ホンダは新型「CR-V」のマイナーチェンジを行い2020年6月19日に発売する。米国では2020年モデルの「CR-V」を2019年9月19日(現地時間)に公開。2019年末から2020年初頭に発売が開始される予定。旧型モデルのフルモデルチェンジを日本では2018年8月30日から発売を開始した。
新型CR-V マイナーチェンジについて
今回のマイナーチェンジではエクステリアのデザイン変更によりフロントバンパーとリアバンパーのデザインを変更、より高級感のあるデザインが採用される。要望の多かった「シーケンシャルターンシグナルランプ」「ステアリングヒーター」「リバース連動ドアミラー」を上級装備を標準装備。SUVの持つ力強いイメージをより強調した「BLACK EDITION」を最上級グレードに追加。2モーターハイブリッドシステムの名称を「e:HEV」に変更した。
ホンダ 新型 CR-V マイナーチェンジ BLACK EDITION追加 2020年6月19日発売
インテリアはスイッチ類やより上質な素材を採用、センターコンソールのデザインを変更、新型「インサイト」「アコード」や「ボタン式シフト」を採用し「ワイヤレス充電器」を設置可能にした。
最新の「Honda SENSING」を標準搭載し旧型よりもより多くの機能「オートハイビーム」「後方誤発進抑制機能」「夜間歩行者対応 CMBS」を搭載する。
新型CR-V 先進運転支援システム 全車標準搭載
旧型よりも更に進化したHonda SENSING(ホンダ センシング)全車標準搭載。衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は昼・夜間歩行者と自転車に対しても衝突回避を支援。更に渋滞追従機能付ACCとなり、「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」も搭載。
衝突軽減ブレーキシステム(CMBS) 前走車、対向車、歩行者(昼間・夜間)と横断自転車の衝突回避を支援。約5km/h以上で走行中に自車との速度差が約5km/h以上ある前走車両や歩行者、または対向車両(二輪車や自転車等を除く)に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合に作動し、自動的に停止または減速することにより衝突回避や衝突被害の軽減を図ります。対向車両(二輪車や自転車等を除く)と歩行者に対しては、自車が約80km/h以下で走行中の場合に作動。
路外逸脱抑制機能 車線を検知し、はみ出さないように支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
LKAS(車線維持支援システム) 車線内を走行できるようにステアリング操作を支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
渋滞追従機能付ACC 適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減。約0km/h – 約100km/hで作動。急なカーブや加速・減速の繰り返しが少ない、高速道路や自動車専用道路などを運転するときに使用が可能。
標識認識機能 標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援。
誤発進抑制機能 不注意による急発進を防止し注意を喚起。停車時や約10km/h以下で走行しているとき、自車のほぼ真正面の近距離に車両などの障害物があるにもかかわらず、アクセルペダルを踏み込んだ場合に、エンジン出力を抑制し、急な発進を防止するとともに、音と表示で接近を知らせます。
先行車発進お知らせ機能 停止時に、先行車が発進したことをお知らせ。
後方誤発進抑制機能 後方に障害物があるにも関わらず、セレクトレバーがR(リバース)の状態でアクセルペダルを強く踏み込んだ際、急な後退を抑制する機能。
オートハイビーム 対向車や前走車を検知し、 自動でハイ/ロービームを切り換え。良好な視界の確保に貢献するとともに、切り換え操作の頻度も低減。
システム 装備 | 旧型CR-V | 新型CR-V |
---|---|---|
CMBS | ◯ (昼 歩行者) | ◯ (昼・夜間歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
渋滞追従機能付ACC | ◯ (ハイブリッド車のみ) | ◯ |
LKAS | ◯ | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | - | ◯ |
オートマチックハイビーム | - | ◯ |
ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」どうなのか?
新型CR-Vについて
先代モデル4代目は2011年11月28日から販売が開始された。 ミドルサイズのクロスオーバーSUVである。しかし、日本では2016年3月31日に日本国内向けはマイナーチェンジを受けることなく、大ヒットとなったヴェゼルに吸収される形でオーダーストップ・生産終了が決定。2016年4月以降は在庫対応のみとなる。
旧型モデル5代目のフルモデルチェンジを日本では2018年8月30日から発売を開始した。フルモデルチェンジに伴い、旧型モデルよりも大きなサイズとなり、ガソリン車に3列シート7人乗り仕様の設定する。 今回のフルモデルチェンジでは旧型モデルと異なるデザインの新設計のLEDヘッドライト採用、新型ステップワゴンや新型フィットに採用されている「Solid Wing Face」のフロントバンパーやフロントグリルにドアハンドル、アロイホイール、クロームのマフラーガーニッシュを備えてリアバンパー、リアコンビネーションランプなどで外観を変更する。
新型シビックに採用された新開発となるダウンサイジングターボ1.5L直4直噴VTECターボ搭載や2.0L 4気筒エンジン+ハイブリッドドライブトレインなどもラインナップされる。更に、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」を標準搭載する。
新型CR-Vのポイント
新型CR-Vは1.5L 4気筒ターボエンジンVTEC TurboとリアルタイムAWDシステムの組み合わせ、更に、2列シート5人乗り、3列シートの7人席をラインナップする。
新型CR-V ハイブリッドは、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」を搭載し、力強い走行性能と優れた環境性能を両立した。安全運転支援システムである「Honda SENSING」を全車標準装備。
新型CR-V / CR-V ハイブリッド エクステリア
新型CR-V/ CR-V ハイブリッド インテリア
日本ではホンダ インターナビを「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応した。
アンビエントLEDライティング、エレクトリックパーキングブレーキ、後席用USBポート、ハンズフリーテールゲートゲートなど採用。
新型CR-V スペックについて
スペック | 新型CR-V | |
---|---|---|
全長 | 4,605mm | |
全幅 | 1,855mm | |
全高 | 1,680mm | |
ホイールベース | 2,660mm | |
エンジン | 1.5L 4気筒ターボエンジン VTEC Turbo |
2.0L 直4 DOHC i-VTEC +モーター(i-MMD)e:HEV |
最高出力 | 140kW(190PS)/ 5,600rpm |
107kW(145ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 240Nm(24.5kgfm)/ 2,000-5,000rpm |
175Nm(17.8kgm)/ 4,000rpm |
フロントモーター 最大出力 |
– | 135kW(184ps)/ 5,000-6,000rpm |
第1フロントモーター 最大トルク |
– | 315Nm(32.1kgfm)/ 0-2,000rpm |
トランスミッション | CVT | 電気式無段変速機 |
バッテリー | – | リチウムイオンバッテリー |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD |
2WD(FF)/ リアルタイムAWD |
乗車定員 | 5名〜7名 | 5名 |
JC08モード燃費 | 15.0km/L〜15.8km/L | 25.0km/L〜25.8km/L |
WLTCモード燃費 | – | 20.2km/L〜21.2km/L |
価格 | 3,230,280円〜 4,030,560円 |
3,784,320円~ 4,361,040円 |
ホンダ 新型 CR-V ハイブリット フルモデルチェンジ 5代目 Honda SENSING 標準搭載 日本2018年8月30日発売
新型CR-V グレード価格について
グレード | 乗車定員 | エンジン | トランス ミッション |
駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
EX | 5名 | 1.5L 4気筒 VTEC Turbo |
CVT | 2WD | 3,230,280円 |
4WD | 3,446,280円 | ||||
7名 | 2WD | 3,421,440円 | |||
4WD | 3,637,440円 | ||||
EX・Masterpiece | 5名 | 2WD | 3,591,000円 | ||
4WD | 3,807,000円 | ||||
7名 | 2WD | 3,814,560円 | |||
4WD | 4,030,560円 | ||||
HYBRID EX | 5名 | 2.0L 直4気筒 i-VTEC +モーター |
電気式 無段変速機 |
2WD | 3,784,320円 |
4WD | 4,000,320円 | ||||
HYBRID EX・Masterpiece | 2WD | 4,145,040円 | |||
4WD | 4,361,040円 |
新型CR-V 他社比較
日本でも3列シート7人乗りのクロスオーバーSUVが求められている傾向にありホンダの販売台数を伸ばすことのできる車となるか、注目の一台である。(ターボグレードのみ7人乗り)日本においてのSUVといえばマツダ CX-8が最大のライバル車種となる。
トヨタ ハリアーはCR-V同様にハイブリッドモデルをラインナップ!日本において絶大な支持を集めている車種である。 マツダCX-8はハイブリッドモデルがないものの、ディーゼルエンジン SKYACTIV-D 2.2を搭載し経済性もありながら3列シート7人乗りを先行して発売している。今回のCR-Vを他社と比較する上で最大の利点は燃費とボディサイズとなる。
スペック | トヨタ ハリアー | マツダ CX-8 | ホンダ CR-V |
---|---|---|---|
全長 | 4,725mm | 4,900mm | 4,605mm |
全幅 | 1,835mm | 1,840mm | 1,854mm |
全高 | 1,690mm | 1,730mm | 1,680mm |
ホイールベース | 2,660mm | 2,930mm | 2,660mm |
エンジン | 2.0L 直列4気筒 DOHC +モーター | SKYACTIV-D 2.2 2.2L 4気筒DOHC 直噴ターボ | 2.0L 直4 i-VTEC +モーター |
最高出力 | 152ps/ 5,700rpm | 175ps/ 4,500rpm | 145ps/ 6,200rpm |
最大トルク | 21.0kgm/ 4,800rpm | 42.8kgm/ 2,000rpm | 17.8kgm/ 4,000rpm |
モーター 最大出力 | 前143ps 後68ps | - | 184ps |
モーター 最大トルク | 前27.5kgm 後14.2kgm | - | 32.1kgm |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | SKYACTIV-DRIVE (6速自動変速機) | 電気式 無段階変速機 |
乗車定員 | 5名 | 6名/7名 | 5名 |
JC08モード 燃費 | 21.4km/L | 17.6km/L | 25.0km/L〜 25.8km/L |
価格 | 377万4,600円~ 495万3,960円 | 319万6800円~ 419万400円 | 378万4,320円~ 436万1,040円 |
トヨタ 新型 RAV4 VS エクストレイル VS フォレスター VS CR-V 他社 SUV 徹底比較
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
ホンダニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2016/4161014.html
https://www.honda.co.jp/news/2017/4170419a.html
https://www.honda.co.jp/news/2017/4170710.html
https://www.honda.co.jp/news/2017/c170929.html
https://www.honda.co.jp/news/2018/4180830-cr-v.html
新型CR-V