ホンダは新型フィットのフルモデルチェンジを行い2020年2月14日に発売する。「2モーターハイブリッドシステムのi-MMD(e:HEV)」を採用。クロスオーバースタイルのエクステリアデザインが特長とした「CROSSTAR(クロスター)」を新設定。「ホンダ コネクト」日本で初採用した。フィットガソリンモデル価格1,557,600円〜2,186,800円。フィットハイブリッドモデル価格 1,997,600円〜2,536,600円。2019年10月24日~11月4日(プレスデー2019年10月23日〜24日)に開催予定の東京モーターショー2019で世界初公開した。
新型フィット フルモデルチェンジについて
4代目となる新型フィットは旧型同様にキープコンセプトとし、全長を伸ばし、室内空間を更に広げ使い勝手を向上させる。新型フリードまではいかないが全長3,995mmとなる。
「BASIC(ベーシック)」「HOME(ホーム)」「NESS(ネス)」「LUXE(リュクス)」「CROSSTAR(クロスター)」と異なる5タイプを採用。NESSはスポーツタイプ。フィットネスからきている。HOMEは居心地のいい家をイメージしてある。
新型「フリード」と同様に唯一、他グレードより最低地上高を5mm~25mmアップ、全長4,090mm、全幅1,725mmした3ナンバーサイズのクロスオーバースタイルのエクステリアデザインが特長とした「CROSSTAR(クロスター)」を新設定。
「クロスター」は専用デザインのフロントグリルと前後バンパー、アルミホイールを採用。ドアアウターハンドル、ドアミラーにシルバー塗装、サイドシルガーニッシュはブラックに変更。専用装備のルーフレールも追加。
インテリアパネルは水平・直線基調のデザインとし、車内からはワイパーを見えにくくすることで視界を良くした。実車に乗るとわかるがワイパーなどが視界に入らない位置に設置されており視界がより良くなった印象を受けた。
フロントピラーを従来とは異なる断面構造とし、万が一の衝突時にはボディーへ荷重を流す構造を採用。フロントAピラーが本当に細く少し違和感まで感じてしまうほどだが確かに右折、左折時の視界においては妨げが少ないだろう。
インテリアのフロントシートには上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用し長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現したシート構造とした、「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用しリアバンパーに4つのセンサーを配置し後方の障害物を感知して音と表示でお知らせする。
後部座席は初代からセンタータンクレイアウトを採用しており広い印象がある。
ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を日本初搭載。スマートフォンによるリモート操作や、事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターに繋がり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポートが可能。
先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、フロントワイドビューカメラを新採用、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、Hondaとして初めて「近距離衝突軽減ブレーキ」を追加、全車標準装備とした。
旧型は「SPORT HYBRID i-DCDハイブリッドシステム」を搭載しJC08モード燃費を37.2km/Lであるが、1.5L i-VTECエンジン+「2モーターハイブリッドシステムのi-MMD(e:HEV)」を採用しJC08モード燃費38.6km/L達成させる。ホンダ史上最高燃費となる。
ホンダ 新型 フィット 4代目 実車 5種類のデザインは?e:HEVは一体どうなんだ?
ホンダ 新型 フィット 4代目 フルモデルチェンジ ハイブリッド「e:HEV」搭載 2020年2月発売
新型フィット フルモデルチェンジ スペックについて
スペック | 新型フィット | |
---|---|---|
全長 | 3,990mm(4,090mm) | |
全幅 | 1,695mm(1,725mm) | |
全高 | 1,515〜1,565mm(1,545mm) | |
ホイールベース | 2,530mm | |
エンジン | 1.3L i-VTECエンジン | 1.5L i-VTECエンジン +新型i-MMD (e:HEV) |
最高出力 | 72kW(98PS)/ 6,000rpm |
72kW(98PS)/ 5,600-6,400rpm |
最大トルク | 118Nm(12.0kgfm)/ 5,000rpm |
127Nm(13.0kgfm)/ 4,500-5,000rpm |
モーター 最高出力 |
– | 80kW(109PS)/ 3,500-8,000rpm |
モーター 最大トルク |
– | 253Nm(25.8kgfm)/ 0-3,000rpm |
トランス ミッション |
CVT | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD |
2WD(FF)/ 4WD |
乗車定員 | 5名 | |
JC08モード燃費 | 24.2km/L(2WD) 22.0km/L(4WD) |
38.6km/L(2WD) 30.8km/L(4WD) |
WLTCモード燃費 | 20.2km/L(2WD) 18.2km/L(4WD) |
29.4km/L(2WD) 24.0km/L(4WD) |
価格 | 1,557,600円〜 2,186,800円 |
1,997,600円〜 2,536,600円 |
( )はCROSSTAR(クロスター)グレード。
新型フィット フルモデルチェンジ 先進運転支援システム 全車標準搭載
旧型よりも更に進化したHonda SENSING(ホンダ センシング)全車標準搭載。広い水平画角のフロントワイドビューカメラと前後の8つのソナーセンサーをHonda車初搭載。
衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は昼・夜間歩行者と自転車に対しても衝突回避を支援。更に渋滞追従機能付ACCとなり、「後方誤発進抑制機能」「オートハイビーム」も搭載。
衝突軽減ブレーキシステム(CMBS) 前走車、対向車、歩行者(昼間・夜間)と横断自転車の衝突回避を支援。約5km/h以上で走行中に自車との速度差が約5km/h以上ある前走車両や歩行者、または対向車両(二輪車や自転車等を除く)に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合に作動し、自動的に停止または減速することにより衝突回避や衝突被害の軽減を図ります。対向車両(二輪車や自転車等を除く)と歩行者に対しては、自車が約80km/h以下で走行中の場合に作動。
路外逸脱抑制機能 車線を検知し、はみ出さないように支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
LKAS(車線維持支援システム) 車線内を走行できるようにステアリング操作を支援。約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱またはシステムが路外への逸脱を予測したとき、作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者が加速やブレーキ操作、急なステアリング操作を行っているとシステムが判断した場合、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
渋滞追従機能付ACC 適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減。約0km/h – 約100km/hで作動。急なカーブや加速・減速の繰り返しが少ない、高速道路や自動車専用道路などを運転するときに使用が可能。
標識認識機能 標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援。
誤発進抑制機能 不注意による急発進を防止し注意を喚起。停車時や約10km/h以下で走行しているとき、自車のほぼ真正面の近距離に車両などの障害物があるにもかかわらず、アクセルペダルを踏み込んだ場合に、エンジン出力を抑制し、急な発進を防止するとともに、音と表示で接近を知らせます。
先行車発進お知らせ機能 停止時に、先行車が発進したことをお知らせ。
後方誤発進抑制機能 後方に障害物があるにも関わらず、セレクトレバーがR(リバース)の状態でアクセルペダルを強く踏み込んだ際、急な後退を抑制する機能。
オートハイビーム 対向車や前走車を検知し、 自動でハイ/ロービームを切り換え。良好な視界の確保に貢献するとともに、切り換え操作の頻度も低減。
近距離衝突軽減ブレーキ 障害物見落としによる衝突回避の支援、衝突被害の軽減。
システム 装備 | 新型フィット |
---|---|
CMBS(昼・夜間歩行者 自転車) | ◯ |
誤発進抑制機能 | ◯ |
歩行者事故低減ステアリング | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ |
渋滞追従機能付ACC | ◯ |
LKAS | ◯ |
先行車発進お知らせ機能 | ◯ |
標識認識機能 | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ |
オートマチックハイビーム | ◯ |
近距離衝突軽減ブレーキ | ◯ |
ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」どうなのか?
新型フィット フルモデルチェンジ ボディカラーについて
単色のバリエーションは旧型同様であるが、ツートンカラーを新たに採用する。
単色
プレミアムサンライトホワイト・パール※1
プレミアムクリスタルレッド・メタリック※1
プラチナホワイト・パール※2
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
エアーライトブルー・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック※2
クリスタルブラック・パール
プレミアムグラマラスブロンズ・パール※2
サーフブルー(CROSSTAR専用)
有料オプション ※1: 5万5000円 ※2: 3万3000円
ツートンカラー (HOME)
プレミアムサンライトホワイト・パール×ブラック※1
プレミアムクリスタルレッド・メタリック×ブラック※1
プラチナホワイト・パール×ブラック※2
ルナシルバー・メタリック×ブラック※3
シャイニンググレー・メタリック×ブラック※3
エアーライトブルー・メタリック×ブラック※3
ミッドナイトブルービーム・メタリック×シルバー※2
クリスタルブラック・パール×シルバー※3
プレミアムグラマラスブロンズ・パール×シルバー※2
有料オプション ※1:10万4500円 ※2:8万2500円 ※3:6万500円
ツートンカラー(NESS)
プレミアムサンライトホワイト・パール×ライムグリーン※1
プラチナホワイト・パール×ライムグリーン※2
ルナシルバー・メタリック×ライムグリーン※3
シャイニンググレー・メタリック×ライムグリーン※3
クリスタルブラック・パール×ライムグリーン※3
有料オプション ※1:9万9000円 ※2:7万7000円 ※3:5万5000円
ツートンカラー(CROSSTAR)
サーフブルー&ブラック※1
有料オプション ※1:6万500円
新型フィット フルモデルチェンジ 価格 グレードについて
モデル | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
BASIC | 1.3L 直列4気筒 DOHCエンジン |
CVT | 2WD | 1,557,600円 |
4WD | 1,755,600円 | |||
HOME | 2WD | 1,718,200円 | ||
4WD | 1,916,200円 | |||
NESS | 2WD | 1,877,700円 | ||
4WD | 2,075,700円 | |||
CROSSTAR | 2WD | 1,938,200円 | ||
4WD | 2,136,200円 | |||
LUXE | 2WD | 1,977,800円 | ||
4WD | 2,186,800円 | |||
e:HEV BASIC | 直列4気筒DOHC 1.5L+ i-MMD (e:HEV) |
電気式 無段階変速機 |
2WD | 1,997,600円 |
4WD | 2,195,600円 | |||
e:HEV HOME | 2WD | 2,068,000円 | ||
4WD | 2,266,000円 | |||
e:HEV NESS | 2WD | 2,227,500円 | ||
4WD | 2,425,500円 | |||
e:HEV CROSSTAR | 2WD | 2,288,000円 | ||
4WD | 2,486,000円 | |||
e:HEV LUXE | 2WD | 2,327,600円 | ||
4WD | 2,536,600円 |
新型フィット フルモデルチェンジ 4代目 感想
エクステリアは初代、2代目を彷彿とさせる可愛らしいスタイルに戻り愛着の出るデザインに仕上がっている印象である。インテリアは見た目ではわからない細かい工夫がされており、視界の良さや、座り心地の良さを感じることができた。ハイブリッドシステムには新型i-MMD (e:HEV)を採用。電動パーキングブレーキ&ホールドを採用。歴代フィット同様、センタータンクレイアウトと呼ばれるホンダ独自の特許技術により、同クラスのコンパクトカーよりも、広い室内空間を提供しており、他社と比べても非常にバランスの取れたモデルになった印象である。
ホンダ 新型 フィット 4代目 実車 5種類のデザインは?e:HEVは一体どうなんだ?
ホンダ 新型 フィット Modulo X
ホンダは新型「フィット」にModulo Xモデルをラインナップし2020年に発売する。
新型フィット フルモデルチェンジ モデル スパイショット
海外では2018年から新型フィットのテスト走行が行われスパイショットの撮影も行われた。
2019年 世界各国 モーターショー スケジュール 出展車両まとめ
新型フィット フルモデルチェンジ ライバル車種について
フィットのライバル車種は日産 ノート、トヨタ ヤリス(ヴィッツ)、アクアが最大のライバルになる。日産のノートはe-POWERモデルを発売後、販売台数を大きく伸ばすことに成功。トヨタやホンダのエンジンをアシストするモーターではなく走行するのはあくまでもモーターでエンジンは発電専用であることが大きな特徴である。EVモデルの利点でもあるトルクにより力強い走りが魅力的である。JC08モード燃費は旧型フィット同様37.2km/L。トヨタのアクア、ヴィッツは定評のあるトヨタのハイブリイドシステム「THSⅡ」を採用しており燃費と走行性能を兼ね備えたモデルとなっている。アクアは販売台数を現在も好調に維持している。
新型 ヤリス
フィット について
フィットは2001年6月にロゴの後継車として発売を開始。
他の車種と比べて優れた走行性能と低燃費の両立そして広いラゲッジスペースを確保。
2001 - 2007年 初代 GD1/2/3/4型
2001年6月21日発表し6月22日発売を開始した。グローバルスモールプラットフォーム採用
2004年6月10日マイナーチェンジ
2007 - 2013年 2代目 GE6/7/8/9型
200710月18日フルモデルチェンジ発表、10月26日発売
2007年11月21日には2007-2008日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
2010年10月8日マイナーチェンジ
2012年5月24日 2回目のマイナーチェンジ
2013年-2019年 3代目 GK3/4/5/6型
2013年9月5日 フルモデルチェンジ発表 9月6日発売
2017年6月29日 -マイナーモデルチェンジ 6月30日発売 2014年10月に行われた、「あんしんパッケージ」を2017年6月のマイナーチェンジでホンダの先進技術、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」へと変更され安全性での向上も今後図られた。2018年の一部改良では運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も全モデル標準装備される。
今後新しい情報が入りたいお伝え致します。
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ホンダニュースリリース
https://www.honda.co.jp/news/2019/c190508b.html
https://www.honda.co.jp/news/2019/c190926.html
https://www.honda.co.jp/news/2019/4191023.html
https://www.honda.co.jp/news/2020/4200213-fit.html
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