自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)は2025年1月9日、2024年12月の乗用車車名別販売台数と軽四輪車通称名別新車販売速報を発表しました。全販売台数ではトヨタのヤリスが1万5244台で首位となりました。
2024年12月 新車販売台数ランキング速報!
乗用車販売台数ランキング
- トヨタ ヤリスが15,244台で首位を獲得。
- 2位はトヨタ カローラ(12,712台)、3位はトヨタ アルファード(7,581台)。
- トヨタ車がトップ10のうち7車種を占める。
- ホンダ フリードは6位、日産 ノートは7位、日産 セレナは9位。
軽自動車販売台数ランキング
- ホンダ N-BOXが14,849台で首位を堅持。
- 2位はスズキ スペーシア(12,543台)、3位はダイハツ タント(9,618台)。
- スズキはスペーシア、ハスラー(4位)、ワゴンR(6位)、アルト(8位)がトップ10入り。
- ダイハツはタント、ムーヴ(5位)、タフト(10位)がトップ10入り。
今後の自動車販売動向
- 電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など、電動化車両の販売動向に注目。
- 軽自動車市場は競争が激化。
トヨタの強さの秘訣
- 幅広い車種ラインナップ
- 高い品質と信頼性
- 充実した販売網
- 積極的な電動化
軽自動車市場の動向
- ホンダ N-BOXが依然として首位。
- スズキやダイハツも新型車を投入し、競争が激化。
今後の展望
- 電動化の加速
- 自動運転技術の進化
- カーシェアリングの普及
まとめ
- トヨタ ヤリスが首位、トヨタの強さが顕著。
- 軽自動車市場ではホンダ N-BOXが人気だが、競争が激化。
- 電動化、自動運転、カーシェアリングなど、今後の自動車販売動向に注目。
乗用車ランキング
2024年12月の乗用車販売台数ランキングでは、トヨタのヤリスが15,244台を売り上げ、見事首位を獲得しました。前年同月比106.9%と好調を維持しており、その人気の高さが伺えます。
2位には同じくトヨタのカローラが12,712台でランクイン。前年同月比111.4%と、こちらも堅調な売れ行きを見せています。3位にはトヨタのアルファードが7,581台で入り、前年同月比は162.4%と大幅に増加しました。
注目すべきは、トップ10のうち7車種をトヨタ車が占めている点です。ヤリス、カローラ、アルファードに加え、シエンタ、プリウス、アクア、ヴォクシーと、幅広い車種がランクインしており、トヨタの国内販売における強さが際立っています。
一方、ホンダはフリードが6位にランクイン。日産はノートが7位、セレナが9位と、それぞれ健闘を見せています。
順位 | メーカー | 車種名 | 販売台数 | 前年同月比 |
---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ | ヤリス | 15,244台 | 106.90% |
2位 | トヨタ | カローラ | 12,712台 | 111.40% |
3位 | トヨタ | アルファード | 7,581台 | 162.40% |
4位 | トヨタ | シエンタ | 6,908台 | 73.60% |
5位 | トヨタ | プリウス | 6,858台 | 95.00% |
6位 | ホンダ | フリード | 6,577台 | 98.40% |
7位 | 日産 | ノート | 6,476台 | 108.00% |
8位 | トヨタ | アクア | 5,650台 | 115.70% |
9位 | 日産 | セレナ | 5,566台 | 92.60% |
10位 | トヨタ | ヴォクシー | 5,206台 | 133.70% |
軽自動車ランキング
軽自動車市場では、ホンダのN-BOXが14,849台を売り上げ、首位を堅持しました。前年同月比は75.4%とやや減少しているものの、依然として圧倒的な人気を誇っています。
2位にはスズキのスペーシアが12,543台でランクイン。前年同月比113.1%と好調で、N-BOXを追撃しています。3位にはダイハツのタントが9,618台で入り、前年同月比は81.6%でした。
スズキはスペーシア以外にも、ハスラーが4位、ワゴンRが6位、アルトが8位と、多くの車種をトップ10に送り込んでいます。ダイハツはタントの他に、ムーヴが5位、タフトが10位にランクインしています。
順位 | メーカー | 車種名 | 販売台数 | 前年同月比 |
---|---|---|---|---|
1位 | ホンダ | N-BOX | 14,849台 | 75.40% |
2位 | スズキ | スペーシア | 12,543台 | 113.10% |
3位 | ダイハツ | タント | 9,618台 | 81.60% |
4位 | スズキ | ハスラー | 6,820台 | 106.40% |
5位 | ダイハツ | ムーヴ | 6,552台 | 131.40% |
6位 | スズキ | ワゴンR | 5,985台 | 125.10% |
7位 | 日産 | ルークス | 5,022台 | 83.90% |
8位 | スズキ | アルト | 4,551台 | 123.40% |
9位 | 三菱 | デリカミニ/eK | 4,368台 | 95.30% |
10位 | ダイハツ | タフト | 4,192台 | 80.30% |
今後の自動車販売動向は?
2024年12月の新車販売台数ランキングから、トヨタの強さとN-BOXの根強い人気が改めて確認されました。
今後の自動車販売動向としては、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など、電動化車両の販売動向が注目されます。また、軽自動車市場では、各メーカーが新型車を投入するなど競争が激化しており、今後の動向から目が離せません。
2024年12月 新車販売台数ランキングの詳細分析
上記では、2024年12月の新車販売台数ランキングの概要を解説しました。ここでは、さらに踏み込んでランキング結果を分析し、市場の動向や今後の展望について考察していきます。
トヨタの強さの秘訣とは?
2024年12月の乗用車販売台数ランキングでは、トヨタ車がトップ10のうち7車種を占めるなど、圧倒的な強さを見せつけました。このトヨタの強さの背景には、以下のような要因が考えられます。
- 幅広い車種ラインナップ: トヨタはコンパクトカーからSUV、ミニバン、高級車まで、幅広い車種をラインナップしています。そのため、多様なニーズに対応することができ、多くの顧客を獲得することに成功しています。
- 高い品質と信頼性: トヨタ車は品質と信頼性の高さで知られています。長年培ってきた技術力と品質管理体制により、顧客から高い評価を得ています。
- 充実した販売網: トヨタは全国に多くの販売店を展開しており、顧客にとって購入しやすい環境が整っています。また、アフターサービス体制も充実しており、顧客満足度向上に貢献しています。
- 積極的な電動化: トヨタはハイブリッド車(HV)のパイオニアとして、いち早く電動化に取り組んできました。近年では電気自動車(EV)の開発にも力を入れており、時代の変化に対応しています。
これらの要因が複合的に作用することで、トヨタは国内自動車市場において確固たる地位を築いていると言えるでしょう。
軽自動車市場の動向
軽自動車市場では、ホンダのN-BOXが依然として首位を維持しています。N-BOXは広い室内空間と使い勝手の良さ、燃費性能の高さなどが評価され、多くのユーザーから支持されています。
しかし、スズキやダイハツも新型車を投入するなど、N-BOXの牙城を崩そうと攻勢を強めています。特に、スズキのスペーシアは、N-BOXに迫る勢いで販売台数を伸ばしています。
軽自動車市場は、各メーカーの競争が激化しており、今後も目が離せない状況です。
今後の展望
今後の自動車販売動向としては、以下のような点が注目されます。
- 電動化の加速: 世界的な環境規制の強化に伴い、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など、電動化車両の需要がさらに高まると予想されます。各メーカーは電動化技術の開発に力を入れており、今後、より多くの電動化車両が市場に投入されるでしょう。
- 自動運転技術の進化: 自動運転技術の開発も進んでおり、将来的には自動運転車が普及する可能性があります。自動運転技術の進化は、自動車業界に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。
- カーシェアリングの普及: 都市部を中心に、カーシェアリングの利用者が増加しています。カーシェアリングの普及は、自動車の ownership の概念を変え、自動車販売にも影響を与える可能性があります。
これらの変化に対応し、顧客のニーズを捉えた製品やサービスを提供することが、自動車メーカーの今後の成長には不可欠と言えるでしょう。
編集部から一言
2024年12月の新車販売台数ランキングでは、トヨタのヤリスが首位を獲得し、トヨタの強さが改めて示されました。軽自動車市場では、ホンダのN-BOXが依然として人気ですが、スズキやダイハツも追い上げており、競争が激化しています。
今後の自動車販売動向としては、電動化、自動運転、カーシェアリングなど、様々な変化が予想されます。これらの変化に対応し、顧客のニーズを捉えた製品やサービスを提供することが、自動車メーカーの今後の成長には不可欠です。