ホンダは新型「ヴェゼル」のフルモデルチェンジを行い2021年4月22日発表に4月23日発売する。競合車種となるトヨタ新型「ヤリス クロス」は日本にて2020年8月31日発売。スペックを元に競合比較してみた。
新型 ヴェゼル 仕様について
フルモデルチェンジした「ヴェゼル」は4代目 新型「フィット」をベースに開発。Honda独自のM・M思想に基づく、「センタータンクレイアウト」を先代モデルから踏襲。取り回しのしやすい、コンパクトなボディーサイズや、多彩なシートアレンジはそのままに、より力強く美しいエクステリアのプロポーションへ進化させた。ヘッドライトには「LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)」を採用。「Honda SENSING(ホンダ センシング)」全モデル標準搭載。写真を見てわかる通り、リアは流麗なクーペフォルムとしている。全長4,340mm、全幅1,790mm、全高1,590mm、ホイールベース2,610mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。
解放感のあるサンルーフには「パノラマルーフ(Low-Eガラス採用)」を採用する。2トーンのエクステリアカラー、トリコロールの加飾や「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付き)」も採用。
インテリアパネルは水平・直線基調のデザインとし、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置、視界を良くする。メーターには新型「アコード」「インサイト」などに採用されている「4.2インチor7.0インチインストルメントクラスター」を採用。インテリアのフロントシートには上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用し長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現したシート構造とした、「オートブレーキホールド」機能を搭載し停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保って、アクセルを踏むと解除されるので渋滞時などで活躍してくれる。「テレスコピック&チルトステアリング機構」を採用したことで大きい方から小さい方までベストなポジションで運転が可能となる。「パーキングブレーキシステム」を採用する。センターディスプレイには「9インチHonda CONNECTホンダディスプレイ」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。スマートフォンがキーの代わりになる「Hondaデジタルキー」「Honda アプリセンター」車内でデータ通信容量を購入し、インターネットに接続して楽しめる「車内Wi-Fi」を採用。
1.5L i-VTECエンジン+「2モーターハイブリッドシステムのi-MMD(e:HEV)」を採用。WLTCモード燃費24.8km/Lとなる。「e:HEV」はNORMAL、SPORT、ECONと3つの異なる走行モードを選択可能。また、Dレンジ、Bレンジ、減速セレクターにて、アクセルオフ時の異なる減速度合いを選択することが可能。
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ホンダ 新型 ヴェゼル フルモデルチェンジ e:HEV搭載 2021年4月23日発売
新型 ヤリス クロス 仕様について
新型ヤリスをベースとし、専用のエクステリアデザインを採用。全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVとなった。専用の18インチアルミホイールを採用。ヤリスと比べ全長は+240mm、全幅は+70mm、全高は+90mm拡大している。最低地上高は+30mmとした。
TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用。
新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」モデルの新しく小型化されたTHSⅡを採用。E-Four(4WD)モデルも採用。4WD専用リアサスペンションを新開発しダブルウィッシュボーン式。ガソリン車も同様のエンジンに発進用ギヤ付きの「Direct Shift-CVT」を採用する。 先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
新型「ヤリス クロス」に「電動パーキングブレーキ&ホールド」「7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」を採用し、リアシートは「3分割式(4:2:4)リアシート」「ハンズフリーパワーバックドア」を採用する。ハイブリッドモデルに「アクセサリー コンセント」AC100V 1500Wのコンセントを追加することができる。
マルチテレインセレクト オフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を、3つのモード(MUD & SAND / NORMAL /ROCK & DIRT)から選択できるシステムを採用。
新型「ヤリス 」ベースであるが装備は「電動パーキングブレーキ&ホールド」を採用していたり「ハンズフリーパワーバックドア」を「アダプティブハイビームアシスト」採用しており使い勝手は変わってくる。
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トヨタ 新型 ヤリス クロス 追加 クロスオーバー スタイル 2020年9月発売
ホンダ 新型 ヴェゼル VSトヨタ 新型 ヤリスクロス ボディサイズ比較
ヴェゼルの方が大きく、全長+160mm、全幅+25mm、全高0mmとなる。ヤリスクロスは、ホイールベース+40mmとなっている。
スペック | 新型ヴェゼル | 新型ヤリスクロス |
---|---|---|
全長 | 4,340mm | 4,180mm |
全幅 | 1,790mm | 1,765mm |
全高 | 1,590mm | 1,590mm |
ホイールベース | 2,610mm | 2,650mm |
ホンダ 新型 ヴェゼル VSトヨタ 新型 ヤリスクロス ハイブリッドモデル比較
スペック | 新型ヴェゼル | 新型ヤリスクロス |
---|---|---|
エンジン | 1.5L i-VTECエンジン +新型i-MMD (e:HEV) | 直3 1.5L+モーター M15A-FXE型 |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,600-6,400rpm | 67kW(91ps)/ 5,500rpm |
最大トルク | 127Nm(13.0kgfm)/ 4,500-5,000rpm |
120Nm(12.2kgfm)/ |
モーター 最高出力 | 80kW(109PS)/ 3,500-8,000rpm |
フロント:59kW(80ps) |
モーター 最大トルク | 253Nm(25.8kgfm)/ 0-3,000rpm |
フロント:141Nm(14.4kgm) |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 | 電気式 無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD (E-Four) |
WLTCモード 燃費 | 24.8km/L(2WD) 22.0km/L(4WD) | 33.0~32.4km/L(2WD) 27.2km/L(4WD) |
価格(10%) | 2,658,700円〜 3,298,900円 | 2,759,900円〜 2.869,900円 |
最後に一言
新型ヴェゼルはハイブリッド(e:HEV)を搭載しWLTCモード燃費24.8km/Lと素晴らしい燃費を兼ね備えている、ヤリスクロスがWLTCモード燃費33.0~32.4km/Lに軍配があがる。価格面ではヴェゼルの方がスタートは安い。デザインは好き好きがあるのでなんとも言えないが「ヤリスクロス」のライバル車種となることは間違いなさそうだ。
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