世界的に人気となっている「SUV」。日本車の中でトヨタは特にラインナップが多く、魅力的な車種を多数揃えている。2019年におすすめする車種について考えてみた。
SUVとは?
SUV(Sport Utility Vehicle)は自動車の形態の一つで、「スポーツ用多目的車」と訳される。
- SUV ピックアップトラックの荷台に「シェル」と呼ばれる居住・荷室空間を作ったもの。
- クロスカントリー車 ラダーフレーム構造を採用したりするなど、本格オフロード(悪路)走行向けに設計された四輪駆動車。(ランドクルーザー ジムニーなど)
- クロスオーバーSUV モノコック構造でセダン・コンパクトカーなどのボディを大きめ又は高めに設計した車。(ハリアー C-HRなど)
近年ではクロスオーバーSUVが多く、クロスカントリー車はあまりない。路面の悪い場所を走行することが少なく街乗り重視であるためだ。
2018年 年間販売台数SUVランキング
2018年1月~12月の累計販売台数から算出してみた。1番人気なのがC-HRである。コンパクトクロスオーバーSUVである、2番目に人気なのがハリアーであるがこちらもクロスオーバーSUVであり、C-HRに比べると車体が一回り大きく価格も高めであるが売れているのがわかる。
順位 | 車種 | 台数 |
---|---|---|
1 | C-HR | 76,756 |
2 | ハリアー | 44,952 |
3 | ランドクルーザー プラド | 29,416 |
3位 ランドクルーザー プラド
旧型4代目、ランドクルーザー プラド 150系は2009年に120系からおよそ7年ぶりにモデルチェンジを果たした。2015年6月17日 一部改良。従来設定されていたV6 4.0 L車が日本国内向けで廃止される一方、2007年7月の廃止以来約6年11ヶ月ぶりに国内向けディーゼル車が復活した。マイナーチェンジを行い2017年9月12日に発売した。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用し全グレード標準装備する。
2015年6月17日 一部改良。従来設定されていたV6 4.0 L車が日本国内向けで廃止される一方、2007年7月の廃止以来約6年11ヶ月ぶりに国内向けディーゼル車が復活した。マイナーチェンジを行い2017年9月12日に発売した。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用し全グレード標準装備する。
スペック | 新型ランドクルーザー プラド | |
---|---|---|
全長 | 4,760mm | |
全幅 | 1,885mm | |
全高 | 1,835mm | |
ホイールベース | 2,790mm | |
エンジン | 2.7L 直4 ガソリンエンジン |
2.8L 直4 クリーン ディーゼルエンジン |
最高出力 | 163ps/5200rpm | 177ps/3,400rpm |
最大トルク | 25.1kgm/3800rpm | 45.9kgm/2400rpm |
トランスミッション | 6AT | |
JC08モード燃費 | 9.0km/L | 11.8km/L |
価格 | 345万円〜405万円 | 406万円 〜523万円 |
ランドクルーザー プラドについて
2位 ハリアー
旧型3代目のハリアーは日本国内限定車とし2013年12月2日から販売を開始。そして2年半というタイミングでのマイナーチェンジを2016年6月2日に発表し発売を開始した!!そして、3年半のタイミングとなる今回はビックマイナーチェンジを行う!!旧型モデルで採用されている予防安全技術プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー)ではなく。新型プリウスに搭載された先進技術「Toyota Safety Sense P」を採用する。新開発ダウンサイジングターボ「2.0Lターボエンジン 8AR-FTS」を採用。エクステリアは3連LEDヘッドライト、LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)、を装備。
スペック | 新型ハリアー | ||
---|---|---|---|
全長 | 4,725mm | ||
全幅 | 1,835mm | ||
全高 | 1,690mm | ||
ホイールベース | 2,660mm | ||
モデル | ガソリンモデル | ターボモデル | ハイブリッドモデル |
エンジン | 直列4気筒DOHC 2.0Lエンジン |
直列4気筒DOHC 2.0Lインタークラー付き ターボ |
直列4気筒DOHC 2.5L「2AR-FXE」 +THS II |
最高出力 | 112kw(152ps)/ 6,100rpm |
170kw(231ps)/ 5,200-5,600rpm |
112kw(152ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 193Nm(19.7kgm)/ 3,800rpm |
350Nm(35.7kgm)/ 1,650-4,000rpm |
206Nm(21.0kgm)/ 4,400-4,800rpm |
フロントモーター 最高出力 |
– | – | 105kW(143ps) |
フロントモーター 最大トルク |
– | – | 270Nm(27.5kgm) |
リヤモーター 最高出力 |
– | – | 50kW(68ps) |
リヤモーター 最大トルク |
– | – | 139Nm(14.2kgm) |
トランスミッション | Super CVT-i (自動無段階変速機) |
6AT (6 Super ECT ) |
電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD/4WD | 4WD (E-Four) |
|
バッテリー | – | – | リチウムイオン バッテリー(6.5Ah) |
JC08モード 燃費 |
14.8〜16.0km/L | 12.8〜13.0km/L | 21.4km/L |
価格 | 2,949,480円〜 4,324,320円 |
3,380,400円〜 4,574,880円 |
3,774,600円~ 4,953,960円 |
ハリアーの情報はこちら
1位 C-HR
トヨタは新型C-HR (CHR) ZYX10型(1.2Lターボモデル・ハイブリッドモデル)を2016年12月14日発売した。同日に全国のトヨタ系ディーラーで取り扱い発売を開始。新型プリウスに続く共通プラットフォームTNGA(Toyota New Global Architecture)を採用する第2弾モデルとなる。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備。
スペック | 新型 C-HR | ||
---|---|---|---|
全長 | 4,350mm | ||
全幅 | 1,795mm | ||
全高 | 1,555mm | ||
ホイールベース | 2,640mm | ||
エンジン | 1.2L 直列4気筒 DOHC直噴ターボ |
1.8L 直列4気筒 DOHC+モーター |
|
最高出力 | 116ps/5,200-5,600rpm | 98ps/5,200rpm | |
最大トルク | 18.9kgm/1,500-4,000rpm | 14.5kgm/3,600rpm | |
モーター最大出力 | – | 72ps | |
モーター最大トルク | – | 16.6kgm | |
トランスミッション | 6MT/CVT | 電気式無段階変速機 | |
JC08モード燃費 | 15.4km/L | 30.2km/L | |
価格 | 2,290,000円〜 2,799,600円 |
2,614,000円〜 2,929,200円 |
C-HRの情報はこちら
RAV4
トヨタは新型「RAV4」のフルモデルチェンジを行い2019年4月10日に発売される。2015年から新型プリウスに投入された技術TNGA(Toyota New Global Architecture)新型「カムリ」に採用されるGA-Kプラットフォームと呼ばれる新開発のプラットフォームの技術を多く採用する。 4代目「RAV4」とは違い初代や2代目の様なアウトドア思考のデザインとなり、「オクタゴン(八角形)」をモチーフにランドクルーザーなどトヨタSUVの伝統を踏襲した力強く大胆なデザインとなる。
日本モデルで採用されるのは、「2.0Lガソリンモデル D-4S」と「2.5L エンジン D-4S +電気モータのハイブリッドモデル」の2種類をラインナップする。トヨタ新型「RAV4」には、ガソリン車の上位グレードに、新開発した4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」がトヨタ車で初めて採用する。
RAV4ハイブリッドモデル グレード
モデル | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
HYBRID X | 2WD | 3,222,000円 |
E-Four(4WD) | 3,450,600円 | |
HYBRID G | E-Four(4WD) | 3,817,800円 |
RAX4ガソリンモデル グレード
モデル | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
X | 2WD | 2,608,200円 |
4WD | 2,835,000円 | |
Adventure | 4WD | 3,137,400円 |
G | 4WD | 3,202,200円 |
GZ package | 4WD | 3,348,000円 |
スペック | 新型 RAV4 | |
---|---|---|
全長 | 4,600mm~4,610mm | |
全幅 | 1,855mm~1,865mm | |
全高 | 1,690mm | |
ホイールベース | 2,690mm | |
エンジン | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター(THSⅡ) |
直列4気筒2.0L 直噴ガソリンエンジン |
最高出力 | 131kW(178ps)/ 5,700rpm |
126kW(171ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 221Nm(22.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
207Nm(21.1kgf・m)/ 4,800rpm |
モーター最大出力 | 88kw(120ps) | – |
モーター最大トルク | 202Nm(20.6kgm) | – |
システム出力 | 155kw(211ps) | – |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | Direct Shift-CVT |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー | – |
駆動方式 | 2WD/4WD(E-Four) | 2WD(FF)/4WD |
乗車定員 | 5名 | |
JC08モード燃費 | 25.0km/L~ 25.2km/L |
18.0km/L |
WLTCモード燃費 | 20.6km/L~ 21.4km/L |
15.2km/L~ 15.8km/L |
価格 | 3,222,000円〜 3,817,800円 |
2,608,200円〜 3,348,000円 |
新型 RAV4の情報はこちら
トヨタ 新型 RAV4 2019年4月10日発売 日本仕様の価格やデザインまとめ
トヨタ 新型 RAV4 ハイブリッド か ガソリン どちらを選ぶ?
最後に
いかがでしたか?現状はC-HRとハリアーが順調な売上を出していますが、今後RAV4の販売によりハリアーと同等の売り上げが期待できそうだ。それぞれに特色がある車種だけに決めるのは非常に難しいが、自分の用途と予算を考えて購入すべきだろう。