2023年 自動車安全性能 ダイハツ「タント」発表 残念ながらNASVA 最高評価「ファイブスター賞」獲得ならず！

国土交通省と（独）自動車事故対策機構（NASVA）はダイハツ「タント」は自動車安全性能の評価結果を2024年月日に発表した。5段階中上から2番目に高い評価である4つ星を獲得。なんと残念ながら最高評価「ファイブスター賞」獲得できなかった。

自動車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」

第三者機関である「（独）自動車事故対策機構（NASVA）」が自動車安全性能に関する評価基準を設け、その基準をクリアした自動車に対して与えられる安全性能評価の最高峰の1つが、ファイブスター賞。自動車の衝突安全性や先進安全装置に対する高い評価を表し、消費者にとっては自動車選びの参考となる重要な指標の1つとなる。

2020年度からは「自動車安全性能2020」と呼ばれ、これらを総合的に評価。2023年1月に最新の「自動車安全性能2022」が発表。衝突安全性能は100点満点、予防安全性能は91点満点（2020年～2021年は82点満点）、事故自動緊急通報装置は8点満点の総合得点199点（2020年～2021年は190点満点）となるが、最高評価「ファイブスター賞」を獲得するには、衝突安全性能および予防安全性能が最高評価のAランクを取得し、事故自動緊急通報装置を備えていることが条件。

2023年度からは「自動車安全性能2023」と呼ばれ、2023年度より「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の評価に、歩行者との事故に対応した評価を新たに導入、評価内容の変更に伴い配点の変更がある。

ダイハツ「タント」 自動車安全性能2023

 ダイハツ「タント」 については、自動車安全性能2023 公表第11弾。評価結果159.63点（197点満点）となる。予防安全で79.26点（89点満点）、衝突安全で80.37点（100点満点）、事故自動緊急通報装置で-点（8点満点）となった。

動画を見ることで、被害軽減ブレーキ[対自転車]試験がレベルが1であり、事故自動緊急通報装置が該当しないことが、評価の最も低い要因であることがわかりますね。被害軽減ブレーキの性能や事故自動緊急通報装置の有無は、安全性に大きな影響を与える要素です。これらの機能が不足していると、車両の安全性が低下し、評価が下がるのは理解できます。

安全な車ランキング

2023年時点で現行モデルとして発売される車種をNASVAの自動車安全性能の総合ランキング順に並べてみると自動車安全性能2020において最高得点を獲得「スバル レヴォーグ」が最も点数が高くかつファイブスター賞を獲得している。それに続くのも同社となる「スバル レガシィ・レガシィアウトバック」となった。「アイサイト」の性能の高さが出ている。更に上位はやはり最近発売されたばかりの車種が占めており安全装備の向上が得点に影響しているのがよくわかる。「CX-60」は4位となった。

※注意　こちらのランキングはあくまでも総合得点順です。上記理由により評価年度により総合得点がちがいます。見て頂くときは年代と総得点も考えて頂ければと思います。「自動車安全性能 2023」より「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の評価に、歩行者との事故に対応した評価を新たに導入しました。評価内容の変更に伴い配点の変更があるため、安全性能について過去に評価した車種との点数の大小による直接比較は出来ません。

※最新自動車情報調べ

NASVA　ニュースリリース

https://www.nasva.go.jp/gaiyou/pdf/2024/20240424_1.pdf

NASVA

国土交通省

https://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/detail/136