トヨタは新型「ヤリス クロス」を日本では2020年9月に発売する。競合車種となるだろう新5ナンバーサイズの新型SUVをトヨタは「ライズ」ダイハツは「ロッキー」それぞれ2019年11月5日に発売を開始した。スペックを元に競合比較してみた。
新型コンパクトSUV トヨタ「ライズ」とダイハツ「ロッキー」
C-HR(CHR)の下のクラスとして位置づけられるコンパクトSUVである。 エクステリアは、新型「RAV4」などに採用されるアウトドア思考のデザイン、トヨタSUVの伝統を踏襲した力強く大胆なデザインとなる。プラットフォームはダイハツの「DNGAプラットフォーム」を採用。新型タントに続く「DNGA」第2弾となる。ディスプレイオーディオやカーナビゲーションとスマートフォンを接続するサービス「ダイハツコネクト」を採用。エンジンにはエンジンだがトール / トールカスタムに搭載される1.0L 直3気筒ターボエンジンを搭載し新開発トランスミッション「D-CVT」と組み合わせる。
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新型 ヤリス クロス 仕様について
新型ヤリスをベースとし、専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。ヤリスと比べ全長は+240mm、全幅は+70mm、全高は+90mm拡大している。最低地上高は+30mmとした。
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用。
新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」モデルの新しく小型化されたTHSⅡを採用。E-Four(4WD)モデルも採用。4WD専用リアサスペンションを新開発しダブルウィッシュボーン式。ガソリン車も同様のエンジンに発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」を採用する。 先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
新型「ヤリス クロス」に「電動パーキングブレーキ&ホールド」「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用し、リアシートは「3分割式(4:2:4)リアシート」「ハンズフリーパワーバックドア」を採用する。ハイブリッドモデルに「アクセサリー コンセント」AC100V 1500Wのコンセントを追加することができる。
マルチテレインセレクト オフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を、3つのモード(MUD & SAND / NORMAL /ROCK & DIRT)から選択できるシステムを採用。
新型「ヤリス 」ベースであるが装備は「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用していたり「ハンズフリーパワーバックドア」を「アダプティブハイビームアシスト」採用しており使い勝手は変わってくる。
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トヨタ 新型 ヤリスクロス VS トヨタ 新型ライズ ボディサイズ比較
ヤリス クロスの方が大きく、全長+185mm、全幅+70mm、ホイールベース+125mmとなる。ライズは、全高+30mmとなっている。
スペック | 新型ヤリスクロス | 新型ライズ/ロッキー |
---|---|---|
全長 | 4,180mm | 3,995mm |
全幅 | 1,765mm | 1,695mm |
全高 | 1,590mm | 1,620mm |
ホイールベース | 2,650mm | 2,525mm |
トヨタ 新型 ヤリスクロス VS トヨタ新型 ライズ/ロッキー 比較
エンジンスペックは排気量の違いと重量で比較が難しい。経済面では軽自動車の自動車税は10,800円で次に安い物は排気量1.0L以下で29,500円である。1.0〜1.5Lでは34,500円と、軽自動車の3倍になってしまう。JC08モード燃費でも約2〜5km/Lの差があり、維持費などでは「ライズ」/「ロッキー」がおすすめとなる。
スペック | 新型 ヤリスクロス |
新型 ライズ/ロッキー |
|
---|---|---|---|
エンジン | 直3 1.5L+モーター M15A-FXE型 |
直列3気筒 1.5Lエンジン M15A-FKS型 |
1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
88kW(120ps)/ 6,600rpm |
72kW(98ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3,800-4,800rpm |
145Nm(14.8kgfm)/ 4,800-5,200rpm |
140Nm(14.3㎏m)/ |
モーター 最高出力 |
前:59kW(80ps) 後:3.9kW(5.3ps) |
– |
|
モーター 最大トルク |
前:141Nm(14.4kgm) 後:52Nm(5.3kgm) |
– |
|
トランス ミッション |
電気式 無段階変速機 |
Direct Shift-CVT 6速MT |
D-CVT |
駆動方式 | 2WD/4WD (E-Four) |
2WD/4WD | 2WD/4WD |
WLTC モード 燃費 |
33.0~32.4km/L(2WD) 27.2km/L(4WD) |
18.4~18.6km/L(2WD) 16.2km/L(4WD) |
18.6km/L(2WD) 17.4km/L(4WD) |
価格(10%) | 2,284,000円〜 2,815,000円 |
1,796,000円~ 2,441,000円 |
1,679,000円〜 2,422,200円 |
最後に一言
最近はどうしても全幅1,700mm以下にすることがデザインなどの関係でオーバーしてしまい結果的に「3ナンバー」登録となる車種が多い。その為よりSUVというジャンルになると5ナンバーサイズの車種は限定される。現在販売されている車種ではスズキ「ジムニーシエラ」「クロスビー」だけである。そこに新たに「ライズ/ロッキー」が加わっている。
各社 5ナンバー サイズ クロスオーバーSUV 意外にないぞ!
しかし、「ヤリス クロス」は「ライズ/ロッキー」よりは大きいもののそこまでなのでサイズを5ナンバーにこだわらないのであればガソリン車の価格はほぼ変わらないので慎重に検討してもらいたい。ハイブリッド車を求めている人は「ヤリス クロス」を選ぶことになる。
トヨタ ヤリスクロス
https://toyota.jp/yariscross/new/
トヨタ ライズ