スバルは「クロストレック(旧日本モデル名:SUBARU XV)」のフルモデルチェンジを行い日本仕様プロトタイプを2022年9月15日世界初公開した。2023年に発売する。ホンダは新型「ヴェゼル」のフルモデルチェンジを行い2021年4月22日発表に4月23日発売した。競合車種となるスペックを元に競合比較してみた。
スバル 新型「クロストレック」仕様について
「SUBARU XV」の後継として車名を、グローバルで「CROSSTREK(クロストレック)」に統一。新型SUV「CROSSTREK(クロストレック)」は従来型の個性的なデザインをさらに際立たせ、動的質感にもより磨きをかけた。新世代アイサイトに加え、広角単眼カメラも日本仕様として初めて採用する、高い安全性能を実現。従来型でも評価の高かったスバルグローバルプラットフォームの衝突安全性のポテンシャルをさらに引き上げ、フルインナーフレーム構造の採用や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性向上など、最新の知見や技術を盛りこんだ。対前面衝突では、バンパービームを車両外側まで拡大する、衝突サブフレームを追加。対車両の衝突事故において自車の衝突安全性だけでなく、相手側の乗員を守る性能(コンパティビリティ)も高めました。レガシィ アウトバックと同様、実際の正面衝突事故を想定して、コンパティビリティを評価する新たな前面衝突試験「MPDB(Mobile Progressive Deformable Barrier)」を導入。先代XVにはないコネクテッド機能「SUBARU STARLINK」を採用。
エクステリアデザイン
厚みを感じさせる高いフード位置により、逞しさを表現。さらにシャープさを感じさせるフロントグリルバーやLEDヘッドランプにより、軽快かつ精悍なイメージのフロントマスクに仕立てた。「フルLEDハイ&ロービームランプ+LEDコーナリングランプ」をスバル初採用。上級グレードには、18インチアルミホイールを採用。新色のオフショアブルー・メタリックとオアシスブルーを含む、全9色のエクステリアカラーを設定。
インテリアデザイン
マルチマテリアルの多層構造とすることで、各素材の風合いを活かした、シンプルでありながら表情豊かなインパネデザインとしました。センターコンソール上面の位置を高くして包まれ感と上質感を表現するとともに、操作性も向上させました。さらに工夫を凝らした収納も充実させて使い勝手の良さを感じさせるインテリアに仕立てました。上級グレードには、ファブリック(シルバーステッチ)。標準グレードには、トリコット(シルバーステッチ)を採用。メーカー装着オプションとして本革シートも設定。新たに11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの大画面を採用、スマートフォンとの連携機能を大幅に強化。スバル初4つのカメラ映像を合成して車両周囲360°を映し出す「デジタルマルチビューモニター」を採用。
新世代アイサイト採用
トリプルカメラ(ステレオカメラユニット+広角単眼カメラ)を採用し、性能を向上。新型ステレオカメラユニットは画角を従来型の約2倍と大幅に拡大。画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようにした。フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用し、レンズに誤って触れることがないようにした。広角単眼カメラ(SUBARU日本市場初)は、低速での走行時に、新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを新採用。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイトとして最高の性能を実現。
スバル 新型「クロストレック」スペックについて
XVまで採用されていたガソリンモデル1.6L 水平対向 4気筒DOHC エンジンを廃止。2.0L 水平対向4気筒DOHC
直噴エンジン「FB20型」+モーターアシスト「e-BOXER」モデルの一本化。
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新型「ヴェゼル」仕様について
フルモデルチェンジした「ヴェゼル」は4代目 新型「フィット」をベースに開発。Honda独自のM・M思想に基づく、「センタータンクレイアウト」を先代モデルから踏襲。取り回しのしやすい、コンパクトなボディーサイズや、多彩なシートアレンジはそのままに、より力強く美しいエクステリアのプロポーションへ進化させた。ヘッドライトには「LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」を採用。「Honda SENSING(ホンダ センシング)」全モデル標準搭載。写真を見てわかる通り、リアは流麗なクーペフォルムとしている。全長4,340mm、全幅1,790mm、全高1,590mm、ホイールベース2,610mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。
解放感のあるサンルーフには「パノラマルーフ(Low-Eガラス採用)」を採用する。2トーンのエクステリアカラー、トリコロールの加飾や「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付き)」も採用。
インテリアパネルは水平・直線基調のデザインとし、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置、視界を良くする。メーターには新型「アコード」「インサイト」などに採用されている「4.2インチor7.0インチインストルメントクラスター」を採用。インテリアのフロントシートには上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用し長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現したシート構造とした、「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用する。センターディスプレイには「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。
1.5L i-VTECエンジン+「2モーターハイブリッドシステムのi-MMD(e:HEV)」を採用。WLTCモード燃費24.8km/Lとなる。「e:HEV」はNORMAL、SPORT、ECONと3つの異なる走行モードを選択可能。また、Dレンジ、Bレンジ、減速セレクターにて、アクセルオフ時の異なる減速度合いを選択することが可能。
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ホンダ 新型 ヴェゼル フルモデルチェンジ e:HEV搭載 2021年4月23日発売
スバル 新型 「クロストレック」 VS ホンダ 新型 「ヴェゼル」ボディサイズ比較
「クロストレック」の方が大きく、全長+140mm、全幅+10mm、全高-10mmとなる。ヤリスクロスは、ホイールベース+60mmとなっている。
スペック | 新型ヴェゼル | 新型クロストレック |
---|---|---|
全長 | 4,340mm | 4,480mm |
全幅 | 1,790mm | 1,800mm |
全高 | 1,590mm | 1,580mm |
ホイールベース | 2,610mm | 2,670mm |
最小回転半径 | 5.3~5.5m | 5.4m |
スバル 新型 「クロストレック」 VS ホンダ 新型「ヴェゼル」 ハイブリッドモデル比較
スペック | 新型ヴェゼル | 新型クロストレック |
---|---|---|
エンジン | 1.5L i-VTECエンジン +新型i-MMD (e:HEV) | 2.0L 水平対向4気筒DOHC 直噴エンジン「FB20型」 +モーターアシスト「e-BOXER」 |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,600-6,400rpm | 107kW(145ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 127Nm(13.0kgfm)/ 4,500-5,000rpm | 188Nm(19.2kgm)/ 4,000rpm |
モーター 最高出力 | 80kW(109PS)/ 3,500-8,000rpm | 10kW(13.6ps) |
モーター 最大トルク | 253Nm(25.8kgfm)/ 0-3,000rpm | 65Nm(6.6kgm) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | CVT(リニアトロニック) |
駆動方式 | 2WD/4WD | AWD |
WLTCモード 燃費 | 24.8km/L(2WD) 22.0km/L(4WD) | 16.4km/L(4WD) |
価格(10%) | 2,658,700円〜 3,298,900円 | 2,662,000円~ 3,289,000円 |
スバル 新型 「クロストレック」 VS ホンダ 新型「ヴェゼル」 安全技術 比較
安全装備ではどちらもクラスを超えた多くの機能を備えており、運転者をサポートしてくれる。
システム 装備 | 新型ヴェゼル | 新型クロストレック |
---|---|---|
衝突軽減ブレーキシステム | ◯ | ◯ |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | – | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
渋滞追従機能付ACC | ◯ | ◯ |
車線維持支援システム | ◯ | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | - |
後方誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ | ◯ |
近距離衝突軽減ブレーキ | ◯ | ◯ |
ブラインドスポットモニター | ◯ | ◯ |
※最新自動車情報調べ 発売前の情報も含まれているため間違えもあります。
スバル 新型 「クロストレック」 VS ホンダ 新型「ヴェゼル」 装備 比較
システム 装備 | 新型ヴェゼル | 新型クロストレック |
---|---|---|
オートブレーキ&ホールド | ◯ | ◯ |
ディスプレイオーディオ | ◯ | ◯ |
マルチビューカメラシステム | ◯ | ◯ |
ヒルスタートアシスト | ◯ | ◯ |
コネクティッドサービス | ◯ | ◯ |
※最新自動車情報調べ 発売前の情報も含まれているため間違えもあります。
最後に一言
新型ヴェゼルはハイブリッド(e:HEV)を搭載しWLTCモード燃費24.8km/Lと素晴らしい燃費を兼ね備えている、新型クロストレックがWLTCモード燃費16.4km/L(4WD)とヴェゼル軍配があがる。価格面ではヴェゼルの方がスタートは安い。デザインは好き好きがあるのでなんとも言えないが「クロストレック」のライバル車種となることは間違いなさそうだ。
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