日本損害保険協会は、損害保険会社21社を調査対象とした「第25回自動車盗難事故実態調査結果」2023年車両本体盗難、車名別盗難状況を2024年3月12日発表。2023年の車両本体盗難でトヨタ自動車の「ランドクルーザー」が3年連続で車名別盗難ワースト1となった。ワースト2は「アルファード」で、ワースト3は「プリウス」となっている。
2023年 車名別盗難ランキング 車両本体
実態調査結果では、2023年の車両本体盗難でトヨタ自動車の「ランドクルーザー」が3年連続で車名別盗難ワースト1となった。ワースト2は「アルファード」で、ワースト3は「プリウス」となっている。アルファードが車両本体盗難全体に占める割合が増加傾向にあり、今回はワースト2となった。2023年の車両本体盗難ワースト10車種合計1,446 台のうち、全車種トヨタ自動車が製造する車種であることも印象的だ。
順位 | メーカー | 車名 | 件数 |
---|---|---|---|
1位 | トヨタ | ランドクルーザー | 383件 |
2位 | トヨタ | アルファード | 364件 |
3位 | トヨタ | プリウス | 307件 |
4位 | レクサス | LX | 120件 |
5位 | トヨタ | ハイエース | 60件 |
6位 | トヨタ | クラウン | 53件 |
7位 | トヨタ | ヴェルファイア | 43件 |
8位 | レクサス | RX | 42件 |
9位 | トヨタ | ハリアー | 37件 |
10位 | メルセデスベンツ | メルセデスベンツ | 37件 |
実態調査の実施概要
調査期間:2020年1月1日~2022年12月31日
調査対象:損害保険会社21社(損保協会非会員会社を含む)
対象事案:全国で発生した車両本体の盗難事故および車上ねらい(部品盗難含む)で、調査期間内に自動車盗難事故が発生し、保険金の支払いを行った事案。
※同調査は、保険金請求のあった事件・事故データに基づいたもの。あくまで保険金請求実績に基づくため、保険金請求がされていない事件・事故の件数は含まれない。
2023年 車名別盗難ランキング 車上ねらい
車上ねらいの実態調査結果では、トヨタ自動車の「プリウス」が4年連続で車名別盗難ワースト1となった。更に「アルファード」が増加傾向にあり車名別盗難ワースト2となった。プリウスが車上ねらいの全体に占める割合が高く今回もワースト1となった。
順位 | メーカー | 車名 | 件数 |
---|---|---|---|
1位 | トヨタ | プリウス | 117件 |
2位 | トヨタ | アルファード | 57件 |
3位 | BMW | BMW | 25件 |
4位 | メルセデスベンツ | メルセデスベンツ | 24件 |
5位 | トヨタ | ランドクルーザー | 21件 |
6位 | トヨタ | ハイエース | 19件 |
7位 | スズキ | エブリイ | 20件 |
8位 | レクサス | LX | 18件 |
9位 | トヨタ | ハリアー | 17件 |
9位 | トヨタ | ヴォクシー | 17件 |
2023年自動車盗難件数 都道府県 ランキング
2023年に盗難件数が最も多かったのは愛知県で411件。愛知県は、2019年は3位、2020年は2位と徐々に順位が上がり、2021年と2022年に1位となった。これで3年連続のワーストである。2位は千葉県で301件。昨年から5件増加したものの、大阪府の増加幅が大きかったため、順位としては上がった。2019年、2020年に1位だった大阪府は、2021年に大きく減少させて3位となった。順位こそ変動しているものの、例年ワースト5までの顔ぶれは変わらない。5府県を合計すると1551件で全体の約6割を占める。地域の共通点は、国際的な貿易拠点となる大きな港があること。自動車を狙う犯罪組織は、盗んだ自動車をすぐに船で運びだせる場所を狙い目なのだろう。
2023年の車両本体盗難の発生時間帯について
2023年の車両本体盗難の発生時間帯は「深夜~朝(22~9 時)」が58.4%を占め、最も多く、「深夜~朝(22~9 時)」の割合は2022年と比較すると約1.3%増加しています。窃盗犯は深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があると考えられる。
盗難や車上あらしの対策するには?
上記の車種に乗っている人はそれだけ確率が高いということだろう、最近では純正で「イモビライザー」や「T-Connect」などの外部通信端末と専用アプリにによって車両の位置がわかるので安心んだと言われているが、発生時間帯は「深夜~朝(22~9 時)」が58.4%を占め、最も多く、「深夜~朝(22~9 時)」の割合は2022年と比較すると約1.3%増加「リレーアタック」と言われる自宅に置いてあるスマートキーから発する微弱な電波を中継しドアロックを解除するという手法で盗む手口が増えているという。
リレーアタックによって万が一ドアロックを解除されてもステアリングロックがかかっていれば車両盗難にあう確率が下がります。更にそもそもロックがかかっている車には手を出さないので対策となる。
リレーアタック防止の方法として家でのキー保管するときに電波を発しない様に対策をすることで車の盗難や車上荒らしを防げるかもしれません。
盗難される抑止として簡易的でも防犯カメラを付けることをおすすめします。こちらはソーラーで電源いらずで、microSDカードで昼・夜を録画、人感センサーまで搭載、更にスマホ専用アプリで操作やサイレン警報などが可能です。
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自動車盗難事故実態調査
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