日産は3代目となる新型「キャッシュカイ」のフルモデルチェンジを行い20221年2月18日(現地時間)に欧州にて発表。その後、欧州で初となるe-POWERモデルを追加投入。e-POWERモデルでは、世界初の可変圧縮比エンジン「VCターボ」が発電専用エンジンとして搭載される。そんな魅力的な「キャッシュカイ」は日本では2022年現在は発売される予定はない。しかし、2023年以降日本において導入を検討する価値がどれぐらいあるのか筆者の考えをまとめてみた。
初代「キャッシュカイ」以降は日本導入されなかった
時代を先取り過ぎた「キャッシュカイ」(日本名:デュアリス)。現在では日本で人気の高いカテゴリーであるコンパクトサイズのSUVである。初代は欧州でキャシュカイ (QASHQAI) の名で発表。北米、台湾、韓国ではプラットフォームを共有する同クラスのSUV、ローグが販売。南アフリカ、中東諸国、シンガポール、中国、ニュージーランド、南米諸国では「キャシュカイ」の名称で、オーストラリアおよび日本では「デュアリス」の名称で販売される。2007年5月23日に日本で販売開始。2013年12月11日エクストレイルのフルモデルチェンジによるラインナップの統合に伴い、日本国内向けの生産を終了。以降、現在に至るまで導入されていない。初代が発売されていた当初は現在の様にSUVがここまでの人気はなく、あまり「キャッシュカイ」(日本名:デュアリス)が注目されることもなく終わってしまった。
日産 新型「キャッシュカイ」今こそ日本モデルを投入すべきか?
今回、日本モデルとして新型「キャッシュカイ」を導入を考えた場合に最大の魅力はボディサイズである全長4,425mm、全幅1,838mm、全高1,635mmと現在日本でラインナップされている「エクストレイル」と「キックス」の中間サイズを担えるサイズである。
日本で大人気の「e-POWER」モデルをラインナップしており、新型「エクストレイル」同様に「VCターボ」が発電専用エンジンを採用しており更に魅力的なモデルであることは間違いない。1.5L 3気筒ガソリンエンジン「VCターボ」は最高出力156hp(115kW / 158PS)、電気モーターの最高出力は188hp(140kW / 190PS)、インバーター、およびバッテリーを組み合わせ。安全運転支援機能として、プロパイロット(ナビリンク機能付)も搭載。と日産で日本で人気の高い車種の装備を全て採用している。
これだけ日本でSUV人気が高く、他社ではトヨタは「ヤリスクロス」「カローラクロス」ホンダは「ZR-V」マツダは「CX-30」「MX-30」と各社ミドルクラスのSUVのラインナップを増やしており、日産として「キャッシュカイ」を追加する価値は十分にあるはずである。
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