スバルはスポーツセダン新型「WRX S4」(D型)年次改良を行い 2023年9月7日より先行予約を開始する。2023年10月25日正式発表、2023年11月24日に発売する。
スバル 新型「WRX S4」D型 について
現行2代目の「WRX S4」は2021年11月25日に発売を開始。今回の最大の変更点は先代まで採用されていた大型リアスポイラーを新型「WRX S4」(D型)から「STI Sport R EX」グレードに新設定された。更にトリプルカメラ(ステレオカメラユニット+広角単眼カメラ)を採用。「アイサイトX」を全車標準装備。
新型「WRX S4」D型 新世代アイサイト採用
トリプルカメラ(ステレオカメラユニット+広角単眼カメラ)を採用し、性能を向上。新型ステレオカメラユニットは画角を従来型の約2倍と大幅に拡大。画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようにした。フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用し、レンズに誤って触れることがないようにした。広角単眼カメラは、低速での走行時に、新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを新採用。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイトとして最高の性能を実現。
新型「WRX S4」D型 価格グレードについて
グレードは2グレード設定。以前まであった、「アイサイトX」非対応車「GT-H」「STI Sport R」を廃止した。
モデル | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
GT-H EX | 水平対向4気筒DOHC 2.4L直噴ターボ | スバル パフォーマンス トランスミッション | AWD | 4,477,000円 |
STI Sport R EX | 5,027,000円 |
スバル 新型「WRX S4」D型 スペックについて
スペック | WRX S4 |
---|---|
全長 | 4,670mm |
全幅 | 1,825mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,670mm |
エンジン | 2.4L 水平対向4気筒エンジン |
最高出力 | 271HP(275ps)/5,600rpm |
最大トルク | 258lb-ft(350Nm) |
トランスミッション | Subaru Performance Transmission(CVT) |
駆動方式 | AWD(4WD) |
乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,590-1,600kg |
JC08モード燃費 | 12.7km/L |
WLTCモード燃費 | 10.8 km/L |
スバル 新型 WRX S4 フルモデルチェンジについて
スバルは新型「WRX S4」のフルモデルチェンジを行い日本モデルを2021年11月25日発表した。
パワーユニットは新開発「2.4L 水平対向4気筒エンジン」を搭載。
次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM (SGP)」を採用。
「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」「12.3インチフル液晶メーター」を搭載。
次世代「アイサイトX」搭載。 「電動パーキングブレーキ&オートビークルホールド」 を採用。
新型「WRX S4」エクステリアはキープコンセプト。パワーユニットは新開発「2.4L 水平対向4気筒エンジン」を搭載。次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM (SGP)」を採用。スバル新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用、それぞれのクルマが持つ価値をより大胆に際立たせる新デザインコンセプト「BOLDER」を採用すると共に、内外装の質感を大幅向上させる。「電動パーキングブレーキ&ホールド」をはじめ、新型「レヴォーグ」「レガシィ B4」「レガシィ アウトバック」同様に「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」「12.3インチフル液晶メーター」を搭載。「RECARO®フロントシート」(STI Sport R/STI Sport R EXにメーカー装着オプション設定)。360度センシングを実現し、安全性を向上させた「新世代アイサイト」(全車標準装備)搭載。
SUBARU GLOBAL PLATFORM×フルインナーフレーム構造 採用
新型「WRX S4」 に採用する新プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM (SGP)」はガソリンエンジンだけでなくハイブリッド(HV)やプラグインハイブリッド(PHV)電気自動車(EV)といった、さまざまなパワーユニットにも1つの設計構想で対応できる設計となっている。高剛性化に寄与する「フルインナーフレーム構造」を採用。
トヨタ製新ユニット(新型プリウスはTHSⅡが搭載されるがハイブリッドシステムも小型化)によるハイブリッドモデルの順次展開は2018年頃からと計画されており、SGPはフル電動化までは想定せずとも、ハイブリッド化を前提としているプラットフォームである。SGPはトヨタで言えばTNGA(Toyota New Global Architecture)と同じく今後のスバル車に採用される新型プラットフォームということになるのだ。
衝突安全性のさらなる向上、軽量化、運動性能の向上、高効率パッケージングによる室内空間の拡大など、1クラス上の「動的質感」を実現すべく開発が続けられている。衝突エネルギー吸収量を旧型車比1.4倍にするなど衝突安全性能を飛躍的に高めることで、乗員・乗客はもとより歩行者など周囲の人々も含めた安全性能を一層強化。衝突安全性のさらなる向上、軽量化、運動性能の向上、高効率パッケージングによる室内空間の拡大など、1クラス上の「動的質感」を実現すべく開発が続けられている。衝突エネルギー吸収量を旧型車比1.4倍にするなど衝突安全性能を飛躍的に高めることで、乗員・乗客はもとより歩行者など周囲の人々も含めた安全性能を一層強化しました。
新型 WRX S4インテリアについて
インテリアには11.6インチのフルHD大画面ディスプレイを搭載したナビゲーションシステムを採用する。スマートフォン感覚で快適に操作できるHMI(Human Machine Interface)を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。
高度運転支援技術 次世代「アイサイト X」採用
SUBARUが2020年に実現を見込む高度運転支援技術を、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDがもたらすハイパフォーマンスと融合し、SUBARUならではの安心で愉しいスポーツセダン像を表現。 性能を一層向上させた次世代アイサイト、レーダー、高精度GPS・地図等の採用により、究極の安全として「自動車事故ゼロ」の実現を追求していくとしている。
新開発 高精度マップ&ロケーター搭載
アイサイトによる高度な前方認識と全方位レーダーの組み合わせにより、車両周囲の交通環境や危険リスクを全方位で把握することに加え、高精度GPS、高精度地図データを活用することによって、自車位置を高精度に特定し、走行経路上のカーブ、車線等に応じた最適な制御を行う。これらの技術により、前方直進時の衝突回避に加え、交差点右左折時や後退時の車両、自転車、歩行者との全方位での衝突回避を実現。さらに、高速道路上における全車速での自動運転や自宅や商業施設等の駐車場での自動駐車を実現する。
GPSと準天頂衛星「みちびき」を介してロケーターが自車位置を正確に特定し、高精度マップで高速道路形状をクルマが把握することで、カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援を実現しました。
渋滞時ハンズオフアシスト
渋滞時発進アシスト
アクティブレーンチェンジアシスト
カーブ前速度制御
料金所前速度制御
ドライバー異常時対応システム
アイサイト
TJA(トラフィック・ジャム・アシスト)準自動運転システム 自動車専用道路(高速道路)の渋滞時追走機能。渋滞時カーブ追従を可能にする。全車速域でハンドル、アクセル、ブレーキを自動制御し運転をアシストする。
プリクラッシュブレーキ 衝突の危険があるとシステムが判断した場合、ドライバーに注意を喚起。回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止します。前方車両との速度差が約50km/h以下なら衝突回避、または被害を軽減。
アクティブレーンキープ(車線逸脱抑制) 従来60km/h以上でのみ動作したアクティブレーンキープ機能(車線中央維持) を0km/hまで拡張し渋滞でも追従。運転負荷を大幅に軽減。
全車速追従機能付クルーズコントロール 全車速追従機能付クルーズコントロールのセット車速0km/h~約120km/hの広い車速域で先行車に追従走行。 (一部高速道路の最高制限速度引き上げ予定に対応)
後退時自動ブレーキシステム
後方障害物警告機能 Rレンジ時に車両後方に障害物を検知すると、MFDの表示と警告音で障害物の接近レベルをお知らせる。
後退時自動ブレーキ 障害物に接近して車両と追突の危険性がある場合、加速制御とブレーキ制御を行い、衝突回避を測る。
アイサイトセイフティプラスの機能
ハイビームアシスト フロントウインドゥ内側の単眼カメラが前方の光を検知し、状況に応じてハイビーム/ロービームを自動的に切り替え。より明るく安全な夜間視界を確保
フロントビューモニター フロントグリル内エンブレム下に搭載したカメラの映像をMFDに映してドライバーの前方確認をサポート。 見通しの悪い交差点を通過時や、車庫から出るときでも前方左右をしっかり確認できる。
スマートリヤビューミラー 後方設置のカメラにより、荷室にたくさんの荷物や大きな荷物を載せていて、通常のミラーでは後方視野が得られないときでも後方の視野を確保。また、助手席などからでも後方の状況を確認できる。
オートビーグルホールド 平地停車時にブレーキペダルから足を離してもVDCが車両停止を維持する。 長い信号の待ち時間や一般道での渋滞など、ブレーキペダルを踏み続けなければならないシーンでの利便性が向上する。
ステアリング連動ヘッドランプ ステアリング操作に合わせて車の進行方向を早期に照らすこことで、夜間でも視野をしっかり確保できる。
コネクティッドサービス
“つながる安全”として、万が一の衝突事故時にクルマから自動で緊急通報を発信。オペレーターにより消防や警察に救援を要請するとともに協力病院とも連携することで、迅速な救命活動につなげる先進の救急自動通報システムを採用。また、ドライバーが体調不良に陥るなどの緊急時には、ボタンひとつでオペレーターにつながるSOSコール機能も搭載。
新型 WRX S4 搭載エンジンについて
新型「BRZ」に搭載される新開発 2.4L 水平対向4気筒エンジンを採用、新開発のBOXERターボエンジンにリーン(希薄)燃焼技術+Subaru Performance Transmission(新制御ソフトウェア)または6速MTを採用し、加速性能と環境性能を高次元で両立。豊かなトルクによるストレスのない質感高い走りを実現。最高出力271HP(275ps)、最大トルク258lb-ft(350Nm)となる。
スペック | 2.4L 水平対向4気筒エンジン |
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最高出力 | 271HP(275ps)/5,600rpm |
最大トルク | 258lb-ft(350Nm) |
トランスミッション | Subaru Performance Transmission(AT) |
スバル ニュースリリース
https://www.subaru.co.jp/news/2021_11_25_133325/
WRX S4
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