レクサスはセダン新型「ES300h」のフルモデルチェンジを行い2024年10月に発売する。現行「ES300h」は2018年10月24日に発売しており発売から丸6年でのフルモデルチェンジとなる。マイナーチェンジは2021年8月26日に行われており、ちょうど3年とこのタイミングは切りがいい。新型「ES300h」のベースとなる「カムリ」2024年モデルは海外では一足先にフルモデルチェンジを発表している。
レクサス 新型「ES300h」フルモデルチェンジ について
新世代モデルとなる新しいエクステリアデザインを採用。
更に改良された直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」とハイブリッドシステム「高性能マルチステージTHSⅡ」を採用 。
新しいレクサスの「12.3インチフル液晶メーター」を設定。
高解像度14インチワイドタッチディスプレイを採用。クルマと会話するような自然な発話での操作に対応した音声認識機能を搭載。無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能に対応。
ドアハンドルに「e-ラッチシステム」を採用し、危険を検知した際にドア開放をキャンセルする「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」を世界初採用。
ステアリングに、バリアブルラックギアを採用。
「Advanced Park リモート機能付き」 専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。
レクサス 新型「ES300h」フルモデルチェンジ エクステリア について
エクステリアはキープコンセプトでありながら、デザインの変革。エクステリアデザインでは、新たな走りを予感させる、踏ん張り感のあるスタイルを表現。LEXUSの独自性を追求した「スピンドルボディ」という塊感のあるボディと、冷却機能を両立するフロントグリルが一体となった造形とした。
レクサス 新型「ES300h」フルモデルチェンジ 最新の技術を採用
改良した第二世代「TNGA(Toyota New Global Architecture)「GA-Kプラットフォーム」」と呼ばれる新開発のプラットフォームとマルチリンク式サスペンション搭載することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。次世代「Lexus Safety System +」を全車標準搭載する。
レクサス 新型「ES300h」フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアデザインでは、人間中心の「Tazuna Concept」に基づいた、クルマとドライバーがより深く直感的につながり、操ることを楽しめるドライバー席と、開放的で快適な居住空間の両立を目指した。新しいレクサスの「12.3インチフル液晶メーター」を設定、「14インチタッチディスプレイ」を採用し音声認識にも対応。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携。
レクサス 新型「ES300h」フルモデルチェンジ スペック について
ハイブリッドシステムが前輪駆動モデルに限定されなくなる。前輪駆動車とAWD車はどちらも同じ基本的な「2.5L直列4気筒エンジン」を使用し2つの電気モーターによって増強されていますが、前輪駆動バージョンが合計最高出力225hp (228PS) を発生するのに対し、全輪駆動車は合計最高出力232hp(235PS)。AWD 機能は必要に応じて作動する後部に取り付けられた3番目の電気モーターによって供給される。
スペック | ES300h |
---|---|
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
フロントモーター 最大出力 | 88kw(120ps) |
フロントモーター 最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
リアモーター 最大出力 | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) |
システム出力 | E-Four:232hp(235PS) 2WD:225hp (228PS) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー |
駆動方式 | 2WD/ 4WD(E-Four) |
乗車定員 | 5名 |
WLTCモード燃費 | -km/L |
価格 | -円 |
レクサス 新型「ES300h 」について思うこと
レクサスにとって「ES300h」は今回レクサスとして正常進化を果たし、インテリアを一新することで見た目以上に乗ったときに進化を感じるモデルとなる。安全装備の充実や最新装備により頼れる一台となる。
LEXUS ES300hについて
LEXUS ES300hを日本で2018年10月24日に発売した。日本での先行発表は9月12日に行われた。LEXUS ES300hは「デジタルアウターミラー」を量産車に世界初採用となる。
スピンドルグリルは、鋭利に折り返すフレームと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、ESのシャープなノーズを強調する形状と、小型の3眼LEDヘッドランプは端整かつ鋭い表情。
デジタルアウターミラーを量産車に世界初採用。(価格261,000円)車両のフロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示。カメラ部を雨滴が付着しにくい形状としたほか、ディスプレイを室内に搭載することで、天候の影響を受けにくい優れた視認性を確保している。
トヨタは新型プリウスからTNGAプラットフォームを採用し、次々と新型に投入している。それと同様に、レクサス新世代プラットフォーム「GA-K」を新型カムリに採用しており、当然ESにもこのプラットフォームを採用する。仕様やクラスを見ても新型カムリのレクサス版である。予防安全パッケージLexus Safety System +も採用される。
LEXUS ES300h 新開発LEXUSプラットフォーム「GA-Kプラットフォーム」を採用
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のプラットフォームを基盤とした新しいLEXUSプラットフォーム GA-Kプラットフォームと呼ばれる新開発のプラットフォームを採用し完全刷新する。高い空力性能を実現するなど、旧型モデルから大幅な進化を果たす。またボディのねじり剛性が先代モデル比でかなり向上している。高剛性化・低重心化のほか、ダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションの採用や、ジオメトリーの最適化で、高い操縦安定性を確保している。新開発GA-Kプラットフォームにより、低く構えたスタイリングを実現する。
ダンパー新開発「スイングバルブショックアブソーバー」世界初採用。アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮することで、応答性が良く上質な乗り心地を実現。
LEXUS ES300hのエンジンについて
LEXUS ES300hはハイブリッドシステムは小型化されたTHSⅡを採用し、バッテリーの位置など大幅に変更となる。エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレーンシステム全体(エンジン・トランスミッション)で燃費は約25%、動力性能は約15%以上向上。4代目プリウスに採用された小型・軽量・低損失化技術を継承し、2.5Lエンジン用ハイブリッドシステムを一新するとともに、高性能マルチステージTHSⅡを新開発した。
FRの新型カムリにも搭載される新2.5LのTHSⅡは、小型・軽量・低損失化技術と、TNGAによる新型エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能・低燃費を高次元で追求している。マルチステージTHSⅡは、ハイブリッド車の走りのイメージを一新する高い発進加速性能とダイレクト感溢れる走りを実現。高速走行時のシステム効率の向上に加え、高車速域でもエンジン間欠運転を可能にすることで高速燃費を向上している。
LEXUS ES300h 新型 直列4気筒 2.5リッター直噴エンジン搭載 Dynamic Force Engine
高速燃焼技術、可変制御システムの採用。世界トップレベル最大熱効率40%(HV専用で41%)を実現する直列4気筒 2.5リッター直噴エンジンDynamic Force Engineと呼ぶ。同時に、緻密な制御による高レスポンス化と全速度域での高トルク化など、多くの新技術の採用により全面的に見直し、大幅に進化した。
LEXUS ES300h スペックについて
スペック | ES300h |
---|---|
全長 | 4,975mm |
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,870mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5リッター直噴エンジン D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 131kW(178ps)/5,700rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/3,600-5,200rpm |
モーター最大出力 | 88kw(120ps) |
モーター最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
システム出力 | 155kw(211ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 23.4km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L |
価格 | 580万円〜698万円 |
LEXUS ES300hとトヨタ カムリ比較 サイズについて
スペック | トヨタ 新型 カムリ | LEXUS ES300h |
---|---|---|
全長 | 4,910mm | 4,975mm |
全幅 | 1,840mm | 1,865mm |
全高 | 1,445mm | 1,445mm |
ホイールベース | 2,825mm | 2,870mm |
LEXUS ES300hとトヨタ カムリ比較
スペック | ES300h | カムリ |
---|---|---|
全長 | 4,975mm | 4,910mm |
全幅 | 1,865mm | 1,840mm |
全高 | 1,445mm | 1,445mm |
ホイールベース | 2,870mm | 2,825mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン D-4S +モーター(THSⅡ) | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター最大出力 | 88kw(120ps) | 88kw(120ps) |
モーター最大トルク | 202Nm(20.6kgm) | 202Nm(20.6kgm) |
システム出力 | 155kw(211ps) | 155kw(211ps) |
トランスミッション | 電気式 無段変速機 | 電気式 無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー | リチウムイオン バッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
JC08モード燃費 | 23.4km/L | 33.4km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L | - |
価格 | 580万円〜 698万円 | 329万8,320円〜 434万1,600円 |
レクサス ES300h マイナーチェンジ について
レクサスは「ES300h」のマイナーチェンジを行い日本では2021年8月26日に発売した。
エクステリア
「ES300h」のマイナーチェンジによりエクステリアのデザインを変更。メッシュパターンの新意匠スピンドルグリルはグリルの先端を起点に立体的な多面体構造とすることで押し出し感を強調。スピンドルをモチーフとしたブロック形状とメッシュパターンを組み合わせ、スポーティな印象とする。ヘッドライトには「BladeScan ®Adaptive High-beam Systemブレードスキャン®アダプティブハイビームシステム[AHS]("version.L"、”F SPORT”に標準装備)」新薄型ランプユニット採用。標準仕様のES300hに装備される17インチホイールは、スポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調、V字に重ね合わせることでスポーティな印象を付与。メーカーオプション設定される18インチホイールは、切削光輝加工とダークグレーメタリック塗装のコントラストが映える多軸スポークを採用。ボディカラーには「ソニックイリジウム」「ソニッククロム」を新設定。
ES300h "version.L"
ES300h ”F SPORT”
インテリア
インテリアはマルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。
ディスプレイを約100mm近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更しました。画面にはガラス素材を採用し、視認性や操作性を向上。オーナメント加飾には、ラグジュアリーさを演出するウォールナット素材を採用。新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用。また、ヘアラインの加飾に、レーザーで一本ずつ彫る加工方法を採用。ブラウン系「モーヴ」「ヘーゼル」を新たに採用。「ナノイーX」の採用。
ES300h "version.L"
ES300h ”F SPORT”
安全装備
進化した「Lexus Safety System +」を含む、先進予防安全技術の採用。「低速時加速抑制機能」「交差点右折時の対向直進車、歩行者検知」「緊急時操舵回避支援機能」「カーブ速度抑制機能」を追加。デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラ性能を向上。
ES300h 特別仕様車“Graceful Escort” について
レクサスの「ES300h」は2022年7月28日に一部改良を行い特別仕様車「Graceful Escort」発売する。発売から約4年となる「ES300h」は一体どんな進化を遂げているのか?
特別仕様車“Graceful Escort”は、ES300h“version L”をベースに、ESらしい上質でラグジュアリーな空間や時間を楽しんでいただくことを狙いに、専用シートカラーとしてクリムゾン&ブラックを設定。本革シートやインストルメントパネルにクリムゾンステッチをあしらい、ステアリングには墨ブラックを使用。エクステリアでは、特別仕様車専用の塗装を施したスピンドルグリル、アルミホイールを採用、落ち着いた質感で大人の魅力に溢れたスタイルとした。
一部改良する「ES300h」はマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを搭載
ナビゲーションディスプレイをマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。
「デジタルキー」をはじめ「リモートエアコン」を設定。
新たにタッチディスプレイを採用。タッチパッド「リモートタッチ」が廃止、「ドリンクホルダー」再生用とデバイス充電用の「USB-Aポート」と「USB-Cポート」を新たに採用。
ハイブリッドエンブレムをブラックに変更。
「microSDカードスロット」「CD/DVD/Blu-rayプレイヤー」を廃止する。
「NX」「RX」と同様にマルチメディアシステムとコネクティッドサービスを刷新。センターコンソールが改良され、2つのカップホルダーと、再生用とデバイス充電用のUSB-AポートとUSB-Cポートがそれぞれ提供。便宜上、ワイヤレス充電トレイはコンソールボックスの内側から外側に移動。
最新のマルチメディアシステムと、コックピットの使い勝手の向上
マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新。
大型化/高解像度化した12.3インチタッチディスプレイを採用、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。
G-Link機能を大幅に拡充する、お客様の日常使いに即したサービスを提供。またOTAソフトウェアアップデートによるマルチメディアシステムの最新化。
ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化。インパネセンターに搭載していたシートヒータースイッチ等をコンソール上部に配置し、それによって生まれたコンソール前方のスペースに再生用とデバイス充電用の「USB-Aポート」と「USB-Cポート」を2個新たに設定。加えて、おくだけ充電のスペースも移動し、上部にLED照明も追加することで使い勝手を向上。
一部改良する新型「ES300h」価格・グレード
グレード | 価格(10%) |
---|---|
ES300h | 6.020,000円 |
ES300h F sport | 6,540,000円 |
ES300h version L | 7,180,000円 |
ES300h 特別仕様車 “Graceful Escort” | 7,280,000円 |
レクサス ES300h スペックについて
スペック | ES300h |
---|---|
全長 | 4,975mm |
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,870mm |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジン D-4S +モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター最大出力 | 88kw(120ps) |
モーター最大トルク | 202Nm(20.6kgm) |
システム出力 | 155kw(211ps) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF) |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 23.4km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L |
価格 | 580万円〜698万円 |
レクサス ES300h