トヨタを代表する人気クロスオーバーSUV「ハリアー」が、2025年6月11日にマイナーチェンジを実施し、後期モデルとして生まれ変わります。2025年5月現在、既に一部ディーラーでは先行予約の受付をスタートしており、購入を検討している方は早めにトヨタへ足を運んでいただくことをお勧めします。
2020年6月の現行モデル(80系)登場から約5年、今回の改良は、単なるマイナーチェンジに留まらず、装備の充実化、グレード構成の最適化、そして待望の特別仕様車の導入により、ハリアーが持つ洗練された魅力を一層高めるものとなっています。最新の技術とデザインが融合した新型ハリアーは、都市型SUVとしての地位を確固たるものにし、成熟期を迎えた後期モデルとして、さらなる完成度を追求しています。本稿では、ディーラーでの最新情報に基づき、2025年モデルの新型ハリアーが遂げた進化の詳細と、その魅力を余すところなく解説していきます。
ハリアー 2025年 マイナーチェンジのポイント
発表・発売日: 2025年6月11日に改良モデルとして発表・発売。現行80系の後期モデルとして完成度を向上。
先行予約: 2025年5月現在、既に一部ディーラーでは先行予約の受付をスタート。
グレード構成変更:
- エントリーグレード「S」を廃止し、「G」が新たなベースグレードに。
- プラグインハイブリッド(PHEV)に「G」グレードを新設し、選択肢を拡大。
価格帯: 3,710,300円~6,260,100円(消費税込み)。装備充実化に伴い、各グレード約14万~18万円の値上げ。
特別仕様車「ナイトシェードパッケージ」:
- ハイブリッド「Z」「Z Leather Package」をベースに新設定。
- グリル、ホイール、ライト内部等にブラック加飾を施し、精悍で上質な外観を実現。
- 価格はベースグレード比+約10万円。
装備の充実化:
- Gグレード: PKSB(歩行者検知追加)、BSM(安心降車アシスト付)、シートヒーター、12.3インチディスプレイオーディオ等を標準装備。
- Zグレード: ステアリングヒーター、シートヒーター、パノラミックビューモニターを標準装備。
- Z Leather Package: パノラミックビューモニター、置くだけ充電を標準装備。デジタルキー対応。
内外装の変更:
- ボディカラー4色(スレートグレー、センシュアルレッド等)を廃止し、標準3色(プレシャスブラック、ブラック、プラチナホワイト)に集約。
- PHEVは専用色グレーメタリック含む3色展開。
- 内装色のグレーを廃止し、ブラックとブラウンの2色展開に。
安全装備の進化:
- 「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」を新たに採用。
- 「パーキングサポートブレーキ(PKSB)」が後方歩行者検知に対応。
- 「ブラインドスポットモニター(BSM)」に「安心降車アシスト(SEA)」機能を追加。
パワートレイン: 2.0Lガソリン、2.5Lハイブリッド、2.5L PHEVのラインナップと基本スペックに変更なし。 位置づけ: 80系ハリアーの集大成モデルとして、デザイン・性能・装備・安全性を高い次元で両立。
新型 ハリアー マイナーチェンジ 後期モデル グレード構成の刷新と価格設定:選びやすさと価値の向上
今回の改良における大きな変更点の一つが、グレード構成の見直しです。従来のエントリーグレードであった「S」が廃止され、新たに「G」グレードがハリアーのスタートラインとなりました。これにより、ラインナップ全体がより上質で装備の充実したグレードに集約され、ハリアーが本来持つプレミアムなイメージが強調されています。この変更に伴い、新型ハリアーの価格帯は3,710,300円から6,260,100円(消費税込み)へとシフトしました。
特に注目すべきは、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルにも新たに「G」グレードが設定された点です。これまでPHEVは最上級の「Z」グレードのみの設定でしたが、「G」グレードの追加により、PHEVの選択肢が大きく広がりました。PHEV「G」グレードは、シート素材をファブリックと合成皮革のコンビネーションに変更し、助手席パワーシートやハンズフリーパワーバックドアなどの一部装備を最適化することで、5,470,300円という戦略的な価格を実現しています。これにより、高い環境性能と走行性能を誇るPHEVモデルが、より多くのユーザーにとって身近な存在となりました。
既存のガソリンモデルおよびハイブリッドモデルの各グレード(G, Z, Z Leather Package)においても、装備の充実化が図られています。例えば、「G」グレードには新たにパーキングサポートブレーキ(歩行者検知機能追加)やブラインドスポットモニター(安心降車アシスト機能付き)、フロントシートヒーター、そして12.3インチの大型ディスプレイオーディオが標準装備され、安全性と快適性が大幅に向上しました。これにより、「G」グレードは実質的に従来の上級グレードに匹敵するほどの高い完成度を誇り、新型ハリアーの中核をなすグレードとして位置づけられています。
「Z」グレードには、ステアリングヒーターとフロントシートヒーター、さらにパノラミックビューモニターが標準装備となり、利便性と快適性が向上。「Z Leather Package」グレードでは、パノラミックビューモニターに加え、置くだけ充電(ワイヤレス充電)機能も標準装備、デジタルキーに対応となり、最上級グレードとしての装備の充実ぶりが際立っています。
これらの装備向上に伴い、各グレードの価格は従来モデルから約14万円から18万円程度上昇していますが、追加された装備の内容を考慮すれば、十分に納得できる価格設定と言えるでしょう。新型ハリアーは、グレード構成の最適化と装備の充実により、その価値をさらに高めています。
特別仕様車「ナイトシェードパッケージ」登場:漆黒が生み出す洗練
今回の改良で最も注目を集めているのが、特別仕様車「ハリアー ナイトシェードパッケージ(Nightshade Package)」の設定です。この特別仕様車は、ハリアーの海外仕様である「ヴェンザ(Venza)」にも設定され好評を博したパッケージで、ハイブリッドモデルの「Z」および「Z Leather Package」グレードをベースに、内外装にブラックのアクセントを施すことで、ハリアーの持つスタイリッシュさを一層際立たせています。
エクステリアでは、フロントアッパーグリル、ヘッドライトインナー(ブラック化されたリフレクター)、アンダーバンパー、サイドシル、ドアハンドル、アウターミラーカバー、ルーフレール、そして専用デザインのアルミホイールに至るまで、随所にグロスブラックやブラック塗装が施されています。これにより、標準モデルとは一線を画す、引き締まった精悍な印象と、深みのある上質感を演出しています。特に、ヘッドライト内部のブラックアウト化は、フロントフェイスにシャープな眼差しを与え、ナイトシェードパッケージならではの個性を強調しています。
この特別仕様車は、単にデザイン性を高めるだけでなく、最新の安全装備も標準で搭載しています。後述する「プロアクティブドライビングアシスト」や「安心降車アシスト」付きブラインドスポットモニターなどが含まれており、デザインと安全性を高次元で両立させています。
価格は、ベースとなるハイブリッド「Z」グレードに対し約10万円高の4,870,800円(FF)から、「Z Leather Package」ベースの4WDモデルで5,410,900円となっており、その特別な装備内容を考えれば、魅力的な価格設定と言えます。ナイトシェードパッケージは、ハリアーにさらなる個性と洗練を求めるユーザーにとって、最適な選択肢となるでしょう。
新型 ハリアー マイナーチェンジ 後期モデル エクステリアとインテリアの熟成:選択肢の集約と質感の追求
エクステリアデザインに関しては、基本的なフォルムは現行モデルの流麗さを継承しつつ、カラーラインナップが見直されました。ガソリンモデルおよびハイブリッドモデルでは、「スレートグレーメタリック」「センシュアルレッドマイカ」「スティールブロンドメタリック」「ダークブルーマイカ」の4色が廃止され、人気の高い「プレシャスブラックパール」「ブラック」「プラチナホワイトパールマイカ」の3色に集約されました。PHEVモデルでは、「プレシャスブラックパール」「プラチナホワイトパールマイカ」に加え、専用色の「グレーメタリック」を含む3色展開となります。このカラーラインナップの絞り込みは、生産効率の向上と共に、ハリアーの持つ上質なイメージをより鮮明にする意図があると考えられます。
インテリアにおいても、選択肢が集約されました。好評だったグレー内装が廃止され、内装色はシックな「ブラック」と、上質な空間を演出する「ブラウン」の2色展開となりました。落ち着いた雰囲気を重視したこのラインナップは、ハリアーのターゲットユーザー層の嗜好を反映したものと言えるでしょう。質感の高い素材や、精緻な造り込みは従来モデルから受け継がれており、今回の装備充実化と相まって、さらに快適で満足度の高い室内空間を提供します。特に、「G」グレードに標準装備された12.3インチディスプレイオーディオや、「Z」グレード以上に標準装備されるパノラミックビューモニター、ステアリングヒーターなどは、日常のドライブをより豊かに彩ります。
新型 ハリアー マイナーチェンジ 後期モデル 先進安全装備の進化:より安全で快適なドライブへ
新型ハリアーでは、トヨタの先進安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の機能がさらに強化され、より高度な安全運転支援を実現しています。今回の改良における最大の注目点は、「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」の採用です。このシステムは、運転状況に応じたリスクを先読みし、危険に近づきすぎないようドライバーのステアリング操作やブレーキ操作を穏やかにサポートします。例えば、前方のカーブに対して自車の速度が速いと判断した場合や、先行車や前方の歩行者・自転車に接近しすぎた場合に、減速支援を行うなど、常に安全な車間距離や走行ラインを維持できるようアシストします。これにより、ドライバーの疲労軽減に貢献するとともに、より安心して運転に集中できる環境を提供します。
また、「パーキングサポートブレーキ(PKSB)」の検知対象が拡大されました。従来の前後方の静止物、後方接近車両に加え、新たに後方の歩行者も検知対象となりました。駐車時などの低速走行中に、衝突被害の軽減に貢献します。
さらに、「ブラインドスポットモニター(BSM)」には、「安心降車アシスト(SEA)」機能が追加されました。これは、降車時に後方から接近する車両(自転車含む)を検知すると、インジケーターの点灯やブザー、ドアミラーへの表示で乗員に注意喚起を行う機能です。ドアを開けることによる事故リスクを低減し、安全な乗り降りをサポートします。
これらの先進安全機能は、最新の「プリウス」などにも搭載されているものであり、新型ハリアーが常にトヨタの最新技術を取り入れていることを示しています。これにより、都市部での走行から高速道路での長距離ドライブまで、あらゆるシーンでドライバーと同乗者に高い安全性と快適性を提供します。
新型 ハリアー マイナーチェンジ 後期モデル パワートレインと走行性能:実績あるユニットを継続搭載
パワートレインについては、今回の改良では大きな変更はありません。現行モデルで高い評価を得ている2.0L直列4気筒ダイナミックフォースエンジン(ガソリンモデル)と、2.5L直列4気筒ダイナミックフォースエンジンを核としたトヨタハイブリッドシステムII(THS II)(ハイブリッドモデルおよびPHEVモデル)が継続して搭載されます。
ガソリンモデルに搭載される2.0Lエンジンは、最高出力171ps、最大トルク207Nmを発揮し、Direct Shift-CVTとの組み合わせにより、ダイレクトでスムーズな走行フィールと優れた燃費性能を両立しています。WLTCモード燃費は、FFモデルで15.4km/L、4WDモデルで14.7km/Lを実現しています。
ハイブリッドモデルは、2.5Lエンジン(178ps/221Nm)にフロントモーター(120ps/202Nm)を組み合わせ、システム最高出力は218ps(FF)に達します。4WDのE-Fourモデルでは、さらにリアモーター(54ps/121Nm)が加わり、システム最高出力は222psとなります。電気式無段変速機との組み合わせにより、力強く滑らかな加速と圧倒的な低燃費を両立しており、WLTCモード燃費はFFモデルで22.3km/L、E-Fourモデルで21.6km/Lという優れた数値を誇ります。
そして、PHEVモデルは、ハイブリッドシステムをベースに、総電力量18.1kWhの大容量リチウムイオンバッテリーと、より高出力なフロントモーター(182ps/270Nm)を搭載しています。システム最高出力は306psにも達し、圧倒的な動力性能を発揮します。0-100km/h加速は6.0秒という俊足ぶりです。EV走行換算距離(WLTCモード)は93kmを実現し、日常走行の大部分を電気のみでカバーできます。ハイブリッド走行時の燃費も20.5km/L(WLTCモード)と優秀です。また、最大1500W(AC100V)の外部給電機能も備えており、アウトドアレジャーや災害時の非常用電源としても活用できます。
ボディサイズ(全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm、ホイールベース2,690mm)や、乗り心地と操縦安定性を高い次元でバランスさせたサスペンション設定なども基本的に現行モデルを踏襲しており、ハリアーならではの快適で洗練された走りは健在です。実績のあるパワートレインと熟成されたプラットフォームにより、信頼性と完成度の高い走りを引き続き提供します。
新型 ハリアー マイナーチェンジ 安全装備 について
新型ハリアーのマイナーチェンジモデルでは、最新の安全システム「Toyota Safety Sense」を採用し、ドライバーの安全性と快適性を大幅に向上させます。特筆すべき新機能として、「プロアクティブドライビングアシスト」が搭載されます。この機能は、前方の車両や歩行者、自転車などを検知し、ドライバーの操作を予測しながら、必要に応じて車両の挙動を穏やかに制御します。
さらに、「アドバンストパーク」機能も新たに追加される可能性が高く、これによりハリアーの駐車時の利便性が向上します。この機能は、周囲の環境を認識し、ドライバーに代わって自動で駐車操作を行うことができます。
また、高速道路や自動車専用道路での運転をサポートする「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」機能も搭載されると見込まれます。この機能により、渋滞時のストレスが軽減され、長距離ドライブの快適性が向上します。
これらの新機能に加えて、既存のToyota Safety Senseの機能も更新され、より高度な安全性能を実現します。例えば、プリクラッシュセーフティシステムの検知能力が向上し、夜間の歩行者や自転車の検知精度が改善されると予想されます。
このように、新型ハリアーのマイナーチェンジモデルは、最新の安全技術を結集し、ドライバーと同乗者の安全を守りながら、より快適な運転体験を提供することが期待されます。
新型 ハリアー マイナーチェンジ トヨタ デジタルキーに対応
「Z Leather Package」グレードでは、Appleまたは Android の携帯電話を使用して車を遠隔でロックまたはロック解除したり、エアコンやハザード ライトを操作したりできるデジタルスマートキーが装備。
月額費用
G-Linkのご契約 基本利用料19,000円(税込)/年 別途契約事務手数料8,148円(税込み)が必要。
※新車購入の場合、初回登録日から3年間は無料で利用が可能。
TOYOTA/LEXUSの共通ID
デジタルキー 専用アプリ 無料
仕組み
デジタルキーアプリを使ってスマホのBluetooth®機能を利用して 「施錠・解錠+エンジン始動」 を行うことがききる機能。 デジタルキーを使用する際には事前に設定で車とのペアリングを行ってから使用します。
注意点
強い電波やノイズの発生する場所の近くにいるときやスマホが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているときなどに正常に動作しないことがある。スマホを検知しているドア以外は解錠しません。 スマホの電源が切れてしまっていたらもちろん 「施錠・解錠+エンジン始動」 はできません。
新型 ハリアー マイナーチェンジ 予想スペックについて
マイナーチェンジによって、ハリアーの基本的なスペックに大きな変更点はないと予想されます。現行モデルで採用されている2つのエンジンは、性能面で優れており、トヨタの他の人気車種にも幅広く採用されている実績があります。
ハイブリッドモデルでは、2.5L直列4気筒直噴エンジン「DynamicForce Engine」とモーターの組み合わせが継続されると見込まれます。このパワートレインは燃費性能と走行性能のバランスが良く、マイナーチェンジ後も引き続き採用される可能性が高いでしょう。
ガソリンモデルにおいても、2.0L直列4気筒直噴エンジン「DynamicForce Engine」が変更なく搭載されると予想されます。このエンジンは、低燃費と高出力を両立させた優れた性能を持っています。
ボディサイズについても、現状維持となる可能性が高いです。ハリアーの洗練されたデザインと適度な車体サイズは、多くのユーザーから支持されているため、大幅な変更は避けられると考えられます。
しかし、マイナーチェンジ後のハリアーで最も懸念されるのは、物価高騰の影響による価格設定です。原材料費や部品調達コストの上昇により、現行モデルよりも販売価格が上がる可能性があります。
また、燃費性能については、わずかながら向上が期待されます。エンジン制御システムの最適化や軽量化技術の採用により、現行モデルよりも燃費が改善される可能性があります。
さらに、走行性能面では、サスペンションやステアリングシステムの微調整により、乗り心地と操縦安定性が向上する可能性があります。これにより、より快適で安定した走行が実現されるかもしれません。
スペック | ハリアー | |||
---|---|---|---|---|
全長 | 4,740mm | |||
全幅 | 1,855mm | |||
全高 | 1,660mm | |||
ホイール ベース | 2,690mm | |||
エンジン | 2.5L 直列4気筒 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 +モーター | 2.0L 直列4気筒 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 | ||
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm | 126kW(171ps)/ 6,600rpm | ||
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm | 207Nm(21.1kgf・m)/ 4,800rpm | ||
フロント モーター 最高出力 | 88kw(120ps) | – | ||
フロント モーター 最大トルク | 202Nm(20.6kgm) | – | ||
リア モーター 最高出力 | – | 40kW(54ps) | – | |
リア モーター 最大トルク | – | 121Nm(12.3kgfm) | – | |
システム 最高出力 | 160kW (218ps) | 163kW (222ps) | – | |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | Direct Shift- CVT | ||
駆動方式 | 2WD | E-Four (4WD) | 2WD | 4WD |
車両重量 | 1,710kg | 1,770kg | 1,620kg | 1,680kg |
最小 回転半径 | 5.5m~5.7m | |||
WLCTモード 燃費 | 22.3km/L | 21.6km/L | 15.4km/L | 14.7km/L |
タイヤサイズ | 225/55R19 235/55R18 225/65R17 | |||
乗車定員 | 5名 |
トヨタ 新型 ハリアー PHEV について
トヨタは新型「RAV4 PHV」(プラグインハイブリッドモデル)同様に新開発のプラグインハイブリッドシステム"THSⅡ Plug-in"を搭載したハリアーPHEVを導入する予定です。このモデルは、「直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ)」に大容量リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン 電力量 8.8kWh)と強力なモーターを追加したものとなります。システム出力は302 HP(225 kW / 306 PS)となり、ハイブリッドモデルを83HP(62 kW / 84 PS)上回ります。EV走行のみの航続距離はWLTCモード燃費93km/L、ハイブリッド燃費WLTCは20.5km/Lと、優れた燃費性能を実現します。加速性能は0-100km/h加速6.0秒で、航続距離は1,300kmに達します。
ハリアーPHEVの特徴として、大容量のバッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも活用できる点が挙げられます。車内に設置されたコンセントによる車内での使用に加え、付属のヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込むことで、100Vの外部給電用コンセントとして利用可能です。合計1500Wまで対応しており、災害時や屋外でのレジャーなど、様々なシーンで活躍が期待されます。
エクステリアデザインでは、ハリアーPHEV専用のフロントグリルを採用し、専用外板色としてグレーメタリック<1G3>を設定しています。随所にブラック塗装を施すことで、スポーティーかつ高級感のある外観を実現しています。内装面では、インストルメントパネルからドアトリムへ金属メッシュ質感の「ダークレッドパイピングオーナメント」を採用し、上質な空間を演出しています。
新型ハリアーPHEVは、環境性能と走行性能を高次元で両立させ、さらに日常生活での実用性も高めた魅力的なモデルとなっています。トヨタの電動化戦略の一環として、今後のSUV市場において重要な位置を占めることが予想されます。
スペック | ハリアー PHEV |
---|---|
全長 | 4,740mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,660mm |
ホイールベース | 2,690mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 130kW(177ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 219Nm(22.3kgfm)/ 3,600rpm |
フロントモーター 最大出力 | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | 270Nm(27.5kgfm) |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:225kW(306ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー 18.1kWh |
駆動方式 | 4WD (E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
最小回転半径 | 5.7m |
車両重量 | 1,950Kg |
JC08モード燃費 | ー |
WLTCモード燃費 | 20.5㎞/L |
EV航続距離 | 93km/L→100km/L |
新型 ハリアー マイナーチェンジ 価格 について
価格は3,710,300円~6,260,100円(消費税込み)。装備充実化に伴い、各グレード約14万~18万円の値上げとなりました。
トヨタハリアーの人気の高さから、多くのグレードやオプションが用意されており、ユーザーのニーズに合わせた選択が可能です。特に、上位グレードではレザーシートや大型ディスプレイなど、高級感あふれる装備が充実しています。
なお、ハリアーの価格設定は、競合するSUVモデルと比較しても妥当な範囲内に収まっており、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つとなっています。ただし、最新の安全装備やテクノロジーを搭載しているため、基本価格は決して安価とは言えません。
トヨタディーラーでは、ハリアーの購入を検討する際に、各種ローンプランや下取り査定などのサービスも提供しており、購入をサポートしています。実際の購入時には、これらのオプションも考慮に入れることをおすすめします。
トヨタ ハリアー 現行モデルと新価格の価格
新型ハリアーの価格は、グレードや駆動方式によって異なります。ガソリンエンジンモデルは、2.0Lエンジンを搭載し、価格帯は3,710,300円から4,700,300円にとなっています。一方、ハイブリッドモデルは、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたシステムを採用し、価格は4,301,000円から5,410,900円に設定されています。
ガソリンエンジンモデル
新型ハリアーのガソリンエンジンモデルは、2.0L直列4気筒直噴エンジン「DynamicForce Engine」を搭載しています。このエンジンは、高効率・高出力を実現し、ハリアーの走行性能を向上させています。マイナーチェンジ後も、このパワフルで燃費性能に優れたエンジンが継続して採用される見込みです。
ハリアーのガソリンエンジンモデルは、スムーズな加速と静粛性を両立し、快適なドライビングを提供します。また、新型ハリアーでは、エンジンの制御システムが最適化され、さらなる燃費向上が期待されています。
マイナーチェンジに伴い、ガソリンエンジンモデルにも先進の安全装備が追加される可能性があります。Toyota Safety Sense 3.0の採用により、ドライバーの安全性と快適性が向上すると予想されます。
ハリアーのガソリンエンジンモデルは、SUVらしい力強さと乗用車のような乗り心地を両立させ、幅広いニーズに応える人気モデルとなっています。マイナーチェンジ後も、この特長を維持しつつ、さらなる進化が期待されます。
モデル | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
Z “Leather Package” | 直列4気筒 2.0L直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 | Direct Shift- CVT | 2WD(FF) | 4,338,000円 | 4,500,100円 |
4WD | 4,538,000円 | 4,700,300円 | |||
Z | 2WD(FF) | 4,038,000円 | 4,180,000円 | ||
4WD | 4,238,000円 | 4,380,200円 | |||
G | 2WD(FF) | 3,529,000円 | 3,710,300円 | ||
4WD | 3,729,000円 | 3,910,500円 | |||
S | 2WD(FF) | 3,128,000円 | - | ||
4WD | 3,328,000円 | - |
ハイブリッドモデル
ハリアーのハイブリッドモデルは、2.5L直列4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせた高効率なハイブリッドシステムを採用しています。このパワートレインは、優れた燃費性能と力強い走行性能を両立させ、ハリアーの魅力をさらに高めています。
ハイブリッドシステムの総合出力は、218馬力(160kW)を発揮し、スムーズな加速と静かな走行を実現。同時に、ハリアーハイブリッドは優れた燃費性能を誇り、JC08モード燃費で約25.0km/Lを達成しています。この燃費性能は、同クラスのSUVの中でもトップクラスの値です。
さらに、ハイブリッドモデルのハリアーは、EVモードでの走行も可能。短距離や低速走行時には、エンジンを使わず電気モーターのみで走行できるため、静粛性に優れ、排出ガスもゼロとなります。このEVモード走行は、特に市街地での運転時に威力を発揮し、環境にやさしい走りを実現します。
また、ハイブリッドシステムの採用により、ハリアーの走行性能も向上。電気モーターの特性を活かした瞬時のトルク発生により、スムーズな発進と力強い加速を実現しています。これにより、高速道路での合流や追い越しなどの場面でも、ストレスのない走りが可能となっています。
モデル | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
Z Leather Package 特別仕様車 ナイトシェードパッケージ | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 +モーター | 電気式 無段階 変速機 | 2WD(FF) | - | 5,190,900円 |
4WD(E-Four) | - | 5,410,900円 | |||
Z 特別仕様車 ナイトシェードパッケージ | 2WD(FF) | - | 4,870,800円 | ||
4WD(E-Four) | - | 5,090,800円 | |||
Z “Leather Package” | 2WD(FF) | 4,928,000円 | 5,090,800円 | ||
4WD(E-Four) | 5,148,000円 | 5,310,800円 | |||
Z | 2WD(FF) | 4,628,000円 | 4,770,700円 | ||
4WD(E-Four) | 4,848,000円 | 4,990,700円 | |||
G | 2WD(FF) | 4,119,000円 | 4,301,000円 | ||
4WD(E-Four) | 4,339,000円 | 4521,000円 | |||
S | 2WD(FF) | 3,718,000円 | - | ||
4WD(E-Four) | 3,938,000円 | - |
プラグインハイブリッド
ハリアーのプラグインハイブリッドモデル(PHEV)は、新型ハリアーのラインナップに加わる期待の一台です。このPHEVモデルは、現行のRAV4 PHVと同様の新開発プラグインハイブリッドシステム"THSⅡ Plug-in"を搭載すると予想されます。このシステムは、2.5L直噴エンジンと強力な電気モーターを組み合わせ、大容量のリチウムイオンバッテリー(8.8kWh)を採用しています。
新型ハリアーPHEVの性能は、システム合計出力が302馬力(225kW)と、現行のハイブリッドモデルを大幅に上回る出力を誇ります。EV走行のみの航続距離はWLTCモードで約93km、ハイブリッド燃費はWLTCモードで20.5km/Lと、優れた環境性能を実現します。加速性能も向上し、0-100km/h加速は約6.0秒で達成可能です。
さらに、新型ハリアーPHEVは、走行以外にも蓄えた電力を活用できる機能を備えています。車内のコンセントや付属のヴィークルパワーコネクターを使用することで、最大1500Wまでの外部給電が可能となり、災害時や屋外での電源確保にも役立ちます。
エクステリアデザインでは、PHEVモデル専用のフロントグリルや専用外板色(グレーメタリック)が採用される予定です。インテリアにも特別な装飾が施され、インストルメントパネルからドアトリムにかけて金属メッシュ質感の「ダークレッドパイピングオーナメント」が採用されるなど、高級感と先進性を両立させたデザインが特徴となります。
モデル | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
Z | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 +モーター(PHEV) | 電気式 無段階 変速機 | 4WD(E-Four) | 6,200,000円 | 6,260,100円 |
G | - | 5,470,300円 |
新型 ハリアー 初のマイナーチェンジはいつ?
現行のハリアーは2020年6月17日から発売が開始されました。当初は4年目となる2024年にマイナーチェンジが実施されると予想されていましたが、最新の情報によると、2025年6月11日にマイナーチェンジが行われる見込みです。トヨタの計画では、2024年内ではなく、翌年の2025年にハリアーのマイナーチェンジが予定されているようです。この時期設定は、現行モデルの販売状況や市場動向、さらには新技術の開発サイクルなどを考慮して決定されたと考えられます。マイナーチェンジ後のハリアーは、外観デザインの刷新や最新の安全装備の搭載、さらには燃費性能の向上など、多岐にわたる改良が期待されています。ハリアーファンにとっては、この2025年のマイナーチェンジが大きな注目ポイントとなりそうです。
新型 ハリアー マイナーチェンジ は待つべきか?
ハリアーのマイナーチェンジを待つべきかについて、結論から言えば、待つことをおすすめします。確かに、価格の上昇は避けられないでしょうが、それを上回るメリットがあると考えられます。
まず、最新の安全装備が搭載されることが期待されます。Toyota Safety Sense 3.0の採用により、より高度な運転支援機能が追加される可能性が高く、安全性が大幅に向上するでしょう。
また、インテリアデザインも刷新される見込みです。新しい素材やカラーリングの採用、インフォテインメントシステムの大型化など、より快適で高級感のある室内空間が実現されると予想されます。
エクステリアに関しても、フロントグリルやヘッドライト、リアコンビネーションランプなどがリフレッシュされ、より洗練されたデザインになることが期待できます。これにより、ハリアーの魅力がさらに高まるでしょう。
さらに、燃費性能の向上も見込まれます。ハイブリッドシステムの改良により、現行モデルよりも燃費が改善される可能性が高く、長期的に見れば維持費の削減につながります。
これらの改良点を考慮すると、マイナーチェンジ後のハリアーは、現行モデルよりも魅力的な選択肢になると言えるでしょう。価格上昇は避けられませんが、それ以上の価値が付加されると予想されます。したがって、新車購入を検討している方には、マイナーチェンジを待つことをおすすめします。ただし、急ぎの場合や現行モデルに十分満足している場合は、現行モデルの購入も選択肢の一つとなるでしょう。
トヨタ ハリアー について
トヨタは新型「ハリアー」のフルモデルチェンジを行い2020年4月13日発表、6月17日に発売した。約7年ぶり(6年半)のフルモデルチェンジとなった今回は、エクステリアのデザインはキープコンセプトである。
新型ハリアーに関係する情報などを以下にまとめました。
TNGA(Toyota New Global Architecture)「TNGA-Kプラットフォーム」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用したことで、「低重心化」「ボディ剛性が1.78倍UP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。サスペンションは、フロントに「マクファーソンストラット式」、リヤに「ダブルウィッシュボーン式」を採用。筆者の感覚では、先代モデルのフワフワした乗り心地から、4代目のハリアーは、しっかりとした乗り心地に進化しています。新時代の走りが実現されています。
- TNGA(Toyota New Global Architecture)「TNGA-Kプラットフォーム」採用。
- 洗練された「伝統的なフロントグリル」を採用。 ヘッドライトの形状はより鋭く、2つのL字型、DRL(デイタイムランニングライト)「シグネチャーランプ」を採用し個性と先進性を強調。
- 横一文字に光る「リアコンビネーションランプ」。
- 次世代「Toyota Safety Sense 」を全車標準搭載。
- 新型エンジン「直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S(Dynamic Force Engine)」とを採用。+「高性能マルチステージTHSⅡ」のハイブリッドシステムを搭載。
- 上級グレード「Z」以上で「12.3インチワイドタッチスクリーン T-Connect SDナビゲーションシステム」を搭載。
見た瞬間「ハリアー」だとわかるが、より洗練された「伝統的なフロントグリル」を採用。歴代のハリアーに採用された「チュウヒ(宙飛)」鷹 エンブレムを廃止、新たに「トヨタエンブレム」を採用。ヘッドライトの形状はより鋭く、2つのL字型、DRL(デイタイムランニングライト)「シグネチャーランプ」を採用し個性と先進性を強調。「LEDヘッドライト(アダプティブハイビームシステム[AHS])」採用。
シンプルな構成でありながらもダイナミックにボディ断面が変化しているサイドビューが、豊かな表情を創出するとともに強い動感を表現。流麗なクーペフォルムとしリアは、レクサス「UX」や「カイエンクーペ」の様な細く、鋭く、横一文字に光る「リアコンビネーションランプ&LEDハイマウントストップランプ(Z “Leather Package”、Zに標準装備)」を採用し存在感を付与。彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定。ボディカラーは「プレシャスブラックパール」に塗装面の傷を自動的に修復してくれる塗装技術「セルフリストアリングコート」を採用。、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性が1.78倍UP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。サスペンションは、フロントに「マクファーソンストラット式」、リヤに「ダブルウィッシュボーン式」を採用。徹底的な走り込みとチューニングを重ね、重厚感としなやかさを併せ持つ「乗り味」を追求。走り出した瞬間や高速走行時の車両挙動の収束性を向上するため、極微低速域でもスムーズなストロークの動きを確保した「ショックアブソーバー」を採用。静粛性を高めるべく多くの制振材、遮音材をエンジンルーム、フロア下、ドア廻り、フロント・リヤライナー、車室内などに採用し「上質・優雅・都会風」雅(MIYABI)を目指した乗り味とした。2世代の「次世代Toyota Safety Sense 」を全車標準搭載する。
グレードは、「ガソリン車」「ハイブリッド車」2種類を展開し、それぞれに「Z」「G」「S」を設定「Z」と「G」にはシートに本革を採用した 「“Leather Package”」をラインナップ。ダウンサイジングターボ「2.0Lターボエンジン 8AR-FTS」は廃止となる。
ガソリンエンジンには、新型「RAV4」と同じ最大熱効率40%以上を実現した「直列4気筒 2.0L 直噴エンジン搭載 Dynamic Force Engine」+「Direct Shift-CVT」が搭載される。ハイブリッド仕様のモデルは新型「カムリ」と同様の直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」と小型・軽量化されたハイブリッドシステム「高性能マルチステージTHSⅡ」を採用し燃費向上を果たす。カタログスペック、JC08モード燃費:21.4km/Lから24.0km/Lとなる。
「8.0インチディスプレイオーディオ」を標準装備、「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。専用通信機DCMを全車に標準搭載し、T-Connectサービスを3年間無料で提供。オプションと上級グレード「Z」以上で「12.3インチワイドタッチスクリーン T-Connect SDナビゲーションシステム」を搭載している。ステアリングホイールとメーターは「G」グレード以上で「オプティトロン2眼メーター」と「マルチインフォメーションディスプレイ(7インチTFTカラー)」を採用。エアコンとオーディオをタッチ操作できる静電式ヒーターコントロールパネルも採用。インテリアカラーは合成皮革「ブラック」「ブラウン」「グレー」の3色を本革は「ブラック」「ブラウン」の2色を採用する。調光ガラスを用いた「電動シェード付パノラマルーフ」をトヨタ自動車初採用。(Z “Leather Package”、Zにメーカーオプション)
新型ハリアーのシフトノブ回りに「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用。「エンジンスタートボタン」を押したタイミングで「ホールド」ボタンを押せる位置に配置した所は流石は「トヨタ」と言った感じだ。
歴代のハリアーに採用された「チュウヒ(宙飛)」 鷹ロゴを室内に施しているのが確認できる。アクセルペダルはオルガン式を採用した。花粉、アレルギー物質、ニオイ、カビ菌、菌・ウイルス、PM2.5などを除去するパナソニックの「ナノイーX」が標準装備。
ハリアー 装備一覧
4代目 新型「ハリアー」になり「次世代Toyota Safety Sense」を採用することで大幅に機能追加と安全性の向上を果たすことになる。「プリクラッシュセーフティ」では夜間歩行者と自転車でも認識可能となり、「レーンディパーチャーアラート」では道路の検出項目を増やし、「レーントレーシングアシスト」によりレーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう、ドライバーのステアリング操作をアシスト、ドライバーの負担低減する。
ロードサインアシストにより道路標識(「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」)をインパネに表示することで見忘れを防止してくれる。
現在は支流となっている「ブラインドスポットモニター(後方車両接近警報)」旧型モデルでは採用されていないが新型になり採用される。同様のセンサーを活用した「リヤクロストラフィックアラート」で後方車両を検知して追突軽減をおこなえる。見た目以上に、3代目と4代目では大幅な進化を果たしている。
システム装備 | 3代目 ハリアー | 4代目 新型 ハリアー | |
---|---|---|---|
Toyota Safety Sense | 衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ | ◯ 昼間歩行者 | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車 |
レーンディパーチャー アラート (ステアリング 制御機能付) | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 ふらつき警報 | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | |
アダプティブ ハイビームシステム | ◯ | ◯ | |
レーダークルーズ コントロール (全車速追従機能付) | ◯ | ◯ | |
レーント レーシングアシスト | – | ◯ | |
ロードサインアシスト | – | ◯ | |
先行車発進告知 | – | ◯ | |
予防 安全 装備 | ブラインドスポット モニター | – | ◯ |
インテリジェント クリアランスソナー | ◯ | ◯ | |
リヤクロストラフィック | – | ◯ | |
シンプルインテリジェント パーキングアシスト | – | ◯ | |
ドライブスタート コントロール | ◯ | ◯ | |
ヒルスタート アシストコントロール | ◯ | ◯ | |
パノラミックビュー モニター | – | ◯ | |
快適 装備 | 快適温熱シート+ シートベンチレーション | ◯ | ◯ |
デジタルインナーミラー (前後方録画機能付) | – | ◯ | |
ITS Connect | – | ◯ | |
ヘルプネット | – | ◯ | |
電動パーキングブレーキ &ホールド | ◯ | ◯ | |
パワーシート | ◯ | ◯ | |
マイコンプリセット ドライビングポジション システム | ◯ | ◯ | |
ハンズフリー パワーバックドア | – | ◯ | |
ヘッドアップ ディスプレイ | – | ◯ | |
運転席オート スライドアウェイ | ◯ | ◯ | |
電動チルト& テレスコピック ステアリング | – | ◯ | |
ナビレス | ◯ | – | |
トヨタ ディスプレイ オーディオ | – | ◯ | |
車載通信機(DCM) | – | ◯ |
ハリアー 一部改良 2022年モデル について
- 新たに「PHEVモデル」を追加する。
- 「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」など強化された最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載。
- 12.3インチTFTディスプレイフル液晶デジタルメーターを採用する。
- ナビゲーションシステムを「コネクティッドナビ」に変更。
- オプションとしてHDMI端子、車内Wi-Fiを設定。USB端子をType AからType Cに変更。
トヨタは「ハリアー」の一部改良(年次改良)を行い2022年9月26日発表、ガソリンモデル・ハイブリッドモデルを2022年10月4日に発売。新たに追加となるプラグインハイブリッド車(PHEV)は2022年10月31日に発売する。
改良内容は、グレード「Z」「Z “Leather Package”」パノラミックビューモニターを標準装備。インテリアカラーに新色をラインナップする。先進機能を付与し機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載し「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」を追加。「ドライバー異常時対応システム」を採用「レーダークルーズコントロール」にカーブ速度抑制機能を追加。今回は新たにPHVモデルを追加する。上級グレードは7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターから12.3インチTFTディスプレイ(フル液晶デジタルメーター)を採用する。ナビゲーションシステムを「コネクティッドナビ」に変更。オプションとしてHDMI端子、「車内Wi-Fi」を設定。USB端子をType AからType Cに変更。床下透過表示機能付パノラミックビューモニターを採用。とても使い勝手の良い装備ばかりだと思います。
最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載
「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」を追加。低速時、自車直前の歩行者や自転車運転者、車両を検知し加速を抑制する低速時加速抑制機能。交差点右折時の対向直進車、ならびに右左折時の対向方向から横断してきた歩行者も検知可能。緊急時のドライバー回避操舵をきっかけに操舵をアシストする緊急時操舵回避支援機能。
カーブ速度抑制機能 自動車専用道路などにおいて設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加。
ドライバー異常時対応システム レーントレーシングアシスト[LTA]制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促す、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援。
ハリアー 一部改良 2023年モデル について
最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載し、新たに「交差点」出会い頭時の車両・自動二輪車検知機能、「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知・自転車運転者検知機能」を追加。パワーバックドアの改良。エントリーモデル「S」グレードを廃止。
ハリアー 一部改良 2024年モデル について
2024年モデルの一部改良ではパワーバックドアを改良を行い、開閉時間を短縮する。更に「S」グレード廃止、価格改定が行われる。
ハリアー 【2023年】SUV 年間販売ランキング
SUVではトヨタ ハリアーが75,211台で圧倒的な首位となった。2位はトヨタのライズで64,995台で、3位はホンダのヴェゼルが59,187台となった。
順位 | メーカー | 車名 | 販売台数 |
---|---|---|---|
1位 | トヨタ | ハリアー | 75,211台 |
2位 | トヨタ | ライズ | 64,995台 |
3位 | ホンダ | ヴェゼル | 59,187台 |
4位 | トヨタ | ランドクルーザー | 55,263台 |
5位 | トヨタ | RAV4 | 41,018台 |
※最新自動車情報 調べ
ハリアーのリセールバリュー(再販価値)は?
リセールバリューとは、購入した車を将来的に売却する際の再販価値を指します。例えば、新車で購入した車が3年後、5年後、あるいは10年後にどれくらいの価格で売れるかということです。
国産 SUV・クロスカントリー車
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
---|---|---|
1位 | トヨタ ランドクルーザー70 | 109.78% |
2位 | トヨタ ランドクルーザー250 | 82.71% |
3位 | トヨタ ランドクルーザー | 82.71% |
4位 | レクサス LBX | 81.05% |
5位 | トヨタ カローラクロス | 79.50% |
6位 | トヨタ ハリアー | 78.64% |
高級SUVの先駆けとして、1997年のデビュー以来、高い人気を誇るハリアー。 洗練されたデザイン、上質な内装、そして快適な乗り心地が、幅広い層から支持されています。特に、2020年に登場した現行モデルは、都会的でスタイリッシュなデザインが好評で、中古車市場でも高値で取引されています。ハイブリッドモデルなどは、さらに人気が高く、値落ちしにくい傾向があります。
ハリアー 人気グレード おすすめグレードは?
新型ハリアーには「S」「G」「G “Leather Package”」「Z」「Z “Leather Package”」の各グレードがあり、さらにハイブリッド車とガソリン車から選択できます。そのため、どれを選ぶか非常に悩むところです。総コストではガソリン車の方が安くなりますが、快適な走行を求めるならハイブリッドも検討すべきです。
エクステリアの比較
- 「S」と「G」: 「フロントやリアのメッキ加工」や「LEDデイライト」など、見た目や便利機能を含めると「G」が魅力的です。
インテリアの比較
- 「G」: 「パワーバックドア」や「イルミネーテッドエントリーシステム」「デジタルインナーミラー」など高級感のある装備が標準で装備されています。先進技術や安全装備も充実しており、300万円以上の車で30万円の差であれば、「G」を選ぶ価値があります。
さらに、フルモデルチェンジした装備を実感したいなら、「12.3インチT-Connect SDナビゲーションシステム」や「ハンズフリーパワーバックドア」「カラーヘッドアップディスプレイ」を搭載した「Z」がおすすめです。
結論
新型ハリアーで最もおすすめのグレードは「Z “Leather Package”」です。予算に余裕があるなら、ハイブリッド車も検討してみてください。
最後に編集部から一言
現在販売されているのは4代目で、2020年4月13日に発売が開始されました。2022年10月4日の改良で初めてPHEVモデルが追加されました。2023年には75,211台が販売され、今もトヨタの国内SUVでトップの人気を誇っています。そのため、今回のマイナーチェンジには注目が集まっています。
2025年6月11日に登場した改良型ハリアーは、80系の集大成とも言えるモデルです。グレード構成の最適化、装備の充実、最新安全技術の導入、そして魅力的な特別仕様車「ナイトシェードパッケージ」の設定により、その商品価値は飛躍的に向上しました。特に、エントリーグレードが「G」となったことで、ハリアーが本来持つ上質感をより多くのユーザーが享受できるようになり、PHEVモデルに「G」グレードが追加されたことで、電動化モデルへの門戸も広がりました。
一部では2026年に次期型へのフルモデルチェンジも噂されていますが、現行の後期モデルは、デザイン、性能、装備、安全性のすべてにおいて高い完成度を誇ります。最新の装備と洗練されたスタイルを持つハリアーを求めるユーザーにとって、今回の改良モデルは絶好の選択肢となるでしょう。価格は上昇したものの、それに見合う、あるいはそれ以上の価値が提供されていることは間違いありません。
都市を駆け抜ける洗練されたクロスオーバーSUVとして、確固たる地位を築いてきたハリアー。今回の改良によって、その魅力はさらに深化しました。最新技術と熟成されたプラットフォームが融合した2025年モデルのハリアーは、まさに「買い」のタイミングを迎えたと言えるでしょう。購入を検討されている方は、ぜひ一度、その進化した姿を確かめてみることをお勧めします。
今回のマイナーチェンジで、新型ハリアー後期は内外装デザイン、安全性能、走行性能など、あらゆる面で進化を遂げました。都会的で洗練されたSUVとしての魅力はそのままに、より快適で安全なドライブを実現する1台として、多くのユーザーから支持されることでしょう。発売が待ち遠しいですね。どのような変化が加わるのか、私も1ユーザーとして待ちたいと思います。
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