欧州の日産は、新型モデルを2024年4月17日(現地時間)にワールドプレミアすることを発表しました。さらに、その合わせてティーザー動画も公開しました。デザインやボディサイズから予想されるのは2024年に発売が予定されている「キャッシュカイ」です。
欧州 日産 新型モデル について
公開された動画を見ると、特徴的なシグネチャーLEDランプやデイライトが採用されており、これまでの日産のデザインとは異なるイメージが感じられます。また、ボディサイズはコンパクトなサイズのモデルであることがわかります。
日産自動車 経営計画「The Arc」を発表 今後3年間で30車種の新型車を投入
日産は今後3年間で30車種の新型車を投入する予定です。そのうち16車種は電動車両であり、14車種はICE(内燃機関)車です。このバランスの取れたポートフォリオは、多様なお客さまのニーズや市場ごとに異なる電動化のペースに対応しています。2024年度から2030年度の間には、計34車種の電動車両を投入し、すべてのセグメントをカバーする予定です。グローバルな電動車両のモデルミックスは、2026年度には40%、2030年度には60%になる見込みです。
初代「キャッシュカイ」以降は日本導入されなかった
「キャッシュカイ」(日本名:デュアリス)は、時代を先取りしすぎた存在でした。現在では日本でも人気の高いコンパクトサイズのSUVとして知られています。初代は欧州で「キャシュカイ」(QASHQAI) の名で発表され、北米、台湾、韓国では同じプラットフォームを共有するローグとして販売されています。一方、南アフリカ、中東諸国、シンガポール、中国、ニュージーランド、南米諸国では「キャシュカイ」として、オーストラリアや日本では「デュアリス」として販売されています。
初代は2007年5月23日に日本で販売が開始されましたが、2013年12月11日にエクストレイルのフルモデルチェンジによりラインナップが統合され、日本国内向けの生産が終了しました。それ以降、現在に至るまで導入されていません。初代が発売された当初は、現在ほどSUVが人気を博しておらず、「キャッシュカイ」(日本名:デュアリス)もそれほど注目されることはありませんでした。
日産 新型「キャッシュカイ」今こそ日本モデルを投入すべきか?
今回、日本モデルとして新型「キャッシュカイ」を導入を考えた場合に最大の魅力はボディサイズである全長4,425mm、全幅1,838mm、全高1,635mmと現在日本でラインナップされている「エクストレイル」と「キックス」の中間サイズを担えるサイズです。
日本で大人気の「e-POWER」モデルをラインナップしており、新型「エクストレイル」同様に「VCターボ」が発電専用エンジンを採用しており更に魅力的なモデルであることは間違いありません。1.5L 3気筒ガソリンエンジン「VCターボ」は最高出力156hp(115kW / 158PS)、電気モーターの最高出力は188hp(140kW / 190PS)、インバーター、およびバッテリーを組み合わせ。安全運転支援機能として、プロパイロット(ナビリンク機能付)も搭載。と日産で日本で人気の高い車種の装備を全て採用しています。
これだけ日本でSUV人気が高く、他社ではトヨタは「ヤリスクロス」「カローラクロス」ホンダは「ZR-V」マツダは「CX-30」「MX-30」と各社ミドルクラスのSUVのラインナップを増やして、日産として「キャッシュカイ」を追加する価値は十分にあるはずです。
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