジェロミニ NA |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,645mm | 1,645mm |
ホイールベース | 2,445mm | 2,445mm |
エンジン | 660cc 水冷直列3気筒 DOHC インタークーラーターボ +モーター | 660cc 水冷直列3気筒 DOHC +モーター |
最高出力 | 47kW(64ps)/ 5,600rpm | 38kW(52ps)/ 6,400rpm |
最大トルク | 100Nm(10.2kgm)/ 2,400rpm~4,000rpm | 60Nm(6,1kgm)/ 3,600rpm |
モーター 最高出力 | 2.0kW(2.7ps)/ 1,200rpm | - |
モーター 最大トルク | 40Nm(4.1kgm)/ 100rpm | - |
トランスミッション | CVT (エクストロニック) /5速MT | CVT (エクストロニック) /5速MT |
駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD |
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジ 予想 価格 について
新型「パジェロミニ」の価格については、最大のライバルであるスズキの軽SUV「ジムニー」を意識した設定になる可能性が高いです。参考までに、2024年モデルのジムニーの価格は1,654,400円から2,002,000円となっています。したがって、「パジェロミニ」も同様の価格帯になることが予想されます。
三菱 新型「パジェロミニ」 フルモデルチェンジの噂
三菱のパジェロミニがフルモデルチェンジして復活するという噂がある中、他の車種のフルモデルチェンジが優先されているため、パジェロミニの開発が遅れている様子です。特に、最近ではデリカミニやトライトンなど次々と新モデルを投入しており、優先順位があるものと思われます。しかし、スズキのジムニーがフルモデルチェンジ後から今まで大ヒットしており、ライバル車種となるパジェロミニもフルモデルチェンジして市場に投入を目指しているものと思われます。
三菱 新型 パジェロミニ はありなのか?
2023年3月10日、三菱自動車は新中期経営計画「Challenge 2025」を発表し、今後5年間で全16車種(うち電動車9車種)を投入する予定であることを明らかにしました。これにより、積極的に新モデルの投入が行われます。
最近発売された「デリカミニ」がありながらはありなのか?という当然ながら疑問の声もありますが、三菱では一番販売力や商品力の高いSUVのコンパクトバージョンという位置付けをすることにより「パジェロミニ」は独自の需要を持つモデルになるでしょう。
パジェロミニの歴史について
三菱自動車工業が生産・販売していた軽SUVである。シャーシはモノコックボディにラダーフレームを合わせたビルドインモノコック構造を採用。発表当時、「人気車パジェロの弟分」として、車名を一般公募したことでも話題となった。
パジェロの技術を最大限に凝縮した、軽自動車を発売。車体は、ラダーフレームのようにプレス加工された部材をフロアパンに溶接した、ビルドインフレームのモノコック構造である。
軽自動車規格の変更に対応してフルモデルチェンジした。独自のモノコック高剛性ボディを基にし、衝突時のエネルギーを吸収して緩和する「クラッシャブルボディ構造」などを採用したり、緊急時のブレーキをサポートする「ブレーキアシスト機構」などを装備。縦基調の大型フロントグリルを採用した「デューク」や丸目4灯式ヘッドライトを採用した「リンクス」といった派生車種の存在からも窺える。2003年9月未明マイナーチェンジ。フロントグリルをメッキタイプに改め、装備やボディカラーの見直しも行った。
2012年6月生産終了。以降は在庫のみの販売となる。2013年1月ホームページへの掲載を終了した。
2026年の可能性が高そうです。
編集部から一言
SUVの世界的人気は現在も続いており、各メーカーから様々な新車が発売されています。三菱も最近、クロスオーバーSUVに力を入れており、「アウトランダーPHEV」、「エクリプスクロス」、「RVR」などのモデルを展開しています。また、アウトドアモデルとして「デリカD:5」や「デリカミニ」、そして2024年には「トライトン」を発売しました。しかし、このラインナップで唯一欠けているのが本格的な軽自動車のSUVモデルです。
特に、「デリカミニ」は発売開始から約3ヶ月で約9,000台と好調な販売実績を示しています。したがって、名車である「パジェロミニ」を復活させる理由は十分にあります。差別化としては、高い悪路走破性を備える点で他モデルと違いを出すことが考えられます。
同じカテゴリーで18年ぶりにフルモデルチェンジを果たした「ジムニー」は、同ジャンルのライバルが少ないため、発売当初から現在に至るまで納車待ちが続くほどの人気です。この市場に三菱が参入しない理由はないと考えられます。
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