2021年現在、日本ではまだ販売されていない素晴らしい車が数多くある。日本メーカーは最近では海外での販売に力を入れているため海外での販売が先行してしまっている。海外が先行したが日本で販売されて成功した車種はトヨタ「RAV4」や日産「キックス」だろう。しかし実はまだまだ日本で販売したらヒットしそうな車種が多く存在している。今回は日本でまだ発売されていないが魅力的な車種をいくつか紹介する。
日産 新型 エクストレイル フルモデルチェンジ
日産は「ローグ(日本名 エクストレイル)」のフルモデルチェンジを行い米国にて2020年6月15日午前9時(現地時間)世界初公開した。米国では2020年10月頃から販売を開始する。日本ではなぜかフルモデルチェンジをせずそのまま旧型を継続中。
新型エクストレイルについて
新型 ローグ(エクストレイル)のボディサイズはコンパクトになり、0.1インチ(2.54 mm)短いホイールベース、2.1インチ(53.3 mm)短いルーフ、バンパーが1.7インチ(43.2 mm)短い。ルノー・日産の新型プラットフォーム「CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)」を採用。
エクステリアデザイン変更、前後バンパーデザイン変更。エクステリアはスプリットヘッドライトと大型ダブル「Vモーショングリル」と「アクティブグリルシャッター」を採用。LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)、を装備。
インテリアでは3つのハイテクデスプレイ(メーター・ヘッドアップ・インフォメーション)を採用。メーターに5インチまたは7インチディスプレイ、12.3インチのフルデジタルメーターを設定。更に10.8インチのカラーヘッドアップディスプレイを採用した。
安全装備では日産セーフティシールド360を標準装備。更にナビリンク付きの最新のProPilot Assistシステムを採用、より長距離のレーダーとより広い視野のカメラが付属。また、更新された車線追従アシスト機能により、歩行者を検出し、車のセンターフィーリングを向上。
新型エクストレイル スペックについて
もちろん日本モデルの新型「エクストレイル」も同様にフルモデルチェンジを2021年に行う。e-POWERモデルを追加。更に時期は遅れるがPHEV(プラグインハイブリッドEVシステム)モデルを追加する。
スペック | 新型エクストレイル e-POWER |
---|---|
全長 | 4,640mm |
全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,715mm |
ホイールベース | 2,705mm |
エンジン | 1.2L 直3DOHC +モーター 型式:EM57 |
モーター最高出力 | 100kW(136ps) |
モーター最大トルク | 320Nm(32.6kgm) |
最高出力 | 62Kw(84ps)/6000rpm |
最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/3200-5200rpm |
駆動方式 | 2WD |
乗車定員 | – |
JC08モード燃費 | 23.0km/L |
価格 | – |
日産 新型 エクストレイル(ローグ)フルモデルチェンジ 米国2020年6月15日発表
日産 新型 エクストレイル e-POWER フルモデルチェンジ 2021年12月発売
スバル 新型 レガシィ アウトバック フルモデルチェンジ
2019年7月30日(現地時間)米国にて生産を開始したと発表した。2019年4月19日〜4月28日に開催されるニューヨークモーターショー2019にて発表された。
新型レガシィ アウトバックについて
新型レガシィ アウトバックにも次世代プラットフォーム「Subaru Global Platform(SGP)」を採用する。ボディサイズは全長4,860、全幅1,855、全高1,680mm、ホイールベース2,745mmである。
インテリアには11.6インチのフルHD大画面ディスプレイを搭載したナビゲーションシステムを採用する。スマートフォン感覚で快適に操作できるHMI(Human Machine Interface)を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。
エンジンには旧型モデル同様に水平対向4気筒DOHC 2.5L 自然吸気「FB25」型に加え、新型水平対向4気筒DOHC 2.4L直噴ターボ「FA24」型を採用した。
新型レガシィ アウトバック スペックについて
スペック | レガシィ アウトバック | |
---|---|---|
全長 | 4,860mm | |
全幅 | 1,855mm | |
全高 | 1,680mm | |
ホイールベース | 2,745mm | |
エンジン | 水平対向4気筒DOHC 2.5L 自然吸気「FB25」型 |
水平対向4気筒DOHC 2.4L 直噴ターボ「FA24」型 |
最高出力 | 182HP/5,800rpm | 260HP/5,600rpm |
最大トルク | 176lb-ft/4,400rpm | 277lb-ft/2,000-4,800rpm |
トランスミッション | リアトロニック | |
駆動方式 | AWD シンメトリカル | |
WLCTモード燃費 | – | – |
乗車定員 | 5名 | |
価格 | – | – |
スバル 新型 レガシィ アウトバック フルモデルチェンジ A型 日本モデル 2021年10月発売
トヨタ 新型 カローラ クロス
新型カローラをベースにした新型コンパクトSUV「カローラ クロス」を2020年7月9日にタイで世界初公開し発売を開始した。
新型 カローラクロスについて
「TNGAプラットフォーム(GA-C)」を採用、上質な走りと快適な乗り心地、静粛性を実現。
また、快適性能に加えて、広々としたキャビン、乗降性の良さ、あらゆるシーンで使用いただけるクラストップレベルのラゲージスペース、カローラシリーズから引き継いだ安全装備により、「快適・便利・安心」を追求。「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、お客様の期待を超える「車格感(力強さを感じさせる外観)」+「ユーティリティ(使い勝手の良さ)」の両立を目指し開発。
新型トーションビームサスペンションによる安定したフラットな走り、広い居住空間とクラストップレベルのラゲージスペースを実現。クラストップレベルの荷室容量(487L/440L)。
トヨタ 新型カローラ クロス スペックについて
スペック | 新型 カローラクロス |
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全長 | 4,460mm |
全幅 | 1,825mm |
全高 | 1,620mm |
ホイールベース | 2,640mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+モーター(THSⅡ) |
最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
フロントモーター最大出力 | 53kW(72ps) |
フロントモーター最大トルク | 163Nm(16.6kgm) |
リアモーター最大出力 | 5.3kW(7.2ps) |
リアモーター最大トルク | 55Nm(5.6kgm) |
システム出力 | 90kW(122ps) |
トランスミッション | 無段階変速機 |
車両重量 | 1,385kg |
最小回転半径 | 5.2m |
乗車定員 | 5名 |
JC08モード燃費 | 29.0km/L |
価格 | – |
トヨタ 新型 カローラクロス タイで 2020年7月9日 世界初公開
トヨタ 新型 カローラ クロス クロスオーバーモデル 2021年11月発売
日産 新型 ローグスポーツ・キャッシュカイ フルモデルチェンジ
日産は新型「ローグスポーツ(米国)」・「キャッシュカイ(欧州)」(日本名:デュアリス)のフルモデルチェンジ 2022年モデルのティーザー画像を2020年12月7日(現地時間)に発表した。米国では2021年に販売を開始する。
新型「ローグスポーツ」・「キャッシュカイ」のダッシュボードパネルはインフォテインメントシステムは上に移動し9インチのディスプレイを搭載、ナビゲーション、スマートフォンの接続、音楽へのアクセスを提供。再設計されたステアリングホイールの後ろには12.3インチのTFTディスプレイ、ハイエンドモデルにも10.8インチのヘッドアップディスプレイが搭載。
日産 新型 ローグスポーツ・キャッシュカイ フルモデルチェンジ 2022年モデル 発表
日産 新型 ジューク フルモデルチェンジ
日産は「ジューク」のフルモデルチェンジを行い2019年9月3日(現地時間)に正式発表した。欧州モデルの発表となる、2019年11月発売。
日産 新型 ジューク フルモデルチェンジについて
フルモデルチェンジした2代目となる新型ジュークはエクステリアデザインは先代モデル特徴である象徴的な円形ヘッドランプを継承した、上部には水平ラインのLEDライトから流れる様に大型Vモーショングリルに繋がる。更にCピラーに「フローティングルーフ」デザインを採用。
新型マーチ(マイクラ)やルノーキャプチャーから採用された新CMF-Bプラットフォームを採用する。CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)とは日産自動車とルノーが共同開発した、プラットフォーム基本的に「コックピット」、「エンジン」、「フロントアンダーボディ」、「リヤアンダーボディ」の各モジュールに「電子アーキテクチャー」を加えた5つのモジュールから構成されるのがCMFである。先代モデルで採用していた17インチホイールから、19インチホイールを採用。更にボディサイズを拡大、室内空間も広くなった。
インテリアはインパネの上面にソフトパットを使用し高級感を高めた。NissanConnectインフォテインメントシステムは、Apple CarPlay、Android Auto、およびGoogle Assistantと互換性のある8インチタッチスクリーンディスプレイを採用。電動パーキングブレーキ&ホールドを採用。
更に先進安全技術「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」をはじめとする 「セーフティシールド360」「プロパイロット」など搭載。クラッチトランスミッションの組み合わせ。
新型ジューク スペック(海外モデル)について
新型ジュークの海外モデルには「1.0L 直列3気筒ターボエンジン」を搭載。最高出力86kW(117ps)、最大トルク200Nm、6速マニュアルトランスミッションまたは7速DCTデュアルクラッチトランスミッションの組み合わせ。
スペック | 新型ジューク |
---|---|
全長 | 4,210mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,595mm |
ホイールベース | 2,636mm |
エンジン | 1.0L 直列3気筒ターボエンジン |
最高出力 | 86kW(117ps) |
最大トルク | 200Nm |
トランスミッション | 6速MT/7速DCT |
日産 新型 ジューク フルモデルチェンジ 2代目 欧州モデル 2019年9月3日発表
スバル 新型 SUBARU XV PHV
スバルは新型SUBARU XVの米国モデル「Subaru Crosstrek」のプラグインハイブリッド(PHV)モデル(SUBARU StarDrive Technology)を2018年11月19日(現地時間)発表、2018年12月に発売。
スバル 新型 SUBARU XV PHV について
SUBARU StarDrive Technologyは新型プリウスPHVと同様に、2つの電気モーターとリチウムイオンバッテリー電力量:8.8kWhを搭載し、EV走行も可能にしEV航続可能距離:27.3km前後を可能にしたモデルとなった。更に旧型プリウスPHVは4人乗りとなるが、XV PHVは5人乗りをキープしている。荷物室はガソリンモデルと比べ狭くなった。
スバル 新型 SUBARU XV PHV スペック
スペック | 新型SUBARU XV PHV |
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全長 | 4,465mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,595mm |
ホイールベース | 2,670mm |
エンジン | 2.0L 4気筒水平対向直噴エンジン「FB20」型 + モーター×2 |
最高出力 | 137HP(139ps)/5,600rpm |
最大トルク | 134lb-ft(182Nm)/4,400rpm |
モーター最高出力 | 118HP(120ps) |
モーター最大トルク | 149lb-ft(202Nm) |
システム最大出力 | 約148hp(110kW / 150PS) |
トランスミッション | リアトロニック |
バッテリー | リチウムイオン 電力量 8.8kWh |
スバル 新型 SUBARU XV PHV プラグインハイブリッド「Subaru Crosstrek Hybrid」日本 2021年10月発売
まとめ
紹介した車種はどれも魅力的で日本でも販売力が期待できる車種であることは間違いない。日本は若者が様々な理由から車離れをしており世界中で魅力的な車種が存在するので是非、早期での投入を期待したい。