トヨタ新型「ハリアー」は一部改良を行い「ハリアーPHEV」を追加して日本にて2022年10月31日発売する。同じくトヨタの新型「RAV4 PHV」は日本にて2021年12月1日発売。スペックを元に競合比較してみた。
トヨタ 新型 ハリアー PHEV について
新開発のプラグインハイブリッドシステム“THSⅡ Plug-in”を搭載「直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ)」に大容量リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン 電力量 8.8kWh)と強力なモーターを追加したモデルとなる。システム出力は302 HP(225 kW / 306 PS)となる、ハイブリッドモデルを83HP(62 kW / 84 PS)上回る。EV走行のみの航続距離はWLTCモード燃費93km/L。ハイブリッド燃費WLTCは20.5km/L。加速性能は0-100km/h加速6.0秒。航続距離は1,300km。
「2.5Lダイナミックフォースエンジン」に加え、後輪へのトルク配分を増加したE-Fourを搭載した圧倒的な運動性能と走破性を備えたSUVとして、パワフルな大容量リチウムイオンバッテリーを採用したプラグインハイブリッドシステムにより、システム最高出力を225kWと大幅に向上させ、力強い加速を実現。総電力量18.1kWhを達成した大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載すること低燃費を実現。BEV走行のみで毎日の運転が十分可能となるEVモードを搭載。BEV走行のみで毎日の運転が十分可能となるEVモードを搭載。大容量のバッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも使える。車内に設置されたコンセントによる車内での使用に加え、付属されるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、100Vの外部給電用コンセントに。合計1500Wまで対応。
トヨタ 新型 ハリアー 一部改良 2022年モデルについて
グレード「Z」「Z “Leather Package”」パノラミックビューモニターを標準装備。インテリアカラーに新色をラインナップする。先進機能を付与し機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載し「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」を追加。「ドライバー異常時対応システム」を採用「レーダークルーズコントロール」にカーブ速度抑制機能を追加。今回は新たにPHVモデルを追加する。上級グレードは7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターから12.3インチTFTディスプレイ(フル液晶デジタルメーター)を採用する。新型「ノア・ヴォクシー」などに採用されている「コネクティッドナビ」に変更。オプションとしてHDMI端子、車内Wi-Fiを設定。USB端子をType AからType Cに変更。
トヨタ 新型 RAV4 PHVについて
トヨタは新型「RAV4」のPHV(プラグインハイブリッドモデル)を追加し日本では2020年6月8日発売した。新開発のプラグインハイブリッドシステム“THSⅡ Plug-in”を搭載「直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ)」に大容量リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン 電力量 8.8kWh)と強力なモーターを追加したモデルとなる。システム出力は302 HP(225 kW / 306 PS)となる、「RAV4」ハイブリッドモデルを83HP(62 kW / 84 PS)上回る。更に「プリウスPHV」にはない、4WDモデル「E-Four」(電気式4WDシステム)を採用。EV走行のみの航続距離はWLTCモード燃費95km/Lこれは市場で最も長いPHEVクロスオーバーである。さらに、このモデルの推定合計燃費評価は90 MPGeを達成。ハイブリッド燃費WLTCは22.2km/Lを達成。
加速性能は0-100km/h加速6.0秒。「RAV4」ハイブリッドよりも速く、トヨタのラインナップで2番目に速い加速となる。航続距離は1,300km以上と“どこまでも行けそうな”走行距離を追求。
大容量のバッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも使えるRAV4 PHV。車内に設置されたコンセントによる車内での使用に加え、付属されるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、100Vの外部給電用コンセントに。合計1500Wまで対応。
エクステリアでは通常の「RAV4」にはない「縦LEDデイライト」を標準で採用しておりすっきりとした印象と高級感を演出している。ボディカラーには新色となるRAV4 PHV専用色「エモーショナルレッドII」を採用。
インテリアでは上級グレードに「後席シートヒーター」や「カラーヘッドアップディスプレイ」を採用。「パノラミックビューモニター(一部グレード)」「9インチディスプレイオーディオ」+6スピーカーを標準装備。「Apple CarPlay」「Android Auto」標準対応している。
トヨタ 新型 RAV4 PHV 一部改良 2021年モデルについて
今回はエクステリアでは「ヘッドライト(シグネチャーランプ LEDライト+デイタイムランニングランプ)」のデザイン変更。アルミホイールの意匠変更した。
トヨタ 新型 RAV4 PHV 一部改良 2022年モデルについて
「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーター」に変更。上級グレードは7インチから12.3インチTFTディスプレイ(フル液晶デジタルメーター)を採用する。ディスプレイオーディオのオプションとして「車内Wi-Fi」を設定。新たなボディカラーを追加。先進機能を付与し機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載。デジタルインナーミラー録画機能追加(前後方録画機能)ナビゲーションシステムを変更。新型「ノア・ヴォクシー」などに採用されている「コネクティッドナビ」。
トヨタ「ハリアー PHEV」VS トヨタ「RAV4 PHV」スペック比較
スペック | トヨタ ハリアー PHEV | トヨタ RAV4 PHV |
---|---|---|
全長 | 4,740mm | 4,600mm |
全幅 | 1,855mm | 1,855mm |
全高 | 1,660mm | 1,690mm~ 1,695mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm |
エンジン | 2.5L 直列4気筒 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) | 2.5L 直列4気筒 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 130kW(177ps)/ 6,000rpm | 130kW(177ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 219Nm(22.3kgfm)/ 3,600rpm | 219Nm(22.3kgfm)/ 3,600rpm |
モーター 最高出力 | フロント:134kW(182ps) リヤ:40kW(54ps) | フロント:134kW(182ps) リヤ:40kW(54ps) |
モーター 最大トルク | フロント:270Nm リア:121Nm(12.3kgfm) | フロント:270Nm リア:121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | 225kW(306ps) | 225kW(306ps) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 4WD (E-Four) | 4WD (E-Four) |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー 18.1kWh | リチウムイオン バッテリー 18.1kWh |
0-100km/h 加速 | 6.0秒 | 6.0秒 |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
最小回転半径 | 5.7m | 5.5~ 5.7m |
WLTCモード燃費 | 20.5km/L | 22.2km/L |
WLTCモード EV走行航続距離 | 93km | 95km |
価格(10%) | 6,200,000円 | 4,690,000円〜 5,390,000円 |
今回は「SUV」「PHEV」を採用している「ハリアー PHEV」と「RAV4 PHV」比較表を作成してみた。全長、が長いのは「ハリアー PHEV」となるがほぼ同クラスのサイズと言っていいだろう。0-100km/h加速は2車種でもっとも速い。ポルシェのSUVノーマルの「カイエン」ノーマルの「マカン」よりも速い。そして、WLTCモード燃費とEV走行距離は「RAV4 PHV」に若干軍配があがる。最後に価格であるが、81万円から151万円ほど「RAV4 PHV」が安い。コストパフォーマンスで比較すると軍配があるが、室内の質感の違いなどを考えればプレミアムなモデルとしての差額は差ほど感じないかもしれない。
トヨタ RAV4
トヨタ ハリアー