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レクサス 新型 ES フルモデルチェンジ で「ES300h」と「ES350h」をラインアップ 日本モデル2026年4月発売

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今回のフルモデルチェンジにおける最大の注目点は、パワートレインの多様化です。従来のハイブリッドモデル「ES300h」に加え、よりパワフルな「ES350h」、そしてレクサスセダン初となるバッテリーEV(BEV)モデル「ES350e」「ES500e」がラインナップに加わります。これは、レクサスが推し進める電動化戦略の重要な一歩であり、ユーザーの多様なニーズやライフスタイルに応えるための選択肢を大幅に拡充するものです。

2024年4月25日には、日本の特許庁に「ES350h」の商標登録を申請(商願2024-044687)。さらに、電気自動車モデル日本の特許庁に「ES350e」「ES500e」の商標登録を申請(商願2024-044688)(商願2024-044689)されており、その本気度が伺えます。

プラットフォームには、定評あるTNGA(Toyota New Global Architecture)思想に基づき、さらに改良が加えられた第二世代の「GA-Kプラットフォーム」を採用。ボディ剛性の向上と低重心化を徹底し、優れた操縦安定性と上質な乗り心地を高次元で両立させています。特にリアサスペンションには、ESとして初めてマルチリンク式を採用。路面追従性を高め、しなやかで安定した走行フィールを実現します。さらに、一部モデルには車速に応じて後輪を操舵するDynamic Rear Steering(DRS)も搭載し、低速域での取り回しの良さと高速域での安定性を両立させています。

モデルチェンジ概要

  • 現行ES(ES300h)発売から約7年半ぶりとなるフルモデルチェンジ。
  • 2025年上海モーターショーで世界初公開。
  • 日本発売は2026年春頃を予定。
  • 開発コンセプトは「Experience Elegance and Electrified Sedan」。セダンの概念を刷新し、上質な移動体験を提供することを目指す。

ラインナップ

  • ハイブリッド(HEV)モデル:「ES300h」「ES350h」
  • バッテリーEV(BEV)モデル:「ES350e」「ES500e」(レクサスセダン初)
  • 日本国内で「ES350h」「ES350e」「ES500e」の商標登録出願済み。

プラットフォーム・ボディ

  • 改良された第二世代TNGA「GA-Kプラットフォーム」を採用し、ボディ剛性向上と低重心化。
  • リアサスペンションにES初のマルチリンク式を採用。
  • 一部モデルにDynamic Rear Steering(DRS)を搭載。
  • ボディサイズ:全長5140mm (+165mm), 全幅1920mm (+55mm), 全高1555〜1560mm (+110〜115mm), ホイールベース2950mm (+80mm) ※カッコ内は従来比

エクステリアデザイン

  • 次世代BEVコンセプト「LF-ZC」に着想を得たデザイン。
  • 進化した「スピンドルボディ」を採用し、低く構えたフロントフェイスとワイド&ローなスタンスを実現。
  • 流麗なサイドシルエットと存在感のあるリアデザイン。
  • 新色「SOU(蒼)」を含む全7色のボディカラー。
  • 次世代デザインアイコンとなるツインLシグネチャーランプ(フロント/リア)を採用。

インテリアデザイン・装備

  • 人間中心の思想「Tazuna Concept」を深化。
  • 12.3インチフル液晶メーターと14インチワイドタッチディスプレイを採用。
  • 世界初「Responsive Hidden Switches」:物理スイッチを内装に同化させ、手をかざすとアイコンが点灯。
  • レクサス初「Sensory Concierge」:イルミ、音楽、空調等を統合制御し、パーソナライズされた空間を提供。
  • 広々とした室内空間、特に後席の快適性を向上(リクライニング、オットマン、リラクゼーション機能等)。
  • 濃色調光機能付きパノラマルーフ(Low-Eガラス採用)。
  • 新色「アオタケ」を含む4色のインテリアカラー。
  • 自然対話型音声認識「Hey Lexus!」、OTAアップデート、ワイヤレスApple CarPlay/Android Auto対応。

パワートレイン

  • HEVモデル
    • ES300h:新採用 2.0L 直列4気筒ハイブリッドシステム。
    • ES350h:刷新された新世代 2.5L 直列4気筒ハイブリッドシステム(eAxle採用)。システム出力182kW(247.4PS)、0-100km/h加速7.8〜8.0秒。
    • 両モデルにAWD(E-Four)を設定。
  • BEVモデル
    • ES350e(2WD/FF):航続距離 約685km(CLTCモード)。
    • ES500e(AWD):電動AWD「DIRECT4」採用。システム出力252kW(342.6PS)、0-100km/h加速5.9秒。航続距離 約610km(CLTCモード、19インチタイヤ装着時)。
    • 床下への大容量バッテリー搭載による低重心化。

安全・運転支援システム

  • デジタルインナーミラー、デジタルキー、インテリジェントクリアランスソナー等、最新装備を多数採用。
  • 第3世代「Lexus Safety System +」を全車標準装備(PCS、LTA、RSA、AHS/AHB等)。
  • 高度運転支援技術「Advanced Park(リモート機能付)」搭載。
  • ドアハンドルに「e-ラッチシステム」採用。
  • 世界初「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」搭載。
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目次

レクサス 新型「ES」フルモデルチェンジ エクステリア について

エクステリアデザインは、次世代レクサスのデザイン言語を色濃く反映しています。BEVコンセプトカー「LF-ZC」から着想を得た、機能に根差した流麗なフォルムが特徴です。

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新型「ES」ヘッドランプには次世代の新しいデザインアイコンとしてツインLシグネチャーランプ採用。内向きのデイタイムランニングランプと外向きのターンランプを組み合わせ、レクサスの独自性をさらに向上させるとともに、ターンランプとして視覚的な機能性を高めています。

レクサスの象徴であるスピンドル形状は、グリルだけでなくボディ全体で表現する「スピンドルボディ」へと進化。冷却性能と空力性能を両立させながら、低く構えたフロントフェイスとワイド&ローなスタンスを実現しています。

サイドビューは、伸びやかなルーフラインと絞り込まれたキャビンが、セダンらしいエレガンスとスポーティさを両立。リアデザインも、横一文字のシグネチャーランプと立体的な造形により、存在感を高めています。リアにも一目でレクサスと認識できる新しいデザインアイコンのリアLシグネチャーランプを採用しています。

ボディサイズは全長5140mm、全幅1920mm、全高1555〜1560mm、ホイールベース2950mmと、従来モデルから全長で165mm、全幅で55mm、全高で110〜115mm、ホイールベースで80mmそれぞれ拡大され、より堂々とした佇まいとなりました。新色「SOU(蒼)」を含む全7色のボディカラーが用意され、多様なシーンにマッチします。

フルモデルチェンジした新型ESのプロトタイプ画像が一部公開されています。

レクサス 新型「ES」フルモデルチェンジ プラットフォーム 最新の技術を採用

改良した第二世代「TNGA(Toyota New Global Architecture)「GA-Kプラットフォーム」」と呼ばれる新開発のプラットフォームとマルチリンク式サスペンション搭載することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。次世代「Lexus Safety System +」を全車標準搭載する。

レクサス 新型「ES」フルモデルチェンジ インテリア について

インテリアは、人間中心の思想「Tazuna Concept」を深化させ、ドライバーとクルマの一体感を追求。ドライバー正面には12.3インチの大型フル液晶メーターを配置し、視線移動をスムーズにする低く抑えられたメーターフードデザインを採用しています。センターには高精細な14インチワイドタッチディスプレイを搭載し、自然な対話が可能な音声認識機能「Hey Lexus!」や、無線通信によるソフトウェアアップデート(OTA)に対応。Apple CarPlayやAndroid Autoもワイヤレス接続が可能となり、利便性が大幅に向上しました。

そして、新型ESのインテリアにおける革新的な試みが、世界初採用となる「Responsive Hidden Switches(レスポンシブヒドゥンスイッチ)」です。これは、物理スイッチを内装パネルに同化させ、普段は存在感を消しながら、手をかざすとアイコンが浮かび上がるというもの。静電タッチパネルのようなスマートな見た目と、確かなクリック感を両立し、誤操作を防ぎつつ先進的な空間を演出します。さらに、レクサス初採用となる「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」は、イルミネーション、音楽、空調、リラクゼーション機能などを統合制御し、乗員の気分や状況に合わせて最適な車内空間を提供するシステムです。「パフォーミングアーツ」をコンセプトに、まるで自宅のリビングルームのようにくつろげる、パーソナライズされた体験価値を提供します。

拡大されたボディサイズとホイールベースは、広々とした室内空間に貢献しています。プラットフォーム設計段階から骨格が見直され、着座位置の最適化や内装トリムの薄型化、ガラスエリアの拡大により、開放感あふれる空間を実現しました。特に後席は、リクライニング機能やオットマン、シート内蔵のエアブラダーによるリラクゼーション機能などが用意され、ファーストクラスのような快適性を提供。助手席を大きく前方にスライドさせる機能と組み合わせることで、圧倒的な足元スペースを確保することも可能です。新たに採用された濃色調光機能付きパノラマルーフは、瞬時に明るさを調整でき、遮熱・断熱・UVカット効果の高いLow-Eガラスにより、開放感と快適性を両立しています。インテリアカラーには、竹をモチーフにした新色「アオタケ」を含む4色が設定され、上質で洗練された空間を彩ります。

最新インフォテインメントシステムには「大型タッチディスプレイ」を採用し音声認識にも対応。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携します。

Android AutoやWi-Fiを通じた無線接続のApple CarPlayに対応し、DCMを利用した無線通信でソフトウェアの更新ができるOTAアップデート機能も搭載。使って、自然な会話のように操作できる音声認識機能「Hey Lexus!」などの起動ワードを発話も備わっている。

レクサス 新型「ES」フルモデルチェンジ 第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」全車標準搭載

第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」全車標準搭載。

安全性能においても、レクサスは一切の妥協を許しません。第3世代へと進化した予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車標準装備。プリクラッシュセーフティ(PCS)は検知対象を拡大し、昼間の自転車や夜間の歩行者にも対応。レーダークルーズコントロール作動時の車線維持を支援するレーントレーシングアシスト(LTA)、道路標識を読み取るロードサインアシスト(RSA)、アダプティブハイビームシステム(AHS)またはオートマチックハイビーム(AHB)などが含まれます。さらに、高度運転支援技術「Lexus Teammate」の一部機能として、駐車操作を支援する「Advanced Park(リモート機能付)」も搭載。専用スマートフォンアプリを使えば、車外からの遠隔操作による駐車も可能です。ドアハンドルには、軽く触れるだけで開閉操作が可能な「e-ラッチシステム」を採用し、降車時に後方からの接近車両などを検知するとドア開放をキャンセルする「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」も世界初採用されています。その他、デジタルインナーミラーやデジタルキー、インテリジェントクリアランスソナーなど、最新の安全・利便装備が多数採用されています。

ロードサインアシスト(RSA) 検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。

レーンディパーチャーアラート(LDA)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。

アダプティブハイビームアシスト(AHS) LEDの点灯・消灯を細やかに制御することで、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるシステムです。ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保。

レーダークルーズコントロール 先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。

レーントレーシングアシスト(LTA)レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense Pに初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。

先行車発進告知機能 信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。

レクサス Lexus Safety System+ 搭載車種まとめ

予防安全装備

インテリジェントパーキングアシスト(巻き込み警報機能+バックガイドモニター機能+音声案内機能付)新機能追加。

インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。

ドライブスタートコントロール シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与。

緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式)急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。

デジタルインナーミラー 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。

デジタルキー スマートフォンに専用のアプリケーションをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用可能。スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、エンジンスタートができ、所有するデジタルキーに対応した車が複数ある場合でも1台のスマートフォンだけで操作できる。スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りも容易に行える。

Advanced Park リモート機能付き 画面表示や音声・ブザー音による操作案内および、ハンドル、シフトポジション、アクセルとブレーキ操作を行うことにより、画面上で確認した目標駐車位置付近への後退駐車や縦列駐車からの出庫のアシスト。更に専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。

レクサス 新型「ES」フルモデルチェンジ スペック について

ハイブリッドシステムが前輪駆動モデルに限定されなくなる。前輪駆動車とAWD車はどちらも同じ基本的な「2.5L直列4気筒エンジン」を使用し2つの電気モーターによって増強されていますが、前輪駆動バージョンが合計最高出力225hp (228PS) を発生するのに対し、全輪駆動車は合計最高出力232hp(235PS)。AWD 機能は必要に応じて作動する後部に取り付けられた3番目の電気モーターによって供給される。

ハイブリッドモデル

新採用:2.0L ハイブリッドシステム

  • ESとして初めて、直列4気筒2.0リッターハイブリッドシステムが搭載されました。

刷新:新世代 2.5L ハイブリッドシステム

  • 従来の直列4気筒2.5リッターハイブリッドシステムも、新世代のものへと進化しました。
  • 主な特徴:
    • 小型軽量化: パワーコントロールユニットとトランスアクスルを一体化した「eAxle(イーアクスル)」を採用し、ユニットの小型化と軽量化を実現。
    • 高出力バッテリー: バッテリー性能が向上しました。
    • 高性能と低燃費の両立: 2.5Lエンジンとの組み合わせと専用制御により、優れた加速性能と燃費効率を高いレベルで両立させています。
    • 静粛性向上: パワーユニット自体の剛性を高めることで、振動を抑え、より静かな室内空間に貢献します。

ラインアップ拡充

  • 新たに「ES350h」がラインアップに追加されました。
  • さらに、動力性能に磨きをかけた4WDモデルも設定されています。

パフォーマンス

また、別の仕様ではシステム最高出力 252 kW (342.6 PS) を発生します。ある仕様では、システム最高出力 182 kW (247.4 PS) を発生し、0-100km/h加速は 7.8秒~8.0秒です。

スペックES350h
エンジン直列4気筒 2.5L
直噴エンジンD-4S
+モーター(THSⅡ)
最高出力137kW(186ps)/
6,000rpm
最大トルク219Nm(22.5kgm)/
3,600rpm
フロントモーター
最大出力
88kW(119ps)
フロントモーター
最大トルク
202Nm
リアモーター
最大出力
40kW(54ps)
リアモーター
最大トルク
121Nm(12.3kgfm)
システム出力182 kW (247.4 PS)
トランスミッション電気式無段変速機
バッテリーリチウムイオン
バッテリー
駆動方式2WD/
4WD(E-Four)
乗車定員5名
WLTCモード燃費-km/L
価格-円

電気自動車モデル

ES350eの2WD(FF)モデルは約685kmの航続可能距離を実現と、ES500eでは、4WDモデルを設定、路面や走行状態を問わず常に四輪駆動力を緻密に制御する「DIRECT4」を採用し、電動化技術が実現するより優れた操縦安定性と、運転する楽しさを両立させた。ES500eに採用する四輪駆動力システム「DIRECT4」は、車輪速センサー、加速度センサー、舵角センサーなどの情報を用いて、前輪:後輪=100:0〜0:100の間で制御し、発進加速性、操縦安定性の向上、低電費に貢献。レクサスが培ってきた電動化技術と 車両運動制御技術を融合し、ドライバーの感性に寄り添った走りを実現するという。ES500eで、0-100km/h加速5.9秒を達成。BEVモデルの航続距離(CLTCモード)は、4WDモデルのES500eで約610km(目標値/19インチタイヤ装着時)となっている。

LEXUS ES300hについて

LEXUS ES300hを日本で2018年10月24日に発売した。日本での先行発表は9月12日に行われた。LEXUS ES300hは「デジタルアウターミラー」を量産車に世界初採用となる。

スピンドルグリルは、鋭利に折り返すフレームと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、ESのシャープなノーズを強調する形状と、小型の3眼LEDヘッドランプは端整かつ鋭い表情。

LEXUS_ES300h
LEXUS ES300h

デジタルアウターミラーを量産車に世界初採用。(価格261,000円)車両のフロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示。カメラ部を雨滴が付着しにくい形状としたほか、ディスプレイを室内に搭載することで、天候の影響を受けにくい優れた視認性を確保している。

トヨタは新型プリウスからTNGAプラットフォームを採用し、次々と新型に投入している。それと同様に、レクサス新世代プラットフォーム「GA-K」を新型カムリに採用しており、当然ESにもこのプラットフォームを採用する。仕様やクラスを見ても新型カムリのレクサス版である。予防安全パッケージLexus Safety System +も採用される。

レクサス ES300h VS トヨタ カムリ 徹底比較

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LEXUS ES300h 新開発LEXUSプラットフォーム「GA-Kプラットフォーム」を採用

TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のプラットフォームを基盤とした新しいLEXUSプラットフォーム GA-Kプラットフォームと呼ばれる新開発のプラットフォームを採用し完全刷新する。高い空力性能を実現するなど、旧型モデルから大幅な進化を果たす。またボディのねじり剛性が先代モデル比でかなり向上している。高剛性化・低重心化のほか、ダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションの採用や、ジオメトリーの最適化で、高い操縦安定性を確保している。新開発GA-Kプラットフォームにより、低く構えたスタイリングを実現する。

2019-Lexus-ES

ダンパー新開発「スイングバルブショックアブソーバー」世界初採用。アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮することで、応答性が良く上質な乗り心地を実現。

LEXUS ES300hのエンジンについて

LEXUS ES300hはハイブリッドシステムは小型化されたTHSⅡを採用し、バッテリーの位置など大幅に変更となる。エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレーンシステム全体(エンジン・トランスミッション)で燃費は約25%、動力性能は約15%以上向上。4代目プリウスに採用された小型・軽量・低損失化技術を継承し、2.5Lエンジン用ハイブリッドシステムを一新するとともに、高性能マルチステージTHSⅡを新開発した。

FRの新型カムリにも搭載される新2.5LのTHSⅡは、小型・軽量・低損失化技術と、TNGAによる新型エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能・低燃費を高次元で追求している。マルチステージTHSⅡは、ハイブリッド車の走りのイメージを一新する高い発進加速性能とダイレクト感溢れる走りを実現。高速走行時のシステム効率の向上に加え、高車速域でもエンジン間欠運転を可能にすることで高速燃費を向上している。

LEXUS ES300h 新型 直列4気筒 2.5リッター直噴エンジン搭載 Dynamic Force Engine

高速燃焼技術、可変制御システムの採用。世界トップレベル最大熱効率40%(HV専用で41%)を実現する直列4気筒 2.5リッター直噴エンジンDynamic Force Engineと呼ぶ。同時に、緻密な制御による高レスポンス化と全速度域での高トルク化など、多くの新技術の採用により全面的に見直し、大幅に進化した。

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LEXUS_ES300h
LEXUS_ES300h

LEXUS ES300h スペックについて

スペックES300h
全長4,975mm
全幅1,865mm
全高1,445mm
ホイールベース2,870mm
エンジン直列4気筒 2.5リッター直噴エンジン
D-4S +モーター(THSⅡ)
最高出力131kW(178ps)/5,700rpm
最大トルク221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpm
モーター最大出力88kw(120ps)
モーター最大トルク202Nm(20.6kgm)
システム出力155kw(211ps)
トランスミッション電気式無段変速機
バッテリーリチウムイオンバッテリー
駆動方式2WD(FF)
乗車定員5名
JC08モード燃費23.4km/L
WLTCモード燃費20.6km/L
価格580万円〜698万円

LEXUS ES300hとトヨタ カムリ比較 サイズについて

スペックトヨタ 新型 カムリLEXUS ES300h
全長4,910mm4,975mm
全幅1,840mm1,865mm
全高1,445mm1,445mm
ホイールベース2,825mm2,870mm

LEXUS ES300hとトヨタ カムリ比較

スペックES300hカムリ
全長4,975mm4,910mm
全幅1,865mm1,840mm
全高1,445mm1,445mm
ホイールベース2,870mm2,825mm
エンジン直列4気筒 2.5L
直噴エンジン
D-4S +モーター(THSⅡ)
直列4気筒 2.5L
直噴エンジン
D-4S +モーター(THSⅡ)
最高出力131kW(178ps)/
5,700rpm
131kW(178ps)/
5,700rpm
最大トルク221Nm(22.5kgm)/
3,600-5,200rpm
221Nm(22.5kgm)/
3,600-5,200rpm
モーター最大出力88kw(120ps)88kw(120ps)
モーター最大トルク202Nm(20.6kgm)202Nm(20.6kgm)
システム出力155kw(211ps)155kw(211ps)
トランスミッション電気式
無段変速機
電気式
無段変速機
バッテリーリチウムイオン
バッテリー
リチウムイオン
バッテリー
駆動方式2WD(FF)2WD(FF)
乗車定員5名5名
JC08モード燃費23.4km/L33.4km/L
WLTCモード燃費20.6km/L-
価格580万円〜
698万円
329万8,320円〜
434万1,600円

レクサス ES300h マイナーチェンジ について

レクサスは「ES300h」のマイナーチェンジを行い日本では2021年8月26日に発売した。

エクステリア

「ES300h」のマイナーチェンジによりエクステリアのデザインを変更。メッシュパターンの新意匠スピンドルグリルはグリルの先端を起点に立体的な多面体構造とすることで押し出し感を強調。スピンドルをモチーフとしたブロック形状とメッシュパターンを組み合わせ、スポーティな印象とする。ヘッドライトには「BladeScan ®Adaptive High-beam Systemブレードスキャン®アダプティブハイビームシステム[AHS]("version.L"、”F SPORT”に標準装備)」新薄型ランプユニット採用。標準仕様のES300hに装備される17インチホイールは、スポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調、V字に重ね合わせることでスポーティな印象を付与。メーカーオプション設定される18インチホイールは、切削光輝加工とダークグレーメタリック塗装のコントラストが映える多軸スポークを採用。ボディカラーには「ソニックイリジウム」「ソニッククロム」を新設定。

ES300h "version.L"

ES300h ”F SPORT”

インテリア

インテリアはマルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。

ディスプレイを約100mm近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更しました。画面にはガラス素材を採用し、視認性や操作性を向上。オーナメント加飾には、ラグジュアリーさを演出するウォールナット素材を採用。新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用。また、ヘアラインの加飾に、レーザーで一本ずつ彫る加工方法を採用。ブラウン系「モーヴ」「ヘーゼル」を新たに採用。「ナノイーX」の採用。

ES300h "version.L"

ES300h ”F SPORT”

安全装備

進化した「Lexus Safety System +」を含む、先進予防安全技術の採用。「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」「カーブ速度抑制機能」を追加。デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラ性能を向上。

ES300h 特別仕様車“Graceful Escort” について

レクサスの「ES300h」は2022年7月28日に一部改良を行い特別仕様車「Graceful Escort」発売する。発売から約4年となる「ES300h」は一体どんな進化を遂げているのか?

特別仕様車“Graceful Escort”は、ES300h“version L”をベースに、ESらしい上質でラグジュアリーな空間や時間を楽しんでいただくことを狙いに、専用シートカラーとしてクリムゾン&ブラックを設定。本革シートやインストルメントパネルにクリムゾンステッチをあしらい、ステアリングには墨ブラックを使用。エクステリアでは、特別仕様車専用の塗装を施したスピンドルグリル、アルミホイールを採用、落ち着いた質感で大人の魅力に溢れたスタイルとした。

一部改良する「ES300h」はマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを搭載

ナビゲーションディスプレイをマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。

デジタルキー」をはじめ「リモートエアコン」を設定。

新たにタッチディスプレイを採用。タッチパッド「リモートタッチ」が廃止、「ドリンクホルダー」再生用とデバイス充電用の「USB-Aポート」と「USB-Cポート」を新たに採用。

ハイブリッドエンブレムをブラックに変更。

「microSDカードスロット」「CD/DVD/Blu-rayプレイヤー」を廃止する。

NX」「RX」と同様にマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。センターコンソールが改良され、2つのカップホルダーと、再生用とデバイス充電用のUSB-AポートとUSB-Cポートがそれぞれ提供。便宜上、ワイヤレス充電トレイはコンソールボックスの内側から外側に移動。

最新のマルチメディアシステムと、コックピットの使い勝手の向上

マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新。

大型化/高解像度化した12.3インチタッチディスプレイを採用、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。

G-Link機能を大幅に拡充する、お客様の日常使いに即したサービスを提供。またOTAソフトウェアアップデートによるマルチメディアシステムの最新化。

ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化。インパネセンターに搭載していたシートヒータースイッチ等をコンソール上部に配置し、それによって生まれたコンソール前方のスペースに再生用とデバイス充電用の「USB-Aポート」と「USB-Cポート」を2個新たに設定。加えて、おくだけ充電のスペースも移動し、上部にLED照明も追加することで使い勝手を向上。

一部改良する新型「ES300h」価格・グレード

グレード価格(10%)
ES300h6.020,000円
ES300h
F sport
6,540,000円
ES300h
version L
7,180,000円
ES300h
特別仕様車
“Graceful Escort”
7,280,000円

レクサス ES300h スペックについて

スペックES300h
全長4,975mm
全幅1,865mm
全高1,445mm
ホイールベース2,870mm
エンジン直列4気筒 2.5L 直噴エンジン
D-4S +モーター(THSⅡ)
最高出力131kW(178ps)/
5,700rpm
最大トルク221Nm(22.5kgm)/
3,600-5,200rpm
モーター最大出力88kw(120ps)
モーター最大トルク202Nm(20.6kgm)
システム出力155kw(211ps)
トランスミッション電気式無段変速機
バッテリーリチウムイオンバッテリー
駆動方式2WD(FF)
乗車定員5名
JC08モード燃費23.4km/L
WLTCモード燃費20.6km/L
価格580万円〜698万円

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レクサス 新型「ES」フルモデルチェンジ Q&A

レクサスESの次期型はいつ発売されるの?

レクサスES次期型のワールドプレミアは、2025年4月23日に行われました。

次期型ESはGA-Kプラットフォームを採用するの?

はい、次期型ESは、現行型カムリと同じくGA-Kプラットフォームを採用する見込みです。これにより、高速安定性や剛性が向上すると予想されます。

次期型ESのボディサイズは現行モデルと比べてどう変わるの?

ボディサイズは、現行型とほぼ同じになると予想されています。

レクサスESの次期型はハイブリッドとBEVのラインアップがある予定なの?

はい、次期型ESは、ハイブリッドとBEV(電気自動車)の両方のラインアップが用意される予定です。「ES300e」や「ES500e」といった名称で商標登録されています。

次期型ESのデザインにはどんな特徴がある予定なの?

現行モデルのエレガントなスタイルを踏襲しつつ、より洗練されたデザインになると予想されます。スピンドルグリルは引き続き採用される見込みですが、EVモデルではグリルレスのデザインが採用される可能性もあります。

次期型ESには新技術が搭載されるのか?

はい、最新の安全技術や運転支援技術が搭載される見込みです。EVモデルには、高度なバッテリーマネジメントシステムや充電技術が採用される可能性があります。

次期型ESの価格帯は現行モデルと比べて上昇するのか?

現行モデルと比べて上昇する可能性があります。特にEVモデルは、バッテリーやモーターのコストが高いため、高めの価格設定になると予想されます。

次期型ESは日本市場においても発売されるのか?

はい、次期型ESは、日本市場においても発売される予定です。

次期型ESと新型カムリの関連性はあるのか?

次期型ESは、海外で発売されている新型カムリとプラットフォームを共有するため、設計や技術面で共通点が多いと予想されます。

編集部から一言

新型ESは、伝統的なセダンの美点である快適性、静粛性、走行安定性をさらに磨き上げると同時に、電動化技術、先進のデザイン、革新的なインターフェースを融合させることで、これまでのセダンの概念を打ち破る新たな価値を創造しようとしています。「Experience Elegance and Electrified Sedan」という開発コンセプトの通り、あらゆるシーンで上質かつ心躍る移動体験を提供してくれることでしょう。日本市場では、セダン車が減少しており、トヨタのカムリが2023年で販売を終了しており、次期ESはその層も担うことになります。大幅な進化が期待できるので、新しい情報が入り次第お知らせいたします。

レクサス ES300h

https://lexus.jp/models/es/

レクサス ニュースリリース

https://global.toyota/jp/newsroom/lexus

2026-new-lexus-es

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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