ホンダは、新型コンパクトSUV「WR-V」を日本にて2023年12月21日発表、2024年3月22日に発売しました。ハイブリッド、電気自動車モデルの設定を今後予定しています。2023年11月16日に公式webサイトにて先行公開されました。価格や仕様を確認してきたので内容についてまとめてみた。
日本の特許庁において、商願2016-5947「WR-V」は2016年1月21日に商標出願されました。同様のモデルは、2022年11月2日にインドネシアのジャカルタで発表されました(現地時間)。
ホンダ 新型「WR-V」について
新型SUV「WR-V」は、「ヴェゼル」よりも小型のAセグメントクロスオーバーSUVとして開発されました。このモデルは、コンパクトなデザインとよりスポーティなスタイルを備え、最先端のパフォーマンスとテクノロジーを提供しています。日本市場では、「ヤリスクロス」「ライズ」「クロスビー」など、販売台数では上位に位置する競合車種が存在しますが、コンパクトSUVモデルの需要が高いことから、「WR-V」の投入は自然な流れと言えるでしょう。
「WR-V」は「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)」の頭文字を組み合わせた車名。Winsomeには、「楽しさ」や「快活さ」の意味があり、このクルマと生き生きとした毎日を楽しんでほしいという思いが込められています。
最新のエクステリアデザインを採用。「ヴェゼル」より小さなボディーサイズとしAセグメントクロスオーバーSUVとした。
「FIT(フィット)」のシャシーをベースにしクラス上のゆとりあるより快適で広々としたスペースも提供。
クラス最高の地上高195mmを確保。
7インチデジタルメーター、10.25インチインフォテインメントシステムを採用。
最新の運転支援システム「Honda SENSING」を採用。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→ホンダ 新型 ヴェゼル フルモデルチェンジ e:HEV搭載 2021年4月23日発売
ホンダ 新型「WR-V」エクステリアについて
「WR-V」のエクステリアは、スタイリングから安心と信頼を感じられるようなデザインとしました。高く配置したベルトラインと厚みのあるボディー造形とすることで、力強さを表現。前後ライトのデザインは、四隅に踏ん張るようなワイド感を高めるデザインとし、フロントはフルLED、リアはストップランプとテールランプにLEDを採用。これまで成功を収めてきた Honda SUV ラインを、「CR-V」「HR-V」「BR-V」などのモデルに新たに加わる。Honda SUVラインの一部として、「WR-V」は、Honda SUVの特徴である高い最低地上高、強力なエンジン性能、広々としたキャビン、洗練されたテクノロジーなどの特徴も備えています。さらに、Honda WR-V は、同クラスの他のモデルと比較して、よりスポーティなスタイルとさまざまな利点を備えた設計になっている。 さまざまな路面状況を安心して走れるよう、クラス最高の地上高195mmを確保。ちなみに同クラスの「ヤリスクロス」は地上高170mmです。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→【2023年】各社 SUVの最低地上高 まとめ
ホンダ 新型「WR-V」ボディカラー 全5色 について
イルミナスレッド・メタリック
プラチナホワイト・パール
クリスタルブラック・パール
ゴールドブラウン・メタリック
メテオロイドグレー・メタリック
ホンダ 新型「WR-V」インテリアについて
インテリアは、シンプルで水平基調のデザインとし、スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間を目指しました。またメーターには、7インチTFT液晶メーターとアナログスピードメーターを組み合わせたメーターを採用。7インチTFT液晶メーターでは、スピードメーターや走行モードなどの基本情報に加え、Honda SENSINGなどの情報を見やすく表示しています。
スマートフォン接続やハンズフリー電話など、さまざまな機能を備えた10.25インチインフォテインメントシステムを採用しています。
後席は、クラス上のゆとりある空間を目指し、頭上空間の広さを確保しています。ドアライニングの下部や前席シートバックの形状を工夫することで、乗り降りがしやすく、ゆとりのある足元空間を実現しています。
エアコンの風を後席へ届けるリアベンチレーションを全タイプに標準装備、後席空間の快適性を高めました。
「WR-V」キャビンのプロポーションはスリムですが、より快適で広々としたスペースも提供。クラス最大級のヘッドルームとレッグルームを確保(荷室長 約840mm 荷室開口部幅 約1,110mm 荷室開口部高さ 約932mm)。ラゲッジルームはクラストップレベルの458リットルを収容でき、さまざまな活動にさまざまなアイテムを運ぶためのより広い貨物スペースを提供。ホンダ WR-V のキャビン シーリングは、車体パネル周辺に制振材とクローズド パネル構造を吹き付けることで静粛性を高め、外部からのほこりや不快な臭いを防ぎます。
ホンダ 新型「WR-V」快適装備について
「WR-V」には最新のHonda SENSING搭載、助手席後ろにシートバックポケット収納部があり、運転席にもあり、計6個の水筒ホルダーと2列目シートも装備。 40:60まで折りたたむことができる。RS&RSタイプのHonda SENSINGには、忘れ物などを発車前に確認するよう音声とマルチインフォメーションディスプレイで警告するリアシートリマインダーも装備しています。
ホンダ 新型「WR-V」安全装備について
最新の運転支援システム「Honda SENSING」は衝突被害軽減ブレーキのほか、車線維持支援システム(LKAS)、歩行者事故低減ステアリング、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなどに対応することにより、安全性と快適性が高めています。
システム 装備 | WR-V |
---|---|
CMBS | ◯ (昼・夜間 歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ |
近距離衝突軽減ブレーキ | ◯ |
急アクセル制御機能 | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ |
渋滞時追従機能付き アダプティブ クルーズコントロール (ACC) | ◯ (約0km/h~) |
車線維持支援システム (LKAS) | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ |
標識認識機能 | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ |
オートハイビーム | ◯ |
パーキングセンサーシステム | ◯ |
ホンダ 新型「WR-V」スペック について
「WR-V」に最初のモデルはガソリンモデルのみで「直列4気筒 1.5L 自然吸気エンジン」を採用しました。CVTは、DBWとCVTの協調制御「G-design Shift」を採用しリニアな加速フィールを追求。また、加速時や減速時のステップシフト制御を採用するなど、CVT制御をWR-V向けに最適化しています。
スペック | WR-V |
---|---|
全長 | 4,325mm |
全幅 | 1,790mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,650mm |
最低地上高 | 195mm |
エンジン | 直列4気筒 1.5L 自然吸気エンジン |
最高出力 | 87kW(118ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/ 4,300rpm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,210kg |
最小回転半径 | 5.2m |
WLTCモード燃費 | 16.4㎞/L |
ホンダ 新型「WR-V」価格 グレード について
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|---|
X | 直列4気筒 1.5L 自然吸気エンジン | CVT | 2WD | 2,098,800円 |
Z | 2,349,600円 | |||
Z+ | 2,489,300円 |
ホンダ 新型「WR-V」「ヴェゼル」スペック 比較 について
「WR-V」「ヴェゼル」のボディサイズを比較すると、全長が短いが、ホイールベースが長く、最小回転半径が短いので小回りがよく、室内空間を確保できていることがわかります。
スペック | ヴェゼル | WR-V | 差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,330mm | 4,325mm | -5mm |
全幅 | 1,790mm | 1,790mm | -0mm |
全高 | 1,580mm~ 1,590mm | 1,650mm | +60mm |
ホイールベース | 2,610mm | 2,650mm | +40mm |
最小回転半径 | 5.3~5.5m | 5.2m | -0.1m |
エンジンスペックは「ヴェゼル」のガソリンモデルと同様であるが、ガソリンモデルの価格帯は12,9800円~300,300円の差がありモデルとしての差を出している。
スペック | ヴェゼル ハイブリッド e:HEV | ヴェゼル ガソリン G | WR-V |
---|---|---|---|
エンジン | 1.5L i-VTECエンジン +新型i-MMD (e:HEV) | 直列4気筒 1.5L i-VTEC 自然吸気エンジン | 直列4気筒 1.5L i-VTEC 自然吸気エンジン |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,600-6,400rpm | 87kW(118ps)/ 6,600rpm | 87kW(118ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 127Nm(13.0kgfm)/ 4,500-5,000rpm | 142Nm(14.5kgm)/ 4,300rpm | 142Nm(14.5kgm)/ 4,300rpm |
モーター 最高出力 | 80kW(109PS)/ 3,500-8,000rpm | - | - |
モーター 最大トルク | 253Nm(25.8kgfm)/ 0-3,000rpm | - | - |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD | 2WD |
WLTCモード 燃費 | 24.8km/L(2WD) 22.0km/L(4WD) | 17.0km/L(2WD) 15.6km/L(4WD) | 16.4㎞/L(2WD) |
価格(10%) | 2,658,700円〜 3,298,900円 | 2,399,100円~ 2,619,100円 | 2,098,800円~ 2,489,300円 |
ホンダアクセス 新型「WR-V」用 コンパクトSUV 純正アクセサリー
ホンダアクセスは、新型SUV「WR-V(ダブリューアールブイ)」用純正アクセサリーを2024年春に発売を予定。WR-Vの純正アクセサリーは、「HIGH QUALITY TOUGHNESS(ハイクオリティー タフネス)」をテーマに、WR-Vを所有する喜びをさらに高めるエクステリアアイテムと、日々の暮らしやアクティブなレジャーシーンで活躍するユーティリティーアイテムでSUVらしいタフさとワンランク上の上質感を兼ね備えた世界観を提案。
エクステリアのコーディネート、「TOUGH STYLE(タフスタイル)」は、力強く、存在感のある造形が特徴の「フロントグリル」を中心に、上質感を高めるメッキ加飾やタフさを表現したガーニッシュ類のシルバー加飾を組み合わせることで、よりいっそうアクティブなSUVらしさを演出。
インテリアでは荷室空間の使い勝手をさらに向上させる「ストレージボード」や、汚れや濡れたものを気にせず積載できる「ラゲッジトレー」など、日常からレジャーまでWR-Vをアクティブかつタフに使い倒せるユーティリティーアイテムなどを設定。
TOUGH STYLE装着アイテム
フロントグリル (ブラック×クロームメッキ)
フロントロアーガーニッシュ(クロームメッキ×シルバー)
サイドロアーガーニッシュ(ストームシルバー・メタリック/左右セット)
リアロアーガーニッシュ(シルバー)
フォグライトガーニッシュ(クロームメッキ/左右セット)
フェンダーガーニッシュ(クロームメッキ/WR-Vロゴ付/左右セット)
フューエルリッドデカール(ハイボスカル/クロームメッキ調×ブラック)
エキパイフィニッシャー
パターンプロジェクター (LEDホワイトイルミネーション(ドア開閉連動/WR-Vロゴ)/フロントドア用左右セット)
サイドステップガーニッシュ (フロント部LEDホワイトイルミネーション(ドア開閉・ルームランプ連動/WR-Vロゴ)付/ステンレス製/フロント・リア用左右4枚セット)
ストレージボード
便利と安心を、さらにプラス
- リアカメラ de あんしんプラス4
- 後退駐車サポート
- 後退出庫サポート
- 後方死角サポート
- 後方車両お知らせ機能
- ドライブレコーダー(フロント用) DRH-229ND ナビ・スマートフォン連動タイプ/駐車時録画機能付/カメラ一体型/64GB〈取付アタッチメント含む〉
- オートリトラミラー ドアロック連動タイプ
- LEDフォグライト クリア/4.6W(片側)/左右セット
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→ホンダアクセス 新型「WR-V」用 コンパクトSUV 純正アクセサリー 2023年11月16日先行公開
新しい情報が入り次第お伝え致します。
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