トヨタは新型「カローラクロス」を新たにラインナップし日本にて2021年9月14日発売開始する。「カローラ」をベースにした新たなSUVをラインナップするが今回は残念だなと思ってしまった点を詳しくまとめてみました。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
新型カローラクロス 12の残念だと思ってしまう点
トヨタ ディスプレイオーディオ
「7.0インチまたは9.0インチ ディスプレイオーディオ」を標準装備。「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。
時代の流れですね・・・一言で言えば。携帯電話が「ガラケー」から「スマホ」になる様にナビゲーション市場にも変化の時を迎えたと言うことです。「ナビレス」の選択がないどころか形状が違うため社外ナビを取り付ける「2DINサイズ」すらありません。つまり現在のところ社外ナビの取り付けは不可となります。社外ナビ、「カロッツェリア」「アルパイン」「ケンウッド」を付けたい人(自分も)残念です。
CD /DVDデッキ オプション
上記で説明しているディスプレイオーディオのみの採用なので標準では「CD/DVD」の再生は不可。オプションのCD/DVDデッキとフロントコンソールトレイをセットで付けないと再生ができない。
シートヒーター
運転席と助手席にシートヒーターを採用されているが残念ながらグレード「Z」のみの採用です。つまりシートヒーターが必須な人はグレードは必ず「Z」グレードを選択しなければならないので注意が必要です。
ガソリン車は2WDのみ
「カローラクロス」のガソリン車「1.8L 直列4気筒 DOHCエンジン」モデルには2WDのみのラインナップとなる。これは確かにガソリン車は安くエントリーモデルという位置図ではあるが4WDモデルがないと購入地域によっては必ずハイブリッド車を選択しなければならいないのが非常に残念。
ガソリン車の 1.8L 直列4気筒 DOHCエンジンとSuper CVT-iは古い
1.8L 直列4気筒 DOHCエンジン と Super CVT- は古くから採用されているエンジンとトランスミッションで2021年モデルの最新型のモデルに搭載されているのは少し残念。直列4気筒 2.0L 直噴エンジンD-4S「Dynamic Force Engine」と「Direct Shift-CVT」を是非採用してもらいたかったです。
リアサスペンション トーションビーム式 2WD
ハイブリッドとガソリン 2WDのリアサスペンションには新開発の「トーションビーム式」のリアサスペンションを採用しており「ハリアー」「UX」「NX」や多くの高級車などで採用される「マクファーソントラット式」のリアサスペンションでないところが気にはなるところ、トヨタなので差が出ないような設計がされているはずだが。
ブラインドスポットモニターが全グレードオプション
カローラツーリングやカローラ同様ではあるがブラインドスポットモニターが全グレードオプション扱い。後から付けられないので新車購入時に付けておかないと悔しい思いをする可能性があるので購入時は注意してください。
リアクロストラフィックオートブレーキが装備されていない
ここ最近では「リアクロストラフィックオートブレーキ」がオプション選択が可能な車種がほとんど、「カローラツーリング」「カローラ」ではオプション化されているが現在の「カローラクロス」では選択すらできない。付けられないのは安全装備だけに残念ポイントである。
パノラミックビューモニターがGグレードでは選択できない
エントリーグレードの「G」ではパノラミックビューモニターの選択がありません。付けるのであれば「S」「Z」の選択となる。
パノラマルーフはGグレードで選択できない、開閉も不可
エントリーグレードの「G」では パノラマルーフの 選択がありません。付けるのであれば「S」「Z」の選択となる。 さらに通常とは違い開閉不可なので空気を取り入れたりすることはできない。逆に水漏れの心配が少ないのでプラスにも考えられます。
RAV4 ハイブリッド車と比較して金額差があまりない?
車格の大きい「RAV4」HYBRID X 2WDモデルは3,343,000円である、装備を単純に比較すると そこまで差のない「カローラクロス」 上位グレード「Z」が2,999,000円と約35万円差は値引きや色々考えると多分悩ましいはず。「カローラクロス」を検討する人は「RAV4」も検討すべきです。
納期が長い
東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大等に伴う部品供給不足により工場が9日間生産停止となることも影響し納期が長期化する。車業界の話になるが注文したが納車が遅いとどうしても車検が切れるタイミングや売却で手放すタイミングがわからなくなるのでデメリットとなるはずだ。
トヨタ 新型 カローラ クロス SUV比較
トヨタのSUVラインナップでは「カローラクロス」は丁度真ん中付近のボディサイズといっていい。「RAV4」より一回り小さいと思うのが丁度いイメージできるだろう。
メーカー | 車種名 | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイール ベース |
---|---|---|---|---|---|
TOYOTA | ライズ | 3,995mm | 1,695mm | 1,620mm | 2,525mm |
ヤリスクロス | 4,180mm | 1,765mm | 1,590mm | 2,650mm | |
C-HR | 4,385mm | 1,795mm | 1,550mm | 2,640mm | |
C-HR 4WD | 4,385mm | 1,795mm | 1,565mm | 2,640mm | |
カローラクロス | 4,490mm | 1,825mm | 1,620mm | 2,640mm | |
RAV4 | 4,600mm | 1,855mm | 1,685mm | 2,690mm | |
RAV4 Adventure | 4,610mm | 1,865mm | 1,690mm | 2,690mm | |
ハリアー | 4,725mm | 1,835mm | 1,690mm | 2,660mm | |
ランドクルーザー300 | 4,990mm | 1,980mm | 1,880mm | 2,850mm | |
ランドクルーザー プラド |
4,760mm | 1,885mm | 1,835mm | 2,790mm |
トヨタ 新型 カローラ クロス 価格グレードについて
ベースグレード「G“X”」は安く設定されているが検討するほどのお得感はなさそうだ。7インチディスプレイオーディオやLEDヘッドランプ、Toyota Safety Senseは全車標準装備。インテリジェントクリアランスソナー(G“X”)以外は標準装備となる。おすすめグレードは「Z」「HYBRID Z」である。予算的な問題もあると思うが後悔しないためにもパワートレーンはハイブリッド「直列4気筒DOHC 1.8L+モーター(THSⅡ)」を筆者としてはおすすめする!
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
定員 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
G“X” | 1.8L 直列4気筒 DOHCエンジン |
Super CVT-i | 2WD | 5名 | 1,999,000円 |
G | 2WD | 2,240,000円 | |||
S | 2WD | 2,400,000円 | |||
Z | 2WD | 2,640,000円 | |||
HYBRID G |
直列4気筒DOHC 1.8L +モーター(THSⅡ) |
電気式 無段変速機 |
2WD | 2,590,000円 | |
4WD (E-Four) |
2,799,000円 | ||||
HYBRID S |
2WD | 2,750,000円 | |||
4WD (E-Four) |
2,959,000円 | ||||
HYBRID Z |
2WD | 2,999,000円 | |||
4WD (E-Four) |
3,199,000円 |
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トヨタ カローラクロス