今回は2024年(令和6年)時点で日本国内で販売されている軽自動車で最も安全な車をランキング形式でお伝えします。データは国土交通省と(独)自動車事故対策機構「NASVA(ナスバ)」の結果を公表する「自動車アセスメント」を元に作成しました。安全性能において最高評価にあたる「ファイブスター賞」を獲得した車種をはじめランキング形式でお伝えします。
軽自動車 安全な車ランキング トップ10
2024年時点で現行モデルとして発売される軽自動車の車種をNASVAの自動車安全性能の総合ランキング順に並べてみるとEVモデルの「サクラ」「ekクロスEV」が1位2位となった。
順位 | 車名 | 車名 | 自動車安全性能 総合得点 |
---|---|---|---|
1位 | 日産 | サクラ(SAKURA) | 184.92点/ 199点 |
2位 | 三菱 | eKクロス EV | 182.04 / 199点 |
3位 | 日産 | ルークス | 176.54点/ 190点 |
4位 | 三菱 | eKスペース | 168.54 / 190点 |
5位 | 日産 | デイズ | 175.72点/ 190点 |
6位 | 三菱 | ekワゴン | 167.72点/ 190点 |
7位 | ダイハツ | タフト | 161.68点/ 190点 |
8位 | ダイハツ | ムーヴキャンバス | 161.04点/ 199点 |
9位 | ホンダ | N-ONE | 153.16点/ 190点 |
10位 | スズキ | アルト | 148.57点/ 199点 |
11位 | スズキ | ハスラー | 146.93点/ 190点 |
※採点時期によって項目が異なるため満点も横に記載しています。総点数を考えてランキングを付けました。
※最新自動車情報調べ
1位:日産 サクラ(SAKURA)
日産 軽EV「サクラ」は、自動車安全性能2022 最高評価「ファイブスター賞」を獲得。更に第43回 2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー 日産「サクラ」三菱「ekクロスEV」が受賞している。日産は、軽自動車のBEV(バッテリ電気自動車)「サクラ(SAKURA)」を2022年6月16日に発売すると2022年5月20日発表した。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(550,000円)を活用した場合の実質購入価格は、約178万円(消費税込み)からとした。
軽自動車初搭載の先進装備。高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」の採用に加え、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」を軽自動車において初搭載。街中から高速道路、さらには駐車場に至るまで、先進技術が運転をサポート。
次世代の日産らしさを感じさせるフロントフェイスと光るエンブレムを採用し、落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるエクステリアデザインに仕上げた。軽自動車初となるプロジェクタータイプの3眼ヘッドランプを採用した先進的でエレガントな薄型ヘッドライトの光が夜道でも安心なドライブをアシストします。また、バックドアには格子をヒントにしたワイドなLEDリヤコンビネーションランプを搭載。
インテリアは7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ採用のメーターと、大画面の9インチナビゲーションの2つのディスプレイを水平方向にレイアウト。
スペック | 日産 サクラ |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,655mm |
ホイールベース | 2,495mm |
モーター 最高出力 | 47kW |
モーター 最大トルク | 195Nm |
最高速度 | 130km/h |
車両重量 | 1,070kg-1,080kg |
乗車定員 | 4名 |
充電時間 | 普通充電:8時間 (バッテリー残量警告灯点灯位置~100%) 急速充電:約40分 (バッテリー残量警告灯点灯位置~80%) |
WLTCモード 航続距離 | 最大180km |
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
2位:eKクロス EV
三菱 軽EV「eKクロス EV」は、自動車安全性能2022 最高評価「ファイブスター賞」を獲得。三菱は、軽自動車タイプの電気自動車「eKクロス EV」を新たに設定、2022年6月16日発売にすると2022年5月20日発表した。全国の系列販売会社及び楽天市場店で販売を開始。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(550,000円)を活用した場合の実質購入価格は、約184万8,000円(消費税込み)からとした。さらに地域によっては自治体からの補助金を活用することで(例えば、東京都で購入する場合補助金450,000円)更に安く購入が可能。
新型「eKクロス EV」は、SUVテイストの軽自動車であるeKクロスシリーズに新たに設定するEVモデルで、新開発した総電力量20kWhの駆動用バッテリーを搭載。一充電走行距離は日常使いに十分なWLTCモード180kmとし、EVならではの滑らかで力強い加速、圧倒的な静粛性と良好な乗り心地を実現を実現。
スムーズな車庫入れをサポートする「マイパイロット パーキング」を三菱自動車として初めて採用。高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」を搭載。レーダークルーズコントロールシステム[ACC]と車線維持支援機能[LKA]により、車間距離と車線中央付近をキープしながら走行することで、ドライバーの負担を軽減します。(「P」「G」にメーカーオプション設定)安全・安心で快適なカーライフをサポートする「MITSUBISHI CONNECT」を採用。
スペック | 三菱「ek クロス EV」 |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,655mm |
ホイールベース | 2,495mm |
モーター 最高出力 | 47kW |
モーター 最大トルク | 195Nm |
最高速度 | 130km/h |
車両重量 | 1,060kg-1,080kg |
乗車定員 | 4名 |
充電時間 | 普通充電:8時間 (バッテリー残量警告灯点灯位置~100%) 急速充電:約40分 (バッテリー残量警告灯点灯位置~80%) |
WLTCモード航続距離 | 最大180km |
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
3位:日産 ルークス
日産は新型「ルークス」のマイナーチェンジを行い2023年4月17日発表、6月下旬頃に発売する。
現行モデル「ルークス」は2020年2月25日10時に発表、2020年3月19日に発売しており、丸3年でのマイナーチェンジとなるが、今回はエクステリアのデザインを変更し、2022年12月22日発売した新型セレナに似たエクステリア、インテリアデザインを変更。新しい「日産エンブレム」を採用。最新のVモーションデザイン言語を採用。V字型のグリルと積極的なヘッドライトが組み込まれる。
更にS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)を採用する。安全装備には「エマージェンシーブレーキ」「アラウンドビューモニター」「ハイビームアシスト」を標準搭載。更に、プロパイロットをオプション選択可能。
スペック | ルークス | ルークス |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,775mm | 1,775mm |
ホイールベース | 2,495mm | 2,495mm |
モデル | ターボ車 | マイルド ハイブリッド車 |
エンジン | 660cc 水冷直列3気筒 DOHC インタークーラーターボ | 660cc 水冷直列3気筒 DOHC +モーター |
最高出力 | 64ps/ 5,600rpm | 52ps/ 6,400rpm |
最大トルク | 100Nm/ 2,400rpm~4,000rpm | 60Nm/ 3,600rpm |
モーター 最高出力 | 2.1ps/ 1,200rpm | 2.1ps/ 1,200rpm |
モーター 最大トルク | 40Nm/ 100rpm | 40Nm/ 100rpm |
トランスミッション | CVT (エクストロニック) | CVT (エクストロニック) |
駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD |
車両重量 | 940kg〜1060kg | 940kg〜1060kg |
WLTCモード燃費 | 19.2km/L(2WD) 17.5km/L(4WD) | 20.9km/L(2WD) 19.0km/L(4WD) |
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
まとめ
軽自動車では安全装備に対して優秀なのは日産と三菱が圧倒的であることがよくわかったかと思います。個人的には軽自動車は経済面では魅力的ではあるが、車体は軽自動車規格に合わせてボディ形状作っているため、普通車に比べボディは薄く、車体も小さいのでどうしても強度が弱い。その部分を安全装備ですこしでも補うことで安心してドライブを楽しめるかと思います。購入時の参考にして頂けたら幸いです。
NASVA